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2011年06月15日

国民からの信頼をマスコミが取り戻すためには

皆さんこんにちは。今日もドラゴンディクテーションという音声入力ソフトでブログを書いています。(後からキーボードで修正したところはこのように括弧で示します)

今日は、今回のマスコミ不信に関する構造がちょっと見えてきたような気がするので、それについて書いてみたいです。まず、とても大きな問題は、一見信頼できそうな肩書きの人が非常に重大なデマを流しているということです。

マスゴミ(マスコミ)がその人たちのデマを流さないのは、ただ単に、それがデマだからです。しかし、多くの人はその人が真実を言っているから認定(隠蔽)されているのだと思っているようです。

もちろん私も、マスコミが全て正しいことを書いているとは思っていません。私もマスコミに対して恨みの一つや二つもあります。しかし、私もマスコミに何人か知り合いはいますが、このような国難の時に、重要な情報を認定(隠蔽)するほど彼らは人間的に劣っているとは思っていません。

繰り返しますが、たとえば中部大学の武田邦彦教授のような人物の(を)メジャーなマスコミが出演させないのは、彼が真実を言っていてそれをマスコミが認定(隠蔽)したいからではありません。ただ単に、彼らがデマを流しているからです。マスコミはデマを流していないというだけのことです。それにもかかわらず多くの視聴者からマスコミは真実を隠蔽していると信じられているのは非常に残念なことです。

さて、マスコミを信じていない人たちは、東京電力なれば(などは)スポンサーとして力を持っているからだと信じているようです。

それで、私はマスコミの人たちに一つ提案をしたいと思います。それは東京電力などの電気会社からこれから少なくとも五年ほど広告料をもらわないということです。

もちろん、これはマスコミにとっても非常に大きな損失になってしまうことでしょう。広告料が大事であることは私の理解しています。しかし、今一般の視聴者は誰を信じていいかわからないという非常に不安定な状態になる(ある)ように見受けられます。この状態を解決するには、社会の情報インフラであるマスコミへの信頼をもう少し高めなくてはならないと思います。そのためには、どうしても東京電力から広告料もらわないと宣言することが必要なのではないかと思っています。私が(は)現在もマスコミが社会に剥がす(果たす)使命というのは非常に大きいものと思っています。そのためにも是非マスコミの皆さんはもう一度国民から信頼を取り戻せるようにこういった宣言をしていただきたいと思っています。
posted by 村上吉文 at 15:07 | Comment(3) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年06月03日

日本の財産は社会への信頼(音声入力で書いてみた)

皆さんこんにちは。今日もドラゴンディクテーションというソフトでブログを書いています。(後からキーボードで修正したところはこうして括弧で示します)
さて、今日は私だともして(私がどうして)反原発派の捏造が好きになれないかということについてお話ししてみたいと思います。

それは、日本は社会に対する信頼がとても高いという大きな財産があり、私はその社会に対する信頼を失ってほしくないからです。

途上国などによく行くと、例えば、踏切の遮断器が終わる(あがる)と道幅いっぱいに向こう側も車が並んでることがあります。反対車線で(に)も車が来ているので、こちらがわの車が踏切を渡って向こう側に出るのはとても大変です。またこちらが(の)車も反対車線の本(ほう)に出ているので、踏切の向こう側の車が私たちの後ろの方に向けて(抜けて)いくこともできません。

日本ではこういうことは起きません。日本では反対車線を既に(つねに)かけて(あけて)おきます。なぜなら、そうしておいたほうがお互いに早く踏み切りを向ける(ぬける)ことができるからです。

しかし、ここにはひとつの条件が必要です。それは、自分以外の人も同じように報道(行動)するだろうという信頼です。途上国の人も別にみんなが悪い人というわけではないのです。一人一人はとてもいい人です。ただ社会に対する信頼が日本ほど高くありません。ですから、たとえ自分一人が反対車線をかけて(あけて)おこうと思っていても、他の人が必ず後から割り込んできて反対車線の方を走って、前の方に進むだろうと思っています。そういう社会では、結局交通マナーを守っている人だけが損をすることになってしまいます。みんなが交通ルールを守るか(と)、みんなが得をします。でもごく少数の人が交通マナー守らなければ、結局車列に並んで待っている人は損をすることになってしまいます。それは(が)、多くの途上国で起きていることです。別に日本人がいい人だからではなく日本では社会に対する信頼があるからです。

大変残念なことに、今日本には不安を煽っている人がたくさんいます。彼等は、自分たちが何をしているか分かっていないのではないかと思います。彼らの公園よって(行為によって)日本人の社会に対する信頼が崩れてしまったら、それは本当に悲しいことになります。日本人の財産が失われてしまうでしょう。日本人が急に悪い人になることはもちろんないでしょう。しかし、社会に対する信頼が外れてしまえば、日本人のマナーが急に悪くなると思います。私は日本人(に)そうなって欲しくないんです。もちろん、事実は事実として伝えればいいでしょう。しかし、デマを拡散してまで活動する人たちを、私が許すつもりはありません。

(ドラゴンディクテーションでは言い忘れましたが、こうして、たとえば日本でも踏切の遮断機があがると向こう側の反対車線もふさいで道幅いっぱいに車が並んでいたりすると、救急車などの到着が遅れて死ぬような人も間違いなく出るでしょう。こうした社会秩序の崩壊による死者の方が、放射線による被害よりずっと大きいのではないかと思います。)
posted by 村上吉文 at 14:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年05月26日

何を信じていいか分からなければ、「群衆の英知」を信じよう。ソーシャルブックマークで信頼性を評価できます。

昨日、ツイッターを眺めていたら、「もんじゅ失敗時被害エリア」というような画像が話題になっていてビックリしました。いや、ビックリしたというのはその内容じゃなくて、それを信じている人が多いことです。

この話題に限らず、ネット上の衝撃的な情報を見たときは、まずは「それが信頼できるのか」を皆さんも知りたいのではないかと思います。そして、普段ならその信頼性などを考えてくれるはずの政府やマスコミなどに対する不信がかつてないほど高まっている今、その衝撃的な情報の信頼性をどうやって評価すればいいのか分からなくて困っている人も多いのではないかと思います。

個人的には、政府もマスコミももうちょっと信頼してあげていいんじゃないかと思いますが、そこは留保しておきましょう。でも、もし信頼できないのだったら「群衆の英知」を信じてみてはいかがでしょうか。

「群衆の英知」というのは5年ほど前に流行ったウェブ2.0の時によく語られた言葉で、まあ「三人寄れば文殊の知恵」をネットでやってみたらすごいことになるよ、というようなことです。

それでご紹介したいのがソーシャルブックマーク。インターネット・エクスプローラーの「お気に入り」などのブックマークをみんなで共有することです。信じていいかどうか分からない情報を見たら、そのページを他の人たちはどのようなコメントをつけてブックマークしているのか、知ることができます。

たとえば「原発がどんなものか知ってほしい」という有名な怪文書があります。このページに対するブックマークはこちら。http://b.hatena.ne.jp/entry/www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

信じてしまっている人も多く見受けられますが、このページに対する「人気ブックマークコメント」を見れば、およその評価できるのではないかと思います。現在の「人気ブックマークコメント」の全文は以下のようになっています。
人気のブックマークコメント
t_yano 原発 →この文書についての別面の解説 http://www.faireal.net/articles/6/12/#d20903 2011/03/17

Luigitefu 平井氏が書いたものでは無く、反原発の人が、自分なりの勝手な解釈を加えて尾ひれをつけたものらしい。  http://www.faireal.net/articles/6/12/ 2011/03/13

ssig33 バカ各位はこれ読め http://www.faireal.net/dat/d2/d20903.xml 2011/03/13

ktasaka これはひどい 当たり前ですが、この文章はまったく信頼に値しませんので、信じないでください。 2011/03/1414 clicks

Sigma 素人の私でも「ん?」と思うことが多く、「反論文書があるんじゃないかな」とググったら、怪文書だった → http://www.faireal.net/articles/6/12/ / ヒューマンエラーは除去できないが、不断の努力をしてない訳じゃない 2011/03/14

You-me 環境, ネタ 間違ってない話とネタとトンデモのブレンド/欧州で原発政策がどういう変遷を辿っているかもご確認あれ 2011/02/21

valinst ネタ 冒頭で反対派でないといいつつ審議不明のネガティブなことしか書いてないし、最後には「原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。」って反対派じゃねぇかって突っ込んだらどうやら怪しい文章らしい。 2011/03/21

sciart 知人の原発職員(地元出身・元現場工事担当)と二人で大爆笑させてもらいました。ネタをありがとう。 2010/06/25

ebibibi nuclear トンデモ、というブコメも多いが、今福島で起きていることを考えたら、尾ひれが付いているとしても、確信をついていると言わざるを得ないだろう。 2011/03/2757 clicks

naggg デマ, これはひどい ネット上の怪文書とのこと。たしかに後半からだんだん怪しくなってくるなぁ。必ずこちらと併せて読む必要あり。 http://www.faireal.net/dat/d2/d20903.xml 2011/03/15

要するに反証などもそこに書いてあるので、そちらも合わせて読むことできるわけですね。

では、特定のウェブページに対するブックマークは、どうやったらみられるのでしょうか。

分かりやすいのは、外部からの評価を知りたいページのURLを「http://b.hatena.ne.jp/entry/」の後に入れることです。たとえば「むらログ」は「mongolia.seesaa.net」ですので、これを加えると「http://b.hatena.ne.jp/entry/mongolia.seesaa.net/」になります。

ただ、これを毎回やるのは面倒くさい。面倒くさいと習慣になりません。そして、習慣にしないとネットリテラシーは向上しません。

そこでオススメしたいのは、ブラウザ(ウェブサイトを見るソフトウェア)にそういう仕組みを始めから組み込んでしまうことです。Firefoxなどでも似たようなことができるかもしれませんが、僕の場合はGoogleのChromeというブラウザを使っています。少なくともインターネット・エクスプローラーよりははるかに早いですから、まだIEを使っている方は、ぜひChromeに乗り換えてみてください。(IEとChromeのスピードの違いを比べた動画はこちらです。)

ちなみにChromeはこちらでダウンロードできます。

で、そのウェブページの評価を自動的に表示するための仕組みですが、以下に動画で説明してました。言葉で説明されるより簡単だと思いますので、ぜひご覧ください。








Video streaming by Ustream

ここに出てくるChrome Extention Hatenabookmarkというのは、上の動画のように検索するのが面倒でしたら、以下のリンクからも簡単に入手できます。
https://chrome.google.com/webstore/detail/dnlfpnhinnjdgmjfpccajboogcjocdla

これをインストールして、規約に同意すると使えるようになります。それまで開いていたページの評価を知りたい場合は、ご面倒ですがもう一度タブを開き直す必要があります。

私一人が「それ、デマですよ」と言っても信じてもらえない場合があると思いますが、みんながデマだと言っているものを信じる人はあまりいないでしょう。何を信じていいか分からない場合は、ぜひソーシャルブックマークを使ってそのページの評価を調べてみてください。

政府を信じたくない人は、ぜひ「みんな」を信じてみてください。「みんな」ももちろん間違うことはありますが、誰かが操作することはできない総意は、政府や電力会社やマスコミよりは信頼できるのではないかと思います。

特に、反証が一つでもあれば充分のようなデマなら、「みんな」の意見を聞けば不安は払拭できると思います。

繰り返しますが、政府やマスコミや「むらログ」を信用できない人は、「みんな」を信じてください。私たちの社会を信じましょう。一人一人は知らないことがたくさんあっても、「みんな」が知恵を集めれば、きっとこの危機も乗り越えらられると信じています。
posted by 村上吉文 at 14:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年03月29日

誰のための復興か。

誰のための復興か。
そう聞かれると、多くの人がこう答えると思います。
「誰のためって、日本全体のために決まっているじゃないか」と。

実は、僕もそう思っていました。先日、この写真を見るまでは。

http://jfcairo.files.wordpress.com/2011/03/prayforjapan_from_turkey_small.jpg

そうなんです。
日本が復興するのは日本のためだけじゃない。
世界のために、復興する必要があるんです。

たとえば、ベトナムの「労働新聞」も、日本のODA政策に今のところ変更がないことを大きく報じています。
http://www.hotnam.com/news/110321064229.html

もちろん、ODAだけでなく、日本で作られる製品が必要な人も海外にはたくさんいるでしょうし、市場としての日本を必要としている国も多く存在します。

日本は世界の支援を必要としていますが、世界も日本の復興を必要としているのです。

自分だけのためだと思っていると、諦めるのも簡単にできてしまいます。でも、他の人に必要とされていることが分かれば、もう少し頑張れるのが日本人だと思います。あきらめそうになってしまったら、是非、もう一度この写真のことを思い出してください。
posted by 村上吉文 at 12:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年03月23日

僕の声なんか届かないと思うけど

どうもブログを書く気分になれずにいるのですが。

その理由は、やっぱり今回の震災が重すぎて、安易な励ましなんか口にできないような気分なんですよね。

もともと僕は、エジプトの革命の時も危なくなったら日本に逃げ帰り、震災の前には安全なカイロに戻っていたチキン野郎です。そんな僕が「がんばろう」なんて言ったところで、誰の心に届くのだろうか、と。

そういう重苦しい雰囲気だったので、とてもブログを書く気分ではなかったのですが、でも、もしかしたら、ここエジプトの人たちの声なら傷を負った人たちの心にも届くかもしれないと思って、今日は久しぶりにブログ投稿のページを開きました。

彼らの声をご紹介する前に、知っていただきたいことがあります。それは、日本のテレビでは決して放映できないような経験に、彼らも晒されてきたのだということです。

たとえばこのビデオ。銃声とともに一人の青年が倒れます。

映画で見るような劇的な別れの言葉もなく、一人の人間の命がこんなあっけなく奪われてしまうものなのかと驚いてしまうぐらい、簡単に殺されていきます。

こちらのビデオでも、全く無抵抗の若者が警官に撃たれて倒れます。

(アルジャジーラの放送では、この青年は一命を取り留めたと言われています)

あるいはこのビデオ。破壊行為など一切していないデモ隊の集団に、ブレーキもかけずに猛スピードで車が突っ込み、人間を跳ねとばしていきます。


もっと至近距離から似たような場面を捉えた動画もあります。


これらの動画は現場ですぐにyoutubeなどにアップロードされ、1月28日にネットが遮断されるまで、デモに参加していた若者たちの間で共有されていきました。もちろん、僕のように屋内待避を求められていた人間でも、これらの情報は次から次へと知ることができました。ネットにアクセスしない人たちにも当然クチコミで伝わり、デモに参加している人たちは「次に死ぬのは自分かもしれない」という自覚を持って戦っていたのです。そして実際、デモ参加者のうち数百人にとっては、悲しいことにその不安が現実になってしまいました。

タハリール広場には、犠牲者たちの写真や名前が張り出される一角ができましたが、その数は日を追うごとに増えていきました。今はもう平和なタハリール広場ですが、犠牲者たちの思い出は今もこのサイトに残されています。
 http://1000memories.com/egypt
ここでは、犠牲者一人一人の写真、名前、年齢、職業、死因などが記録されています。狙撃手に撃たれて亡くなった十六歳の女の子などもあり、見ているだけで胸が重くなります。

このページの一番下には「Remembered by 1M」と書かれていて、25日の革命勃発から28日の百万人行進までの間、この「1M」(One Million)という二文字が、ツイッターのハッシュタグをはじめ、合い言葉のように使われていたのをリアルタイムで見ていた僕にとっては、とても冷静な気持ちで見ることができません。

ムバラク辞任後に、エジプト当局は犠牲者の数は360名と発表しましたが、その後、「それを大幅に上回る可能性がある」と認めています。

もちろん、数の上で言えば、今回の大震災の方がはるかに大きな犠牲をもたらしたということはできるでしょう。しかし、愛するものを失った人間にとっては、たった一人でもかけがえのないものです。大切なのは、エジプトのみなさんが日本を思ってくれている気持ちの中には、この2011年になってから彼らが経験した、こうした悲しい物語の一つ一つがあるのだといういことです。

僕のような人間がはげましても、震災で傷ついた人の耳には届かないでしょう。しかし、彼らの声なら届くかもしれない。そう願って、このメッセージをご紹介したいと思います。

「タハリール広場から被災者へのメッセージ」
日本語を話している人を含め、このビデオにでてくる多くの人たちは、実際に仲間たちの死を乗り越え最後まで戦いぬいた、タハリール広場のあの大群衆の中にいました。そういう人たちの声だからこその重みを、どうか感じていただければと思います。



posted by 村上吉文 at 07:46 | Comment(6) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年03月12日

海外からの励まし 〜社会を分断させないために〜

昨日、東北地方太平洋沖地震が起きました。
犠牲者のほとんどは、数分前までご自分の人生が尽きようとしていることを知らなかったことでしょう。
ご無念をお察し、ご冥福をお祈りいたします。
そして、ご家族を亡くされた方、連絡が取れない方のご心痛、お察しいたします。

皆さんの力になれるのかどうか分かりませんが、海外からもたくさんの励ましが寄せられています。
twitterをやっていない人は人は知らないかと思いますので、いくつかご紹介したいと思います。



翻訳は僕だけではなく、札幌在住の「ちゃー」さんもご協力くださっています。

また、英文のままででよろしければ、以下のようなものもあります。
たとえば海外のバンドからのメッセージを集めたもの。




NBA(アメリカのバスケットリーグ)の選手たちからのメッセージ。



さて、実はこうした翻訳作業に「ツイートを無駄に増やすべきではない」というご意見も直接いただいていたりするので、ちょっと僕の考えを書いておきたいと思います。

僕がこういうことをしているのは、実は一種の戦いのようなものだと認識しています。

というのも、今まさにエジプトで学んでいることなのですが、災害であれ、革命であれ、社会が劇的に変動を余儀なくされるとき、社会を分断させようとする人たちが必ず出てくるからです。意識的、あるいは組織的な場合もあるし、反対に個人の無意識から結果的にそうなってしまうこともあるでしょう。ちょっとした無知や悪意が社会に亀裂を生んでしまうのです。

関東大震災の時には「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが飛びました。このデマに関しては、最初にそのデマを流した人物が特定されており、しかもその本人が「虚報」だったと認めています。(ご関心のある方はwikipediaの「関東大震災」をご参照ください)

紹介する必要もないのでリンクは張りませんが、togetterなんかには現に今、そういう流言飛語が大量に乱れ飛んでいる例がたくさん記録されています。また、エジプトではムスリムとコプト教徒の間にくさびを打ち込もうと、コプト教徒の教会に放火したりする事件も起きています。

つまり、僕たち日本人とエジプト人は、今まさに同じ試練にさらされているのです。

この社会の連帯を維持できるのか、できないのか。

傷ついたコプトの人たちを暖かく抱擁することができるのか。
「震災時の注意喚起」と称した、特定の人たちを攻撃するデマに乗じず、言葉の分からない人に手をさしのべられるのか。

関東大震災の時にも、意図的に流言飛語を流す人がいた一方、命をかけて朝鮮人を守った警察官などもいました。(詳しくはこちらを)

エジプト人と同様、僕たちも今、まさに歴史を作っているのだと思います。この大切な瞬間に、社会を分断させてはいけない。危機だからこそ、僕はそう思う。

最後に、阪神淡路大震災の後に作られた復興ソングをご紹介します。



元気な人は、一緒に頑張りましょう。
がんばれない人は、今はゆっくり休んでください。

日本は必ず立ち直れる。
僕はそう信じています。
posted by 村上吉文 at 17:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月21日

日本人の雇用を守るために移民を入れよう!

先日の移民政策に関する記事に、また批判がつきました。
http://mongolia.seesaa.net/article/152862307.html#comment
今回は「国内の雇用を守るために反対」ということです。

これに関しては、ベトナムにいると明らかに現実的ではないことが分かります。
というのも、いまや大企業はもちろん、中小企業や家族で経営する零細企業まで、どんどん日本からベトナムに来ているからです。

つまり、移民を入れなければ、仕事の方が日本から出ていってしまうのです。

この不況においても、いや不況だからこそ、かもしれませんが、ベトナム日本商工会(JBAV)の会員数は増え続けています。ベトナムのようなマイナーな国ですらすでに1000に近い企業が日本商工会に登録していますし、登録していない零細企業を含めたら軽く1000は越えるところでしょう。

これはベトナムだけの話ではありません。海外の日系企業の全地域の統としては経済産業省のものがあります。今年3月の調査では
従業者数実績(平成22 年3 月末)は、前年同期比5.9%増
とのことです。海外の日系企業に雇用されている人は6%近くも増えているんですよ。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/genntihou/result-1/h21/pdf/h2c3j4wj.pdf
ここで雇用されている人は、全員が外国人です。一方、移民政策によって企業の海外流出を防ぐことができれば、そこで雇用される人の全員が外国人などということはあり得ません。つまり、日本人の雇用にとってプラスになるのです。

いただいたご批判では「日本で働けることがある種の既得権益だとして」と仮定されていますが、そんな既得権はもうないか、あるいはすぐになくなってしまうでしょう。なぜなら、ほとんどの製品がグローバルな競争に巻き込まれているのですから、その製品を作る人材の獲得も(コストや能力を含めて)グローバルに競争しなければならないからです。

日本の経済の空洞化を避けることこそが、日本人の雇用を守るために必要なのではありませんか?
タグ:移民
posted by 村上吉文 at 08:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月29日

デジタルネイティブとデジタル移民の見分け方 その三 公開することの価値

「何かを表現したって誰にも届かない」という諦観は、「何かを表現すれば、それを必要とする誰かにきっと届くはず」という希望に変わろうとしている。
梅田望夫『ウェブ進化論』

この文章が書かれたのは2006年のことでした。今では「希望」ではなく「確信」になっているように思います。世界には情報を必要としている人が発信している人よりも多く存在する。そして、検索エンジンの精度はどんどん高くなっていきます。ということは、必要な情報を公開すれば、必ず誰かの役に立つことができるのです。そんなことは自分でブログを開いてみて、アクセスログを見てみればすぐに分かります。このブログにも、本当にいろいろなキーワードで検索してやってくる人がいます。

ところが、そのことを肌で感じている人とそうでない人の間には、ずいぶん大きな違いがあるようです。続きを読む
posted by 村上吉文 at 06:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月11日

移民政策は搾取を前提にするのか

移民論には、右よりの人からは「売国奴め、日本文化を破壊するのか」という批判が来ますし、左よりの方からは「移民政策は途上国の人民からの搾取を前提にしている」という批判を受けることがあります。

まず、右よりの方からの批判に対しては「はい、そうです」と答えるしかありません。だって仕方ないじゃないですか。僕たちは明治維新の結果ちょんまげを失いましたが、ちょんまげを守るために鎖国を続けていたら、おそらくもっと大きなものを失っていたと思います。

しかし、左よりの人からの批判に関しては「はい、そうです」と答えるつもりはありません。それで、ちょっと書いてみたいと思います。

続きを読む
posted by 村上吉文 at 07:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加