

冒険家の皆さん、こんにちは。
前の記事にも書いたとおり、先日の日本語教育学会は最先端の試みに触れることができて、非常に刺激的でした。しかし、最先端な試みというのは、当たり前ですが、誰でもできるわけではありません。誰でもできないからこそ、価値があるのでしょう。そういう意味では、ああいうところで発表する人は、皆さん冒険家の要件の一つはクリアしていますよね。
ただ、ある分野の専門家であっても自分の専門外の分野については世界の最先端を極めているわけではありませんし、日本語教育という分野も極めて細分化されているので、学会で紹介されているものがいかに素晴らしくても、「自分では真似できない」ということが少なくありません。
一方で、27日に僕が講師として協力する日本語教育学会のイベント「インターネット映像配信サービスを利用した教師研修と遠隔授業の実際」は、学術発表ではなくて研修なので、むしろ「誰にでも真似できる」ことを扱います。
もう少し具体的に言うと、日本語教育関係の学会発表でICTに関するものというと、ほぼすべて、以下の3条件のうちの一つは必要になっています。
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