2010年08月05日

シンプルなオンラインのテキストエディタ「シンプルノート」

シンプルノート
http://simple-note.appspot.com/index.html

これはすごいです。
本当にすごい。

テキストしか保存できないシンプルなサイトです。

もう、それしか機能がないんです。「保存」ボタンとかもあることはありますが、自動的に保存されるので使いません。タイトルとかもなし。一行目が自動的にタイトルになります。

保存された後もフォルダーわけとかしないんです。そもそもフォルダーという機能すらありません。あるのは検索だけ。自分の書いたものは検索して探すんです。

こういうの、大好き。

よく、日本語教師に限らず物書きの人などでもテキストエディターを使っている人がいるんですが、もしネットブックなどを購入したら、オンラインソフトとしてはこの「シンプルノート」がまさにぴったりです。

僕の中の位置づけでは、「エバーノート」が写真挿入や文字装飾もできてワープロに近く、このシンプルノートは「アクセサリ」に入っている「メモ帳」(テキストエディター)という感じですね。

軽快でシンプルで、自分の考えなどをメモしておくのに最適です。

高機能のテキストエディターとしては、実はまだオンラインソフトでそれに見合うものに出会っていません。どこかに秀丸の「アウトライン解析」の機能を持っているオンラインの無料テキストエディターがありませんかねえ。というか、秀丸自身がオンラインソフトになってほしい。

どなたかご存じだったら教えてください。

【参考】
「保存はテキストのみのSimpleNoteでクラウド連携してみる」
http://zeak.air-nifty.com/main/2010/08/simplenote-802c.html
タグ:便利ツール
posted by 村上吉文 at 07:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月31日

そろそろネイティブ論議について一言いっておくか。

タイトル偉そうですいません。ぺこぺこ。一度言ってみたかっただけなんです。

とは言え、日本語教育にかかわる日本人として、一言だけ言っておかなきゃいけないんじゃないかな、と思って出てきました。要するにネイティブとして語学教育に関わっている者ですので、内田さんの記事(http://blog.tatsuru.com/2010/05/12_1857.php)への反論として、きいてくださればと。

確かに、僕のように途上国を中心に日本語を教えている人間の場合、読み書きよりも口頭表現能力を重視することがあります。

しかし、そこにはまっとうな理由があるのであって、決して「日本の知識を伝えたくないから」などというような理由はありません。全くありません。ゼロです。

むしろ、国際交流基金の日本語国際センターなどでは「日本人らしさをめざす日本語教育からの脱却」を推奨しているぐらいです。私自身はそう指導している現場に出くわしたことはないのですが、中国の大学教員だけを対象にしたコースで、受講者の方がそういった方針に対して「私たちは日本人のように話せることを目指して勉強してきたのに」とこぼしていたのは聞いたことがあります。

では、なぜ私たちは「もっと口頭表現能力を」と言うのでしょうか。

それは、単に時代が変わったからです。それだけの話です。

では、時代はどう変わったのでしょうか。

■ニーズの問題

以前は、幕末の日本をあげるまでもなく、内田さんのおっしゃるとおり先進国の知識や技術を吸収するのが目的でしたから、文字が中心でした。福沢諭吉だって、対面コミュニケーションの必要性から口頭表現能力を重視するなんてことはしなかったでしょう。だって、外国人なんてほとんどいなかったんですから。対面しないのに対面コミュニケーション能力を育てても意味がありませんよね。

日本人にとって海外旅行が簡単にできるようになってきたのは1985年のプラザ合意以降です。つまり、たかだか35年前のことにすぎません。教育制度の硬直性を考えれば、これはほんの昨日のようなものです。

まして私のいるような途上国では、日本語を学習している人が日本人と同じように気軽に外国を訪れる時代は、まだ到来すらしていないのです。ですから、途上国の語学学習者の多くは今でも文字中心の語学教育に偏重しています。

しかし、上にも書いたように時代は変わりました。気軽に外国を訪れる時代はまだですが、日本企業の方がどんどん海外に脱出してきているのです。また、日本の観光客も増えています。そして言うまでもなく、インターネットを使えば音声でも動画でも、あたかも実際に対面しているかのごとく、日本にいる日本人と口頭でコミュニケーションすることができます。

いや、ここ数年の途上国の変化はむしろ日本より激しいと言っていいでしょう。日本でプラザ合意とネットの普及が同時にきたようなものですから。

このような大規模な変化が起きているのに、教育制度は日本と同じくなかなか変えることができません。

したがって、日系企業などからは「大学も出ているのにろくに話せもしない」というような批判が山ほどやってきます。(最後に例をあげました)

■ 教材の問題

もう一つの大きな原因は教材です。ご存じの通り、読み書きは文字が中心で、口頭コミュニケーションは音声が中心です。

ところが、文字の教材は板書をはじめ簡単に作成や複製ができるのに、音声の教材はそう簡単には利用できませんでした。蓄音機と黒板では、当然後者の方が普及していたことでしょう。

2010年の時点でも、音声教材をMp3などで配布しても、学生の側に再生機がないなどの問題はあります。それよりは、紙の資料をコピーする方がずっと簡単ではあります。

以上のように、ニーズへの急激な変化と教材の扱いやすさの問題で、現在の語学教育は多くの現場で読み書きに偏重している傾向があります。

さて、こういう状況で、日本語教育の専門家が「もっと口頭表現能力を」というとき、それは果たして日本の国益を相手の利益より優先しているからでしょうか。

【参考】

「リンガ・フランカのすすめ」http://blog.tatsuru.com/2010/05/12_1857.php


大卒者のコミュニケーション能力を批判したベトナムへの新聞への投書

http://tuoitre.vn/Ban-doc/Nghe-thay-va-viet/388296/Day-ngoai-ngu-sai-phuong-phap.html
上記の記事のGoogle翻訳の結果
Graduated but not quite communicate

Let me tell a true story 100%. I work for a Japanese company, because no one knows Japanese to communicate with the leadership and work of translation, the company posted £ hiring Japanese translation.

There is a female candidate to interview, in the interview I also participated. When viewed through the learning outcomes of this candidate, I would like the: University graduate major in Japanese, learning resource type rather, have work experience in another company in Japan for three years. I think you find the right person for the job.

Since Japanese is not a decent interview, I ask your boss. However, I can not imagine the level of her Japanese is so ... bad. These are common phrases that she did not answer. Every question I have to remind your boss at least twice. When interviewing expertise, all of my questions were translated into Vietnamese to hear her. She replied in Vietnamese and translated back to my temporary boss heard.

End of interview, the boss asked me a question that I do not know how to answer: "Graduated major in Japanese type of communication is not quite that, so at school Vietnamese students study what?" . Actually I only know silence.
タグ:日本語教育
posted by 村上吉文 at 09:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月30日

韓・中国人の日本語学習者にお勧めのストレート型電子辞書

昨日は新品のダイナブックを三万二千円で買って使っているという話を書きましたが、今日は電子辞書です。
電子辞書も最近は小型化、価格の低下が進んでいて、シャツの胸ポケットに入れっぱなしにできるようなストレート型もあります。携帯電話みたいなイメージですね。

そんな電子辞書に、韓国と中国の日本語学習者用のものが出ましたのでご紹介しておきます。
韓国語と中国語のモデルがあるのですが、両方とも日韓・韓日辞典、日中・中日辞典などのコンテンツが入っているだけでなく、メニュー自体が日本語から韓国語・中国語に切り替えできるんです。日本語が分からなくても操作に困ることがありませんね。

これで価格が一万円を切っているのですから、お買い得なんじゃないでしょうか。

【参考】



むらログ:外国人用の日本語電子辞書
http://mongolia.seesaa.net/article/137218610.html

むらログ:日本語学習者にお勧めのPC用の無料辞書
http://mongolia.seesaa.net/article/153848080.html
posted by 村上吉文 at 07:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月23日

政府、日本語教師の海外への公的派遣を強化の方針

7月21日の日経新聞で日本語教育関連の記事が出ていましたので、ご紹介しておきます。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE3E3E1EAE4E5E7E2E0E3E2E5E0E2E3E29180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195164008122009000000

記事では日本語教育の政策が縦割りになっている弊害をおさえるために「日本語教育関係府省連絡会議(仮称)」という各省庁の担当者を集めた会議を設置するという内容が紹介されています。

ここでは「各省庁」となっていますが、この連絡会議が9月までに設置する「日本語教育推進会議(仮称)」には、もっと現場レベルの国際交流基金、東外大、国研なども参加するとのことです。

僕のように基金から派遣されている人間にとって重要なのは「年間数十人にとどまっている海外派遣の日本語講師の増員を検討」という部分。一年に一度だけおこなわれる公募は今年の分が現在も募集中ですが、ご覧の通り僕と同じ上級専門家はポストが五つしかなくて「これじゃ若い人は参入する気になれないだろうなあ」と思っていました。でも、今回の記事を見せれば、もう少し積極的に参加してくれる人も出てくるのではないかと思います。

記事では7月29日に記者会見の行われる2009年の日本語教育機関調査の数字も引用されています。また、EPAによる看護師や介護福祉士の受け入れの拡充についても触れられています。

「日本語教育関係府省連絡会議」、これから要チェックですね。
posted by 村上吉文 at 07:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月22日

iPadなどでFCを使う方法

iPadをフラッシュカードとして使うことについて簡単に書いたことがありますが、実際にどうやるのか、と聞かれました。

まあ、いろいろ方法はあると思うんですが、語彙表などをエクセルで管理している人にはパワポのファイルから画像で保存する方法をお勧めします。

やり方は、まず、「FC一直線」でパワーポイントのフラッシュカードを作ります。
「FC一直線」ダウンロード

参考
「漢字フラッシュカード? それ10秒でできるよ。(デモ動画あり)」
http://mongolia.seesaa.net/article/97658894.html
「それ7秒でできるよ!」
http://mongolia.seesaa.net/article/97818934.html

これでパワーポイントのファイルが出来ますから、これを画像で保存すればいいわけです。powerpoint2007の場合は、オフィスボタンから「名前を付けて保存」にして「その他の形式」を選び、「Jpeg」に設定します。

そして画像表示アプリを起動して、一枚一枚めくってみせればいいわけですね。

僕自身はiPadを持っていないし買う予定もないのですが、iPhoneなどではjpegは見られるようですから、iPadでも大丈夫でしょう。

ちなみに、こういったスマートフォンなどでは画像を指でサッとめくって次の画像を表示するのですが、この感覚はかなり紙のフラッシュカードをめくる感覚に似ています。デジタルが苦手な先生や学習者に対しても、アレルギーを刺激することなく使ってもらえるのではないでしょうか。


 

2010年9月27日追記
実際にこの方法で作成したフラッシュカードを使って授業をしている動画を公開しました。
http://mongolia.seesaa.net/article/163896037.html
タグ:FC一直線
posted by 村上吉文 at 08:44 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月13日

ほめても怒ってもだめならアウトプットさせよ



「向上心がないやつはほんとにどうしようもない」という投稿がはてな界隈をにぎわせております。非常に長文なので詳しくはオリジナルを見ていただくとして、僕がちょっと驚いたのは以下の部分。
わたしたちがこれまで伝えてきた職場内での留意事項、ミスを減らすために気をつけるべきこと、そういうことがまったく彼女の頭には入っていなかった。
どうすればミスを減らせるかしっかり考えてる?と、これまでよりも強い口調で注意を促した。
本当に、彼女をどうすればよいのかわからなかった。
ほめてもだめ、怒ってもだめ。
彼女は例の、眉間に皺を寄せた神妙な表情で時折うなづきながらわたしを見つめていた。
わたしの問いかけにも、黙ってうなづき続けるだけだった。
ふとわたしは思うことがあり、話すのをふいにやめてみた。
彼女はそれでも表情を変えず、一定の間隔で二、三度うなづいた。
それから、はっとしたように、うなづくのをやめた。
ああ、この子は、ほんっとうに誰の話も聞いてなかったんだな、と改めて思った。
http://anond.hatelabo.jp/20100707221911

日本国内のビジネスの現場って、未だにこんな人材の育て方をしているんでしょうかねえ。
上司が部下に一方的に話すだけでは、特にこのようなミスした直後の部下の頭に入るわけがありません。
「私ってもうクビ?」
「どうしてこんなことしちゃったんだろう」
「私ってばかばかばか」
こういう雑念が頭の中を駆けめぐっているはずです。
授業に集中している学生にだって、なかなか教えたいことが伝わらないんですから、こんな状態の人が新しいことを学べる可能性は極端に低いでしょう。

では、どうすればいいのでしょうか。

ここでは以下の2点がシラバスとして挙げられています。
1.職場内での留意事項
2.ミスを減らすために気をつけるべきこと

そういうことを伝えたいのだったら、上司が話すのではなく、こういう風に聞いてみればいいのではないかと思います。
「この職場で留意しなくてはならないことは何?」
「ミスを減らすためにはどうしたらいいと思う?」
こう質問すれば、少なくとも「聞いてる振り」でやり過ごすなんてことはなくなります。

要するにインプットさせるのではなく、アウトプットさせること。

文中では「しっかり考えてる?」と質問したとありますが、これに「いいえ」と答えられる人はまずいません。昔の先生が「分かりましたか?」と質問していたのと同じ。

こういうことは語学に限らず、教育に関わる人ならけっこう普通にやっていることだと思うんですけど、もしかしたら人材の育て方というのは、特殊な技術だったりするのかもしれません。そう思っていたら、関連する記事でteruyasterさんがこんなことを書いていました。
教える技術というものがあるとしたら、
その技術を教えてもらう授業があってもよさそうですが
そんな授業が学校にあるわけないですよね。

逆に教えられる技術というのも存在しない。

(中略)

そういう意味で教えること、
教えられることについては
僕も含めみんな一生素人なんだろうと思います。
http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20100711

よく、経理をやっている人が「費目の仕分けなんて常識じゃん。みんなやってるじゃん」と言っていたりしますが、すみません、僕もよく分かりません。
でも、同じように人材の育成というのも、どの会社でも必要な業務でありながら、教育業界以外では、初歩的な方法論もまだまだ普及していないのかもしれませんね。

7/14追記
ofuneさんよりtwitterのコメントで以下の本を紹介していただきましたのでご紹介します。

まだ読んだことはないんですが、著者の中原さんについては以下でコメントしたことがあります。
「むらログ:激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」
http://mongolia.seesaa.net/article/150039180.html
中原さんのtwitterはこちら。
http://twitter.com/nakaharajun
posted by 村上吉文 at 07:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月10日

「世界の日本語教育の現場から 2010」公開

むらログ読者のみなさま、おひさしぶりです。
7月2日から昨日までハノイを離れておりまして、ブログの更新が止まっておりました。一部の方にはご心配をおかけしましたが、元気にしております。

さて、再開後の最初のお知らせは「世界の日本語教育の現場から 日本語専門家の声」の2010年度版が公開されたお知らせです。

「世界の日本語教育の現場から 日本語専門家の声」

http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/index_2010.html

このサイトは国際交流基金から世界各地に派遣されている日本語教師が現場の話を書いているもので、2002年からいろいろな国のナマの情報をお届けしています。

今回の僕の原稿はこちらにあります。
「ご支援ありがとうございました。ベトナム日本人材協力センター(ハノイ)村上 吉文」
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/vietnam/2010/report01.html

モンゴル時代の僕の原稿はこちらです。
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2002/report01.html
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2003/report01.html
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2004/report01.html
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2005/report01.html

今年の派遣で募集中のポスト
前回、今年の基金派遣の募集情報を紹介しましたが、そこに出ている現場の話はこちらで読めますよ。

アイルランド(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/seiou/ireland/2010/report01.html

中国(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/china/2010/report03.html

フィリピン(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/philippines/2010/report03.html

マレーシア(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/malaysia/2010/report01.html

南インド(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/minami_asia/india/2010/report03.html
(上記の手記はバンガロールですが、次回の派遣から南インドはハイデラバードになるようです)

韓国(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/korea/2010/report01.html

中国(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/china/2010/report03.html

インドネシア スマラン(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/indonesia/2010/report05.html
こちらではパワーポイントの使い方などの「IT研修プロジェクト」も行われているようです。

タイ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/thailand/2010/report06.html

フィリピン セブ島(専門家)
フィリピンは上記の上級専門家はマニラに派遣されるようですが、専門家の派遣されるセブ島は新規なので、前任者がいません。もちろん、記事もありません。

マレーシア AAJ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/malaysia/2010/report03.html

スリランカ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/minami_asia/srilanka/2010/report01.html

シドニー(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/taiyoushu/australia/2010/report03.html
ここでは「映画で学ぶ日本語・日本文化『しあわせ家族計画−日本語・日本文化学習キット』」というのが紹介されていて、とても面白そうですね。著作権の問題の解決など、苦労されたのではないかと思います。

ドイツ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/seiou/germany/2010/report01.html
ここに出てくる「KinderUni」というのは日本語を全然知らない人にたった二時間で日本に初めて触れてもらうという仕事で、モンゴル時代に僕も似たことをかなりやっていたので、非常に興味深かったです。

ウクライナ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/touou/ukraine/2010/report02.html

ハンガリー(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/touou/hungary/2010/report01.html
「日本語をおしえない日本語教師」という表現が出てきますが、基金の「現場型」でない派遣先の意外に地味な日常がつぶさに描写されていて、華麗なる仕事だと思っていらっしゃる一部の方には参考になるのではないかと思います。はい、僕も「日本語をおしえない日本語教師」の一人です。

ロシア ハバロフスク(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/touou/russia/2010/report03.html

なお、指導助手も募集されていますが、具体的な派遣先情報がないので、現時点ではご紹介できません。のちほど、以下のページに載ることになっています。
http://www.jpf.go.jp/j/about/adoption/japan_23_haken3.html
posted by 村上吉文 at 07:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月06日

国際交流基金上級専門家・専門家・指導助手 公募

国際交流基金が、海外に派遣する日本語上級専門家
、日本語専門家 、日本語指導助手
を募集しています.
http://www.jpf.go.jp/j/about/adoption/japan_23.html

派遣先については、こちら
をご覧ください。
http://www.jpf.go.jp/j/about/adoption/japan_23_haken.html
posted by 村上吉文 at 22:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月08日

iPadは人間への回帰、そして終わるフラッシュカードの時代



shokutoさんが教育の関わる開発者として「iPadは僕らにバトンを渡した」を書いていらしたので、便乗して教育現場の人間として書いてみます。

iPadは一対一の対面プレゼンテーションに使えそうなことは、ビジネス関係のいろいろな人が言っているようですが、これは教育の世界にもちょっとした変革をもたらすんじゃないかな、と思っています。

一つは、フラッシュカードや、その代用としてのパワーポイントが終わるんじゃないかっていうことです。

まず、フラッシュカードからパワーポイントへの移行ですが、これは確かに準備作業の劇的な効率化をもたらした反面、教師と学生の人間的なつながりを阻害するという側面を持っていました。何度かこのブログなどで書いたことがあるかもしれませんが、僕自身も停電でパワーポイントが使えなかった授業のあとで、初めてクラスの雰囲気が何か暖かいものに変わったような感触を得たことがあります。

何でかというと、やっぱり顔と顔がつながらないんですよね。先生は学生の顔を見ているにしても、学生は先生の顔でなくスクリーンを見るようになってしまいます。ひどいときには、先生もスクリーンを見ていたりして、どちらも顔を見ていなかったりします。

また、先生が立ち位置を考えてスクリーンのすぐ近くに来たとしても、どうしたって人の顔よりはスクリーンの方が大きいので、見た目の主役はスクリーンになってしまいます。

僕はiPadは買わないと思うんですけど、この手のタブレット型の手軽な端末が登場してきたことにより、こうした問題は解決できるようになりそうです。

というのも、スクリーンと違って、こういった機器を教室で教具として使うときは、フラッシュカードのように教員が自分の手にとって胸の前で学生に向けて操作するようになると思うのです。そうすると、教員の顔に近いので、学生の視線は教員の顔につながりやすくなります。目と目が合いやすくなるわけですね。

また、大きさも人間よりは小さいですから、見た目の主役も端末ではなく人間であることが明示的になるでしょう。

こういった違いは言葉にしてみるとあまり大したことではないように聞こえるかもしれませんが、教室で学生との人間関係を作るには非常に大きな違いだと思います。

つまり、フラッシュカードからパワーポイントへ移行したことにより阻害されかけていた教師と学生の人間関係が、iPadのようなタブレット型端末の登場により、ふたたび血の通ったものに回帰してくるのではないかな、という予感がしています。

また、これにより、フラッシュカードの時代は完全に終わるのかもしれません。これだけパワーポイントのような効率的な技術が普及していてもアナログなフラッシュカードにこだわりを感じていた人は、少なからず、上記のような問題を本能的に察知していたのではないかと思います。しかし、こういった端末の登場は、そういった懸念を払拭してくれるだけの力がありそうです。

ただ、フラッシュカードの時代が終わるにしても、パワーポイントの時代が終わるとは、僕は考えていません。というのも、文字が主体のフラッシュカードとは違って、導入用の鮮烈な画像や動画の利用には、やはり巨大な画面で圧倒的なインパクトを与える方が得策だからです。また、細かい画像は手に持ったタブレット端末で学生の目に届きにくいので、会話のネタにするような絵パネルなどもスクリーンの方が使えるように思います。フラッシュカード自体や「フラッシュカードの代用」としてのパワーポイントは、タブレット端末の登場によって終わるかもしれませんが、それ以外のパワーポイントの用途はまだしばらく続くのではないでしょうか。
posted by 村上吉文 at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月06日

外国人労働者の割合とGDPの驚くべき関係



移民政策に反対する人の中には「移民は労働力にはなるが教育などの負担もあがるから結局その国にとっては経済的にマイナスになる」という人がいます。

僕は経済学の理論についてはそういう人を説得できるほどの知識はありません。「理論」についてはね。

でも、今はネットの時代です。いろいろな指標が出ていますから、簡単な検証ぐらいはすることができます。GDPの高い国で、外国人労働者の占める割合はどうなっているのでしょう。

まずウィキペディアで国別GDPの上位を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国の国内総生産順リスト_(一人当り為替レート)
ここでは、三つの統計のうち二つでルクセンブルグが一位になっています。2007年の統計が紹介されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/外国人労働者
同じくウィキペディアで「総労働力人口の中で外国人労働力が占める比率」を調べてみました。こちらは2000年です。これを見ると、GDPで一位だったルクセンブルグが57.3%でダントツ一位であることが分かります。二位のシンガポールの二倍以上ですから、文字通りダントツですね。
そして、そのシンガポールも日本を一人あたりGDPで追い越したばかりで、アジア第一位のGDPを誇っています。

つまり、少なくとも以下のことは事実です。
2000年に外国人労働者の割合が一位だった国は、2007年のGDPで世界一位。
2000年に外国人労働者の割合が二位だった国は、2009年のGDPでアジア一位。

最初にお断りしたように、僕は経済学の「理論」についてはよく知らないのですが、移民が経済的にマイナスになるようでしたら、こんなことはあり得ないと思うんですよね。反対する人はコストばかり声高に主張しますが、実際はプラスの方がずっと大きいと考えていいのではないでしょうか。

そして、それを常日頃から肌で感じているのは我々日本語教育の人間の他にそれほどいないのです。私たちが社会に対して声を挙げていく必要があると思います。

【参考資料】
http://ja.wikipedia.org/wiki/国の国内総生産順リスト_(一人当り為替レート)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%B7%8F%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88_(%E4%B8%80%E4%BA%BA%E5%BD%93%E3%82%8A%E7%82%BA%E6%9B%BF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88)

http://ja.wikipedia.org/wiki/外国人労働者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85
タグ:移民
posted by 村上吉文 at 09:40 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月31日

移民政策のことを考えてみませんか?

ベトナムに来てもうすぐ二年になるわけですが、やっぱり若い世代が多い国は活気が違うなあ、というのが最大の印象ですね。ベトナム人の平均年齢は26歳で、日本人の平均年齢は46歳。この違いは大きい。

で、深刻に考えてしまうのは、やはり日本人はもっと移民を受け入れなくてはならないんじゃないかな、ということです。
実際に、政治の世界では民主党内にも「1000万移民受け入れ」という考えがあるし、自民は中川秀直氏がかなり積極的に発言していますよね。

『通商白書』がこんなことを書いていたのは、もう五年も前のことです。1,800万人の移民ですよ。
現在の生産年齢人口を2030年時点においても維持しようとすれば、単純計算で2030年までに約1,800万人もの外国人労働者を追加的に受け入れる必要が生じる。
http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2005/2005honbun/html/H3233000.html

同じ年の通商白書には、以下のような記述もあります。
外国人労働者に対する国民意識の熟度(第3-2-28図、第3-2-29図)を勘案すれば、外国人労働者政策において、「労働力人口の維持」という目標をメインターゲットとすることは現実的ではない。

移民政策の最大の障害が、外国人をあまり知らない日本人の国民感情である以上、我々日本語教師はもう少し社会に対して声を挙げていくべきなんじゃないでしょうか。

つまり、彼らも普通の人間だってことです。

普通の人間なんだから、いいやつもいれば悪いやつもいる。金持ちになりたいやつもいれば幸せな家庭を築きたい人もいる。そういうことをです。

意識を変えれば、日本は移民を受け入れられると思うし、そうしないと国は滅びる。実際に白豪主義で有名だったオーストラリアだって、現在は以下のようになっています。

オーストラリア移民多文化省は2005年、同国内における労働力の25%が国外出身者であり、40%が少なくとも片親が国外出身者であると推定している。
http://bit.ly/b9ppKf


もちろん、移民を入れれば、移民による殺人事件なども起きるでしょう。残念だけど、当たり前です。日本人だって殺人事件を起こすんだから、外国人だけが起こさないなんてことはあり得ない。そして、「だから移民はいやだといっただろう」というような人も出てくるでしょう。しかし、問題は、日本人だけじゃ、それ以上にひどいことになるんじゃないんですかってとこにあります。

たとえば医療。奈良では有名な事件がありました。

奈良の妊婦が死亡 18病院が転送拒否
2006年10月17日

 奈良県大淀町の町立大淀病院で今年8月、出産中の妊婦が意識不明の重体に陥り、受け入れ先の病院を探したが、同県立医大付属病院(同県橿原市)など19病院に「ベッドが満床」などと拒否されていたことがわかった。妊婦は約6時間後に約60キロ離れた大阪府吹田市の国立循環器病センターに搬送され、男児を出産したが、脳内出血のため8日後に死亡した。
http://www.asahi.com/special/obstetrician/OSK200610170023.html

日本人だけじゃ、もう日本を支えていく手が足りないんです。移民政策によって失われる命もあるかもしれないけど、こうして人手が足りなくて死んでいく命だってあるんです。移民政策によって救える命の方が一つでも多いのなら、それは間違いなく移民政策を進めるべきだという結論になるのではないでしょうか。

そして、外国人をほとんど知らない日本人に対して、「彼らも普通の人間なんだ」ってことを伝えられるのは、常に外国人に接している我々の他にいないのです。

同業者の皆さん、声を挙げてみませんか。
posted by 村上吉文 at 07:07 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月29日

デジタルネイティブとデジタル移民の見分け方 そのニ 「紙の資料は信用できない」

デジタル移民(デジタル・ネイティブではない、アナログの世界からデジタルの世界に移民してきた人)と話していて「ついていけないなあ」と思うことの一つに、「ネットにあるものは信用できない」というような意見があります。「同じ内容でも紙なら信用できるが、ネットでは信用できない」という感じの人、まだ絶滅してませんよね。

デジタル・ネイティブは逆に、同じ内容ならネットにあるコンテンツの方を好みます。理由は簡単。検証可能性が高いからです。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 09:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月27日

いいから、インターネット・エクスプローラーだけはやめとけ、とにかく。

先日、twitterで以下のように書きました。
仕事のために久しぶりにIEでネットを巡回してみたら、その遅さにうんざり。世の中の大半の人がこんなブラウザを使っているというのが信じられない。
http://twitter.com/Midogonpapa/status/14579850454


そうすると、その後、ユーザー側の日本語教師と開発側の日本語教師のお二人から、非常に対照的なコメントをもらいました。

@Midogonpapa 私はブラウザはずっとIEを使っていたのですが、つい最近Google Chromeを使い始めて、「うぉっ、はやっ!」と思っているところです・・。なぜだかIE以外のブラウザを使うという選択肢が頭になかったんですよね・・。
http://twitter.com/kayoron/status/14594187414

@Midogonpapa そのIEのために、開発者は苦労しているんですよね…私もそれを被ったりしていますが。Javascriptを多用しているのでIEに対応させるのが一番大変……
http://twitter.com/jun_arisue/status/14585115237


インターネット・エクスプローラー(IE)がどれほどひどい代物なのか、ほとんどの人は知らないんですよね、きっと。そうでなければ、わざわざ好きこのんでIEを使う人なんていないでしょうから。

それで、このブログをご覧になっている方のために、「むらログ」を表示するのにどれだけ時間がかかるか動画で撮影してみました。



以下、秒数は撮影が開始されてからの経過時間です。
0秒 撮影開始

22秒 IEから「むらログ」にアクセス開始。

26秒 Chromeから「むらログ」にアクセス開始。

29秒 IEで「むらログ」のタイトル画像が表示される

31秒 Chromeで「むらログ」のタイトル画像が表示される

33秒 Chromeで「むらログ」の本文が表示される

45秒 IEで「むらログ」の本文が表示される

計算してみると、IEではタイトル表示まで7秒、本文表示まで23秒かかっているのに対し、Chromeではタイトル表示まで5秒、本文表示まで7秒しかかかっていません。

つまり、本文を読めるまでに、IEではChromeの三倍以上もの時間がかかっているわけですね。

ネットを快適に使いたかったら、とにかくIEだけはやめておいたほうがいいです。

本家のGoogleのサイトでは、こんな分かりやすいビデオも公開されていますよ。



Google Chromeのダウンロードはこちらから。

http://www.google.com/chrome/intl/ja/landing.html
posted by 村上吉文 at 01:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月19日

JICAからベトナム派遣の日本語教師求人

JICAからベトナムに派遣される日本語教師の求人がありましたので、ご紹介しますね。
前半が青年海外協力隊で、後半がシニアボランティアです。

青年海外協力隊
カントー大学
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/sjva/index.php?m=Info&yID=JA02710101


フエ外国語大学
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/sjva/index.php?m=Info&yID=SA02710163


ダナン市外務局(ガイドの養成)
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/sjvb/index.php?m=Info&yID=SB02710162


シニア
カントー大学
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/ssva/index.php?m=Info&yID=JA02710101

フエ外国語大学

http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/ssva/index.php?m=Info&yID=SA02710163

ダナン市外務局
http://www.jocv-info.jica.go.jp/short/ssvb/index.php?m=Info&yID=SB02710162

カントーは残念ながら行ったことがないのですが、フエもダナンもいいところですよ。

ホーチミンとフエでセミナーを行ったときの動画です。


日本語隊員ではありませんが協力隊の隊員が指導していた、フエの隠れ家的なホテルです。セミナーの時にはここに泊まりました。


前にもご紹介したことがありますが、ダナン外国語大学でセミナーを行ったときの動画です。こちらは学生の様子がよく分かると思います。

全然すれていない、いい子達ばかりでした。ここで働ける人がうらやましいですね。
posted by 村上吉文 at 14:03 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月18日

twitterでの効率的な同業者の探し方

twitterを始めると、最初は誰をフォローすればいいのかよく分かりませんよね。それで最初におすすめされる「朝日新聞」とか読まされて「こんなのサイトで読めるじゃん」とか思ってしまったり。

そこで今日はtwitterを始めたばかりの人向けに、どういう人をフォローすればいいのかをご紹介したいと思います。キーワードは「検索」と「リスト」です。

まあ、「検索」は簡単ですよね。検索欄に自分の興味のあるキーワードを入れればいいわけです。ここでは「日本語教師」とか「日本語教育」とか入れてみることにしましょう。そうすると、私のアカウントも見つかるでしょうし、それ以外には以下のようなアクティブな方もすぐに見つかるでしょう。

http://twitter.com/shokuto
http://twitter.com/colacaco
http://twitter.com/gaby6100

次が「リスト」です。

ここでは僕を例にしてみましょう。twitterの僕のURL(http://twitter.com/Midogonpapa)で、自己紹介の下に「リスト」という文字が見えると思います。現在は「30リスト」と書いてあります。これをクリックしてみてください。そうすると以下のページに移りますね。

http://twitter.com/Midogonpapa/lists/memberships

普通は「midogonpapaをフォローしているリスト」という一覧が見えると思いますが、これは他の人が僕をどのようにリスト分けしているか、ということです。僕の専門は日本語教育ですし、twitterでもそういうことを多めに書いていますから、僕を「日本語教育関係者の一人」としてリストアップしている人が多いですね。

ということは、そのリストに載っている他の人を見れば、僕と同じ日本語教育関係者がすぐに分かるわけです。

リスト名からして明らかにそれと分かるものには、以下のようなものがあります。
http://twitter.com/web_ksj/japanese-language-teacher
http://twitter.com/kdaiki/ja-edu
http://twitter.com/England_/jp-education
http://twitter.com/msdsystem/nihongo-kyooiku
http://twitter.com/Birgens/japanese-language-teacher

まあ、中には不思議なリストもあって、たとえば以下のリストなんて、「俺がどうしてこの面子の中にいるんだろう」とか思っちゃうこともあります。
http://twitter.com/chiri03/category-4/members

それはさておき、上記の日本語教育関係者っぽいリストを見てみるとしましょう。たとえば一番上のweb_ksjさんが公開しているリスト。
http://twitter.com/web_ksj/japanese-language-teacher

ここでは、以下の28名がリストアップされています。

http://twitter.com/kohatayusaku
http://twitter.com/nomomania2
http://twitter.com/_misako_
http://twitter.com/salon_ena
http://twitter.com/rina_97
http://twitter.com/fumnya
http://twitter.com/Midogonpapa
http://twitter.com/mizuesano
http://twitter.com/lovemayas
http://twitter.com/Rickey1102
http://twitter.com/samsara3000
http://twitter.com/jun_arisue
http://twitter.com/sabaibihobo
http://twitter.com/soraon
http://twitter.com/riepom
http://twitter.com/msdsystem
http://twitter.com/kotobukujp
http://twitter.com/nacachiki
http://twitter.com/gonta72mx
http://twitter.com/inuyamanihongo
http://twitter.com/koko_san
http://twitter.com/kuginbo
http://twitter.com/catthecartwheel
http://twitter.com/O_8
http://twitter.com/swejun
http://twitter.com/w_saaya
http://twitter.com/noajon
http://twitter.com/kyono_sora

この中の半分近くは僕もフォローしている人たちですね。
自分もフォローしている場合は、この一覧に「フォロー中」というマークが出るので、すぐに分かります。

もちろん、このリストはweb_ksjさんが作ったものであって、普通は自己申告にもとづくものではありませんから、実際には日本語教師ではない人が含まれている可能性もあります。

こうして他の日本語教師らしい人のページを開き、その人の「リスト」の一覧から、さらにその人を含む日本語教師っぽい名前のリストを見つけることができます。そして、そのリストに含まれている日本語教師のページの「リスト」の一覧から、またさらに日本語教師っぽいリストを探すことができるわけですね。

こうして、日本語教師のリストを巡っていけば、一日あれば百人ぐらいの日本語教師(っぽい人)リストは作れるんじゃないでしょうか。

さて、このように自分が他の人のリストに挙げられたくない場合は、基本的にじぶんのつぶやきを公開しないというのが一番です。設定は以下で行えます。
http://twitter.com/settings/account

つぶやきは公開したいけど、自分が日本語教育関係者であるとは認識されたくない、という場合は、日本語教育関係のことは公開されたつぶやきとしてはかかない方がいいでしょう。中には、こういったリストの機能を知らずに日本語教育関係のことを書いてしまって、それで上記のようなリストに挙げられてしまって驚いている人がいるかもしれませんが、その場合はそのリストの作成者に事情を話して「リストを非公開にしてほしい」とか「リストから除外してほしい」とお願いするしかないでしょうね。その場合は「勝手にリストに書くな」と怒るのは筋違いですから、言葉遣いは慎重に選んだ方がいいでしょう。
posted by 村上吉文 at 07:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月17日

教師の役割 看護士と編集者と美女と野獣

昨日ご紹介した「激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」の件ですが、「ustreamとtwitter」って何?という人のためにちょっとご紹介しておきます。

僕のブログでも国際交流基金の事業仕分けについて、USTREAMの動画と、それに関するtwitterでの発言をまとめていましたが、要するにそういうことです。
http://mongolia.seesaa.net/article/149244608.html

「激変するラーンスケープ」でも同じように動画とつぶやきがまとめられています。




ここで教師の役割が変わりつつあるというような議論が出ていたので、僕も昨日触れられなかったことを一つ補足として書いておきます。

今までよく思っていたことは、「教育業界にはコンテンツに詳しい人とそのユーザーに詳しい人の区別がないんだなあ」ということです。

例として医療と出版を考えてみます。

医療の場合、医者と看護士っていう役割の違いがありますよね。よく、医者は病を見て看護士は患者を見る、なんていいますが、これはもう少し一般化すると、医者は病気とか怪我とかいう問題に関するスペシャリストで、看護士はそのサービスのユーザーに近いスペシャリストということができますよね。

同じように、出版の場合も著者と編集者という役割分担があります。僕も教科書を作ったことがありますし、月刊誌で連載もしていますが、編集者の方は読者としての視点で「ここは分かりにくい」とかコメントをくれることもありますし、ITエンジニアの日本語教材の時は大連まで取材に行って「こういうニーズがある」というようなことを調べてくれたりしました。つまり、著者がそのコンテンツ側の人間だとすると、編集者は読者というユーザー側のスペシャリストという役割分担になっているわけです。

ところが教育現場ではこの区別が曖昧な場合がよくあると思うんですよね。最新の情報を扱うような教室とか、あるいは日本語教育のように教える内容はそう簡単に変化しないようば業界でも、教科書が充分に普及していないような地域だったりすると、知識を伝えることだけが唯一の目的になってしまって、教師が一方的に話しておしまいという教育スタイルになりがちです。そういう教育機関は医者だけいて看護婦のいない病院、あるいは作家だけいて編集者のいない出版社のような組織だと考えてもいいのではないでしょうか。

その地域で日本語教育がある程度発展してくると、コンテンツの専門家は教科書などを作ることになるので、本来なら現場の教師は看護士的な仕事に専念できるはずです。つまり、ニーズやレディネスなどの学習者の立場を理解して、カスタマイズさせながら練習を組み立てていくような仕事です。ところが、教育業界は医療とか出版と違って、その役割分担が明瞭ではないために、どうもそういう方向に進まない場合が多いような気がします。

それで、上記twitterの中にも出てくる動機付けの話とも関連するので、最近ちょっと面白い経験をしたことをご紹介したいと思います。

うちの五歳の娘は最近ピアノを習い始めたばかりなのですが、五歳で楽譜も読めずに「ドレミファソ」という言葉(?)の意味も分からない状況で、おまけに先生はベトナム人で言葉もあまり通じません。(まあ、娘のベトナム語は僕よりは上手なのですけど)

そういう状況で、最近ハノイで「美女と野獣」というミュージカルを見たんですよね。それで、その主題歌がとてもお気に入りなんですが、ピアノの先生に教わってきたのが「ドレミファソ、ソファミレド」というフレーズなんです。指が五本あって、弾く音も五種類、左から右に順番に弾いて、今度は右から左にも順番に弾くだけ。これなら五歳児でもできますよね。

そしてそれが、「美女と野獣」の主題歌の
Ever as before
Ever just as sure
という部分なんですよね。
この歌を知らない人にはよく分からないと思いますが、歌詞と音楽は以下で確認できます。
http://www.stlyrics.com/songs/d/disney6472/beautyandthebeast512038.html

実は娘のピアノの先生には僕は一度も会ったことがありません。でも多分ピアノの先生なんだから、ピアノは上手なんでしょう。それがそのコンテンツの専門家ということです。でも、それだけじゃなくて、この先生は「美女と野獣」の主題歌がお気に入りの五歳児に、「ドレミファソ、ソファミレド」を教えることができました。

つまり、ユーザーの「美女と野獣がお気に入り」という文脈と「五歳児の初心者」というレベルを的確に把握して、それに見合うコンテンツを提供し、その結果、そのユーザーはそのスキルを身につけることができたわけです。

おそらくUSTREAMやyoutubeなどで、オンラインでピアノを教える先生はどんどん出てくると思います。日本語教師でも授業を公開している先生はたくさんいるのですから、もしかしたらすでにピアノの先生でも、そういう人がいるかもしれません。でも、そういった形式では、ユーザー一人一人の文脈やレベルを把握してそれに見合ったコンテンツを提供することはできないわけです。

そりゃ超有名なピアニストが教える動画なんかがあったら、すごい人気にはなると思います。だから、誰にでも同じコンテンツしか提供できないピアノ教師というのはすぐに淘汰されてしまうでしょう。でも、「美女と野獣」が好きな五歳児に「ドレミファソソファミレド」を教えるセンスのあるピアノ教師なら、それほどオンラインの超一流ピアニストは脅威に感じなくてもいいのではないでしょうか。

【参考】
『美女と野獣』を上演したHanoi International Theatre Society
http://hanoi-hits.info/

関連する写真
http://www.flickr.com/photos/46925571@N04/sets/72157623300982716/
posted by 村上吉文 at 07:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月11日

村上よさこいに驚く、の巻

ベトナムのさつき祭り(撮影:村上)


ここベトナムでは日本の伝統の芸能のうち、「よさこい」が非常に存在感があります。

おとといはハノイの「さつき祭り in Vietnam」というイベントに行って来たんですが、ここでも中心はよさこいでした。僕の関わっていた「ハノイ本語フェスティバル」でも、パフォーマンス部門に必ずよさこいが出ていました。

でも、僕は日本にいたときは、なぜかあまり縁がなかったんですよね。この手の踊りといえば「阿波踊り」は大好きで、阿波踊りとしては日本最大の(つまり世界最大の)高円寺阿波踊りにモンゴルのITエンジニアたちを連れて行ったりもしたんですが、なぜか「よさこい」は一度も見たことがありませんでした。

それで、ちょっと調べてみたら、ベトナムだけではなくて海外でもかなり人気があるみたいで、驚きました。
こちらにインドネシアの「第7回 スラバヤよさこい祭り」というのが出ていますが、36チームも参加しているようです。
http://gadogado.exblog.jp/9117490/

と思っていたら、こちらには第6回の優勝チームのブログがあり「優勝したチームは今度の7月27日(日)にジャカルタの全国大会へ行くことになりました。」なんて書いてあります。

http://japanologyunair.da-te.jp/e95703.html
ということは地方予選だけで36チームも出ているということなんでしょうか。すごいですね。

ウィキペディアには、マレーシアのプトラジャヤとペナンでもよさこいが開かれている記述があります。

In Sekolah Alam Shah, Putrajaya, during the Form 1 Cultural Night one of six sport houses will perform yosakoi.
Internationally, Yosakoi is performed in Penang, Malaysia every year in July by local enthusiasts called the Pink Hibiscus Yosakoi Dancers.

ハノイのように、ウィキペディアに載っていない「海外よさこい」が他にもたくさんあるのかもしれませんね。

日本語のウィキペディアには、なんと59もの国内開催地が記載されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/YOSAKOI

中でも有名なのは北海道、仙台、東京、名古屋、高知(本場)の五つのようですので、リンクを張っておきます。

北海道 http://www.yosakoi-soran.jp/
仙台 http://www.michinoku-yosakoi.net/index.html
東京 http://www.yosakoi-harajuku.com/
名古屋 http://www.domatsuri.com/
高知 http://www.yosakoi.com/jp/

日本語学習者にすぐに紹介できるリソースとしてはyoutubeの「YOSAKOIソーラン祭り組織委員会公式チャンネル」がおすすめです。
http://www.youtube.com/user/YosakoiSoranOC

動画を一つだけご紹介しておくと、國士舞双というチームは、一昨日のハノイのイベントでも見たんですが、本場、土佐のよさこいで審査員特別賞を受賞している由緒あるグループのようです。

公式サイト
http://www.kcb-net.ne.jp/tkatu/index.html

ということで、これはかなり学習者に対して訴求力のあるイベントだと思いますので、日本で教えてらっしゃるみなさんはお近くのよさこいに学習者をつれていってみてはいかがでしょうか。何と言っても日本国内で59カ所もの場所で開かれているのですから。
posted by 村上吉文 at 07:56 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月10日

『月刊日本語』六月号はパワーポイントの初歩

photo by garethjmsaunders

月刊 日本語 2010年 06月号』がそろそろ店頭に並ぶようですね。6月号ではパワーポイントの初歩的なところをご紹介してますよ。実を言うと、この連載でパワーポイントについて触れるのは三度目なのですが、今回が一番基本的な内容になっています。

プレゼンだけではないパワポの使い方!

 本連載の四月号と五月号では日本語教師がワードとエクセルをどう使うかの基本的な方法をご紹介しました。この二つはどんな仕事をしていても重宝するソフトですが、職種によってまったく価値が異なるのが、今回ご紹介するパワーポイントです。
 このソフトはデスクワークの業務をするだけならほとんど使うことはないのですが、いったん教壇に立って使い始めるとすぐに手放せなくなってしまいます。と言っても、私たちの使い方はよくテレビで見るようにビジネスマンがスーツをビシッと着こなしてプレゼンをするのとはちょっと違います。ああいった説明や説得のツールとしてではなく、むしろ導入の後の練習の部分で使われることが多いようです。というのも、をフラッシュカードで新出単語や漢字練習する時に、紙で作るよりもパワーポイントで表示する方がはるかに手っ取り早くできるからでしょう。
 今月は漢字の読みを練習するフラッシュカード作成の手抜き術を、パワーポイント2007の例でご紹介します。まだパワーポイントを触ったことがない人でも簡単に使えるようになりますが、最小のリソースから最大のリターンを得るための、あっと驚くような手抜き術もご紹介しますよ。



解説で
四月号ではエクセルの語彙表からパワーポイントのフラッシュカードを自動作成する方法をご紹介していますし、九月号では圧倒的に美しい映像をパワーポイントに挿入して学習者の記憶に焼き付ける方法もご紹介しています。
といっているのは「FC一直線」と「印象派2.0」のことですが、以下からダウンロードできます。

「FC一直線」
http://mongolia.seesaa.net/article/114999068.html

「印象派2.0」
http://mongolia.seesaa.net/article/125102746.html
タグ:月刊日本語
posted by 村上吉文 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月09日

国際交流基金の事業仕分け録画

国際交流基金の事業仕分けですが、予想以上に継続を望む声が多いようです。また、中継を見られなかったという人も多くいらっしゃるため、公式ビデオ録画をこちらでもご紹介しておきます。



また、以下はまったく非公式なものですが、関連するtwitterのつぶやきです。




【関連するエントリー】
むらログ: 国際交流基金の事業仕分け
http://mongolia.seesaa.net/article/148050051.html

むらログ: 国際交流基金の日本語国際センターの事業仕分けに反対
http://mongolia.seesaa.net/article/149197755.html
posted by 村上吉文 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年05月08日

国際交流基金の日本語国際センターの事業仕分けに反対


http://baguiotour.exblog.jp/11999449/

国際交流基金の日本語国際センターの事業仕分けについて、どこかで公式に反論が出るだろうと思っていたのですが、見つかりません。もしかしたら職員の方は当事者なので書きにくいかもしれませんね。かと言って、何も関係の無い人は書けないだろうし。

ということで、私のように非常勤講師として関わったことがある人間ぐらいしか、もしかしたら公開された場所で書く人間がいないかもしれませんので、書いておきます。誰かが書いておかなければならないと思いますので。
続きを読む
posted by 村上吉文 at 09:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加