2025年02月12日

#エンタメ多読 の作り方

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、#エンタメ多読 というタグでこれまで8つの多読教材をツイッターなどで紹介してきました。しかし、今回の作品?は継続的な対話を行わずに、一発で生成しました。そのプロンプトを紹介します。プロンプトは以下のとおりです。

以下引用

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2025年01月12日

Zoomでハナキン0110 イベントレポートとAI最新ニュース大公開!

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、おとといの「#zoomでハナキン0110」に参加してくださった皆様、ありがとうございました。152名の方がお申し込みくださいました。参加国は23カ国に上りました。

乾杯の音頭は国立国語研究所などで精力的に活動されていらっしゃる石黒圭さんが取ってくださいました。無償でのお願いにもかかわらず、表には出せない貴重なお話なども共有してくださいまして、改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

ブレイクアウトルームは8つの部屋が提案されました。提案してくださった皆様にもお礼を申し上げたいと思います。

部屋の1つを提案してくださった「まっちゃん」さんはそこで紹介されたことを YouTube に改めて動画として残してくださっていますので、こちらにご紹介しておきたいと思います。



それに触発されたというのもあるのですが。僕も部屋の一つを作ったので、そこでご紹介したことをこの記事に残しておきたいと思います。

僕がご紹介したのは、2024年12月にAI に関する大型のニュースがたくさんありましたので、そのまとめということで特に日本語教育に関係しそうなところをピックアップして4つだけご紹介しました。
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2024年11月14日

AIは思考の敵か?味方か?

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

僕は最近、AIについて反対している人たちについて考えることが多いんです。彼らの言う通り、AIって、僕たちの思考を奪う敵なのか、それとも助けてくれる味方なのか。

AIを使いこなしている人たちは、きっとAIを思考の補助ツールとして見ているんだと思います。AIの力を借りて、自分の思考をさらに深めたり、広げたりしているんじゃないかな。
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2024年10月18日

AI先生にはできない!?本との出会いから僕が学んだ「先生」の役割

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

ここ数日、僕はラオス語の学習に時間を費やしています。というのも、黒田龍之助の「語学はやり直せる」(https://amzn.to/4dLIjgw)という本に刺激を受けたからなんです。

実は、黒田さんには会ったこともないし、顔も知らないんです。でも、この本を通して、黒田さんのエネルギーが僕に伝わってきて、自分自身の語学学習に対する態度を改めることができました。

この経験を通して、僕は人間の教師の役割を一つ知ったような気がします。それは、続きを読む
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2024年10月16日

棲み分けのためにAIを使おう

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、教師が AI を使う一番のメリットは、AI の苦手なところがわかってくるところかもしれませんね。

確かに、AI を使うことで、僕たちの学び自体を効率化できるというメリットはたくさんあります。
そして、そこから得られた知見を教室での学習者の学びに応用できるというメリットも確かにあるでしょう。

でも、もしかしたら一番大切なのは、AI と人間の教師の「棲み分け」の基準がわかるということかもしれません。
というのも、続きを読む
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2024年10月15日

不登校児よ、AIで未来を掴め!日本の教育を変えるのは君だ!

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

僕は最近、AIが教育の未来を大きく変えるんじゃないかって、
ワクワクが止まりません!
でも、一方で、
「学校は先生もいるし、今まで通りでいいんじゃない?」
「AIなんてなくても、学校はやっていけるでしょ?」
そう思っている人も多いんじゃないでしょうか。

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2024年10月14日

AI時代の学習評価:対話ログで「わかったつもり」をなくす!

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

学校でAIを使って勉強するとなると、対話ログを提出させる先生が多いですよね。対話ログっていうのは、AIとのやり取りを記録したもので、生徒がどんな質問をして、AIがどんな答えを返したのかがわかるようになっています。

で、そのログを見て、生徒がちゃんと勉強したか確認するんだけど、もし授業の目的がアウトプット中心じゃなくて、文法とか概念を理解することだったら、ログだけで評価できるのかな?って不安になる先生もいるんじゃないですかね。

たとえば、英語の授業で「関係代名詞」をAIで学習したとします。生徒はAIに「関係代名詞って何ですか?」とか「関係代名詞の使い方を教えてください」といった質問をして、AIから説明を受けます。でも、ログには質問とAIの答えしか残らないので、生徒がその説明をちゃんと理解したかどうかはわからないですよね。

そこで、僕が提案したいのは、「自分の言葉で言い換える」という方法です。具体的には、続きを読む
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2024年10月12日

ChatGPTの新機能「Canvas」で日本語教材作成が楽になる!?

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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

日本語教師の皆さん、ChatGPTに新しい機能が追加されたって知ってましたか?

教材作成に役立つ機能なんです。

たとえば続きを読む
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2024年10月07日

AIは正しい答えを提供するツールではありません

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、「AIを使わせると学習者の主体性が下がる」と聞いて考えてみたんですが、もしかしてそういう認識をしている人は、「AIは正しい答えを提供するツール」と思っているんじゃないでしょうか。

もちろんそういう使い方も可能ですが、それってあまり本質的な使い方じゃないと思うんですよね。
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posted by 村上吉文 at 22:00 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年10月03日

AI時代の学習法:プロンプトのコピペで本当に学べるのか?

冒険家の皆さん、おひさしぶりです。
今日も灼熱の砂漠をラクダに揺られて横断していますか?

さて、AI に何かを教えてもらうという時に、教師がプロンプトを指定して、それをコピペするように言うことがあります。明日ハナキンで無料配布する「AIで学ぶ第二言語」の教科書の中にもそういう部分があります(お申し込み:https://x.gd/8PQOu)。特にたくさんのプロンプトをどんどんコピペしていって、自分たちのペースで勉強するように言う時、こういう教え方に慣れていない先生の中には不安もあると思います。それは「学習者はただ単にプロンプトをコピペしているだけで、それを読んでいないんじゃないか」ということです。

それに関しては、最後に内容確認のクイズを出題してもらうプロンプトを入れることで解決します。つまり、続きを読む
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2024年05月17日

ご当地の多読教材作成アシスタントGPT公開

これまでバンガロール限定の内容でご当地教材を作ってもらっていたGPTですが、制限を外してみてもそれなりに動くみたいですので、「ご当地の多読教材作成アシスタント」としてGPTストアに公開しました。続きを読む
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2023年10月10日

AIセラピー:学習者はAIと友達になれるのか



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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話ししたいのは、AIセラピーというテーマです。この話題を取り上げようと思った直接のきっかけは、実はその前に「園芸療法」というテーマがあったからです。この園芸療法という名前は、実はTwitterで青山美佳さんがよく投稿していることから知っていました。しかし、僕自身はまだそれを自分で体験したことがなかったのです。
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posted by 村上吉文 at 23:54 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年09月20日

ChatGPTで専門家のサポートチームを作ろう!



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日、皆さんにご紹介したいのは、ChatGPTを活用して専門家のサポートチームを構築する方法です。これは非常に簡単に実現できます。それなのに多くの人々がこの能力を十分に活用していないことが、もったいないと感じているので、この機会に皆さんにその方法を紹介したいと思いました。

まず、ChatGPTをただの情報提供ツールとしてではなく、さまざまな専門性を持つ「専門家のチーム」として捉えることで、より高度な使い方ができるのではないかとご提案したいです。hatGPTは多岐にわたる知識を持っているので、それぞれの専門性に応じて最適な情報提供が期待できるわけです。

では、具体的な使い方について説明しましょう。実際に僕が試してみた例として、最近のウクライナとロシアの問題に関しての知識を得たいと思いました。僕自身、この問題に関しては全くの素人ですので、専門家のような詳細な情報を求める際、以下のようなプロンプトをChatGPTに送信しました。続きを読む
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2023年09月06日

言語学習コンサルとしてのChatGPTに伝えるべき個人情報


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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日お話ししたいのは、言語学習コンサルとしてのChatGPTに伝えるべき個人情報についてです。ここでいう「コンサル」はコンサルタントのことを指します。これは専門家やプロフェッショナルとして様々な相談に応じ、助言や指示を提供する人々のことを指します。このテーマを取り上げた理由は、ChatGPTの「カスタム指示」をまだ利用したことがない方が多いからです。実際、2、3日前にも同じような感じを受けたことがあります。

実は、このカスタム指示は初めは有料版でしか利用できなかったのですが、約1ヶ月前から無料版でも利用できるようになりました。このカスタム指示を使うと、ユーザーの情報をChatGPTに知らせることができ、その情報に基づいた反応や応答を得ることができます。

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2023年08月16日

『AI時代の冒険家メソッド 大規模言語モデルを活用した自律的な第二言語習得』出版のお知らせ





冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話ししたいのは、「AI時代の冒険家メソッド」の出版のお知らせということです。本当はもっと早く話したかったのですが、いろいろ個人的な事情もあったりして、遅くなってしまいました。

Twitterなどではもう皆さんにご報告しているので、すでにお読みいただいた方もいらっしゃるようで大変ありがたく思っています。内容としては続きを読む
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2023年07月18日

ChatGPTが合っているのは言語オタク型冒険家

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話ししたいのは、ChatGPTが合っているのは言語オタク型冒険家ということです。これを話そうと思ったのは、先日のハナキンで、ChatGPTが合う学習者と合わない学習者ということで皆さんと一緒にブレインストーミングをしたからなんです。

実は僕にとって、これは嬉しい誤算だったんですが、僕の予想と外れていたことがあります。皆さんから一番多く、本当にびっくりするぐらい多く出てきたのが自律性ということだったのです。自律的に学習できる、そういう人が、このChatGPTに向いているということでした。

僕は、もうちょっと「デジタルに抵抗がない人」とか、あるいは「デジタルのリテラシーが高い人」とか、「パソコンに慣れている人」とか、そっちの方がたくさん来るかなと思っていたんですが、実はそうじゃなくて、自律性というのが一番多かったんですね。

やはりそうして考えると、続きを読む
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2023年07月17日

人工知能で聴解力を伸ばす3つの方法

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日、僕が皆さんにお伝えしたいのは ChatGPT のような大規模言語モデルを使って聴解力を伸ばす方法です。

実はこの話はいろいろなところで話したりワークショップを実施したりしていたので、もうとっくにブログに書いていたつもりだったのですが、検索してみるとどうもまだ書いていなかったようなので、ここでまとめておきたいと思います。

ちなみに今週金曜日の「#zoomでハナキン0721」でも、みなさんにこれを体験してもらう部屋を作っています。ご関心のある方はこちらからお申し込みください。
http://bit.ly/hanakin_register

さて、ChatGPT を利用して 聴解力を伸ばすための一番簡単な方法は、読解教材を作る要領で自分の好きな内容のテキストを作り、それをText To Speech (TTS)という技術を使って音声ファイルを作ることです。

ちょっと前までの合成音声の技術は非常に稚拙なもので続きを読む
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2023年07月12日

人工知能と冒険家メソッド


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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日は、人工知能と冒険家メソッドの関係について書いてみたいと思います。冒険家メソッドは、2018年に僕が出版した本でも取り上げられましたので、読んでくださった方もいるかもしれません(https://amzn.to/3PQaHWD)。それでも、ここでもう一度冒険家メソッドについて紹介しておきたいと思います。簡単に言ってしまうと、冒険家メソッドとは、「ソーシャルメディアを活用した自律的な第二言語習得」のことです。

では、なぜそれを「冒険家メソッド」と呼ぶのかというと、続きを読む
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2023年06月20日

人工知能でスピーチコンテストの格差が解消される可能性



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話したいのは、人工知能がスピーチコンテストの格差をなくす可能性があるということです。これを話そうと思ったのは、僕が感じているかぎり、ChatGPTなどをあまり使ってないように思われる語学教育関係の方々が、「スピーチコンテストにChatGPTを使わせてはいけない」というようなことをSNSなどで書いているからです。それどころか、「ChatGPTを使われてしまったらどうすればいいのか」という悩みを書いている方も見かけました。
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2023年06月14日

ChatGPTの回答を改善できるときと、できないとき



(これはChatGPT未経験者向けの内容です)

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日、皆さんにお伝えしたいことは ChatGPT には、うまく使えばなんとかなる時と、どうしようもない時があるということです。なぜこの話題にしたかというと、中には「ChatGPTなんてポンコツで使えない」と言ってる人たちもいらっしゃるからです。

でも、実は、それはChatGPT自体の限界というわけじゃないこともあるんですよね。プロンプトをうまく工夫すれば、より良い答えを引き出せることがありますから。だから、「ちょっとプロンプトを変えるだけでもっといい回答が得られるのになぁ」と残念に思うことがしばしばあるんですね。僕自身がそういう場面を目にすることもけっこうあるんです。
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posted by 村上吉文 at 16:11 | TrackBack(0) | 人工知能と日本語教師 | このエントリーをはてなブックマークに追加