2010年06月09日

『月刊日本語』七月号はツイッターです!

月刊 日本語 2010年 07月号』の「次世代教師の賢い手抜き術」はツイッターです。以下は前振りの部分。
ツイッターを始めてみよう!

 最近、「ツイッター」ってよく聞きますよね。学生の間ではずいぶん流行っているみたいだし、テレビドラマ『素直になれなくて』で、にわかにお茶の間にも浸透してきました。
 このツイッターというサービスは一四0文字以内でつぶやくコミュニティサイトのことなんです。でもmixiなどのコミュニティサイトとは違って、お互いに承認しあうような煩雑な手続きがありません。「ゆるい」つながりなので気疲れも心配なし。
 二〇一〇年四月の統計では、すでにユーザー登録数は世界で一億人を超え、登録しないで読むだけの人も含めると、毎月一億八〇〇〇万人がツイッターのサイトを訪れています。一日に発信されるつぶやきは、二〇一〇年二月に五〇〇〇万件を越えました。
 もちろん私自身もツイッターを使っていますが、海外の研究者たちのリアルタイムのつぶやきを読んで、生活が一変しました。ツイッターの情報の流れが消火栓から噴き出す水だとすると、ネットの検索による情報収集は蛇口からチョロチョロ漏れるしたたりのようなものです。
 皆さんもぜひ、この新しい地球の鼓動と神経系にアクセスしてみましょう!

それにしてもツイッターは速いですね。もうすでに土井佳彦さんから以下のようなリアクションをいただいております。
@Midogonpapa フフ。待ってましたよ、月刊日本語。ユーザー増を期待。
http://twitter.com/doiyoshihiko/status/15698065793

このほか、ダイレクトメッセージなどでも「月刊日本語で読んで登録してみた」という声をいただいております。書く側の人間にとって出版は読者の反応がブログなどに比べて非常に少なかったのですが、twitterはその辺を結びつけてくれるツールになるかもしれませんね。

なお、私のtwitterアカウントはこちらです。
http://twitter.com/Midogonpapa
お気軽にフォローしてみてください。

七月号のおすすめサイトはこちらです。
http://togetter.com/

なお、私の連載は以下の各号でご覧になれます。
posted by 村上吉文 at 07:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月03日

スピード重視のオンライン辞書「Google Dictionary」

今回ご紹介するのは、ネットで英文の資料を読むときの補助ツールです。資料中の英単語をダブルクリックするとその単語が選択されて、下の図のように意味が表示されます。



英語などで書かれたウェブページを読むためのオンラインの辞書はいくつかあります。有名なのはポップ辞書(http://popjisyo.com/)でしょうか。フリーウェアとしてはキングソフトの(http://www.kingsoft.jp/dictionary/)もありますよね。それらに加えてGoogleから出ているGoogle Dictionaryも条件の合う人にはなかなかおすすめです。

Google Dictionaryを使うと得をする人の条件としては、まずGoogleのChromeというブラウザを使っている人。前にも書きましたが、インターネット・エクスプローラーを使っている人はとにかく遅いので、今すぐ乗り換えましょう。

このGoogle dictionaryも、スピード重視の人向けです。ポップ辞書などは高機能ですがポップ辞書に読み込ませてからでないと使えません。おまけに読み込みに時間がかかりすぎます。Google Dictionaryは読み直す手間がかかりません。資料を読んでいる途中でダブルクリックするだけです。

そして、この「敷居が低い」ということがスピード重視の現代では非常に大切なんですよね。読み込みなおすのが面倒くさいと、結局使わなくなってしまいますから。

【導入方法】
導入方法は簡単。まず、以下のページに行きます。
https://chrome.google.com/extensions/detail/mgijmajocgfcbeboacabfgobmjgjcoja?hl=ja
そして青い「インストール」ボタンをクリック。三秒後ぐらいにもう一度「インストールしますか」と聞かれますので「はい」をクリックします。

たったこれだけ。OSはもちろん、ブラウザの再起動すら必要ありません。(ただし、インストール前に開いていたページでは機能しません。インストール後に開いたページから利用できます)


【使い方】
上記のインストールさえ終わってしまえば、使い方は本当に簡単です。知りたい単語をダブルクリックするだけ。そうするとその単語が選択されて青くなり、その上に吹き出しの形で言葉の意味が表示されます。複雑な概念などの場合は、「more」という文字をクリックすると別ページが開きます。クロームの拡張機能なので、クロームと同時に起動するので、わざわざ起動する手間もありません。

アドレスバーの中に辞書のアイコンができますが、これをクリックするとキーボードで入力して辞書を引いたりすることもできます。

【Googleへの要望】
ただ、Google Dictionaryには大きな問題があります。それは、繁体中国語、簡体中国語、韓国語などには対応しているのに、「日本語に対応していない」ということです。韓国語や中国語を勉強するにはいいのですが、日本語の学習者には紹介できません。

すばらしいツールだと思いますので、グーグルの日本支社の皆さんにはぜひとも日本語に対応してくださるようにお願いしたいと思います。

ちなみに、韓国語辞書があって日本語辞書がないことの不自然さを指摘するために、日本語学習者数は韓国語よりもずっと多いことにも触れておきます。

日本語能力試験の2009年の応募者数は以下の二つから860,896人と算出されます。
http://jlpt.jp/j/about/pdf/2009_1_04.pdfhttp://jlpt.jp/j/about/pdf/2009_2_03.pdf

韓国語能力試験の応募者数は以下によると「18万人」です。
http://tosi.iza.ne.jp/blog/entry/1218831

単純に考えれば韓国語辞書のユーザーより日本語辞書のユーザーの方が五倍程度あるのですから、ぜひGoogle Dictionaryに日本語も対応させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

【ポップ辞書、キングソフト辞書との対比】
ポップ辞書がすばらしいのは「和英辞書も使える」という点ですね。つまり日本語教師だけでなく日本語学習者も利用できます。また、辞書をひいた単語だけを携帯にメールで転送して復習したりする細かい機能もついています。

ただ、Google Dictionaryを使うようになってから、僕自身はポップ辞書をまったく使っていません。理由は二つあります。

まず、英文の資料を読んでいるときに、「この資料はきちんと辞書をひきながら読むべきだ」と思ったらポップ辞書のブックマークレットを押すのですが、その後、読み込みなおさなければならないので、時間がかかってしまうのです。この時間が面倒くさい。

それに、読み込んだ後にURLがポップ辞書のものになってしまうのも、ソーシャルブックマークなどを使っている身には面倒くさすぎです。
たとえば、この「むらログ」をポップ辞書で読むと、こんなURLになってしまいます。
http://www.popjisyo.com/WebHint/AddHint.aspx?d=7&e=Shift_JIS&r=j&s=0&du=http%253a%252f%252fwww.m-w.com%252fcgi-bin%252fdictionary%253fbook%253dDictionary%2526va%253d&u=http%253a%252f%252fmongolia.seesaa.net%252f
これはこれで、日本語学習者に紹介したりするURLとしては便利ですが、母語話者同士では無駄な情報ですよね。長すぎてtwitterにも入らないし。

キングソフト辞書に関しては、なぜかクロームで開いたウェブページだけ使えなかったので、まったくの無用の長物でした。人によっては社内文書なども英語の場合もあるでしょうが、私の場合は英語を読むのはほぼウェブページだけなので。キングソフト愛用者でブラウザはクロームという人には、このGoogle Dictionaryはかなりおすすめだと思います。

【まとめ】
ということで、今回ご紹介したGoogle Dictionaryは、ブラウザにクロームを使っていて、時間効率を重視する人には最適な辞書です。ぜひご利用ください。
posted by 村上吉文 at 06:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月02日

Stephen Dowensのしかける「学習の高速道路の走り方」コース

うれしい。
わくわくする。
そんな気分ですね。遠く離れた別の国で、まったく同じようなことを考えていて、しかもすでに実現しているような人たちがいるということが。

そしてうらやましい。
今の時代に生まれて、こういうコースを受けることのできる学生たちが。

僕のブログでもよく紹介していますが、またまたStephen Dowens たちがやってくれてます。「 Critical Literacies 2010」っていうコース。
これは梅田望夫さんのいう「学習の高速道路」の走り方を学ぶコースです。彼らはPLE(personal Learning environment )と呼んでいますが。

昨日書かれたばかりの記事によると、このコースは以下のように進みます。

「Critical Literacies Online Course Blog」から「How This Course Works」
http://ple.elg.ca/course/?p=18

1. Aggregate
情報収集の部分です。実はここでかなり驚きました。学生たちは自分で検索したり、フィードリーダーを使って情報収集をしないのです。すべてStephenたちが面白そうな情報を集めてくるのです。そして、それを毎日、学生たちにあたえるのです。情報収集能力を育てるのが一番難しいという考えがあるのかもしれません。

ただし、そういった情報はあまりにも大量にあるので、学生たちは全部読む必要はありません。選択するわけですね。
You are NOT expected to read and watch everything. Even we, the facilitators, cannot do that. Instead, what you should do is PICK AND CHOOSE content that looks interesting to you and is appropriate for you. If it looks too complicated, don’t read it. If it looks boring, move on to the next item.

ここのところは、僕も反省点として考えていたところで、今はFacebookなどで日本に関するコンテンツのリンクを大量に流しています。たまたま目にした学生がそこから得るものがあればそれでいいわけで。
でも、前に「自律学習支援通信教育プログラム」をやっていたときは、こちらが動画などを指定していました。
「コンテンツを探す能力がないから指定する」のではなく「コンテンツを探す能力がないから大量に与えて選ばせる」のがいいんですよね、きっと。フィードなどを活用すれば、それほど教師にも負担はかかりません。むしろ一つだけ選ぶほうがずっと大変。


2. Remix
次は、それを記録に残す部分です。Stephenたちは次の五つの方法を上げています。
1.ブログに書く(ここでは感想や考察ではなく、こういう記事を読んだというだけの記録のことでしょう)
2.SBM
3.掲示板で議論する(Moodle)
4.twitterでつぶやく(ハッシュタグの指定などはなし)
5.その他(facebookなど。自由)

3. Repurpose
次がコンテンツを作る部分です。
ここでは具体的にその方法について説明されていません。
ブログなり、facebookなりでいいのでしょう。

4. Feed Forward
最後が共有する部分です。
自分の書いたコンテンツを公開するかどうかは学生の自由となっていますが、Stephenたちは共有することを推奨しています。
そして、推奨するときのタグがこれです。
#CritLit2010
twitterなんかでも少しずつ書き込みが見られますよ。

「学習の高速道路」と言われてもその走り方がわからない人、あるいは、自分では走り続けているつもりでも、学生たちをどうやってその高速道路に乗せればいいのかピンとこない人にはお勧めの記事です。わかりやすく整理されていますよ。ぜひご一読を。

「Critical Literacies Online Course Blog」から「How This Course Works」
http://ple.elg.ca/course/?p=18

いやー、わくわくししますね!
posted by 村上吉文 at 08:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月23日

これはすごい! CBIで英語学習。そこには先端技術が!

これはすごいですよ。

たとえば僕のこのブログが好きで、しかも英語を勉強している人なら、以下のブログなんてすごく面白いんじゃないかと思うんですよね。

http://web20classroom.blogspot.com/

とくに最新の「Looking For Change? It Starts At The Top....」なんて、早く生まれすぎてしまったみなさんは勇気づけられると思います。

で、これが英語学習にいいのは、単に読解教材としてのCBIという訳ではないんです。聴解にも使えるんですよ。タイトルの下の「Listen now」というボタンをクックしてみてください。ブログの内容がそのまま音声で流れてくるんです。

実はこれは合成音声で、ヘッドフォンで聴いてみると多少の機械っぽい不自然さが分かりますが、最初はクーラーを利かせた室内で聞いていたので、実は人間が読んでいるんだと思っていました。おそらく車の運転中に聞いたりしても、違和感はないんじゃないんでしょうか。

敢えて言ってみれば、手書きの文字ではなくてキーボードで打ち込んだ字でだけ勉強すると、確かに手書きの文字では読むのに苦労するようになりますよね。しかし、言葉を増やしたり、文章そのものに慣れたりすることはできます。

合成音声も、もうそのぐらいのレベルには来ているんじゃないでしょうか。たしかによく聞くとまだ違和感はあります。だけど、「大阪城に行きましょう」みたいなものではなく、それぞれの学習者が情熱を感じることのできる千差万別の内容を聴解教材にするには、合成した音声を教材にすることも考えていいんじゃないかと思います。

もちろん、それぞれの学習者一人ひとりに、母語話者がICレコーダーか何かで音声を毎日吹き込んでやることができれば、それはすばらしいと思います。日本の国内で、全員がホームステイしているような機関があれば、もしかしたら可能かもしれません。しかし現実的にそれができない現場で自律学習とかCBI的に使うのでしたら、積極的に音声合成の利用に取り組むべきではないかと思います。

ちなみに、冒頭でご紹介した英語の音声合成は、以下のサイトで行われています。
http://www.odiogo.com/
posted by 村上吉文 at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月16日

「激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」

みなさん、こんにちは。「知のエコシステムをつくる人」の村上です。
なんだそりゃ?
と思った方、ぜひ以下のページをご覧ください。おもろいでっせ!
「激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」http://www.nakahara-lab.net/blog/2010/05/learnscape.html

いや、何かって言うとですね、ネットと学習の関係がなかなかうまく考察されていて、「そうそう、そういうことを言いたかったんだよ、俺は」なわけですよ。ま、東大の教授をつかまえて言うのも何ですけど。

しかし、本題に入る前に、冒頭の「知のエコシステムをつくる人」ですが、中原氏は人によってtwitterでフォローする相手のタイプが違うことに注目し、次の四種類に分類しています。
 1.ただたんに有名人をフォローする人
 2.新聞社やお天気などの「1次情報」をフォローする人
   =情報収集としてTwitterをとらえている人
 3.1次情報に付加価値をつけて発信する人をフォローして、
   =収集する情報の選別を行っている人
 4.収集した情報をもとに問いをなげかけて、みんなと一緒
  に考え、自分なりの考えをブログにまとめている人
   =知のエコシステムをつくる人
ジャーナリストの佐々木俊尚さんが「ブログは講演会、twitterは立食パーティ」といった比喩をどこかに書いてらっしゃいましたけど、そういう違いが中原氏の視点にもよく現れていますよね。

しかし、今日ここで皆さんにご紹介したいポイントはそこではなく、中原氏の以下の問いかけです。
ソーシャルメディアをもった専門家が提供する価値よりも、あなたがかかわることで、わたしたちが得られる付加価値は何ですか?

なかなか痛いですよね。
要するに、学生がustreamとかyoutubeとかで直接、東京大学や京都大学のその分野の第一位の先生の授業を受けられる時代に、二位以下の人はどうすればいいんでしょう。学生から「あなたに、この先生以上のことが教えられるんですか?」と聞かれたら?

その答えの一つは「体験経済」だと僕は思います。語学の場合は特にこれが有効に働くので、日本語教師のみなさんはあまり恐れる必要はないでしょう。

「体験経済」というのは、「その場にいて、その活動に実際に生身で参加できることの価値」とでも言えばいいんでしょうか。たとえば一方的な講義形式の授業の場合は、受け身に聞いているだけですから、実はビデオを見ているのとあまり価値は変わりません。たとえライブ中継だったとしても、そこに参加できないと言う意味は、録画のビデオと同じなのです。

しかし、参加型のセミナーの場合、そこにいて活動するのと、それを外から見ているだけとか、あるいは録画ビデオで見ているだけというのは、まったく価値が異なるわけですね。

そういえば、先日ご紹介した『フリー』という本でも、このことは触れられていました。録音した音楽なんかは無料でどんどん差し上げますから、そのかわりライブに来てくださいね、ライブじゃもっと興奮させますよ!というようなビジネスモデルです。教育に関しても、授業のビデオなんかはどんどん公開して、その場に参加する人だけからは授業料を取るというモデルも、充分に成り立つでしょう。

その場合は、もちろん一方的な講義形式の授業しかできない人は淘汰されてしまうことになると思います。でも、それは仕方がありません。だって、時代はustreamなんですから。

ということで上記の質問
ソーシャルメディアをもった専門家が提供する価値よりも、あなたがかかわることで、わたしたちが得られる付加価値は何ですか?
というのは、実は教師たちにとって本質的には以下のことを問いかけているのではないかと思います。

「あなたはustreamやビデオ録画と同じ一方的な授業しかできないんですか?」

ここで「違うよ!」」と答えられる教員にとっては、少なくとも今のustreamとtwitter程度の使い方では脅威にはならないものと思います。

ただ、ustreamとtwitterをもっと本格的に使うことができれば、これは正直すべての教員にとっても脅威になると思います。それについては、また別の機会に。


2010/05/17追記
twitterで中原氏よりコメントをいただきました。
http://twitter.com/nakaharajun/status/14097308812
posted by 村上吉文 at 10:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月02日

NHKを海外で日本語学習に利用する

ベトナムで日本語能力試験二級を持っていて日系企業への就職を目指している学生に「NHKを見て勉強したい」と言われたので、ちょこっと調べてみました。もちろん、CBI(Content-based Instrucion)の文脈で使えるわけですね。

まず有名なのは、NHKオンデマンド。
https://www.nhk-ondemand.jp/
でも、これは僕は見たことがありません。アクセスすると「お使いの地域からはご利用いただけません.」と表示されていまいます。海外からはアクセスできなみたいですね。radikoもそうだけど、日本の放送業界ってかなり時代遅れの気がしますね。大丈夫なのかな。

ただ、少なくともニュースに関しては海外でも日本語で視聴できます。
http://www3.nhk.or.jp/news/
アナウンサーの読み上げる原稿もありますから、聴解力をつけるには役に立つでしょう。ちなみに今ならこんなニュースが動画付きで見られますよ。
放送や新聞、公文書などに日常的に使われる漢字の目安とされる「常用漢字」に新たに加えられる196字について、文化庁が全国の男女を対象に調査をしたところ、「読みにくい」という回答が最も多かったのは「語彙」の「彙」という字であることがわかりました。
「常用漢字」は、放送や新聞、公文書などに日常的に使われる漢字の目安となるもので、文化庁の文化審議会は、およそ30年ぶりに見直しを行い、新たに196字を加える案をまとめています。文化庁は、この196字について、ことし2月から3月にかけて、全国の16歳以上の男女およそ4000人を対象に調査を行いました。その結果、「読みにくいのでかな書きが望ましい」と回答した人が最も多かったのは、▽「語彙」の「彙」という字で14.3%、次いで▽「毀損」の「毀」が10.8%、▽「恣意的」の「恣」が10.6%に上りました。一方で、読みにくいと回答した人が最も少なかったのは、▽「風呂」の「呂」という字で0.4%、次いで▽「甲状腺」の「腺」と▽「韓国」の「韓」、▽「柿」の3字が、いずれも0.5%でした。新しい常用漢字の案は来月、文部科学大臣に答申され、年内にも新しい常用漢字として告示されることになります。


NHKで専門の科目を勉強したいなら、以下の高校生用の講座もいいですね。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/

教科 番組 教科書名 / [教科書番号] / 出版社
国語 国語表現 I 「国語表現 I 」 改訂版/[009]/教育出版
国語総合 「新編国語総合」/[025]/東京書籍
現代文 改訂版 「標準現代文」/[047]/第一学習社
古典 改訂版 「標準古典」/[044]/第一学習社
地理
歴史 世界史 「新選世界史B」/[012]/東京書籍
日本史 「新選日本史B」/[003]/東京書籍
地理 「新地理B」/[006]/教育出版
公民 現代社会 「現代社会」/[017]/東京書籍
倫理 「倫理」/[017]/東京書籍
政治・経済 「政治・経済」/[022]/東京書籍
数学 数学基礎 「数学基礎」/[001]/東京書籍
数学 I 「新数学 I 」/[023]/東京書籍
数学 II 「新数学 II 」/[023]/東京書籍
理科 理科総合A・B 「新編理科総合A」/[017]/啓林館
「新編理科総合B」/[011]/東京書籍
物理 「新編物理 I 」/[002]/東京書籍
化学 「新編化学 I 」 改訂版/[020]/啓林館
生物 「新編生物 I 」 改訂版/[020]/啓林館
地学 「地学 I 」/[001]/東京書籍
保健
体育 保健体育 「現代保健体育」 改訂版[006]/大修館書店
芸術 音楽 I 「音楽 I 」 改訂版/[007]/教育出版
外国語 オーラル・コミュニケーション I 「Hello there! Oral Communication I 」/[020]/東京書籍
英語 I 「All Aboard! English I 」/[036]/東京書籍
英語 II 「All Aboard! English II 」/[038]/東京書籍
家庭 家庭総合 「新家庭総合 」/[034]/実教出版
情報 情報A 「情報A」 改訂版/[065]/啓林館


ちょっと難しいと思ったら「NHKデジタル教材」にはもっといろいろな教材が本当にたくさんあります。たとえば、小学生向けの短いビデオなど。
http://www.nhk.or.jp/school/clip.html

この中でも、番組によって動画が見られるところと見られないところがあるんですが、たとえば「伝える極意」なんかは見られます。
http://www.nhk.or.jp/gokui/ja/frame.html

「カラフル!」は「これまでのほうそう」というところからビデオを見ることができます。子供たちが自分の言葉で語る番組です。
http://www.nhk.or.jp/colorful/ja/frame.html

「コミトレ」は子供の忍者が出てきてなかなか楽しそうですよ。番組もオンラインで見ることができます。
http://www.nhk.or.jp/comtr/ja/frame.html
ウィキペディアではこんな風に紹介されています。
『花影忍法帳コミ☆トレ』(はなかげにんぽうちょうコミ☆トレ)は、NHK教育テレビで放送されているテレビ番組。NHK大阪放送局製作。『みてハッスルきいてハッスル』の続編として2009年4月からスタートした。
LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症等の子供たちがコミュニケーション能力を高めるための特別支援教育を目的としている。前作と同じく主人公達にはライバルが存在し、そのライバルであるBK財団[1]と伝説の巻物を取り合っている。

「大科学実験」はNHKやアラブのアルジャジーラなどの共同製作。もちろんビデオが見られます。ナレーターは細野晴臣さん。
http://www.daikagaku.jp/content/vol005/


「10min.ボックス」(http://www.nhk.or.jp/10min/)というのは十分間のビデオで、この長さは授業でも取り扱いが便利ですよね。いろいろとすごい番組があるんですが「情報・メディア」なんて大人が見ても面白いです。「AR(拡張現実)」なんていう概念も紹介されています。
http://www.nhk.or.jp/10min/joho/ja/frame.html?0&10&80
動画もありますし、ナレーションのテキストもありますよ。

反対に「こりゃだめだ」と思ったのが「現代文」。文学しか載ってないんですよ。日本の国語教育って、ホントに情操教育なんだなあ。ちゃんと日本語力をつける仕事をしてほしいもんです。
http://www.nhk.or.jp/10min/gendaibun/ja/frame.html
でも、動画は見られますよ。

同じ10minボックスの中の「職業ガイダンス」は日本事情の教材になかなか良さそうです。「仲居」なんて、かなり関心を持ってくれると思います。これももちろん動画付きです。
http://www.nhk.or.jp/10min/shokugyo/ja/frame.html?0&10&75
第1回 9/29 農業とかかわる仕事
第2回 10/6 人やものを運ぶ仕事
第3回 10/13 建築現場で働く
第4回 10/20 ものを作る仕事
第5回 10/27 動物にかかわる仕事
第6回 11/3 スポーツにかかわる仕事
第7回 11/10 医療や福祉にかかわる仕事
第8回 11/17 メディアにかかわる仕事
第9回 11/24 地方公務員
第10回 12/1 国際的な仕事
第11回 12/8 食にかかわる仕事〜うどん職人
第12回 12/15 子どもの成長にかかわる仕事〜幼稚園教諭
第13回 1/12 命や財産を守る仕事〜消防官
第14回 1/19 空港で働く〜グランドハンドリング
第15回 1/26 接客の仕事〜仲居
第16回 2/2 アニメにかかわる仕事〜アニメーター
第17回 2/9 漁業にかかわる仕事〜漁船乗組員
第18回 2/16 美容にかかわる仕事〜ネイリスト
第19回 2/23 もの作りにかかわる仕事〜電車製造技術者
第20回 3/2 土木にかかわる仕事〜土木工事 現場監督


日本語関係では「ひょうたんからコトバ」という番組も動画が見られて、ナレーションのテキストもあります。
http://www.nhk.or.jp/kotoba/ja/frame.html

この「NHKデジタル教材クリップ」(http://www.nhk.or.jp/school/clip.html)はこういった番組別のコンテンツの他に、検索すると結構いろいろ出てきまして、たとえば「川越」なんていうマイナーな言葉でも、以下の内容が動画付きで紹介されます。
埼玉県川越市。かつての江戸、今の東京とのつながりが深く「小江戸」と呼ばれています。中心部を流れる川を下ると、半日ほどで江戸へ行く事が出来ます。まわりから集まる米や織物などを運ぶ中継地点として、栄えていました。市内には、昔ながらの蔵作りの建物が数多く残っています。市では、1989年から、電線を地中に埋める工事が始まりました。より昔の町の雰囲気に近づけるための取り組みです。小さなお菓子屋さんが集まったこの通りでは、店で売る商品も駄菓子と呼ばれる昔ながらのお菓子を扱っています。今ではあまり見られなくなったこうしたお菓子や懐かしい町並みに触れるため、多くの観光客が訪れるようになりました。
こういった地方都市の紹介だけでなく、たとえば「ちくわ」など、口頭で説明してもあまり意味がないようなものの説明には非常にいいでしょう。


また、NHKはyoutubeに公式チャンネルを開いています。
http://www.youtube.com/user/NHKonline
でも、ここで公開されている動画は非常に少ないです。「つか、これ面白いの?」と言いたくなる「青山ワンセグ開発 パラピク女子高生マコト 2週目」みたいなのとかね。でも、これホントに面白いんですかね。ついてけないなあ。

前にもご紹介したことがありますが、ラジオでニュースを聞くだけなら、以下で聞けます。
http://www.nhk.or.jp/r-news/
スピードを早くしたり遅くしたりもできますので、「語彙などは一級ぐらいまで勉強しているが、聴解だけはすごく苦手」というベトナムの四年生ぐらいでよくある状況では、非常に役に立つと思います。


posted by 村上吉文 at 09:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年04月25日

ビジネス日本語のCBIに最適なスピーチをまたまた孫正義氏が提供

先日、孫正義さんのスピーチについてお伝えしましたが、またまたやってくれました。
つーか、この人マジすごいですよ。

ビジネス日本語のCBI(Content-based instruction)教材にするなら、まさに最適です。

今度は楽天の三木谷さんとタッグを組んだイベントで、最初に三木谷さん、次に孫さんのスピーチが続き、最後に二人の対談で締めくくられました。

BBAシンポジウム
三木谷浩史・孫正義が語る
「国民の、ITによる、日本復活」
2010年4月23日(金)
ザ・プリンス パークタワー東京「ボールルーム」
主催:一般社団法人ブロードバンド推進評議会


三木谷さんのスピーチも悪いわけではないのですが、やはり孫さんのスピーチはとにかく熱いので、ここでは孫さんの動画をご紹介します。



文字化されたデータはこちらにあります。
http://bit.ly/aT3VG1

なお、われわれ日本語教育関係者にとっては、やはりブロードバンドと教育に関するくだりは重要ですね。
まあ、僕のブログをごらんになっている方にはそれほど真新しい話はないんですが、たとえば「ネットを使えば世界が先生になり、先生は助手になる」というご発言が、こういった一般向けのイベントで語られることには大きな意味があると思います。

他にも、一人二万円あたりの国費で1,800万人の学生に電子教科書を配り、そこに龍馬伝やらなにやらNHKの番組を全部取り込む、なんてこともおっしゃっていました。

以下に引用しておきますね。

次にもうひとつ。教科書であります。
デジタル教育。
これをクラウドに教科書の素材を全部入れてしまう。紙の教科書じゃなくて、電子教科書に100%置き換える。
まあ、図画工作の画用紙くらいはあってもいいけど。
なぜこれ以上、木を切り倒す必要があるんだ。
CO2これ以上、どうして出す必要があるんだ、ということですね。
これをクラウドに教育情報にすべて入って、すべての学生、1800万人の学生が全員タダで電子教科書を国からもらえる。その費用は3600億円で済みます。
この3600億円、1800万人掛ける1台2万円で提供できます。儲けをいれなければですね。原材料費と組み立てで、1台2万円でできます。1台2万円のハードを1800万人に配って、たった3600億円ですよ。
民主党になってすぐにダム問題でましたね。八ツ場ダム1本で、4600億円ですから。3600億円。まあ、ダム一本なくても国は滅びやしない。ダムほしいという人もいますが。
でも、100個も200個も作る必要があるのか。1個諦めましょう。どれか1個諦めて、日本の子どもたち、日本の50年、100年の未来を買おうじゃないか、ということであります。
ほんとは、子ども手当の一番の使い道はこれかもしれない、ということですね。ということで、3600億円。1回だけ掛かるんです。あとは年間400億円で済みます。新たな学生が、小学校1年生、そして中学1年になったら機種変までもらえると。
それでも、小学1年生と中学1年生で年間100万人ずつです。合計200万人掛ける2万円で400億円です。現在の日本の教科書予算、実は400億円です。ですから、一回だけ、ダム1本分やって、あとは現在の教科書予算の範囲の中でこれがまわるということであります。
さらに、電子教科書に、ついでにNHKのすべての番組をタダでぶちこむと。龍馬伝見れるぞ−!と。そしたら歴史の授業だっておもろくなりますよ。ね。理科の事業だって、英語の授業だって、もう、生の外人の英語を聞ける。中国語講座だって、正しい発音で中国語の先生から聞ける。学校の先生は助手になる。世界の人が先生だ。まあ、あるいは、先生が助手になると怒らられるから、先生は先生だ。電子先生、あるいは世界の先生はその上の外におる、いいじゃないかと。みんなを敬おうよと。
これはどうせNHKは、すでに「みんなのテレビ局」っていって、みんなの視聴料を一回もらっているわけですから、二重にとっちゃいかん。せめて学生、子供に渡すのは追加費用ゼロですから、タダで好きなだけ見させてあげよう。勉強が面白くなる、勉強が感動を与えるものになる


日本語教育関連という意味では三木谷さんのスピーチにもいくつか留意すべき点がありました。
海外に日本ブランドを売り込まなければいけないという話や、外国人労働者を受け入れるべきだというご発言もあり、今後注目したいですね。

三木谷さんのつぶやきはこちらでごらんになれます。
http://twitter.com/hmikitani

孫さんは前にもご紹介したかと思いますが、こちらです。
http://twitter.com/masason

今見たら、
「孫社長のプレゼンは盗みどころ満載です!」
というコメントに対して
「プレゼンってテクニックで演るもんじゃない。魂から語るもんだと思います。」
なんて回答しているんですが、こんなこと僕みたいな人間が言っても滑るだけですよね。魂で語っているからこんなせりふが言えるのか、あるいはこんなスピーチができる人だからこんなせりふが滑らないのかは分かりませんが。

評判は以下でだいたい見ることができます。
http://togetter.com/li/16245

出版物と違ってネット上にあるこういうスピーチ動画を教材にする場合、聞いた人の反応なんかも簡単に見つかるので便利ですね。
posted by 村上吉文 at 09:44 | Comment(3) | TrackBack(1) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年04月19日

コースデザインを体験してみるすごい方法

語学のコースのデザインっていうのは、実際にやってみて失敗しては上達していくものだと思います。
失敗してしまったコースの学生には申し訳ないけど、充分な準備のないままにコースデザインの重責を負わされる先生も実はつらいですよね。
しかし、コースデザインというのはなかなか経験が積めるものではありません。いくら養成講座に高い金を払ったところで、コースデザインを任せてくれるところなんて私の知っている限りありません。(あ、某悪徳業者は実習生にコースデザインから何からすべて押しつけていたこともあったな)
コースデザインを経験できないのは、もちろんそれが人体実験に近い意味があるからです。あまりへたくそな設計をされたら学習者に甚大な迷惑をかけてしまうことになってしまいますからね。

でも、一つ、コースデザインを経験するためのいい方法があるんですよ。

1.この方法を使えば、学習者に迷惑をかけずに斬新なコースデザインをすることができます。
2.あなたは学習者のニーズはほぼすべて把握することができます。
3.しかも、学習者の体験もほぼすべてフィードバックしてもらうことが可能です。
4.おまけに、あなた自身の語学も上達します。

三つ目のヒントで「あははは、そう来たか」と思った人もいると思いますが、要するにインフォーマントに語学を教えてもらうのです。先生ではなく、あくまでもインフォーマント。コース設計はあなた自身が行います。あなた自身が学習者になるコースのコースデザインを体験するのです。

どんな斬新なコースをやって失敗しても、被害者は設計者本人なんだから迷惑はかかりません。もちろん、どんな生活をしていてどんなレディネスがあり、どんなニーズがあるかも知っています。しかも、そのコースのどこがよくてどこが悪かったのかも学習者として把握することができます。

これって、考えてみるとすごいことだと思いません?
というか、僕自身、お仕着せのベトナム語コースに通うのがいやで自分でインフォーマントを雇って勉強しているんですけど、本当にすごく効果的なんですよね。職場の書類とかも日本語とベトナム語の対訳になっているものがあったりするので、それを教材にしています。文字だけでなくインフォーマントにそれを録音してもらってICレコーダーで聞き込んだりしています。

そうすると、たぶん他の職場の人には全く役に立たないコースではあるだろうと思うんですけど、僕自身にはまさにピンポイントで効果的なコースができるんですよね。しかも、コースデザインの経験にもなります。

どうですか? 教師でなくインフォーマントと学ぶ外国語。コースデザインの勉強に最高ですよ。
posted by 村上吉文 at 08:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年04月17日

ハノイ日本語教師会四月勉強会資料 「分身の術」の使い方

ハノイ日本語教師会の皆様、こんにちは。

このページは本日のセミナーの資料です。

本日は以下の順番でやってみます。
1.村上の作ったweb問題を学生になったつもりで解答してみる。
2.「web問題作成ツール」で問題を作ってみる。
3.「分身の術」を利用して効率的に「web問題作成ツール」で問題を作る。

web問題に解答してみよう!
ではまず、以下のページを読んでみてください。
http://www.asahi.com/paper/column20100416.html

「自然の造形である水平線は直線じゃないんですかね」とかいうツッコミはさておき、この文章を題材にして作ったウェブ問題が以下の六つです。Chromeでは動かないようですので、Internet Explorerで開いてください。

v2.htm
v1.htm
k2.htm
k1.htm
a1.htm
a2.htm




v1の問題では、以下のように出題されます。
以下の問いに答えなさい。

問1 入学
A winner ,. An interview ,. Entrance to school ,. A curve ,.

問2 直線
to retain water ,. Quotation ,. A straight line ,. shortest ,.

v2の問題では、以下のように出題されます。
以下の問いに答えなさい。

問1 The kindness ,.
保水 老婆心 衰え 遅い

問2 The life ,.
人間 希望 学生 人生

k1の問題では、以下のように出題されます。
以下の問いに答えなさい。

問1 老婆心
とっけん じょうぎ ろうばしん きぼう

問2 希望
おとろ じょうぎ きぼう さいちょう

k2の問題では、以下のように出題されます。
以下の問いに答えなさい。

問1 めんだん
学生 就業 面談 遅い

問2 にんげん
直線 人間 最短 引用

a1の問題では、以下のように出題されます。
以下の問いに答えなさい。

問1 就職活動はいま、____と3年の夏ごろに始まる。
入学 早々 保水 最短

問2 ____力を取り戻せないものか。
最短 保水 効率 定規

a2の問題では、以下のように出題されます。
以下の問いに答えなさい。

問1 老婆心
直線の定規だけで____は描けないし、2点を結ぶ線はそれこそ数限りない。
道草の許されない大学生活を、____ながら案じてしまう。
むろん____のせいではない。
さりとて人の生き方にまで直線を求めすぎれば、社会は潤いも____も失いかねない。

問2 保水
悩みつつ見いだす時間は、大学生の____でもあったはずだ。
____力を取り戻せないものか。
大学生の____をめぐる動きに、そうした思いがよぎる。
フランスの____者ジャン・ギットンに、次の言葉があるそうだ。


先ほどの天声人語を読んだ後、六つの問題のうちからどれか一つを選んで、実際に解答してみてください。
全部の設問に答えたら、一番下の「採点する」をクリックしてください。
解答したあとでキーボードの「F5」を押してみてください。
問題がランダムに並びかえられましたね。


web問題作成ツールを利用しよう!
さて、この問題は「web問題作成ツール」という道具を使って作りました。
http://www.fureai.or.jp/~irie/webquiz/4taku-s/

上記URLをクリックして、問題を作ってみましょう。
問題の作り方は、上記ページに書いてあります。大切なことは以下の順に並べることです。
 1.質問
 2.正答
 3.錯乱肢(誤答候補)
 4.錯乱肢(誤答候補)
 5.錯乱肢(誤答候補)

どんな内容でもいいので、問題を二つぐらい作ってみてください。

木村拓哉
きむらたくや
くさなぎつよし
かとりしんご
なかいまさひろ
ベトナムの首都
ハノイ
ダナン
フエ
ホーチミン


上記URLに行って、自分で作った問題を入力欄に入れて、「入力完了」ボタンをクリックしてください。

問題が完成したらメニューの「file」から「save as」をクリックして、保存してください。できればデスクトップに保存してください。

保存できたら、そのファイルを開いて問題に解答してみてください。

ここまでできたら休憩しましょう。

「分身の術」で「web問題作成ツール」を使い倒そう!
次に「分身の術」をご紹介します。
これはさきほどの「web問題作成ツール」を使い倒すために私が作った道具です。
web問題作成ツールの面倒なところは、錯乱肢(誤答候補)を考えなくてはいけないところです。
「分身の術」は錯乱肢を自動で作ってくれます。そして、web問題作成ツールの規則にしたがって並べてくれます。

まず、「分身の術」をダウンロードしましょう。
http://mongolia.up.seesaa.net/download/CAACBFC8A4CEBDD1_C5FDB9E7C8C72.0_kaigai.xls

ダウンロードできたら、ファイルを開いて「語彙表」というシートの「日本語」「よみがな」「例文」のところにデータを入れてください。

日本語 : 桃
よみがな : もも
例文 : 川上から大きな桃がどんぶらどんぶらこと流れてきました。

漢字がない言葉の場合は、「よみがな」の欄は何も入力しないでください。
動詞や形容詞などを「あなうめ問題」に出題したいときは、例文と同じ形に活用したまま、「日本語」の欄に入れてください。

日本語 : 流れて (←ここを「流れる」とした場合、穴埋め問題には出題されません。)
よみがな : もも
例文 : 川上から大きな桃がどんぶらどんぶらこと流れてきました。

できれば十個ぐらいの語彙と例文を入力してください。
適当な教材が手元にない場合は、今日の「天声人語」を使ってください。
http://www.asahi.com/paper/column20100417.html
難しい語彙と例文をここから選んでコピーして、漢字の語彙には「よみがな」をご自分で入力してください。

次に「分身の術」の「K1」というシートを開いてください。
下の方の「シートタブ」というところをクリックすると開くことができます。

これからコピーをしますが、コピーに必要な範囲はすでに選択されていますので、メニューの「edit」から「copy」を選ぶだけでいいです。他の部分はクリックしないでください。

貼り付ける先は先ほどの「web問題作成ツール」です。
「分身の術」の地球のマークをクリックすると、「web問題作成ツール」が開きます。
開いたら、一番下の入力欄にいってください。
入力欄の「消去」ボタンを押すと入力欄の中が空白になります。
その後で入力欄の中を右クリックして「paste」を選んでください。
主題数が少ない場合は下の方に空白行がたくさん入るので、一見、何も貼り付けられなかったかのように見えることがあります。その場合は、入力欄の右にあるスクロールバーを一番上まで動かしてみてください。
上の方に問題があれば、そのまま「入力完了」ボタンを押してください。
最後に、メニューの「file」から「save as」を選んでください。できればデスクトップがわかりやすいのでいいでしょう。
保存できたら、自分でその問題に解答してみてください。

こうやって作った問題は基本的に自習用です。
教師は学生がちゃんとやったかフィードバックされないのが普通ですが、「目標点に届いたか」ぐらいのごく簡単な結果なら知ることができます。以下をお読みください。

「WEB問題作成ツールを使って、教師も小テストのフィードバックを得る方法」
http://mongolia.seesaa.net/article/110377910.html

テストなどのように厳密な点数を把握する必要があるときは「さい・てん・ぽん!」をご利用ください。

「さい・てん・ぽん!」解答ページ
http://spreadsheets.google.com/viewform?hl=ja&formkey=dFRZeXVzdmloWGRjaDhVV2IzalJzSkE6MA

「さい・てん・ぽん!」集計結果ページ
http://spreadsheets.google.com/ccc?key=0Ao30CpQWm6NfdFRZeXVzdmloWGRjaDhVV2IzalJzSkE&hl=ja
posted by 村上吉文 at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年04月13日

自己モニターを応用した音声教育

いやー、語彙習得もそうでしたけど、音声教育の分野もずいぶん進んでいたんですねー。
先週の日曜日、横浜国立大学の河野俊之先生によるセミナーを拝聴する機会があったんですが、僕が日本語教師の勉強をしていたときとは、明らかに時代が違うっていう感じです。
セミナーの内容を一言で要約してしまうと

発音矯正の時代は終わった

という感じでしょうか。
ここでいう「発音矯正」というのは、たとえば学生が「送金」というべきところを「賞金」と聞こえる言い方をしてしまったときに「いいえ、ソではありません。ショです」などと対応することです。

これがよくないのなら、どうやって学生の発音の間違いにどう対処するのかというと、まず学生に言わせるんですね。そして教員が「いいえ、それはソです」「それもソです」などとフィードバックし続けるわけです(正確にはソとショはまだ区別できないのでA,Bという記号でその違いを表します)。最初は当てずっぽうでもいいので学生が「ショ」と言えたら、すぐにその発音の違いを学生に書き留めさせます。この発音の違いは、たとえば「ソは重い。ショは軽い」などといった主観的なものでもかまわないそうです。肝心なのは学生が二つの発音の違いについて基準を見つけるということのわけです。

こういった教え方は、ひらがなの導入方法として川口義一先生からも伺ったことがあります。川口先生の授業では、五十音表をパワーポイントなどで見せて、「何でもいいから音を一つ言ってみろ」と言うそうです。で、学生が適当に「あ」なり「ん」なり言うと、五十音表のその文字をさして、「それはこの字」と教えるんだとか。

確かにサルのように先生のまねをするだけよりは、こうした教え方の方が学生は未知の世界を自分で探検しているような感じで楽しいでしょうね。しかも、自分で見つけた事実の方が忘れにくいですから、こうした方法は確かに効果的であるように思えます。

なお、河野先生の本は以下のようなものがありますが、今回ご紹介したような教え方がどこに載っているのかは、ちょっと把握しておりません。資料をお探しの方はご自分でご確認ください。


posted by 村上吉文 at 07:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月31日

無料で使える環境音を授業で生かすには

「環境音」というのは、たしか『iPhone 情報整理術』という本で読んだんですが、こちらからいろいろダウンロードできます。
http://www.otonomori.info/se_ambient.html

これがどうして日本語教師の仕事と関係があるかというと、もちろん、音が気になるところでも集中して仕事ができるようになるという点もありますが、実は教室でも使えるんです。よく、静かな教室で十人以下ぐらいのクラスでは、ペアワークをしようとすると隣のペアの声がはっきり聞こえてしまってやりにくいことがありませんか? そんなときに、こういう環境音があると、けっこうリラックスして練習することができるんですよ。

環境音は無料でダウンロードできるサイトが本当にたくさんあります。
「環境音 セミ」「環境音 波」などというお好きなキーワードで検索してみてください。
posted by 村上吉文 at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月29日

模倣練習「コロッケ Ver.1.0」

「コロッケ Ver.1.0」はただひたすらマネをするためのエクセルテンプレートです。
マネというより「書写」と言った方が正確かもしれません。見本を見ながら、同じ文字列を入力する練習ができます。
おまけに正しく書写できると、「愛してる!」などの嬉しいフィードバックコメントがもらえます。しかも、そのフィードバックコメントは教師が自由に設定できますよ。中国語でもアラビア語でも、何でもござれ。

さて、「マネなんかに何の意味がある?」とか「モノマネ練習ぐらいソフトなんかいらないだろ!」とか思っているそこのあなた、ちょっと待ってください。

マネ、というか書写は役に立ちます。少なくとも、語学学習においては役に立ちます。
なぜかというと、もっともシンプルな形の「インプットとアウトプット」だからです。
つまり、模倣する対象を読むときに「インプット」し、それを入力するときに「アウトプット」するわけですね。
そして、アウトプットするときの指の一つ一つの動きや、その時の感情などのすべてが、記憶すべき内容と関連付けられ、関連付けが多ければ多いほど、記憶しやすくなります。(量とは別に「深さ」も関連することも指摘されていますが)

このエクセルテンプレートは、そのもっともシンプルな形の「インプットとアウトプット」である書写に自動のフィードバックをつけたものです。

ちなみに、僕は心理学の専門家ではありませんが、このテンプレートのように、正当なら「愛してる」と言われることを「正の強化子」と言い、間違えると「あっち行け!」と言われること「負の強化子」と言うようです。ある行動をほめられたらもっとやりたがるようになり、叱られたらやらなくなる、ということですね。

もう一つ挙げておくと、そのフィードバックコメントはランダムに表示されるので、たとえ正解でも次にどんな言葉がかけられるのか分かりません。ここに、「遊びの四要素」の一つである「偶然」による楽しさが加わるわけですね。

もちろん、学習言語は何でもいいです。日本人が英語学習に利用してもいいでしょうし、ベトナム人が日本語学習に使うのもいいでしょう。

模倣する対象を「モデル」欄にコピーし、「入力欄」にそれと同じ文字列を入力してください。一つ入力するごとに、左の「モデル」の欄と同じだったら「○」のマークと同時にそれまでの正答数と正答率、それにフィードバックのコメントが表示され、同時にそれらの欄がピンク色に変わります。

それでは、ダウンロードはこちらから。もちろん無料です。無償であれば勝手にコピーして再配布してもいいです。改変も可。
コロッケver.0.1.xls

え、どうして「コロッケ」なのかって? そりゃもちろんモノマネが上手にできるようになることを願ってのことですよ。あははははは。

Creative Commons License
コロッケ Ver.1.0 by Murakami Yoshifumi is licensed under a Creative Commons 表示-非営利 2.1 日本 License.
posted by 村上吉文 at 07:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月28日

ICレコーダーを買ってみて思ったこと



以前、「日本語教師用のICレコーダーの選び方 」という記事を書いたことがありますが、実は所属先の組織のために買ったことはあっても、自分で買って所有していたことはありませんでした。

ところが、いろいろ思うところがあって買ってみたら、これが想像以上に、というかもう想定外に便利なんですよね。ひと月近くになるかもしれませんが、肌身離さず,身につけています。風呂の中でも一緒です。(子供と入るときはさすがに持ち込みませんが)

では、どんなところが便利なんでしょうか。とりあえず大切なところだけご紹介しますね。

続きを読む
posted by 村上吉文 at 08:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月25日

自動採点ツール「さい・てん・ぽん!」の紹介ビデオ



以前ご紹介した「さい・てん・ぽん!」を動画で紹介しています。小テストなどで手抜きをなさりたい方は、どうぞご覧ください。

現在は「Ver2.5」を公開中で、以下からアクセスできます。
http://spreadsheets.google.com/ccc?key=0Ao30CpQWm6NfdFRZeXVzdmloWGRjaDhVV2IzalJzSkE&hl=ja
もしかしたら「コピーさせて」とか僕に連絡しないと行けないシステムになっているかもしれませんが、どなたでも許可しますのでご遠慮なく。

動画で見られない方は、以前の記事をご覧になると、だいたいの機能などは分かるのではないかと思います。
http://mongolia.seesaa.net/article/119713285.html
posted by 村上吉文 at 06:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月18日

セミナー「日本語教師のためのエクセル講座」のスライドを公開

セミナーの資料公開の第六弾です。
今回は、「日本語教師のためのエクセル講座」で入門編、中級編、上級編の三つに分けて行いました。



こちらは当ブログの以下のエントリーもご覧ください。
「むらログ:オリジナルのビンゴ作成ツールを大クラス向けにアップデート」
http://mongolia.seesaa.net/article/142359407.html
ダウンロードもできますよ。



こちらは当ブログの以下のエントリーからダウンロードできます。
「むらログ:成績管理テンプレート「閻魔帳2.0」」
http://mongolia.seesaa.net/article/142450631.html



こちらは当ブログの以下のエントリーもご覧ください。
「むらログ:漢字フラッシュカード? それ10秒でできるよ。(デモ動画あり)」
http://mongolia.seesaa.net/article/97658894.html
「むらログ:それ7秒でできるよ!」
http://mongolia.seesaa.net/article/97818934.html
posted by 村上吉文 at 00:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月17日

セミナー「大人数のクラスでの楽しい会話」のスライドと音声を公開

日本語教育セミナーの内容紹介の第五弾です。理論的な部分としては「遊びの四要素」と「ARCS動機付けモデル」を紹介しまして、授業のパターンとしては「ペアワーク」「ばらばら練習」などの四パターンを紹介しました。



こういった練習は基本練習などの済んだ後で行う応用練習ばかりで、口頭能力育成にはどれも非常に重要な練習なのですが、「アイスブレーキング的に使うのか」といったような質問がありちょっと驚きました。でも、これはセミナーの順番として「基本練習とは何か」「応用練習とは何か」といった内容がこのセミナーの後に扱われることになってしまっていたので、その違いを踏まえた上で紹介すべきだったなあ、と今では反省しています。

そういうことで、ちょっと参加者の皆さんとすれ違いが生じてしまったセミナーでしたが、おかげさまでニーズがはっきり分かりましたので、せめてこのブログで『みんなの日本語』のモデル会話から効果的な応用練習を行う方法について、まとめて紹介してみたいと思います。

セミナーの音声はこちらでお聞きになれます。
http://ia331215.us.archive.org/1/items/OpenSeminaronJapaneseLanguageEducationinVietnam/100309_003.mp3
posted by 村上吉文 at 00:00 | Comment(1) | TrackBack(1) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月16日

日本語教育のロングテール

ロングテールというのは、ネット以前の時代だったら「死に筋」商品として重視されてこなかったものが、どんどん売れるようになる、というようなことです。amazonなどのようなネットショップなら店舗の陳列棚のように物理的な制限がほとんどないので無数の商品を取りそろえることができ、その結果、かなりマイナーなニーズにも応えることができるようになり、さらにその結果、そのマイナーなニーズをまとめることで莫大な利益をあげることができる、ということです。詳しくはこちらを。
べき乗則に従う商品売り上げのグラフを、縦軸を販売数量(population)、横軸を商品名(product)として販売数量順に並べると(右図)、あまり売れない商品が恐竜の尻尾(tail)のように長く伸びる。つまり、販売数量が低い商品のアイテム数が多いということを表す。
このグラフの形状から因んで「ロングテール」という。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB

この言葉は四年ほど前のウェブ2.0ブームの時にずいぶんと耳にした方がいらっしゃるのではないかと思います。

さて、このロングテールですが、これは日本語教育の世界にも必ずあると私は思っています。たとえば銀行窓口の日本語。国内では外国人が銀行の窓口で働くようなことはまだ先でしょうが、海外では世界中に少しずつ散らばって、どの国でも見られるニーズなのではないでしょうか。たとえばハノイの「みずほ銀行」には日本人の顧客がたくさん来ています。韓国系の銀行には韓国人がたくさん来て窓口で韓国語で話していますし、同じように日系の銀行なら窓口係が日本語で対応しなければならないこともたくさんあるはずです。

そして、これらのニーズを結ぶのはインターネットです。スカイプなどを使って授業をすれば、教師と学習者がどれだけ離れていても授業をすることができます。それに成功すれば一人の専門家が飯を食うことぐらいはできるのではないでしょうか。

日本語教師には、他の業界から参入してきた人がたくさんいます。しかし、残念ながら前職の経験を生かしている人は驚くほど少ない。これは本当にもったいないことです。ロングテールという市場をねらえば、他の人には絶対に負けないあなただけの授業がきっとできるはず。

ぜひ、世界中の小さなニーズをまとめて、専門性を高めていってほしいと思います。
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2010年03月15日

セミナー「プレゼンテーションソフトのビジネス日本語授業への応用」のスライドと音声を公開

セミナーの内容公開シリーズの第四弾です。「プレゼンテーションソフトのビジネス日本語授業への応用」というタイトルになっていますが、前日に「パソコンを持ち込んで一緒に触りながらやりたい」ということでしたので、講義形式よりもワークショップ的なセミナーにしまして、ビジネス日本語に関しては私の過去の職場で作った教材を触ってみることが中心になり、あまり説明はしていません。

むしろ、このセミナーの「売り」は、前日にそのリクエストを聞いてから徹夜で作った(ちょっと誇張あり)「印象派2.0 フエ限定特別バージョン」です。これはu-biqさんの「日本語教師の教案」というウェブサイトにある『みんなの日本語』の語彙と例文をコピーするだけで、自分のキーボードでは何の入力もしないで、パワーポイントのフラッシュカードを自動的に生成するためのエクセルテンプレートです。

u-biqさんの公開しているデータを並べ替え、穴埋め文なども生成するのが、以前からこのブログで公開している「印象派2.0」を改良した「印象派2.0 フエ限定特別バージョン」。それをワードに貼り付けて「パワーポイントに送信」を行うと、自動でいろいろなフラッシュカードができてしまうわけですね。

機能について詳しくは「印象派」を公開している「むらログ」2009年8月6日のエントリーをご覧ください。



実を言うと、このセミナーはかなり冷や汗でした。というのも、ワード2007以降は「パワーポイントへ送信」のコマンドがデフォルトでは表示されなくなってしまっているんですが、その点をセミナー中に触れるのを忘れてしまっていたんですね。まあ、その辺も過去のブログには書いているので、自分のブログを検索してそのコマンドの表示方法を確認して事なきを得ましたが、ネットがなかったらどうなっていたんでしょう。

そういう焦りも以下の音声から拾うことができます。せめて編集してその辺だけでも隠しておけば出世するんだろうけどなあ。
http://ia331215.us.archive.org/1/items/OpenSeminaronJapaneseLanguageEducationinVietnam/100309_002.mp3
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2010年03月14日

セミナー「聴解の教え方、学び方」のスライドと音声を公開

セミナーシリーズご紹介の三回目は「聴解の教え方、学び方」です。ただ、どうもこの分野は理論的なところではあまり最近のめざましい進歩というのは見られないようで、リソースの紹介が中心になっています。

とはいえ、そのリソースに関しては、技術の発展によってまさに「めざましい進歩」ばかりです。このブログでも紹介している「ケロログ」や、昨日このブログでご紹介したサイマルラジオなど、本当にいろいろなリソースに大量にアクセスできるようになりました。

セミナーの最後に「どれが面白かったか」と振りかえりをしてもらったのですが、音声のスピードを落として聞くことができる「NHKラジオニュース」のサイトと、映像が圧倒的に美しい「日本政府観光局」のyoutube内の公式チャンネルの二つの評価が高かったです。



こういったリソースの一つが、音声アップローダーでもありますが、僕のセミナー中の音声も最初から最後まで、全部公開してしまいますね。こちらです。
http://ia331215.us.archive.org/1/items/OpenSeminaronJapaneseLanguageEducationinVietnam/100308_008.mp3
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2010年03月13日

日本のラジオ放送が同時に聴けるサイマルラジオ

日本のローカルFM局が放送と同時に聞けるウェブサイトです。聴解の練習には非常にいいですね。もっともFM放送なので音楽が中心ですが、日本の放送局ですから日本の歌が多いし、もちろん日本語でのトーク番組もたくさんあります。

サイマルラジオ
http://www.simulradio.jp/

使い方のコツとしては、あまり音質の高い局を選んでしまうと、ネットの状態の悪い途上国では途切れがちになってしまうという点です。局の名前の右下の方に「音声 (24K)」などと数字が書いてあって、この数字が少ないところなら多少は音質が下がりますが、ネット状況が極端に悪くてもそれなりに聞くことができますよ。

北海道から沖縄まで全部で36局の放送局の音声を聞くことができます。
沖縄の「エフエムニライ」なんて、なかなか味があっていいですよ。
局のウェブサイトはこちら。http://www.fm-nirai.jp/
音声はこちらです。http://www.simulradio.jp/asx/fm-nirai.asx
posted by 村上吉文 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加