2012年03月15日

アンケートを取るにはGoogleドキュメントが便利



前に何度か書いたことがあるので、知っている人はスルーしてくださって結構ですが、アンケートを取るにはGoogleドキュメントの中のGoogleフォームという道具が便利です。入力も簡単ですが、集計を自動でしてくれて、しかもグラフなどで概要が一目でわかるページも自動で作成してくれます。
最近、もしかしたら一枚一枚、手で数えているかもしれない組織(会員数、五千人以上です)がありましたので、もう一度ご紹介しておきます。

回答者側のメリット
なぜ便利かというと、まず、回答する側にとって手間が少ないほうが回答率が高くなるからです。別の組織で、未だに書類をプリントして署名・捺印してスキャンしてメールに添付しないと受け取ってもらえないところもありますが、これでは「本音では回答してほしくないので無視してください」というメッセージにも受け取られかねません。しかし、Googleフォームでは、メールの本文にアンケートが埋め込まれた形で届きますので、リンクや添付ファイルを開く手間すらありません。(メニューの「フォーム」から「フォームを送信」でできます)

また、送信した確認画面も出ますので、郵送よりずっと安全です。郵便では届いたかどうかの確認なんてしようがありませんもんね。下に示す例では、送信した後に「受理しました」と表示されるようにしてあります。案内するときに、この「受理されました」という画面が表示されなかったらもう一度送るように、あらかじめ促しておくこともできます。

それから、アンケート用紙がMSワードとかで作られていたら、最近流行しているクラウドで仕事をしている(つまりMSなんか持っていない)人たちには、さらに開くのに手間がかかります。僕もそうなんですけどね。特定の民間企業の有料の製品を購入することが必要なアンケートというのは、やはり回収率に良い影響があるとは思えません。

こういうやり方を試してみたことがない方は、ぜひ以下のフォームにご記入してみてください。なお、ここに入力した内容はこの記事の一番下の方に自動的に公開されますので、本当の個人情報は入力しない方がいいと思います。

うめこみ形式が望ましくない場合は、以下のリンクからもアンケートページを開くことができます。
http://bit.ly/yAQyYZ



受信側のメリット
Googleドキュメントを使うときの受信側のメリットは、何と言っても自動集計です。下の例を見れば分かると思いますが、誰かが回答を送信したら、それが自動的に表に入力されていきます。

また、個人情報が含まれていないアンケートなら、回答を送信した後に回答者自身が集計結果をグラフ付きで見る機能もあります。(オフにもできます) 今回の例では、上のアンケート用紙を送信した後に表示される「受理しました」という窓の中の「前の回答を表示」というリンクですが、これをクリックすると、自分の投票も含め、投票者全体の意見の概要を見ることができるのです。これは、運営の透明性を高めたい時には非常に有効ではないかと思います。(運営側にいくら良心があっても、会員から十分な信頼を得ていない時などには特に必要でしょう)

この概要を運営側がリアルタイムで見るときには、メニューの「フォーム」から「回答の概要を表示」を選ぶと表示されます。今回の例ではこちらです。

もちろん、個人情報が含まれる場合にはアンケートの結果を公開する必要はないのですが、ここでは紙でのアンケートに対する優位性をご紹介するために、自動集計された結果を以下に貼りつけておきます。5分ごとに更新されるということですので、回答を送信してもその瞬間には結果が反映されないと思いますが、その場合はしばらくお待ちください。なお、こうしてウェブに公開しないで内部の人間だけが集計結果を見るときは、リアルタイムで集計結果が更新されます。

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2012年03月14日

僕たちは想像より、はるかにまともな一年後にいるんじゃないのか

一年前の今日は震災後3日たって、津波よりも原発に関心が向き始めた頃でした。
武田邦彦氏がブログに「福島原発が原爆になる」と書いていたのも、確か14日だったと思います。今は消されていますのでブログでは確認できませんが、音声で残されているものがあるのでご紹介します。

武田邦彦教授より<原発緊急提言02 >「核爆発」 2011.3.14授より<原発緊急提言02 >「核爆発」 2011.3.14
http://www.youtube.com/watch?v=-V3RE2tCM1o#t=1m20s
(分かりやすいように該当部分から始まるようにリンクを設定していますが、ご関心のある方は最初から聞いてもいいかと思います) 

上記の音声で、武田邦彦氏は「福島の発電所が原爆になるということですね」とはっきり言っています。「なるかも」でもなく「なる」です。そして、動画の画面では武田氏の肩書きを「中部大学教授」「内閣府原子力委員会/安全委員会専門委員」としています。この音声の少し後では「原爆として爆発したら相当大きな被害が出る」とも言っています。

核爆発するぐらいの濃度の核燃料が原発にあるなんて信じられないという気持ちもあったものの、僕は原子力の専門家でもないし、武田氏をほとんど知らなかったので、彼の肩書きを見た時には「専門家がいうのだから、これは本当に危険な状況にあるのかも」と思いました。今では彼の言うことを信じる人はほとんどいないと思いますが、当時は彼を知らなかった多くの人が、僕と同じように思ったのではないかと思います。

その後、小出裕章氏が「福島で核爆発が起きた」などとデマを流したりもしましたが、実際には福島の発電所が原爆にならなかったのはご存じのとおりです。上記の音声で武田氏は広島や長崎以上の被害が出ると言っていますが、何十万も死者を出した原爆と違い、今回は一人も亡くなった方はいません。

繰り返しますが、多くの人が指摘しているとおり、福島が核爆発を起こさなかったのは「幸運なことに予言が外れた」のではなく、福島にあった4%程度の濃度のウランでは最初から物理的に不可能だったからです。しかし、一年前は情報も錯綜していて、何が真実なのかも見極めにくい状況にありました。

もちろん、津波で親しい人を亡くした方の心の傷はまだ癒えないでしょうし、今も避難中の方を思うと、まだまだ安心していい状況ではないことは確かです。しかし、「福島で核爆発がおきて何十万も死ぬ」と「専門家」(と当時は信じられていた人たち)がデマを流布させていた一年前を振り返ってみると、僕たちはかなりまともな未来にいるのではないでしょうか。
posted by 村上吉文 at 14:54 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年03月11日

映画『アバター』で学ぶ中上級英単語106

まあ、タイトル通りなんですが、調べてみた語彙を例文付きでご紹介します。



語彙に限らず、いろいろとアニメオタクの日本語学習法に近いものが分かってきた気がするので、また近いうちにこのブログでご紹介したいと思います。

上の表では見にくいという人はこちらを。
https://docs.google.com/spreadsheet/pub?key=0Ao30CpQWm6NfdDZlcGtJa0VYcy1xbjBhdGJDeU8zQVE&single=true&gid=1&output=html
posted by 村上吉文 at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年03月09日

ファイルの共有はLANを組むよりGoogleドキュメントで。

by barbourians

Googleは2012年4月25日にGoogleドライブを発表しましたが、この記事はそれより前に書かれたものです。
Google Drive https://drive.google.com/start

最近、日本語教育機関などでもLANを作って、自分たちの作った教材や成績管理の資料などを共有しているところが増えてきました。
(・・・というと、教育機関以外の人は「え?まだそんな状況なの」と驚かれるかと思いますが、実際そんなところなんですよね。そういえば先日は大阪では教員の4割しかパソコンが供与されていないとかいう記事を見かけたばかりです。)

でも、LANを組むのって僕もやったことがないし、資料を見ればできるかもしれませんけど、そもそもそんなことに時間をかけるなら、より本質的なところにもっと時間をさきたいと思う人は少なくないはず。で、そういう機関におすすめなのが、Googleドキュメントで資料を共有することです。全部無料でできます。

「え、でもGoogleドキュメントって無料バージョンは1GBしか使えないんでしょ?」と思っている人もいるかも知れません。僕もこのサービスが始まったときは「はぁ?1TB(テラバイト)の間違いじゃないんですか?」とかコメントしていたりしました。でも、実際はもっとスゴイんです。実質的に無制限なんですよ。

というのも、「総量1GBまで」というのはマイクロソフトのワードやエクセルなどのファイルをそのままアップロードした時のことで、これをGoogleドキュメントの形式に変換して保存(アップロード)すれば、それは「総量」の中に含まれないのです。

「でも、無料バージョンだとスプレッドシートとかは全部で1000ファイルしか作成できないでしょ?」と思っているそこのあなた、よく勉強してますねー。というか、僕もしばらくそう思っていたんですが、でも実は他のユーザーと共有しているファイルは、その1000個の中には数えられないんです。まあ、もちろん、職場の中でも顧客のパスワードなどは共有できないかもしれませんけど、そんなファイルは1000個もありませんよね、普通は。

もちろん、ワードからGoogleドキュメントに変更すると、レイアウトが違ったり、エクセルの関数も微妙にGoogleドキュメントとは違うものもあります。ですから、デザイン重視の文書などはワードファイルそのままかPDFなどにしてアップロードしておくといいと思いますが、でも普通の決裁書などはGドキュメントにしてもまったく問題ありません。金額や納期や人名などが変わってしまうことはありませんので。

また、写真なども同じGoogleのPicasaを使えば実質無制限です。まあ、これもものすごく巨大なサイズ(2048ピクセル以上)の写真にすると1GBまでという制限はあるんですが、普通のサイズの写真ならカウントされないのです。

そして、大切なことは、Googleドキュメントも写真も、すべてオンラインで指定した相手のみに共有することができるという点です。つまり、職場にLANを構築する必要性というのは、もうほとんどないといっていいのではないでしょうか。

無料のGoogleドキュメントを使えば、ワードもエクセルもパワーポイントも必要ありません。インターネットとブラウザ一つあればいいのです。OSだって、windowsだろうとChromeOSだろうとMacだろうと構いません。パソコンにはOSとブラウザ以外にはソフトを入れなくていいので、メンテナンスも要りません。ファイルなどはインターネットの「向こう側」に保存するので、もちろん自前のサーバーも要らないわけです。

こういう方法はもう何年も前から「クラウド」という名前で一種の流行のようになっていますが、もう特にエンジニアに頼んでLANを組む必要すらなく、LANを組む予算も技術に詳しい人もいない教育機関ですら使えるようになってきているんですね。いい時代に生まれたものです。

【参考】
Google ドキュメント(Google Docs.)とは | Google Apps セットアップ&サポート
http://www.appsupport.jp/googleapps/docs/

仕組み : Google ドキュメントの保存容量 - Google ドキュメント ヘルプ
https://docs.google.com/support/bin/answer.py?hl=ja&answer=39567

サイズの制限 : Google ドキュメントの設定 - Google ドキュメント ヘルプ
https://docs.google.com/support/bin/answer.py?answer=37603

Google+との連携でPicasaウェブアルバムの無料容量が無制限に! : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2011/07/110704_picasa-googleplus.html

美瑛のはしっこから: 本当にPicasaの使用率が0%になっていました
http://biei-no-hasikko.blogspot.com/2011/07/picasa0.html
posted by 村上吉文 at 18:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年02月25日

海外日本語教育学会 第6回研究会にオンラインで参加しました!

今朝、海外日本語教育学会の第6回で発表をしてきました。と言いたいところなので、実はカイロの自宅からオンラインで発表しました。発表に使ったスライドは以下にあります。



発表の様子は一部始終がこちらに録画されているんですが、ちょっと東京側のネットが不調で「トトロのところからもう一回」とかリクエストされているのも全部入っていて、その場にいなかった皆さんには目障りかもしれませんので、その後、僕が一人語りで撮り直したものを以下にご紹介します。



たぶん公的な報告は以下で後ほど共有されることになるかと思います。
https://sites.google.com/site/kaigainihongo/society/12-02-25

以下に僕以外の皆さんの発表もご紹介しておきます。
まずは、タンザニアに行っていた鶴岡さんと中国に行っていた小林さん。

鶴岡さんの資料はこちら。
http://bit.ly/wryarP
そして、小林さんの資料はこちらです。
スライド→ http://bit.ly/zwb3Mp
レポート→ http://bit.ly/o8oH5e

そして、僕の後に発表された吉田さんです。

吉田さんの発表資料はこちらにあります。
http://bit.ly/xVSIT9

吉田さんおすすめの本は以下の2冊。
「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス (NHK出版新書)
もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)


まずはご報告まで。
posted by 村上吉文 at 19:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年02月20日

ネットがあれば「つながる」ことに場所は関係ない

前のエントリーで書きましたように、香港大学の専業進修学院による日本語勉強会にオンラインで参加しました。以下にビデオがあります。最初の自己紹介が始まった瞬間に落ちてしまって、いきなり笑いをとってしまいましたが、それ以降は落ちることもなく最後までUSTREAMとGoogle+で参加することができました。





内容についてはこのビデオがあるので特に紹介しなくてもいいかもしれませんが、とても新鮮な発言がありましたので1つだけご紹介しておきます。それは評価を教師だけがするのではなく、他の学生たちがお互いに評価するような仕組みです。まあ、この仕組み自体は早稲田の細川先生を始めいろいろな方がおっしゃっていて僕も前から興味はあったんですが、保守的な文化のところにばかりいるせいもあって、なかなか実際にはやってみたことがありませんでした。その理由の一つはやはり評価の信頼性はどうなのかとか、教師の絶対的な立場などが重要視されることです。佐藤さんの講演の間も、ツイートではこの点をめぐっていろいろな意見が出されていましたし、会場からも質問がありました。それに対して、佐藤さんが答えたのは以下のようなことです。
佐藤「誰の目にも明らか」「他の学生からの評価とずれることは今まで6年やっていて一度もない」「自分も最初は慎重だったが実際にやってみるとばらつきはない」「ただし自己評価だけは別」 (live at http://ustre.am/DugX/1)
https://twitter.com/#!/Midogonpapa/status/171075343157952513
これは僕にとっても非常に新鮮でした。評価の信頼性に問題がないのであれば、学生が積極的に評価基準の作成や評価のプロセスそのものに関わることは、主体的な参加につながります。つまり「やらされてる」ことから「やってる」ことになるわけですね。機会があれば私もぜひやってみたいです。

さて、今回は「つながる」ということが一つのキーワードだったわけですが、こんなにインターネットが発展してくると、本当に場所は関係なく「つながる」ことができるだな、と思いました。たとえば佐藤慎司さんの講演の中にも出てきた「社会参加をめざす」ということ自体、
しかし、ネット時代以前だったら海外の学習者に「社会参加をめざす」と言ってもぜんぜん意味がなかったでしょうねー。 (live at http://ustre.am/DugX/1)
https://twitter.com/#!/Midogonpapa/status/171061845652811776
ということで終わってしまっていたのではないでしょうか。詳しくはビデオを見ていただければ分かると思いますが、たとえ海外にいても、ブログ、ツイッター、YouTube、USTREAMなどさまざまなツールを使って日本語学習者は日本語を話す人達の社会に参加ができるようになっているわけです。

最後に、「ネットのおかげで、場所に関係なくつながることができる」点について面白い例がここでもありました。それは、今回オンラインゲストとして日本から参加していた中山さんと杉島さんというお二人です。中山さんは僕の職場で主催している中東日本語教師オンライン研修にもビデオゲストとして何度も出てくれていますし、杉島さんもツイッターでフォローしてもらっていますので僕もときどきツイートやブログを見ていました。それで僕はたまたまこの二人がもうすぐ青年海外協力隊として派遣されることを知っていたんですね。この二人がどうして瀬尾さんの主催するイベントのゲストとして出ていたのかの経緯は知らないのですが、昨日のイベントでビデオチャットルームに入ってみたら、そこに二人とも参加していたので、
@hirokonihongo: 中山さんは @natsuko_sugish を知ってる? 同期かもしれませんよ。 (live at http://ustre.am/DugX/1)
https://twitter.com/Midogonpapa/status/171058559835054082
と呼びかけてみたのです。二人はまだお互いを知らなかったのですが、やはり同じ時期に同じ訓練所で寝食を共にする仲であることが分かりました。

東京と大阪にいる二人を香港にいる人がイベントに呼び、それをエジプトにいる人間が結びつける。

「ネットがあればつながることに場所は関係ない」、そんなことはネットが台頭してきた最初から言われていたことですが、それが特に有名人でもない私たちの生活の一こまにまで浸透している時代になっているんですね。面白い時代になってきたと思いませんか?
posted by 村上吉文 at 13:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年02月18日

日本語教育関係のイベントのライブ中継の予定を3つご紹介

日本語教育の教師研修や学会などがオンラインで行われることはすっかり定着してきた感がありますね。
今週から来週にかけて、僕が関係するものだけでも以下のように3つあります。

第8回中東日本語教師オンライン研修

こちらは僕が講師を務めています。
第8回の今回は、日本時間で言えば今日の午後六時。このブログでは何度か紹介している「がんくつロボ」の実習です。語彙や漢字を学ぶための練習プリントがあっという間に自動的にできてしまう、素敵で不思議なツールをご紹介します。

香港大学専業進修学院日本語勉強会

こちらは19日の日本時間で言うと午前11時から。
エジプト時間では朝の4時ですが、まあネクタイはしていませんが普段でも起きている時刻ですのでがんばります。
こちらは僕はゲスト参加で、講師は佐藤慎司さん。
テーマは「教室外の社会とつながる」です。
佐藤慎司さんはご自身もUSTREAMによる発信などをしていらっしゃいますし、ツイッターなどのソーシャルメディアでもご活躍ですので、非常に楽しみです。
前回の中東日本語教師オンライン研修でビデオゲストとして参加してくださった香港大学の瀬尾さんが中心的に運営なさっていらっしゃるようです。

第6回海外日本語教育学会

こちらも順調に回数を重ねて、早6回になりました。
今回は25日の午後1時から。
僕は発表者の一人として参加します。
内容についてはこちらをご参照ください。
僕は「facebookを使うと二十年前のクラスの追跡調査も簡単にできるよ!」というお話をします。
実際にやってみた追跡調査の結果もご報告します。

なお、この日はほとんど日本語教育の実情が知られていない某国で日本語スピーチコンテストが中継される可能性もあります。

それから、これだけイベントの中継が定着してくると、少なくとも日本や欧米のように表現の自由が許されている国で「中継しない」という選択をわざわざ行うことは「私たちは閉鎖的な集団です」とか「私たちは基本的なネットリテラシーがありません」と宣言しているのと同じように見えてしまうので、そういう誤解をされたくない方はどんどん公開するか、公開できない理由を明示するといいと思います。ライブ中継なんて無料で簡単にできるんですから。


posted by 村上吉文 at 04:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年02月14日

外国人による日本文化発信ブログのご紹介

仕事柄、日本に住んでいる外国人が書いているブログや、外国人による日本に関する情報発信などに時々目を通す必要があるんですが、最近、注目しているのはこのあたり。「Culture Japan」なんかは海外のオタクを中心に絶大な人気を誇っています。

Culture Japan - Your portal to Japan
http://www.dannychoo.com/

Japanese blog | LinguaLift
http://japanese.lingualift.com/blog/

Muza-chan's Gate to Japan | Travel notes,daily photos,Japan facts
http://muza-chan.net/

GaijinPot : Japan jobs, Apartments, Living Guide and Blogs
http://www.gaijinpot.com/

Japan Probe
http://www.japanprobe.com/

watashi to tokyo
http://smt.blogs.com/mari_diary/

英語での発信が多いですが、海外の日本語学習者に紹介すると、学習動機の維持には非常に役に立つのではないかと思います。

また、日本にいて日本の文化にどっぷり浸っている人でも「外国人にはこう見えるのか」という面白さはあるでしょうし、僕のように海外に住んでいる日本人にとっては「日本では最近こんなものが流行しているのか」という発見もあります。

おまけ
外国人ではありませんが、日本語教師から観光ガイドに華麗なる転身をしたyurikamomeさんの「日本・東京発見の旅」も日英二言語の表記で、学習者には喜ばれそうです。

DISCOVER TOKYO & JAPAN 日本・東京発見の旅
http://ameblo.jp/discovertj/entry-11139951823.html

(日本時間)同日午後時半、リクエストがあったので追記。
こちらもおすすめです。カイロ大学のカラム先生の記事が出たときに発見しました。
Nippon.com: Your Doorway to Japan
http://nippon.com/en/


タグ:日本事情
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2012年02月01日

【英語学習】自分のレベルに合った語彙だけを効率的に学習する方法

 英語であれ日本語であれ、生教材で勉強する場合、すべての未習語彙を学習すべきだとは限りません。その映画の中でしか通用しないものもあり、たとえばAVATARには架空の物質名なども出てきます。また、言葉とは段階的に伸びていくものですから、自分のレベルとかけ離れた難易度の高い語彙を覚えたとしても、それが使えるようになるのはずっと先で、あまり効率的な学習方法とは言えません。

 それで、自分に合ったレベルの語彙だけを学習しようと思っても、初級用、中級用、上級用などの大雑把なレベル分けが多く、なかなか自分にぴったりのレベルのものを見つけることができません。

 そこでおすすめしたいのが、ここで何度も紹介しているweblioです。ブラウザから簡単に自分の単語帳に登録できて、フラッシュカード式や四択式の復習問題も自動作成され、採点までしてくれることは前にも申し上げました(採点は四択式の方だけですが)。しかし、このweblioにはそれだけではなく、「英語の語彙力測定テスト」というのもあるのです。

 もちろん、測定してくれるだけでは、学習には結びつけません。この測定テストの便利な点は、単に測定してくれるだけではなく、間違えた語彙を一括して自分の単語帳に登録してくれるというところにあります。これはすごいことです。

 なぜこれがすごいかというと、このテストのアルゴリズムが受験者の語彙力を測定するために、最初は平均的な出題をして受験者のおおよそのレベルを把握し、受験者のレベルに近いと思われるレベルの出題をしていくからです。(日本語学習者用のこういうオンラインテストもあるのですが、それについてはまた別に書きます)

 つまり、この測定テストにすべて正解できるぐらいの極端にレベルの高い人か、逆に全部不正解になってしまうぐらいの極端にレベルの低い人以外は、この測定テストで間違えてしまった語彙は自分のレベルとあまりかけはなれたレベルではないはずです。しかも、復習なども簡単にできる環境とシームレスにつながっています。

 唯一の問題は例文がないということですが、例文は検索すればいくらでも見つかりますよね。中でも僕のお気に入りは、映画のセリフの引用サイト(http://www.hark.com/movie-quotes)です。ここでたとえば、ulcer(潰瘍)という語彙を検索してみると、"I Wonder if I Got Room for Another Ulcer"なんていう例文が出てきます。ストレスが溜まって胃潰瘍だらけになっている人のセリフでしょうか。無味乾燥な辞書の例文より、はるかに印象的で記憶に残りやすいですよね。

 なお、weblioの単語帳には、最初は引用文などを入力できる「メモ」の欄が表示されていません。これを表示させるには、設定ページ(http://uwl.weblio.jp/preference)で「メモ」の列を「表示する」に変更する必要があります。

 僕は日本語のインプットを減らしているのでニュースなどの読まなければいけない英語の資料が多すぎ、そこから未習語彙がいくらでも出てくるのでこうした方法はあまりやっていないのですが、効率的に自分のレベルに合った語彙だけを学習したい人にはいい方法だと思います。


【参考】
英語の語彙力の測定テスト〜英単語のボキャブラリーレベル計測試験〜 - Weblio
http://uwl.weblio.jp/vocab-index
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2012年01月30日

今月の進捗報告

今年最初の抱負で、今年やるべきことを三つ挙げました。
「紙媒体での情報発信」「英語の勉強」「体調の管理」です。
そろそろ月末ですので、進捗報告をば。

「紙媒体での情報発信」
はい。
各方面にご迷惑をおかけしております。
いや、いきなり言い訳なんですが、やっぱ、紙ってフィードバックが遅いじゃないですか。
ツイッターやブログなら書いてすぐに誰かがRTしてくれたり、コメントつけたりしてくれますが、紙の場合は書いてから反応が戻ってくるまでに何ヶ月もかかったり、あるいは何の反応もなかったりしますよね。
それが決定的にこの時代のスピード感とズレちゃっているような気がするんですよね。
とか言い訳しつつ、はい、頑張ります。やります。すみません。

「英語の勉強」
これは「試験がある」という情け容赦ない外的動機があるので、何とかがんばっております。
前にも書きましたが、Googleクロームの「Weblio英和辞書エクステンション」が非常に便利です。前の記事では触れませんでしたが、「単語帳の復習」のフラッシュカードで復習する形式が特に効率がいいです。これについてはまた別のエントリーで書きます。
今は語彙をもうちょっと増やすのが先決だと思っているので、レアジョブはまだやってません。興味はあるんですが、お金もかかるし。
とりあえず、日本のニュースなども日本語でのインプットはやめてジャパンタイムズ(http://www.japantimes.co.jp/news.html)などの英語メディアだけに絞っています。まあ僕のレベルだと意味があやふやな単語が沢山あるので、それをどんどん上記のweblioエクステンションで登録していくわけです。weblioエクステンション自体もブラウザの左から二番目にブックマークをおいて、すぐにアクセスできるようにしてあります。

「体調管理」
ダイエットと運動です。まず体重は何とか目標値を維持できています。
Googleドキュメントで毎朝の体重を記録しているんですが、グラフを共有する機能があるみたいですから、以下に貼りつけておきます。

運動の方は、2日に1回、30分だけエアロバイクをこいでいます。本当は外を走ろうと思っていたんですが、まだ寒いんですよね。ただ、エアロバイクの間はテレビドラマ「24」のDVDを見ながら英語の勉強も兼ねてやっています。シーズン6からなのでイマイチ「この人誰?」というところもあるし、番組の作り自体も中東にいる人間から見たら「これはヒドイな」と思うことも少なくないのですが、それもまた別の記事で書きます。あ、ちなみに字幕なしでは話が追えないので字幕はつけてます。こっちで買ったので日本語字幕ではないのですが。
運動はもうひとつ、階段駆け上がりもやってます。うちのアパートは日本風に言うと17階にあるのですが、ここを走って上がります。と言っても半分ぐらいしか走れず、あとはヒーヒー言いながら走っているふりをしているんですが。だいたい17階まで2分30秒弱ぐらいのタイムですね。体重も運動も、計測するだけで続けやすくなりますよね。

ということで、月末の進捗報告でした。
ここで進捗報告をすることが、怠けないためのプレッシャーになるので、毎月書こうと思っています。
posted by 村上吉文 at 12:55 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年01月28日

とにかく生き残りたかったから日本語教師になった。

一週間ほど前にこのブログでもご紹介しましたが、この週末にブログを書いている日本語教師の皆さんで同じテーマでブログを書こうという企画が進んでいて、すでに記事が皆さんそれぞれのブログで書かれています。僕も今日はそのテーマで書いてみます。

なぜ僕は日本語教師になったのか。ひとことで言うと「生き残りたかったから」です。

なぜそう思うようになったかというと、二十歳の時のワーキングホリデーでの経験の結果でした。それまでは教養学部語学科英語専攻というところにいて、要するに英語で身を立てようと思っていたのですが、ワーキングホリデーでカナダに行ってみたらそりゃ驚きましたよ。だってホームレスもみんな英語が喋れるんですもん。

もちろん、英語圏ではホームレスが英語でしゃべっていたって何の不思議もないんですが、少なくとも、いくら英語を勉強しても、語学以外の専門性もなく「英語がしゃべれるだけ」というのは、何のアドバンテージにもならないことがよく分かったんですよね。

もう一つカナダで痛感したのは、これから自分が生きる時代は地球上の全員が競争相手になる時代なのだということでした。ご存じの通りカナダは移民社会で、僕が皿洗いなどをしていたホテルにもパキスタンやインドなどの南アジアの人たちや、チェコなどの東ヨーロッパから来ている人たちが大勢いました。これが1987年でしたから、今思えばプラザ合意からたった二年後、まさに日本にグローバリゼーションの波が襲いかかってきた時期だったのです。日本にもこうした海外の労働力が流れこんでくるのはもはや避けようがなく、自分の競争相手は日本人だけではないことが肌身に沁みました。

しかし、これからの時代を生き残るために、東ヨーロッパや南アジアの人たちと戦わずに済む場所をみつけることはできないのだろうか。あるいは、彼らに対して最初から自分にアドバンテージがある戦場はないのだろうか。

大学の一年目を終えたばかりでまだ何の専門性もなく、借金だらけの貧乏な家庭の出身だった自分にとって、彼らより自分が上手にできることといえば、日本語が話せるということしかなかったんですよね。

自分は日本人としては普通だけど、世界的に見れば日本語がかなり上手な方の部類に入る。そして、グローバリゼーションの中でこれから日本に来る外国人はどんどん増える。日本語教育なら自分のアドバンテージを活かすこともでき、しかもパイはどんどん増えていくのではないか。

振り返ればかなり安易な考え方ではありますが、二十歳のガキであった自分としてはそれが精一杯の判断でした。そういうわけで帰国後すぐに英語専攻から日本語学専攻へ転科する手続きを取ったのですが、その後、日本語教師の間ではすっかりお馴染みの「日本語を教えるのってこんなに難しいの?」という面白さというか壁というか、そういう衝撃にぶちあたることになります。

もっと他の人たちのことを知りたい人は、今回の企画の他に「海外で日本語を教える―ネイティブ日本語教師への期待」という本もあります。僕自身も、今日ここに書いたようなことをもう少し詳しく書いています。ご関心のある方はamazonなどでお買い求め下さい。

その他、今回のブログでは現時点で以下の10エントリーが確認できます。(括弧内はトラックバックのアドレスです。)
イスラエルからもトラックバックがあったようなのですが、現時点では確認できません。確認できたらご紹介いたします。

日々どっかで わたしが日本語教師になったわけ
http://flocke.blog42.fc2.com/blog-entry-414.html
http://flocke.blog42.fc2.com/tb.php/414-93a421b2

私が日本語教師になった理由|Penのブログ
http://ameblo.jp/universiti/entry-11147371084.html
http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/universiti/11147371084/5917c571

私が日本語教師になったわけ ≪ NIHONGO hacks!
http://studiojapanese.com/nhacks/?p=536

私が日本語教師になったわけ : ごぅいんタイワン
http://blog.livedoor.jp/xiaogao/archives/3261285.html
http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/universiti/11147371084/5917c571

Largo ma non troppo: 私が日本語教師になったわけ 〜その1〜
http://amikodesu.blogspot.com/2012/01/blog-post_27.html

Largo ma non troppo: 私が日本語教師になったわけ 〜その2〜
http://amikodesu.blogspot.com/2012/01/blog-post_9476.html

私が日本語教師になったわけ|pancho in hong kong
http://ameblo.jp/pancho-hk/entry-11147096128.html
(http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/pancho-hk/11147096128/2ef54f78)

Apprendre le japonais à Nantes ≫ Blog Archive ≫ 私が日本語教師になったわけ
http://otamaworld.com/nihongo/2012/01/raison-etre/

日本語教師になったわけ: 日本語教師の修業時代
http://jsnihongo.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-ba17.html
(http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1608289/43899965)

もし日本語教師がアラビア語を勉強したら 私が日本語教師になったわけ
http://h1roko.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
(http://h1roko.blog.fc2.com/tb.php/17-cfebcd77)

非日常の国イスラエルの日常生活 私が日本語教師になったわけ
http://levyyamamori.blog.fc2.com/blog-entry-129.html
(http://levyyamamori.blog.fc2.com/tb.php/129-7afa527f)

むらログ: とにかく生き残りたかったから日本語教師になった。
http://mongolia.seesaa.net/article/249008402.html
http://blog.seesaa.jp/tb/249008402
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2012年01月26日

日本語教師はなぜ英語が話せないか。


photo by computerjoe

 日本語教師というのは基本的に語学学習能力が高いと言われています。さまざまな教授法や学習法についての基本的な知識は持っているのですから、当然と言えば当然でしょう。実際、青年海外協力隊の訓練では、他の職種の候補生に比べてずっと現地語の習得が速いことが多いようです。もともと語学に関心のある人がこの道に入ることもあるでしょうし、学生時代に英語の成績が悪かった人はほとんどいないのではないでしょうか。

 ただ、僕も含めて非英語圏で長く日本語を教えていると、いつの間にか英語を使わなくなってしまい、すっかり錆び付いてしまうことが少なくありません。僕もweblioの簡易測定で英語の語彙力を測ってみたら驚異的に落ちてしまっていて、非常に驚きました。

 で、どうして英語力が落ちてしまているのかというと、非英語圏で日本語を教える人間にとって、英語を使うということはいろんな意味で「負け」なんですよね。

 まず第一に、英語に限らず日本語以外の言語を使うということは、「私は直接法の授業に失敗しました」という敗北宣言になってしまうことが少なくありません。もちろん、直接法が唯一絶対の教え方ではありませんし、媒介語の適度な利用はまったく問題ないどころかむしろ僕は推奨しているぐらいなのですが、現地人教員とのティームティーチングの場合、現地人教員が媒介語を利用して文法などの授業をし、日本人教員が日本語だけで授業をするというようなパターンが非常に多くなります。その場合は、日本人教員は込み入った文法の説明などもしなくて済む上に、もともと日本語だけで授業をすることが求められているのですから、やはり英語や現地語を使ってしまうと、少なくとも僕自身にとては「うまくできなかった」という一つのマーカーになってしまいます。

 次に、今度は学習者の母語でなく英語限定ですが、非英語圏で英語を使うということは「私は現地語の習得に失敗しました」、もしくは「そもそも現地語を習得する意志すらありません」という態度の表明になってしまいます。納得できるレベルまで習得できるかどうかはともかく、学習者の母語を知らないことには、例えば学習者の誤用が母語の干渉なのか、それとも教え方がまずかったのかなども分からず、良い授業につながりません。そもそも、「お前たちの言語など学ぶつもりはない」と態度で示している相手から、日本語を学ぼうという気持ちになれる学習者がどれほどいるのでしょうか。

 最後に、これは時代が変わりつつあるところですが、これまで日本語教育に関しては、日本語で書かれた文献がそれなりに充実していて、しかも英語の文献の入手があまり簡単ではなかったという時代的な背景があります。ただ、もはや紙の時代は終わりつつあり、ネットでは英語の資料が山ほどありますし、それらにアクセスするのは技術的には日本語の文献を読むのとまったく同じ距離にあります。これからの若い日本語教員はたとえ非英語圏でばかり仕事をしていても、一度身につけた英語を錆びつかせることもないのではないでしょうか。

 もちろん、そうすると現地語の習得に障害になってしまうという別の懸念も出てくるのですが、それはまた別の機会に。

【参考】五分(ぐらい)でできる英語の語彙力測定ページ。25問に答えるだけです。

英語の語彙力の測定テスト〜英単語のボキャブラリーレベル計測試験〜 - Weblio
http://uwl.weblio.jp/vocab-index
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2012年01月22日

日本語教師のブログをつなげる面白そうな企画

すでにツイッターなどでお聞き及びの方もいらっしゃるかと思いますが、日本語教師をブログでつなげようという面白い企画があるのでご紹介します。

「みんなでブログを書こう! 第1回(私が日本語教師になったわけ)」
http://ameblo.jp/pancho-hk/entry-11139947219.html

この企画の中心にいらっしゃるのは、香港理工大学で日本語を教えている瀬尾さん、通称panchoさんです。

ブログを持っている日本語教師の皆さんに、「私が日本語教師になったわけ」というテーマで1月27-29日の間に新しいエントリーを書いてもらい、お互いにトラックバックしあうことでネットワークを構築しよう、という企画です。面白そうですね!

詳しいことは上記のURLから見ていただければいいのですが、僕もこういう企画は大好きですので、ぜひ何か書いてみたいと思っています。


posted by 村上吉文 at 03:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年01月16日

2011年のアクセスランキング

みなさん、おはようございます。

本当は年末年始の休みの間にまとめておきたかったのですが、今日は昨年の本ブログのアクセスランキングをご紹介します。
この中で昨年書いた記事はエジプトとチュニジアの二本だけで、ブログを書いている場合じゃなかったというこの年の状況がよく現れていますね(^^)

では、ご紹介します。昨年のアクセスランキングは以下のとおりです。

一位
むらログ トップページ
http://mongolia.seesaa.net/

二位
小論文の書き方 「序論・本論1・本論2・結論」
http://mongolia.seesaa.net//article/28378241.html

三位
泣いた赤鬼は何を訴えるのか。
http://mongolia.seesaa.net//article/78794947.html

四位
エジプトぱねぇ! アルカイーダにガチンコ勝負。
http://mongolia.seesaa.net/article/179694795.html

五位
スマートフォンはICレコーダーの代わりになるか。
http://mongolia.seesaa.net//article/164964071.html

六位
漢字フラッシュカード? それ10秒でできるよ。(デモ動画あり)
http://mongolia.seesaa.net//article/97658894.html

七位
チュニジアのジャスミン革命に見たネットの力。
http://mongolia.seesaa.net//article/180907049.html

八位
学習者の名前を使ったビンゴカードを自動作成
http://mongolia.seesaa.net//article/44170635.html

九位
ニュース動画をダウンロードする方法
http://mongolia.seesaa.net//article/63147069.html

十位
妻からの間違いメール
http://mongolia.seesaa.net//article/31378316.html


ちなみに、検索エンジンからこのブログへいらした方の検索キーワードのランキングは以下のとおりです。

一位 泣いた赤鬼 4.42%
二位 小論文 書き方 例文 2.33%
三位 むらログ 2.04%
四位 小論文の書き方 例文 1.68%
五位 妻からの間違いメール 1.61%
六位 田尻悟郎 1.16%
七位 シンプルノート 1.14%
八位 小論文 例文 1.00%
九位 ジャスミン革命 0.98%
十位 スマートフォン ボイスレコーダー 0.92%

上のページ別ランキングとだいたい重なっていますが、七位に入っている「シンプルノート」は以下の記事で紹介しています。

むらログ: シンプルなオンラインのテキストエディタ「シンプルノート」
http://mongolia.seesaa.net/article/158507363.html

実を言うと、今日のこの記事も、このシンプルノートで書いています。パソコンにソフトをインストールしないクラウド型の仕事をしている人にとっては非常に使いやすいツールだと思います。もっと短いテキストを書く場合は、クロームのエクステンションで「Q Pad」というのがあり、これもよく使っています。

話がそれてしまいましたが、今年最初のエントリーに書きましたように、今年は2日に1度のペース(カイロにいないときは除く)で更新したいと思っています。今年のアクセスランキングには新しい記事が並ぶようにしたいと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
posted by 村上吉文 at 12:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年01月10日

どうやって英語を勉強するか

今年の最初のエントリーで書きましたように、今年は試験を受けなければならないので、すっかり錆び付いてしまった英語をきちんと勉強しようと思っています。しかし、学校に通う時間はないので、自律学習風にやってみたいです。

子供を学校に送り出してから出勤まで一時間弱あるので、平日のその時間を勉強にあてます。とりあえずは3月末までの三か月が英語強化期間。

今のところ考えているのはこんな感じです。

日曜日:会話
オンラインでマンツーマンで話せるレアジョブに登録しました。体験講座を二回受けてみることができるので、よかったら有料会員になります。ご存じの方も多いかと思いますが、レアジョブは人件費の安いフィリピンとネットをつないで話す形式なので、非常に安いです。いかが料金表。
http://www.rarejob.com/login/price.php
僕のように週一で考えている人間には、1レッスン25分が214円ですね。

月曜日:読解 Google+の「Shelly TerellさんのPLN」とツイッターenglishの読み残し
Shelly TerellさんはツイッターやGoogle+で教育と技術に関してなかなか面白い情報を発信している人で、ご自分のPLN(Personal Learning Network)をGoogle+でサークルとして公開しています。(僕も入れてもらっていました) 
ShellyさんのPLNサークルはこちら。
https://plus.google.com/114337606913650576428/posts/SsaY1HG9Roo
 Shellyさんは「友達の友達まで公開」」という形でこのサークルを共有しているので、Google+で僕の友だちになった人ならどなたでもこのサークルを自分のサークルとして使うことができます(Google+を使っていない人には何がなんだか分からないだろうな)

火曜日:作文 
「むらログ」の人気記事を英語でまとめてGoogle+に投稿。

水曜日:聴解 
まずはDVD「アバター」を聞きながら語彙もチェック。
クールなフレーズとかICレコーダーに吹きこみ、後で学習語彙の管理ツールのANKIにも登録してみたいです。ANKIはこちら。
http://ankiweb.net/

木曜日:語彙
読解などでまとめておいた語彙をANKIに登録。
その画面をUSTREAMに録画。

これはまだあくまでも「計画」なので、やってみて効果的でないところはどんどん変えていきます。
posted by 村上吉文 at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年01月05日

2012年の抱負。やらないこととやること。


皆さんと同じように僕も今年いろいろやりたいことがあります。
ただ、去年より今年は1日だけ多いですが、それじゃできることは知れています。
何かをやるには、「今年やらないこと」を決めなくてはなりません。それで、まず「今年やらないこと」を書きだしてみました。

【今年やらないこと】

1.「面白いけど勉強にならない」ウェブページを見る時間をゼロにする。
特にダークサイドに落ちそうになるのが仕事中に集中力が切れた時です。何気なくニュースサイトを覗いたりしないで、体を動かしたり、机の上を片付けたりして気分転換を図るようにしたいです。

また、twitterの「トレンド」のように、おもわずクリックしてしまう面白そうな見出しが目に入らないための対策も講じます。ちなみに「トレンド」はすでに地域を「東京」から「ベネズエラのマラカイボ」に変更したので、目に入っても興味を引かないように処置しました。
iGoogleも便利ですが、ダークサイドに落ちるリスクが高いので、ブラウザのブックマークから外しました。

ちなみにテレビについては随分前から緊急時以外は一切見ていません。質の高い番組があるのは事実ですが、そうでない番組が多すぎて、選別にかける時間も無駄に思え、結果的に一切見ないことにしています。やってみたらそれでぜんぜん困りませんでした。

2.インプットを減らす
役に立つ情報も、ちょっとインプットを減らさなければならないと思っています。
そのために、毎日欠かさず読んでいたツイッターのリストは大幅に削除しました。具体的には日本語のソースはすべて毎日読むリストから外しました。佐々木俊尚さんのツイートとか、非常に勉強になっていて残念なのですが、今年一年は諦めます。

3.「スルー力」を上げる。(反論しない)
特にツイッターで経験することが多いですが、フォロワーが増えてくるとあまりにもレベルの低い批判が飛んでくることがあります。
そこで今年は、レベルの低い批判はスルーするか、容認したわけではないことを示す必要がある時でも「賛同しませんが、それ以上のコメントは控えます」で済ませることにしたいと思います。


【今年やること】
1.紙媒体での情報発信。
facebookで1992年ごろのモンゴルの教え子たちの現状が分かり始めてきたので、二十年後の追跡調査をまとめてみたいです。
ソーシャルメディアを使ってアラビア語や英語を勉強している経験から見えてきたこともまとめてみたいです。
仕事でやっているオンライン教師研修や日本文化情報発信業務などを、成果物ではなくその業務プロセスをまとめてみたいです。
その他、たくさんあるんですが、どこまで実現できることやら。

2.英語の勉強。
今年は国際交流基金の上級専門家の試験を受けるので英語を勉強しなければなりません。
ちなみに基金の専門家の筆記試験は一度受けると三年間その結果は有効なので、今回悪い点を取ったら、次の採用試験にも影響を与えてしまうわけです。
そのために、1,2,3月と7,8,9月はアラビア語の勉強よりも英語の勉強を優先します。
具体的な方法については、あとでまとめて書きます。

3.体調管理
はっきり言うとダイエットと運動です。
ピラミッド持久走で、エアロバイクには走るほど効果がないことがわかったので、やはり外を走らなければならないようです。
あとできちんと計画を立てます。
目標は二つ。
一ヶ月一キロずつで一年12キロ減量すること。
一年後のピラミッド持久走でもうちょっとマシなタイムを出すこと。ちなみに今年は小学生相手にビリから二番目か三番目ぐらいでした。恥ずかしすぎる。

4.ブログ
このブログを2日に一回程度更新したいです。
ただし、出張や休暇などの時は難しいので、「カイロにいるときは」と条件を付けたいと思います。

いろいろ書きましたがどうなることやら。
今年の年末に、どれだけの目標が達成できたのか、この記事を踏まえて振り返りをしてみたいと思います。
あまり恥ずかしくない結果になってくれるといいのですが。
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2011年10月17日

偏見を持ってしまいそうなとき

先日、道を歩いていたら突然、隣のビルの窓から液体を浴びせられました。幸い匂いや色などはついていない水のようなものでしたが、実はそういう経験は前にもあり、その時は隣にいた別人が被害を受けました。その液体は明らかにコーヒーで、なぜかコーヒー豆のかすも混じっていました。二回とも広範囲にわたって液体が落ちてきたので、ビルのかなり高い階の窓から、特に誰かを狙って浴びせたのではないものと思われます。

もちろん、こういうことをされるのはあまり気持ちのいい体験ではありません。まあ、僕も普通の男ですから「ったく、エジプトって国は・・・」とか思ってしまいます。

しかし、考えてみれば当然ですが、一年いて二回しか経験していないということは、「ほとんどのエジプト人はそんなことはしない」と考えるのが妥当です。だって、全員がそんなことをしていたらビルの脇を通るときは全員傘でもさして自己防衛しなくてはなりませんが、そんな人は見たことがありませんからね。ですから「だからエジプト人は」と一括りに考えるのは明らかな間違いです。

では、どうして自分はどういう風に思ってしまったんでしょう。あるいは、人はどういう時にこうした偏見を持ちやすいのか。ちょっと考えてみました。
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2011年10月02日

スマートホンはICレコーダーの代わりになるか。(続編)



 このブログにはICレコーダーとスマホの関係について検索してやってくる人が多いようです。ですので今日は昔書いた記事から比べて今はどうなっているのかをご紹介したいと思います。

 androidの携帯を買ってから、最初は、スマホはICレコーダーの代わりにはならないと思っていました。しかし、スマホにアプリをダウンロードするようになると、スマホだけでもいいんじゃないかと思うようになりました。しかし、また今はICレコーダも日常的に身につけてかなり頻繁に使っています。

 これはなぜかと言うと、私自身の変化にもよります。というのも、私は九月と十月と十一月をアラビア語学習の強化月間(三ヶ月ですが)として集中的にアラビア語勉強しようと思っているのです。そうすると、スマホは語学の学習に特化した使い方においては、やはりICレコーダーの足元にも及ばないということがわかりました。ただし、私が言っているのは自分が使ったアプリについてだけです。もしかしたら、 androidにも語学学習に最適なアプリがあるかもしれません。

 では、 ICレコーダの何が語学学習に適しているかというと、それは音声データの一部だけを繰り返して再生する機能です。私が使っているICレコーダーはソニーのICD-UX300Fという機種ですが、この記事に限らず、多くのICレコーダーに標準で装備されている機能だと思います。

 実際に使うのはアルファベットのA,Bが書いてあってそして繰り返しのような矢印が書いてあるボタンです。音声データの再生中に一度このボタンを押すとそこがA地点になります。そして「B地点はどこですか」という意味の表示が出ます。そしてもう一度同じボタンを押すとそこがB地点になります。そしてその後はA地点からB地点までの間の再生をずっと繰り返します。つまり、再生中に二回このボタンを押すだけで、その音声データの中の特定の場所を連続して何度も繰り返して再生することができるようになるわけです。

また、私自身はあまり使っていませんが、再生速度を落としてゆっくり聞くのも、再生中にボタンをひとつ押すだけでできます。

これらの機能は語学の学習にとっては非常に便利です。そして、私がいくつかダウンロードしたスマホのアプリの中ではこんなに簡単に二ヶ所の間を繰り返して再生したり、速度を落として再生する機能を持っているアプリはありませんでした。その意味で、やはりICレコーダーは語学を学習する人間にとっては手放せないものです。

 ですので、語学学習もする人にとってはスマホを持っていてもICレコーダーを購入する意味はあると思います。しかし、アイデアメモなどの用途だけでしたら、スマホだけでも充分ではないかというのが、現時点での私見です。



【関係する記事】
むらログ: 日本語教師用のICレコーダーの選び方
http://mongolia.seesaa.net/article/137707919.html

むらログ: ICレコーダーを買ってみて思ったこと
http://mongolia.seesaa.net/article/144868904.html

むらログ: スマートフォンはICレコーダーの代わりになるか。
http://mongolia.seesaa.net/article/164964071.html

むらログ: スマートホンはICレコーダーの代わりになるか。(続編)
mongolia.seesaa.net/article/228403816.html‎

むらログ: スマホはICレコーダーの代わりになるか。(第3弾)
http://mongolia.seesaa.net/article/365583816.html

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2011年08月02日

石井式漢字指導法の実際

Google+の方で「石井式漢字指導法はすごい!」というようなことを書いてから、もう十日ぐらい過ぎてしまいました。実際にうちで作った資料をご紹介します。

その前にまず「石井式」というのを説明すると、石井勲氏が開発・提唱された漢字指導法で、物語などを読み聞かせながら登場人物の代わりに漢字を示すと、幼稚園児でも漢字が読めるようになる、というものです。この方法は外国語としての日本語教育の世界ではほとんど注目されていないのが実情ですが、時代の変化により今後はもっと注目されるべきなのではないかと思います。

時代の変化というのは、言うまでもなく文字が手書きされなくなってきているということです。キーボードで入力される場合は変換候補が表示されるので、その中から自分の書きたい文字を選べばよくなっています。そしてもう一点は、経済交流がどんどん盛んになるにつれ、趣味で日本文学を読むだけのような人だけでなく、仕事として日本語が必要な人などの「多忙な学習者」が急増しているという点です。つまり、手書きのような時間のかかる学習方法はやりたくてもできないわけですよね。

さて、私が作ったパワーポイントのスライドは以下のものです。桃太郎のストーリーですね。一枚目は削除し忘れたままアップロードしてしまったので、無視してください。二枚目以降の絵本らしき背景に、登場人物の代わりに「漢字」が入っているものが今回の漢字指導の目玉です。まあ、私は絵が下手なので、デザイン的にはここから学ぶことは皆無だろうと思いますが、石井式の漢字指導法がどういうものかは分かりやすいのではないかと思います。



これをめくりながら、僕が日本語で桃太郎の話をし、それにアラビア語の通訳がつきます。(本当はアラビア語のみでも大丈夫だと思いますが) アラビア語で話すときは、以下の札を見せながら話します。



お話のテキストは以下の通りです。
キビ団子の由来とか、犬と猿と雉の登場の仕方など、ちょっと一般的でないところもありますが、ご容赦ください。書いたのは僕ですので、みなさんにもご自由にお使いいただけます。

昔、日本の小さな村にお爺さんとお婆さんが住んでいました。
二人は仲良く暮らしていましたが、子供がいなかったので寂しい暮らしでした。
お爺さんは山で薪を売ってそれを村で売って生活していました。
ある日、おじいさんはいつものように山へ行きました。
おばあさんは川へ洗濯に行きました。
すると、川上の方から大きな桃が流れてきました。
「まあ、なんて大きな桃でしょう。お爺さんと一緒に食べましょう」
お婆さんは大きな桃を抱えて帰りました。
夕方になってお爺さんが帰ってきました。お爺さんは大きな桃を見てびっくり!
「これは驚いた。こんな大きな桃を見るのは初めてじゃ。さっそく食べましょう。」
おばあさんは大きな桃をまな板に載せて包丁で切ろうとしました。
そのとき、桃は自分でぱっくりと割れて、なかなか男の子が出てきたではありませんか。
オギャーオギャーと男の子は大きな声で泣きました。
お爺さんとお婆さんは「これはきっと神様が授けてくれたに違いない。うちの子供として育てましょう」と決めました。
お爺さんとお婆さんはその赤ちゃんが桃から生まれてきたので、「桃太郎」という名前を付けました。

お爺さんとお婆さんが桃太郎を大切に育てたので、桃太郎はとても元気な男の子になりました。やがて、桃太郎はお爺さんの代わりに働くようになったので、おじいさんもお婆さんも喜びました。それに、桃太郎は犬や猿や雉などの動物たちにも、いつも優しくしてあげていました。

ある日、桃太郎のところに雉が飛んできて言いました。
「桃太郎さん、たいへんです。悪い鬼たちが都にやってきて、お金や宝を持っていったり、家を壊したりしています。みんな困っています。助けてください!」
それを聞いた桃太郎はとても怒って言いました。
「それはひどいな。僕がやっつけてやる!」
でも、お爺さんとお婆さんは大切に育てた桃太郎が鬼と戦うと聞いて心配でなりません。
「お爺さん、お婆さん、ごめんなさい。でも、どうしても行かなければならないんです」
桃太郎がそういうので、お爺さんとお婆さんはあきらめて言いました。
「実はうちには先祖から受け継いできた不思議な木の実がある。これを食べると百人分の力が出るのじゃ。この木の実を混ぜた団子をお婆さんに作ってもらいなさい」
お婆さんは心配でしたが、それでも団子四つを作って桃太郎を見送りました。

鬼たちがいるのは、「おにがしま」という島です。桃太郎は鬼ヶ島へ向かって歩きはじめました。

その途中で桃太郎は一匹の犬に会いました。その犬は桃太郎といつも遊んでいる友達です。犬は桃太郎に尋ねました。
「ももたろうさん、美味しそうな匂いがしますね。私に食べ物をください。私はとてもお腹が減ってしまいました」
そこで桃太郎は団子をひとつ犬にあげました。犬はそれを食べるととても喜びました。
「何だか、すごく強くなった気がするぞ! 桃太郎さん、ありがとう! 何でもお手伝いをするよ」
桃太郎は犬に言いました。
「それじゃ、一緒に鬼をやっつけよう」
「もちろん、行きます。ワンワン!」

桃太郎と犬が一緒に歩いて行くと、今度は猿に会いました。団子を食べて強そうになった犬を見て、猿は聞きました。
「やあ、犬さん、私はお腹が減って死にそうです。鬼たちがこの近くの食べ物をみんな持って行ってしまいました。犬さんはとても元気そうですね。どうしたんですか。」
「桃太郎さんからおいしい団子をもらって食べたら元気になったよ。これから犬をやっつけるんだ。一緒に行こう」
「ウキキキ!それは絶対無理です。鬼はとても強いんですから」
と猿はこわがりました。そこで桃太郎は言いました。
「それじゃ、この団子をあげます。食べてください」
猿はお腹が減っていたので、その団子を急いで食べました。
「あれ?なんておいしいんだ! 何だか急に元気になってきたぞ。一緒に鬼をやっつけにいきましょう! ウキキキ!」
こうして猿も、桃太郎や犬と一緒に歩きはじめました。

桃太郎と犬と猿が歩いて行くと、今度は雉がいました。最初に鬼のことを知らせてくれた、あの雉です。雉は怪我をして飛べなくなっていました。
「桃太郎さん、助けてください!鬼にやられてしまいました!」
「なんてひどい鬼だ! でも、大丈夫。これを食べなさい」
桃太郎がだんごをあげると、怪我をしている雉はゆっくり食べました。でも、食べ終わると急に元気になって言いました。
「あれ?飛べる!飛べるぞ!」
雉はとても喜んで空を飛び回りました。
「桃太郎さんありがとう! お礼に何でもするよ!」
「それじゃ、鬼ヶ島まで案内してください」
「もちろん行きますよ、ケーンケーン!」
こうして雉も、桃太郎や犬とや猿と一緒に行くことになりました。

桃太郎たちは鬼ヶ島の近くの海岸に来ると、漁師から船を借りて、鬼ヶ島まで行きました。最後に残っていた団子を桃太郎も自分で食べました。
さて、鬼ヶ島の鬼の家には、十メートルもある高い壁と大きな門があって、門には中からかんぬきがかかっています。
でも、雉が空を飛んで中に入り、門の内側からかんぬきを外してくれました。
「よし行くぞ! 鬼たちをやっつけろ」
中にいた鬼はびっくりしましたが、入ってきたのが子供と犬と猿と雉だけだったので、安心して言いました。
「何をしに来た!お前たちを食べてやるぞ!」
でも、不思議な団子を食べた桃太郎たちはとても強いです。犬はガブッと鬼の足に噛み付きました。猿はウキキッと鬼の目を引っかきました。雉はケーンケーン!と固いくちばしで突っつきました。そして、桃太郎は大きな鬼を「えーいっ!」と投げ飛ばしました。
「うわー、痛い痛い。俺の負けだ!助けてくれ!」
「もう悪いことはしません。許してください!」
鬼は泣いて謝り、近くの村から奪ってきた宝物やお金を差し出しました。
そして、車に宝ものを積んで桃太郎たちは鬼ヶ島から出ました。
その途中で鬼にいじめられた人たちに宝物を返しました。
そして、桃太郎はおじいさんとおばあさんのいる村へ帰りました。


で、その結果なんですが、これは日本語学習コースではなくて「入門編」というお遊びイベントだったので、テストなどはしていません。ですが、物語の後で口頭の確認はしています。そのとき録音していた音声を確認してみますと、七つの漢字を同時に示して一人一人に「鬼の漢字はどれか」「犬の漢字はどれか」など聞いてみたところ、全員が正しく選ぶことができていました。

また、漢字一つを示して、一人ずつ「この漢字の意味は何か」と聞いてみたところ、「爺」を「おばあさん」と答えた受講生が一人いましたが、残りの六つの漢字は全部きちんと意味が言えました。

ということで、全部合わせると13/14という高確率で漢字の形と意味が結びついて認識されているという結果になりました。

なお、この辺の確認はアラビア語を使っているので、「犬」=「inu」というような発音はまったく指導していません。アラビア語で犬のことを「カルブ」といいますが、「犬=カルブ」という認識です。
posted by 村上吉文 at 13:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年07月18日

Google+のビデオチャットは確かにすごい!


写真 jamjar

本題の前にまずは、なでしこジャパンのみなさん、応援していた皆さん、優勝おめでとうございます!
Twitterの僕のTLがこんなに明るいのは311以降初めてです。東北出身の選手もいたそうで、被災地の皆さんにとっても大きな力になったことでしょう。(もしかしたら、単に「がんばれ」と被災者を応援したり、楽しいことを自粛するんじゃなくて、自分自身でがんばる姿を見せることこそが、もっとも力強い支援になるのかもしれませんね)

さて、今日ご報告したいのはGoogleが開発したSNS(mixiとかfacebook)であるGoogle+についてです。これはfacebookやmixiよりさらに進化しているのですが、中でもすごいと思ったのがビデオチャットです。

今時ビデオチャットなんてスカイプでもできますし、うちの80歳になる父も孫たちと海を越えて話したりしているぐらい普及していますが、Google+では一対一ではなく、複数の相手と会話するこことができるのです。しかも、専用ソフトを必要としないという点でもスカイプとは違いますね。また、システムとしてもスカイプはP2P、Google+のビデオチャットはクラウドという違いもあるとのことです。

昨日は実際に女子サッカーのFIFA決勝戦が始まる時刻から、エジプト、ヨルダン、トルコ、ケニアを結んでビデオチャットをしてみました。結果としては、僕のいるエジプトからヨルダン、トルコに関してはタイムラグもほとんどなく、非常に快適に使うことができました。ケニアに関してはちょっとタイムラグが目立ち、二回実験してみたところ、一回目は三秒ほど、二回目は五秒ほどのタイムラグがありました。なお、タイムラグを計るときは、一方が「1,2,3」などと数えて、もう片方が「3」だけ相手と同時に言うようにすると、その「3」という声が返ってくるまでの時間で分かります。しかし、繰り返しますが、エジプトからヨルダン、トルコと話すときはタイムラグを感じることは一度もありませんでしたので、ネットの発達した地域なら、まず問題なく使えるのではないかと思います。

非常に未来的な感じがしたのは、メイン画面の自動切り替えです。一対一でビデオチャットをするときは相手の顔がメイン画面に出るだけなのですが、昨夜のように複数の相手と話すときは、メイン画面の下に小さい画面でそれぞれの顔が写ります。そして、上のメイン画面には、声を出して話している人の顔が自動的に選ばれて表示されるのです。たとえば、これを使って授業をするなら、教師が話しているときは教師の顔が写り、学生が話すときは学生の顔がメイン画面に出てくるわけです。

とくに、ビデオチャットを終えて最後にそれぞれが「ではまた!」などと言うときは、その瞬間ごとにメイン画面が切り替わり、あとから編集した中継映像をテレビで見ているようでした。

さて、このビデオチャットを始めるには、上に「ソフトをインストールする必要がない」と書きましたが、ブラウザにプラグインを入れる必要はあります。これを入れるには、Google+にログインした後の画面で、右の方に表示されている「ビデオチャットルーム開始」というボタンを押すだけです。YouTubeがろくに見られないような環境では4分ぐらいかかりましたが、日本のブロードバンドなら数秒で終わるでしょう。あ、ちなみに髪がぼさぼさのままチャットルームに入ろうとすると「身だしなみを整えてマイクの動作を確認してください」などと言われますのでご注意ください。それでも突撃すると髪がぼさぼさの自分の姿が映りますから気をつけましょう。(当社比)

さて、あと五分だけ時間があるのでもう一つ書いておくと、Google+は自分の書いたことを誰に見せるかがコントロールできるという意味で、非常に画期的です。たとえばfacebookもmixiもアカウントを持っていない人には見せることができませんが、Google+では一般公開できます。また、「サークル」というfaebookの「リスト」などに当たるものを使えば、たとえば日本語教育関係者だけに発信したり、アラビア語に関する質問をアラビア語の母語話者である友人にだけ質問したりといった使い分けができます。つまり、自分のアラビア語力が低くて自己開示しにくいようなときでも、開示する相手を選ぶことができるわけです。

facebookでは僕がよく分からないトルコ語とかインドネシア語とかの書き込みも僕のホーム画面にあふれていてカオスになっているのですが、Google+ではユーザーが注意してくれさえずれば、こういった問題を回避するためのシステムが整っているわけです。

Google+に入りたい人はご招待しますので、お気軽にひと言お声がけください。
posted by 村上吉文 at 14:38 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加