2023年10月13日

「コンテンツありき」の語学習得方法



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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日お話ししたい内容は、行動中心アプローチのコースで難しく感じる行動についてです。このテーマを取り上げようと思った背景には、僕が現在、行動中心アプローチのコースを開いているからです。特に、ChatGPTを活用することで、コースの運営が格段に楽になります。このコースは、ChatGPTを介して第二外国語を学ぶという形になっています。コース名も、参加者から後で決めてもらいました。結局、正式なタイトルは「ChatGPTを通して学ぶ第二外国語」となりました。

このコースの第2週では、参加者から第二言語で達成したい行動について意見を聞きました。コースは基本的に行動中心アプローチを採っています。そのため、参加者には必要な行動のリストを作成してもらっています。そして、それぞれの行動に必要な語彙や文法が何か、具体的に指導します。さらに、文章や会話モデルを作成し、それを基に勉強を進めるというのがこのコースの進め方です。
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2023年10月06日

タイパによって使い分ける学習と習得


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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日取り上げたいテーマはタイパによって学習と習得を使いわけようという話です。タイパとは、短縮形で、タイムパフォーマンスを指します。これはかかる時間と、その結果として得られるリターンに関するものです。このタイパの観点から学習と習得を使い分けることが重要なんです。

この話をするきっかけとなったのは、先日、スティーブ・コーフマンさんというYouTuberの動画を見たことです。
この方は単なるYouTuberではなく、言語習得に関して多くの情報を提供しています。
その動画では、英語の基本を勉強するな!とおっしゃっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=oFXqrmfi_SU

スティーブ・コーフマンさんは実に20カ国語を操っている方で、その動画でも日本語を使っています。興味がある方は、ぜひその5〜6分の動画もご覧いただきたいと思います。

彼の言っていることには全く反対する要素はありませんが、彼自身も言っているように、この方法ができる人とできない人がいると考えています。
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2023年10月04日

知識を創発するためのソクラティック・メソッド



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日話したいのは、知識の導入ではなく、構築の一つの方法です。この話題を選んだきっかけは、昨日か一昨日、Twitterで友さんという方の投稿を見かけたからです。友さんは昔はジョークのような投稿が多かったのですが、最近は真面目な投稿が増えています。そして、昨夜は友さんが第二言語習得に関する本を読んで、「第二言語習得の本とか読んでると、ほんと教師ができることなんて大してないんだなと思う。」と投稿されていました。この投稿は、15分前にはインプレッションが9026と、教育関連のツイートとしてはかなり注目を集めています。僕も多くの本を読んで、知識の導入なんてできないと思っています。それが今日この話題を選んだ一つの理由です。

もう一つの理由は、やはりこの大規模言語モデル、人工知能やChatGPTによって、知識の導入ではなく構築する方法が、無料で簡単に、そして個別に一人一人対応できる環境が整っていることです。以前は情報伝達型の教え方が中心で、それが重要だったのは、他の方法がなく、情報のリソースも少なかったからです。しかし、今は対話型で知識を導入するのではなく、学習者が自分自身で知識を構築できるような教え方が可能になっています。そのため、教育の主流もその方向に変わるべきだと思います。それが、今日この話題を取り上げるきっかけとなりました。

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2023年10月02日

音読のメリットとデメリット



冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

今日取り上げたいテーマは、音読の利点と欠点です。この話題に触れたいと思った背景には、僕がいつもこちらで話しているように、ヒンディ語の勉強には「ランゲージリアクター」というGoogle Chromeの拡張機能を利用しているのですが、この拡張機能でヒンディ語と日本語の字幕を同時に表示し、ヒンディ語を読むことで学習しています。辞書も手軽に引けるので、この方法を取り入れています。そして最近、この字幕を音読するようになりました。単に聞くだけでなく、自分で声に出して読むことで、言語形式への意識が高まると感じました。以上が、僕がこちらで話したかった理由です。
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posted by 村上吉文 at 21:58 | TrackBack(0) | 第二言語習得 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年09月05日

「学習」は意志動詞、「習得」は無意志動詞



今日の#むらスペでお話ししたいのは、「学習」は意志動詞、「習得」は無意志動詞ということです。

今日僕がお話しすることは非常に個人的かつ感覚的なことで、あまり客観的な根拠はありません。でも、こういう感覚的なこともとても大事だと僕は思っているので、それをご紹介しておきたいと思っています。

ここにいらっしゃるのは日本語教師の方がほとんどだと思いますが、皆さんは意志動詞、無意志動詞という概念を教わったと思います。初級の教科書にはあまり「習得する」という言葉は出てこないので、これが意志動詞なのか無意志動詞なのか、そんなに考えたことがないと思いますが、皆さんのイメージでよいです。主観的な感覚として、習得するというのは意志動詞だと思いますか。それとも無意志動詞だと思いますか。続きを読む
posted by 村上吉文 at 21:00 | TrackBack(0) | 第二言語習得 | このエントリーをはてなブックマークに追加