月刊日本語からいらした方はこちらへ!

2010年10月11日

史上初? 海外の日本語弁論大会をustreamで実況中継!

もしかしたら史上初かもしれません。
日本語弁論大会のライブ動画が日本にいてもご覧になれます。
もちろん、モンゴルでもベトナムでも見られますよ。

弁論大会はトルコのアンカラという街にある土日基金文化センターという会場で行われます。
中継日時は、2010年10月24日(日)日本時間18:30-22:30です。
みなさん、ぜひご覧ください。

そして、できればコメントもお願いします。

日本にいる人にとっては価値が分かりにくいかもしれませんが、海外で日本人と普段あまり接することのない日本語学習者にとっては、自分の日本語の発表に日本からコメントがつくということは、非常に大きな意味のあることなのです。

さて、中継は以下の二台のチャンネルを通じて行います。

@土日基金文化センターUstream公式チャンネル
http://bit.ly/9QPQL8

A国際交流基金カイロ日本文化センターUstream公式チャンネル
http://ustre.am/oJ0n

まだ細かいところまで詰めてはいませんが、せっかく二台あるので、一台はアップ、二台目は引いて撮るような役割分担もしたいと思います。

カイロ日本文化センター公式チャンネルのライブビデオ


土日基金文化センター公式チャンネルのライブビデオ


次にご紹介するソーシャルストリームにはtwitterやfaecebookなどのアカウントが必要です。
twitterの登録方法は、以下の解説が分かりやすいです。
http://www.greenspace.info/twitter/step1.html
twitterで実際に登録するには、こちらからどうぞ。
http://twitter.com/

カイロ日本文化センター公式チャンネルのライブビデオに関するSocial stream


土日基金文化センター公式チャンネルのライブビデオに関するSocial stream



カイロ日本文化センター公式チャンネルのライブビデオに関するチャット


土日基金文化センター公式チャンネルのライブビデオに関するチャット


お気軽にコメントください!
posted by 村上吉文 at 14:18 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年10月07日

スマートフォンはICレコーダーの代わりになるか。

今まで何度か「ICレコーダーはいいですよ!」というようなことをこのブログに書いてきました。
三ヶ月前にアンドロイド携帯を買ってからも、「スマートフォンはICレコーダーの代わりにはならないなあ」と思ってきました。

なぜなら、携帯に最初から入っている「サウンドレコーダー」というアプリがあまりにも期待はずれだったからです。確かに声を録音することはできるのですが、本当にそれしかできないのです。

たとえば、せっかく録音した音声を再生しようと思ったら、別のアプリを立ち上げなくてはなりません。だから、きちんと録音できたかの確認も煩わしい。

その他にも、録音までの手間がICレコーダーよりもかかったりしたのも気になっていたのですが、今思うとやはり「録音と再生が別のアプリ」というのが最大の障害だったように思います。

というのも、アンドロイドマーケットから別のボイスレコーダーの無料アプリをダウンロードしてみたら、いつの間にかICレコーダーを持ち歩かなくなってしまったんですよね。「Al voice recorder」というアプリです。

これは、録音と再生ができるというだけのアプリですが、これだけでずいぶん使い勝手がよくなりました。

それでもまだICレコーダーの方が優れている点は、「電源ボタンと録音ボタンを押すだけ」という録音までのステップの少なさと、録音中の一時停止や、フォルダー内の音声を連続再生できることですね。あ、それから教材作成などには、やはりMP3形式で録音できるICレコーダーの方がいいでしょう。編集ができるので。

ただし、録音中の一時停止というのは、僕の場合、一人でブレインストーミングをするときにアイデアを録音するために使うのですが、こういう使い方や音声教材編集はそもそも毎日やる仕事ではありません。そのときにはICレコーダーを家から持っていけばいいわけですよね。

しかし、毎日持ち歩いて、ふと浮かんだアイデアや、To Doメモなどを録音しておくには、スマートフォンを使う方が便利ではないかと思います。というより、ICレコーダーという荷物を一つ減らせることが便利です。もちろん、ICレコーダーは鞄に入れるだけなら全く問題にならない重さですが、メモに使うためにはポケットなどに入れて身につけていないと役に立ちませんからね。

なお、上記の「録音中の一時停止」というのは、日本人の作った以下のアプリで実現できるようです。
http://jp.androlib.com/android.application.com-tokasiki-android-voicerecorder-pqm.aspx
こちらはGmailに添付するという機能もあるようですね。さすがにこの辺はスマートフォンならではの強みです。

2011/09/16 追記
日本人の作った上記のアプリは公開をやめたようです。
それから、今はいろいろ試した結果、rehearsal assistantというアプリを使っています。これはプロジェクトというモードにすると録音中に一時停止にすることができます。もちろん無料です。

2011/10/02 追記
今はまたICレコーダーも身につけるようになりました。そのへんの事情はこちらをご覧ください。
むらログ: スマートホンはICレコーダーの代わりになるか。(続編)
http://mongolia.seesaa.net/article/228403816.html#comment

【関係する記事】
むらログ: 日本語教師用のICレコーダーの選び方
http://mongolia.seesaa.net/article/137707919.html

むらログ: ICレコーダーを買ってみて思ったこと
http://mongolia.seesaa.net/article/144868904.html

むらログ: スマートフォンはICレコーダーの代わりになるか。
http://mongolia.seesaa.net/article/164964071.html

むらログ: スマートホンはICレコーダーの代わりになるか。(続編)
mongolia.seesaa.net/article/228403816.html‎

むらログ: スマホはICレコーダーの代わりになるか。(第3弾)
http://mongolia.seesaa.net/article/365583816.html


posted by 村上吉文 at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年10月04日

スマートフォン+Googleマップでもう迷わない!



android携帯やiPhoneなどのスマートフォンですが、これでGoogleマップを使うと、知らない町に来たときには非常に便利です。

詳しくは上のビデオを見ていただければ分かりますが、スマートフォンの地図上に青い矢印で現在位置が表示されるのです。

実は昨日の夜も、カイロで地下鉄を乗り過ごしてしまって一つ遠い駅から帰ったのですが、初めての道なのに全く迷うことなく帰ることができました。

今までもGoogleマップは単なる地図としては使うことができていたわけですが、それは紙の地図を持ち歩くのと基本的に変わりませんでした。でも、最近のバージョンアップで自分の位置が示されるようになり、これで劇的に便利になったのです。

また、副産物的なメリットとして、タクシーに遠回りされないということも、すばらしいです。これ見よがしに助手席で地図を確認しながら、通りの名前などを読み上げていると、そりゃ運転手も遠回りなんかできませんよね。ああ、ハノイにいたときにこれをもっと活用していたら、無駄に腹を立てることもなかったのに・・・。(いや、ハノイにもPhu Dongをはじめ、まっとうなタクシー会社はたくさんあるんですが、ハノイタクシーという会社はいつも遠回りばかりするので、本当に腹立たしかったですねえ)

日本に住んでいる人でも、方向音痴の人にはおすすめです。

もちろん無料です。

タグ:google 仕事術
posted by 村上吉文 at 14:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年09月26日

Ustreamでカイロからご挨拶

おひさしぶりです。
カイロには無事に着きましたが、まだホテル住まいです。
昨日の午後、こちらのmobinileというネットプロバイダーと契約をしてきまして、まあ、遅くはありますが、何とか自力でネットにつなげるようになりました。これまでtwitterなどには子供が起きる前にネットカフェから書き込んだりしていたんですけどね。

さて、カイロの町並みなど、ホテルの窓から見える範囲でご紹介しつつ、カイロの第一印象などをustreamで話してみました。予告などしなかったので誰が見てくれたのか分かりませんが、ご関心のある方はこちらからどうぞ。



この後出勤なんですが、パソコンをつけて中継したままタクシーに乗ってみようかな。
では、行ってまいります。

posted by 村上吉文 at 16:08 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年09月19日

アフリカの日本語教育

さて、成田までやってきました。
今夜からのエジプト暮らしのために、アフリカ、中近東の日本語教育の統計をもう一度おさらいしておきます。

僕の赴任するエジプトの日本語学習者数は、基金の調べでは、1036人。これはこの地域では第四位になります。

それではどこがエジプトより多くの日本語学習者を擁しているのでしょうか。

第三位は、ちょっと驚きですがマダガスカル。基金の国別情報のページでは、初等教育から日本語を学習しているみたいですね。実は先日、日本語国際センターに研修に来ていたマイ先生という方にもお会いしたのですが、かなり熱心な先生でした。不覚にも、そんなに日本語教育が普及している国だとは知らなかったので、新鮮な驚きでした。

そして、第二位がトルコ。マダガスカルより14人多い1089人です。ここは日本との交流の歴史もあるし、個人的にもトルコ人の日本語教師や日本語学習者ともお話ししたことがあるので、まあ、納得ですね。親日国としても有名ですから、応援したいところです。

さあ、残りの第一位ですが、これは驚きです。みなさん、どこだと思いますか?

正解は・・・・

中央アフリカ共和国です!

基金の国別ページでは、JICAの研修で日本に行った公務員たちが、小学校から大学まで10機関で日本語が教えられているとのこと。JICAの訪日研修っていろいろ言われることもありますけど、こういう成功例も注目してあげたいところです。

外務省のページによると、かなり政情も不安定で日本大使館すらなく、在留邦人も7人しかいないということですから、この国でこうして日本語が学ばれているというのは、本当に驚くべきことだと思います。ぜひ、応援してあげたいところですね。


【参考】
国際交流基金
日本語教育機関調査速報値(2009)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/result/dl/news_2009_02.pdf

国別情報 マダガスカル
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/country/2007-2008/madagascar.html
posted by 村上吉文 at 06:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年09月18日

日本に一時帰国する日本語教師のための携帯入門

一ヶ月半ほどの滞在の後、私たち家族はいよいよこれからエジプトへ向かいます。
それで、私たちのように短期間の滞在で一時帰国する日本語教師のために、日本の携帯事情についてご紹介します。

まず第一に肝に銘じておかなければならないことは、日本は携帯の利用に関して、途上国よりも不自由であるということ。

ベトナムでもモンゴルでも、空港についてすぐか、あるいは町に入ってすぐに、パスポートなどを見せればSIMカードを買うことができます。実際に私もベトナムに着いたその日には携帯が使えるようになっていました。その携帯を誰が使うかなんてことは、売る人間は気にしません。

でも、日本ではパスポートなどの身分証明書があっても、住民票がない人間は携帯を使うことができません。つまり、海外にいる間、住民票を抜いていると、携帯が買えないのです。プリペイドの携帯ですらそうです。ですからまず市役所に行って、住民票の登録をしなければなりませんが、その場合は健康保険とか年金とかいろいろな作業をしなければなりません。そういう一連の作業が終わってから、ようやく携帯を買いに行けるわけですね。

では、何を買うか。

オススメはプリペイド携帯です。これは通話料金は高いものの、海外にいて使わない間は基本料金がかかりません。おまけに料金前払い制(プリペイド)なので、昔の住所を登録しても請求書がそこに届いてしまうこともありません。請求書自体がないので。

さらにすばらしいのは、日本に帰ってきたときに、また同じ番号を使えるということです。プリペイドではない通常の携帯を契約してしまうと、一時帰国が終わってまた海外に出るときに契約を切らなければなりませんから、そのたびに電話番号が変わってしまいます。ですから、友人に電話するときに「これ新しい番号だから登録しといて」とその都度言わなければならず、言われた方は長い間にどんどんその人の名前で登録してある番号が増えてしまって、どの番号にかければいいか分からなくなってしまう、なんてことになってしまいます。

しかし、プリペイド携帯には弱点もあります。

その一つは前述したように通話料金が高いこと。基本料金がかからないので、一年に数十日しかいない場合はその方が安いのは間違いありませんが、1秒2円ぐらいかかっているみたいですから、日本にいる間だけ考えるとけっこう高いです。

ただし、この弱点は、これからいろいろ発売されるはずのandroid携帯でスカイプを使うようにすれば、あまり問題にならないかもしれません。スカイプの場合は、普通の携帯にも電話をかけられます。1分17円ぐらい。クレジットカードを持っていない人でも、ローソンの店内にあるロッピという端末でスカイプのクレジットを購入することができます。

もう一つの弱点は、ウェブが観られないこと。auの場合は分かりませんが、少なくともソフトバンクのプリペイドの場合は、ウェブを見ることができません。つまり、通話とメールだけになります。

この弱点をある程度カバーするために覚えておいた方がいいことは、googleへメールすることです。そうすると、数行の短い情報ですが、検索結果を返してくれます。アドレスは g@google.jp です。これが数行ではなくて、最初の検索結果だけでいいので(つまり I'm feeling lucky.の検索結果)、1ページ分送ってくれたらいいんですけどね。

特に重宝したのが「ローカル検索」。これはメールの本文に「ローカル ベトナム料理 新宿」などと送ると、その住所や電話番号などを返してくれるのです。プリペイドだとgoogleマップが使えないので、このワザは便利ですよ。

さて、三つ目の弱点は専用機の在庫がないことです。「プリペイド携帯ください」と言って売ってくれるのは成田空港などの非常に限られたところだけです。それ以外のところでは店に在庫もなく、取り寄せもできませんでした。メーカーがもう作っていないらしいんですよね。

この問題を克服するためには、SIMカードだけを買って、それを白ロム携帯に入れることが必要です。
SIMカードをというのは、携帯の番号などを機械に認識させるためのもので、ソフトバンクの店では、かなり田舎の店でも在庫があります。よく分からない人は「プリペイドのSIMカードください」と呪文のように言えば、出てきます。あ、でも「住民票ありません」というと呪文を唱えると、SIMカードは魔法のように消えてしまうので気をつけてね。

で、それを入れるのが「白ロム」。つまりSIMカードの入っていない携帯です。これは普通の業者では売っていませんが、中古の携帯端末を扱っている店なら、売っていることが多いです。以下のURLは新宿での取り扱い業者の検索結果ですが、この「新宿」の代わりにお住まいの地域を入れれば、簡単に見つかると思いますよ。
http://www.google.co.jp/search?rlz=1C1CHMA_jaJP371JP371&aq=f&sourceid=chrome&ie=UTF-8&q=%E7%99%BD%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%80%80%E6%96%B0%E5%AE%BF

では、長くなりましたが、日本に一時帰国する日本語教師のための携帯入門でした。

一ヶ月ほど世話になった実家をもうすぐ離れて、エジプトへの旅が始まります。今夜は成田に宿泊して明日の便でカイロに向かいます。皆さんもお元気で。
posted by 村上吉文 at 05:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年09月17日

「光の道」のキラーコンテンツは「孫」だ!


「光の道」というのはソフトバンクの孫社長が日本全国の家庭にブロードバンドを届けようとしている計画のことですが、佐々木俊尚さんなどから「普及率以前に使い勝手をよくするようなサービスが必要」というような指摘もなされています。

特に、ブロードバンドに加入していないのは高齢者がほとんどなのだそうです。まあ、実際、うちの実家のことなどを考えても、「70代後半の老人宅にブロードバンドがあってもなあ」と思わないこともなかったのですが、でも、高齢者だと言って「ネットなんか使わないだろう」と判断するのは、ちょっと早すぎたかもしれません。

というのも、先日、うちの75歳の母が初めて見るiPadを何の抵抗もなく扱っていたからです。そのとき母が観ていたのは孫の写真。一枚一枚、ゆっくりと指で動かして、にこにこしながらじっと観ていました。

要するに「孫」というキラーコンテンツなら、敷居の低いツールがあれば充分にITも利用できるんですよね。

それで思ったんですが、孫とテレビ電話で話すためになら、高齢者の家庭にブロードバンドを引くのも簡単なのではないでしょうか。

次期iPadは対面用のカメラもつくということですから、すでに存在する無料のスカイプアプリを入れれば、すぐに使えるかもしれません。

でも、僕がもっとオススメするのは、ASUSのスカイプ専用端末。かかってきたら緑色の受話器のマークのボタンを押し、切るときは赤い受話器のボタンを押すだけです。携帯と全く同じなので、高齢者でも簡単に使えます。値段も三万円程度なので、iPadよりもずっと安く手に入ります。

うちもあさってにはエジプトに赴任するのですが、この端末を入れています。


posted by 村上吉文 at 12:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年09月03日

『月刊日本語』10月号はFacebookです!

やっかいになっている実家もようやくブロードバンドにつながりました。
これで世界文明にアクセスできるようになります。

さて、そろそろ店頭では『月刊日本語』の10月号が並んでいる頃でしょうか。
10月号の「次世代教師の賢い手抜き術」では、Facebookをとりあげました。
前振りの部分は以下のとおりです。
 日本語教師を目指している皆さんにとって、海外の日本語学習者と直接コミュニケーションすることはとても大切な経験になります。その経験によって「これこそ天職だ!」と確信を得る人もいるでしょうし、「自分には向いてないかも」と思って早めに方向転換することもできます。
 そして、おおぜいの海外の日本語学習者と簡単につながれることができるのが、今月ご紹介するFacebookなのです。
 Facebookはmixiと同じソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の一つですが、規模は世界最大で、先日会員数が五億人を超えました。そのうち日本国内の会員は百万人といわれています。mixiも面白いとは思いますが、日本の携帯電話を持っていないと登録することができないので、海外の日本語学習者と知り合うためには、残念ながら利用できません。
 今月は、海外の日本語学習者と皆さんを直接つなげることのできるスーパー秘密兵器Facebookをご紹介します。Facebookを通して、ぜひ世界と直接つながってください。最初はとまどうこともあるかもしれませんが、一歩足を踏み入れてみれば、日本と世界の垣根がいつの間にか消滅してしまっていることに気がつくでしょう。

記事の最後に
この件については、弊ブログ「むらログ」の二〇一〇年七月一五、一七、一八日のエントリーで具体的に書いていますので、ぜひご覧ください。
と書いたので、リンクを張っておきます。

2010年07月15日
Facebookで海外に広報するにはまずコミュニティを探せばいい
http://mongolia.seesaa.net/article/156392607.html

2010年07月17日
ソーシャルメディアを利用した日本語学習
http://mongolia.seesaa.net/article/156577496.html

010年07月18日
日本語教師がソーシャルメディアでウケるネタ
http://mongolia.seesaa.net/article/156699154.html

ところで、こういうお話にご関心がある方には、次のセミナーをおすすめします。
「外国語学習のソーシャルイノベーション」
http://www.beatiii.jp/seminar/index.html
今週の土曜日に東大のキャンパスで行われます。

僕は別件で行けないのですが、行けないのが本当に残念です。というか、俺の行けない日に設定しやがってゆるせん!ゴルァ!という感じです。悶え死にそうです。

ということで、誰かツダってください。
ustreamでも録画しますよね?
絶対してくださいね、関係者のみなさま。


なお、僕の連載は以下の各号でご覧になれます。







posted by 村上吉文 at 06:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年08月26日

フランス日本語教師会便り58号に掲載されました。

ご無沙汰しております。
相変わらずネット環境の悪いところにいるので、なかなか更新できません。今は近くのネットカフェに来ております。

さて、標記のとおりですが、僕の書いた「ネットで日本語に触れる」という文章をフランス日本語教師会のみなさんが巻頭に使ってくださいましたので、おしらせします。
http://aejf.asso.fr/filemgmt_data/files/AEJF_Tayori_58.pdf

僕の文章の他にも、ポッドキャストの話など、日本語教師に役立つ情報がいっぱいです。もちろん、フランスで日本語を教えてみたい人にはかけがえのない情報になることでしょう。
posted by 村上吉文 at 11:02 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年08月06日

夏休みのお知らせ

いつも「むらログ」をご愛読いただき、ありがとうございます。

私事で恐縮ですが、この記事が公開される頃、順調にいけば私たち家族は太平洋上を飛んでおります。ハノイでの二年にわたる勤務を終えまして、日本へ帰国するのです。

ハノイでお世話になったみなさま、ありがとうございました。

さて、今年の初めに「二日に一度のペースでブログを更新する」と宣言してから、月ベースでは以下のように更新してきました。かっこ内は更新回数です。

2010年07月(16)
2010年06月(15)
2010年05月(15)
2010年04月(16)
2010年03月(16)
2010年02月(15)
2010年01月(16)
2009年12月(13)

中には一週間連続で書かなかったり、その後で連続して書き込んだりしたこともありまして、週ベースでは偏りもあるんですが、少なくとも月ベースでは七月までは目標が実現できました。

こうしてみると、やはり上司のいない仕事とか、締め切りのない仕事をするときには、こういう「公言」とか「宣言」というのは、自分のパフォーマンスをあげるには、かなり力を持つように思います。

さて、このように七月までは目標を達成できたのですが、帰国して居候する実家が途上国以下のインフラで、未だにダイヤルアップでしか接続できません。それで、八月いっぱいは書き込みはしますが、いちおう「むらログ」も夏休みということで、「二日に一度の更新」というペースは落とそうと思います。

九月になったらまた以前のペースに戻りますので、またよろしくお願いいたします。
posted by 村上吉文 at 03:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年08月05日

シンプルなオンラインのテキストエディタ「シンプルノート」

シンプルノート
http://simple-note.appspot.com/index.html

これはすごいです。
本当にすごい。

テキストしか保存できないシンプルなサイトです。

もう、それしか機能がないんです。「保存」ボタンとかもあることはありますが、自動的に保存されるので使いません。タイトルとかもなし。一行目が自動的にタイトルになります。

保存された後もフォルダーわけとかしないんです。そもそもフォルダーという機能すらありません。あるのは検索だけ。自分の書いたものは検索して探すんです。

こういうの、大好き。

よく、日本語教師に限らず物書きの人などでもテキストエディターを使っている人がいるんですが、もしネットブックなどを購入したら、オンラインソフトとしてはこの「シンプルノート」がまさにぴったりです。

僕の中の位置づけでは、「エバーノート」が写真挿入や文字装飾もできてワープロに近く、このシンプルノートは「アクセサリ」に入っている「メモ帳」(テキストエディター)という感じですね。

軽快でシンプルで、自分の考えなどをメモしておくのに最適です。

高機能のテキストエディターとしては、実はまだオンラインソフトでそれに見合うものに出会っていません。どこかに秀丸の「アウトライン解析」の機能を持っているオンラインの無料テキストエディターがありませんかねえ。というか、秀丸自身がオンラインソフトになってほしい。

どなたかご存じだったら教えてください。

【参考】
「保存はテキストのみのSimpleNoteでクラウド連携してみる」
http://zeak.air-nifty.com/main/2010/08/simplenote-802c.html
タグ:便利ツール
posted by 村上吉文 at 07:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月31日

そろそろネイティブ論議について一言いっておくか。

タイトル偉そうですいません。ぺこぺこ。一度言ってみたかっただけなんです。

とは言え、日本語教育にかかわる日本人として、一言だけ言っておかなきゃいけないんじゃないかな、と思って出てきました。要するにネイティブとして語学教育に関わっている者ですので、内田さんの記事(http://blog.tatsuru.com/2010/05/12_1857.php)への反論として、きいてくださればと。

確かに、僕のように途上国を中心に日本語を教えている人間の場合、読み書きよりも口頭表現能力を重視することがあります。

しかし、そこにはまっとうな理由があるのであって、決して「日本の知識を伝えたくないから」などというような理由はありません。全くありません。ゼロです。

むしろ、国際交流基金の日本語国際センターなどでは「日本人らしさをめざす日本語教育からの脱却」を推奨しているぐらいです。私自身はそう指導している現場に出くわしたことはないのですが、中国の大学教員だけを対象にしたコースで、受講者の方がそういった方針に対して「私たちは日本人のように話せることを目指して勉強してきたのに」とこぼしていたのは聞いたことがあります。

では、なぜ私たちは「もっと口頭表現能力を」と言うのでしょうか。

それは、単に時代が変わったからです。それだけの話です。

では、時代はどう変わったのでしょうか。

■ニーズの問題

以前は、幕末の日本をあげるまでもなく、内田さんのおっしゃるとおり先進国の知識や技術を吸収するのが目的でしたから、文字が中心でした。福沢諭吉だって、対面コミュニケーションの必要性から口頭表現能力を重視するなんてことはしなかったでしょう。だって、外国人なんてほとんどいなかったんですから。対面しないのに対面コミュニケーション能力を育てても意味がありませんよね。

日本人にとって海外旅行が簡単にできるようになってきたのは1985年のプラザ合意以降です。つまり、たかだか35年前のことにすぎません。教育制度の硬直性を考えれば、これはほんの昨日のようなものです。

まして私のいるような途上国では、日本語を学習している人が日本人と同じように気軽に外国を訪れる時代は、まだ到来すらしていないのです。ですから、途上国の語学学習者の多くは今でも文字中心の語学教育に偏重しています。

しかし、上にも書いたように時代は変わりました。気軽に外国を訪れる時代はまだですが、日本企業の方がどんどん海外に脱出してきているのです。また、日本の観光客も増えています。そして言うまでもなく、インターネットを使えば音声でも動画でも、あたかも実際に対面しているかのごとく、日本にいる日本人と口頭でコミュニケーションすることができます。

いや、ここ数年の途上国の変化はむしろ日本より激しいと言っていいでしょう。日本でプラザ合意とネットの普及が同時にきたようなものですから。

このような大規模な変化が起きているのに、教育制度は日本と同じくなかなか変えることができません。

したがって、日系企業などからは「大学も出ているのにろくに話せもしない」というような批判が山ほどやってきます。(最後に例をあげました)

■ 教材の問題

もう一つの大きな原因は教材です。ご存じの通り、読み書きは文字が中心で、口頭コミュニケーションは音声が中心です。

ところが、文字の教材は板書をはじめ簡単に作成や複製ができるのに、音声の教材はそう簡単には利用できませんでした。蓄音機と黒板では、当然後者の方が普及していたことでしょう。

2010年の時点でも、音声教材をMp3などで配布しても、学生の側に再生機がないなどの問題はあります。それよりは、紙の資料をコピーする方がずっと簡単ではあります。

以上のように、ニーズへの急激な変化と教材の扱いやすさの問題で、現在の語学教育は多くの現場で読み書きに偏重している傾向があります。

さて、こういう状況で、日本語教育の専門家が「もっと口頭表現能力を」というとき、それは果たして日本の国益を相手の利益より優先しているからでしょうか。

【参考】

「リンガ・フランカのすすめ」http://blog.tatsuru.com/2010/05/12_1857.php


大卒者のコミュニケーション能力を批判したベトナムへの新聞への投書

http://tuoitre.vn/Ban-doc/Nghe-thay-va-viet/388296/Day-ngoai-ngu-sai-phuong-phap.html
上記の記事のGoogle翻訳の結果
Graduated but not quite communicate

Let me tell a true story 100%. I work for a Japanese company, because no one knows Japanese to communicate with the leadership and work of translation, the company posted £ hiring Japanese translation.

There is a female candidate to interview, in the interview I also participated. When viewed through the learning outcomes of this candidate, I would like the: University graduate major in Japanese, learning resource type rather, have work experience in another company in Japan for three years. I think you find the right person for the job.

Since Japanese is not a decent interview, I ask your boss. However, I can not imagine the level of her Japanese is so ... bad. These are common phrases that she did not answer. Every question I have to remind your boss at least twice. When interviewing expertise, all of my questions were translated into Vietnamese to hear her. She replied in Vietnamese and translated back to my temporary boss heard.

End of interview, the boss asked me a question that I do not know how to answer: "Graduated major in Japanese type of communication is not quite that, so at school Vietnamese students study what?" . Actually I only know silence.
タグ:日本語教育
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2010年07月30日

韓・中国人の日本語学習者にお勧めのストレート型電子辞書

昨日は新品のダイナブックを三万二千円で買って使っているという話を書きましたが、今日は電子辞書です。
電子辞書も最近は小型化、価格の低下が進んでいて、シャツの胸ポケットに入れっぱなしにできるようなストレート型もあります。携帯電話みたいなイメージですね。

そんな電子辞書に、韓国と中国の日本語学習者用のものが出ましたのでご紹介しておきます。
韓国語と中国語のモデルがあるのですが、両方とも日韓・韓日辞典、日中・中日辞典などのコンテンツが入っているだけでなく、メニュー自体が日本語から韓国語・中国語に切り替えできるんです。日本語が分からなくても操作に困ることがありませんね。

これで価格が一万円を切っているのですから、お買い得なんじゃないでしょうか。

【参考】



むらログ:外国人用の日本語電子辞書
http://mongolia.seesaa.net/article/137218610.html

むらログ:日本語学習者にお勧めのPC用の無料辞書
http://mongolia.seesaa.net/article/153848080.html
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2010年07月23日

政府、日本語教師の海外への公的派遣を強化の方針

7月21日の日経新聞で日本語教育関連の記事が出ていましたので、ご紹介しておきます。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE3E3E1EAE4E5E7E2E0E3E2E5E0E2E3E29180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195164008122009000000

記事では日本語教育の政策が縦割りになっている弊害をおさえるために「日本語教育関係府省連絡会議(仮称)」という各省庁の担当者を集めた会議を設置するという内容が紹介されています。

ここでは「各省庁」となっていますが、この連絡会議が9月までに設置する「日本語教育推進会議(仮称)」には、もっと現場レベルの国際交流基金、東外大、国研なども参加するとのことです。

僕のように基金から派遣されている人間にとって重要なのは「年間数十人にとどまっている海外派遣の日本語講師の増員を検討」という部分。一年に一度だけおこなわれる公募は今年の分が現在も募集中ですが、ご覧の通り僕と同じ上級専門家はポストが五つしかなくて「これじゃ若い人は参入する気になれないだろうなあ」と思っていました。でも、今回の記事を見せれば、もう少し積極的に参加してくれる人も出てくるのではないかと思います。

記事では7月29日に記者会見の行われる2009年の日本語教育機関調査の数字も引用されています。また、EPAによる看護師や介護福祉士の受け入れの拡充についても触れられています。

「日本語教育関係府省連絡会議」、これから要チェックですね。
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2010年07月22日

iPadなどでFCを使う方法

iPadをフラッシュカードとして使うことについて簡単に書いたことがありますが、実際にどうやるのか、と聞かれました。

まあ、いろいろ方法はあると思うんですが、語彙表などをエクセルで管理している人にはパワポのファイルから画像で保存する方法をお勧めします。

やり方は、まず、「FC一直線」でパワーポイントのフラッシュカードを作ります。
「FC一直線」ダウンロード

参考
「漢字フラッシュカード? それ10秒でできるよ。(デモ動画あり)」
http://mongolia.seesaa.net/article/97658894.html
「それ7秒でできるよ!」
http://mongolia.seesaa.net/article/97818934.html

これでパワーポイントのファイルが出来ますから、これを画像で保存すればいいわけです。powerpoint2007の場合は、オフィスボタンから「名前を付けて保存」にして「その他の形式」を選び、「Jpeg」に設定します。

そして画像表示アプリを起動して、一枚一枚めくってみせればいいわけですね。

僕自身はiPadを持っていないし買う予定もないのですが、iPhoneなどではjpegは見られるようですから、iPadでも大丈夫でしょう。

ちなみに、こういったスマートフォンなどでは画像を指でサッとめくって次の画像を表示するのですが、この感覚はかなり紙のフラッシュカードをめくる感覚に似ています。デジタルが苦手な先生や学習者に対しても、アレルギーを刺激することなく使ってもらえるのではないでしょうか。


 

2010年9月27日追記
実際にこの方法で作成したフラッシュカードを使って授業をしている動画を公開しました。
http://mongolia.seesaa.net/article/163896037.html
タグ:FC一直線
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2010年07月13日

ほめても怒ってもだめならアウトプットさせよ



「向上心がないやつはほんとにどうしようもない」という投稿がはてな界隈をにぎわせております。非常に長文なので詳しくはオリジナルを見ていただくとして、僕がちょっと驚いたのは以下の部分。
わたしたちがこれまで伝えてきた職場内での留意事項、ミスを減らすために気をつけるべきこと、そういうことがまったく彼女の頭には入っていなかった。
どうすればミスを減らせるかしっかり考えてる?と、これまでよりも強い口調で注意を促した。
本当に、彼女をどうすればよいのかわからなかった。
ほめてもだめ、怒ってもだめ。
彼女は例の、眉間に皺を寄せた神妙な表情で時折うなづきながらわたしを見つめていた。
わたしの問いかけにも、黙ってうなづき続けるだけだった。
ふとわたしは思うことがあり、話すのをふいにやめてみた。
彼女はそれでも表情を変えず、一定の間隔で二、三度うなづいた。
それから、はっとしたように、うなづくのをやめた。
ああ、この子は、ほんっとうに誰の話も聞いてなかったんだな、と改めて思った。
http://anond.hatelabo.jp/20100707221911

日本国内のビジネスの現場って、未だにこんな人材の育て方をしているんでしょうかねえ。
上司が部下に一方的に話すだけでは、特にこのようなミスした直後の部下の頭に入るわけがありません。
「私ってもうクビ?」
「どうしてこんなことしちゃったんだろう」
「私ってばかばかばか」
こういう雑念が頭の中を駆けめぐっているはずです。
授業に集中している学生にだって、なかなか教えたいことが伝わらないんですから、こんな状態の人が新しいことを学べる可能性は極端に低いでしょう。

では、どうすればいいのでしょうか。

ここでは以下の2点がシラバスとして挙げられています。
1.職場内での留意事項
2.ミスを減らすために気をつけるべきこと

そういうことを伝えたいのだったら、上司が話すのではなく、こういう風に聞いてみればいいのではないかと思います。
「この職場で留意しなくてはならないことは何?」
「ミスを減らすためにはどうしたらいいと思う?」
こう質問すれば、少なくとも「聞いてる振り」でやり過ごすなんてことはなくなります。

要するにインプットさせるのではなく、アウトプットさせること。

文中では「しっかり考えてる?」と質問したとありますが、これに「いいえ」と答えられる人はまずいません。昔の先生が「分かりましたか?」と質問していたのと同じ。

こういうことは語学に限らず、教育に関わる人ならけっこう普通にやっていることだと思うんですけど、もしかしたら人材の育て方というのは、特殊な技術だったりするのかもしれません。そう思っていたら、関連する記事でteruyasterさんがこんなことを書いていました。
教える技術というものがあるとしたら、
その技術を教えてもらう授業があってもよさそうですが
そんな授業が学校にあるわけないですよね。

逆に教えられる技術というのも存在しない。

(中略)

そういう意味で教えること、
教えられることについては
僕も含めみんな一生素人なんだろうと思います。
http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20100711

よく、経理をやっている人が「費目の仕分けなんて常識じゃん。みんなやってるじゃん」と言っていたりしますが、すみません、僕もよく分かりません。
でも、同じように人材の育成というのも、どの会社でも必要な業務でありながら、教育業界以外では、初歩的な方法論もまだまだ普及していないのかもしれませんね。

7/14追記
ofuneさんよりtwitterのコメントで以下の本を紹介していただきましたのでご紹介します。

まだ読んだことはないんですが、著者の中原さんについては以下でコメントしたことがあります。
「むらログ:激変するラーンスケープ(Learnscape - 学びの光景):TwitterとUST時代の学びを考える」
http://mongolia.seesaa.net/article/150039180.html
中原さんのtwitterはこちら。
http://twitter.com/nakaharajun
posted by 村上吉文 at 07:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月10日

「世界の日本語教育の現場から 2010」公開

むらログ読者のみなさま、おひさしぶりです。
7月2日から昨日までハノイを離れておりまして、ブログの更新が止まっておりました。一部の方にはご心配をおかけしましたが、元気にしております。

さて、再開後の最初のお知らせは「世界の日本語教育の現場から 日本語専門家の声」の2010年度版が公開されたお知らせです。

「世界の日本語教育の現場から 日本語専門家の声」

http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/index_2010.html

このサイトは国際交流基金から世界各地に派遣されている日本語教師が現場の話を書いているもので、2002年からいろいろな国のナマの情報をお届けしています。

今回の僕の原稿はこちらにあります。
「ご支援ありがとうございました。ベトナム日本人材協力センター(ハノイ)村上 吉文」
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/vietnam/2010/report01.html

モンゴル時代の僕の原稿はこちらです。
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2002/report01.html
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2003/report01.html
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2004/report01.html
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/mongolia/2005/report01.html

今年の派遣で募集中のポスト
前回、今年の基金派遣の募集情報を紹介しましたが、そこに出ている現場の話はこちらで読めますよ。

アイルランド(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/seiou/ireland/2010/report01.html

中国(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/china/2010/report03.html

フィリピン(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/philippines/2010/report03.html

マレーシア(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/malaysia/2010/report01.html

南インド(上級専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/minami_asia/india/2010/report03.html
(上記の手記はバンガロールですが、次回の派遣から南インドはハイデラバードになるようです)

韓国(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/korea/2010/report01.html

中国(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/higashi_asia/china/2010/report03.html

インドネシア スマラン(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/indonesia/2010/report05.html
こちらではパワーポイントの使い方などの「IT研修プロジェクト」も行われているようです。

タイ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/thailand/2010/report06.html

フィリピン セブ島(専門家)
フィリピンは上記の上級専門家はマニラに派遣されるようですが、専門家の派遣されるセブ島は新規なので、前任者がいません。もちろん、記事もありません。

マレーシア AAJ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/tounan_asia/malaysia/2010/report03.html

スリランカ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/minami_asia/srilanka/2010/report01.html

シドニー(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/taiyoushu/australia/2010/report03.html
ここでは「映画で学ぶ日本語・日本文化『しあわせ家族計画−日本語・日本文化学習キット』」というのが紹介されていて、とても面白そうですね。著作権の問題の解決など、苦労されたのではないかと思います。

ドイツ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/seiou/germany/2010/report01.html
ここに出てくる「KinderUni」というのは日本語を全然知らない人にたった二時間で日本に初めて触れてもらうという仕事で、モンゴル時代に僕も似たことをかなりやっていたので、非常に興味深かったです。

ウクライナ(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/touou/ukraine/2010/report02.html

ハンガリー(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/touou/hungary/2010/report01.html
「日本語をおしえない日本語教師」という表現が出てきますが、基金の「現場型」でない派遣先の意外に地味な日常がつぶさに描写されていて、華麗なる仕事だと思っていらっしゃる一部の方には参考になるのではないかと思います。はい、僕も「日本語をおしえない日本語教師」の一人です。

ロシア ハバロフスク(専門家)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/dispatch/voice/touou/russia/2010/report03.html

なお、指導助手も募集されていますが、具体的な派遣先情報がないので、現時点ではご紹介できません。のちほど、以下のページに載ることになっています。
http://www.jpf.go.jp/j/about/adoption/japan_23_haken3.html
posted by 村上吉文 at 07:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年07月06日

国際交流基金上級専門家・専門家・指導助手 公募

国際交流基金が、海外に派遣する日本語上級専門家
、日本語専門家 、日本語指導助手
を募集しています.
http://www.jpf.go.jp/j/about/adoption/japan_23.html

派遣先については、こちら
をご覧ください。
http://www.jpf.go.jp/j/about/adoption/japan_23_haken.html
posted by 村上吉文 at 22:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月08日

iPadは人間への回帰、そして終わるフラッシュカードの時代



shokutoさんが教育の関わる開発者として「iPadは僕らにバトンを渡した」を書いていらしたので、便乗して教育現場の人間として書いてみます。

iPadは一対一の対面プレゼンテーションに使えそうなことは、ビジネス関係のいろいろな人が言っているようですが、これは教育の世界にもちょっとした変革をもたらすんじゃないかな、と思っています。

一つは、フラッシュカードや、その代用としてのパワーポイントが終わるんじゃないかっていうことです。

まず、フラッシュカードからパワーポイントへの移行ですが、これは確かに準備作業の劇的な効率化をもたらした反面、教師と学生の人間的なつながりを阻害するという側面を持っていました。何度かこのブログなどで書いたことがあるかもしれませんが、僕自身も停電でパワーポイントが使えなかった授業のあとで、初めてクラスの雰囲気が何か暖かいものに変わったような感触を得たことがあります。

何でかというと、やっぱり顔と顔がつながらないんですよね。先生は学生の顔を見ているにしても、学生は先生の顔でなくスクリーンを見るようになってしまいます。ひどいときには、先生もスクリーンを見ていたりして、どちらも顔を見ていなかったりします。

また、先生が立ち位置を考えてスクリーンのすぐ近くに来たとしても、どうしたって人の顔よりはスクリーンの方が大きいので、見た目の主役はスクリーンになってしまいます。

僕はiPadは買わないと思うんですけど、この手のタブレット型の手軽な端末が登場してきたことにより、こうした問題は解決できるようになりそうです。

というのも、スクリーンと違って、こういった機器を教室で教具として使うときは、フラッシュカードのように教員が自分の手にとって胸の前で学生に向けて操作するようになると思うのです。そうすると、教員の顔に近いので、学生の視線は教員の顔につながりやすくなります。目と目が合いやすくなるわけですね。

また、大きさも人間よりは小さいですから、見た目の主役も端末ではなく人間であることが明示的になるでしょう。

こういった違いは言葉にしてみるとあまり大したことではないように聞こえるかもしれませんが、教室で学生との人間関係を作るには非常に大きな違いだと思います。

つまり、フラッシュカードからパワーポイントへ移行したことにより阻害されかけていた教師と学生の人間関係が、iPadのようなタブレット型端末の登場により、ふたたび血の通ったものに回帰してくるのではないかな、という予感がしています。

また、これにより、フラッシュカードの時代は完全に終わるのかもしれません。これだけパワーポイントのような効率的な技術が普及していてもアナログなフラッシュカードにこだわりを感じていた人は、少なからず、上記のような問題を本能的に察知していたのではないかと思います。しかし、こういった端末の登場は、そういった懸念を払拭してくれるだけの力がありそうです。

ただ、フラッシュカードの時代が終わるにしても、パワーポイントの時代が終わるとは、僕は考えていません。というのも、文字が主体のフラッシュカードとは違って、導入用の鮮烈な画像や動画の利用には、やはり巨大な画面で圧倒的なインパクトを与える方が得策だからです。また、細かい画像は手に持ったタブレット端末で学生の目に届きにくいので、会話のネタにするような絵パネルなどもスクリーンの方が使えるように思います。フラッシュカード自体や「フラッシュカードの代用」としてのパワーポイントは、タブレット端末の登場によって終わるかもしれませんが、それ以外のパワーポイントの用途はまだしばらく続くのではないでしょうか。
posted by 村上吉文 at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年06月06日

外国人労働者の割合とGDPの驚くべき関係



移民政策に反対する人の中には「移民は労働力にはなるが教育などの負担もあがるから結局その国にとっては経済的にマイナスになる」という人がいます。

僕は経済学の理論についてはそういう人を説得できるほどの知識はありません。「理論」についてはね。

でも、今はネットの時代です。いろいろな指標が出ていますから、簡単な検証ぐらいはすることができます。GDPの高い国で、外国人労働者の占める割合はどうなっているのでしょう。

まずウィキペディアで国別GDPの上位を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国の国内総生産順リスト_(一人当り為替レート)
ここでは、三つの統計のうち二つでルクセンブルグが一位になっています。2007年の統計が紹介されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/外国人労働者
同じくウィキペディアで「総労働力人口の中で外国人労働力が占める比率」を調べてみました。こちらは2000年です。これを見ると、GDPで一位だったルクセンブルグが57.3%でダントツ一位であることが分かります。二位のシンガポールの二倍以上ですから、文字通りダントツですね。
そして、そのシンガポールも日本を一人あたりGDPで追い越したばかりで、アジア第一位のGDPを誇っています。

つまり、少なくとも以下のことは事実です。
2000年に外国人労働者の割合が一位だった国は、2007年のGDPで世界一位。
2000年に外国人労働者の割合が二位だった国は、2009年のGDPでアジア一位。

最初にお断りしたように、僕は経済学の「理論」についてはよく知らないのですが、移民が経済的にマイナスになるようでしたら、こんなことはあり得ないと思うんですよね。反対する人はコストばかり声高に主張しますが、実際はプラスの方がずっと大きいと考えていいのではないでしょうか。

そして、それを常日頃から肌で感じているのは我々日本語教育の人間の他にそれほどいないのです。私たちが社会に対して声を挙げていく必要があると思います。

【参考資料】
http://ja.wikipedia.org/wiki/国の国内総生産順リスト_(一人当り為替レート)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%B7%8F%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88_(%E4%B8%80%E4%BA%BA%E5%BD%93%E3%82%8A%E7%82%BA%E6%9B%BF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88)

http://ja.wikipedia.org/wiki/外国人労働者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85
タグ:移民
posted by 村上吉文 at 09:40 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加