2019年05月20日
病人のための言語習得方法、CBLL
冒険家の皆さん、今日もヴァリリア鋼で鋳造した剣でラニスター家の追手と戦っていますか?
さて、前回のブログを投稿してからもう2週間以上経ってしまいました。4月は16回も投稿したのに、5月の前半は1度も投稿できず、ご心配くださった方もいらしたようです。大変ありがとうございます。実は出張等があって忙しかったのと、出張から帰ってきてちょっと体調を崩してしまって、ブログの投稿ができていませんでした。
しかしその間にも非常に多くの学びがありました。1つは、前回のブログの続きでもあるのですが、続きを読む
2012年02月06日
weblio英単語帳の効率的な復習方法
今日は5日ほど前の記事で「また別の記事で書きます」とお伝えした標記の件について簡単にご紹介します。
weblio単語帳に二種類の復習方法があるのは前にも触れましたが、中でもフラッシュカード方式という復習方法が非常に効率的なことが分かりましたので、皆さんにもお勧めしたいと思います。
しかし、どういうふうに効率的かを書く前に、習慣的に使ってみたいみたい人はブラウザの目立つところにブックマークしておくことをお勧めしておきたいと思います。ブラウザのブックマークをいじるというのは、オンラインを中心に仕事をしている人間にとっては、習慣を変えるのには非常に効果的ですので。僕は左から順番に頻繁に使うものを入れているんですが、今は二番目にこの復習を始めるページ(http://uwl.weblio.jp/review-index)が入っています。
ちなみに、僕はフラッシュカード方式で復習するときに「日本語を表示してから英語を表示」という順番にしているのでこのURL(http://uwl.weblio.jp/review-index)になるのですが、逆に「英語から日本語」の順でいい人は「フォルダーの管理」(http://uwl.weblio.jp/folder-list)から、該当するフォルダーの「見る」「復習」「フラッシュ」「DL」の中の「フラッシュ」を開いて、そのページをブックマークしておけば、そのブックマークを開いた瞬間に復習が始まります。僕のように「日本語から英語」の順に復習したい場合は上記の復習を始めるページを開いてから「フラッシュカードで復習する」というボタンを押さなければなりません。
更に脱線して申し訳ないのですが、「英語から日本語」の順に表示して復習するのに適している人は、英語でアウトプットする必要がない人です。英語を見てその意味が理解できればいい人ですね。復習はこちらのほうがずっと簡単です。
逆に「日本語から英語」の順に表示して復習するのは、目標言語である英語を思い出さなければならないので、こちらのほうが難しくなります。しかし目標言語でアウトプットする必要がある人は、「英語から日本語」だけで練習していると、実際に必要なときにその語彙が口から出てきません。
さて、前置きが長くなりました。
このように、自分に適した練習をできるだけ早く始められる環境を作っておいたとしても、復習のプロセス自体が面倒くさいと長続きしませんので、何語であれ語学は上達もしません。そこで大切なのがキーボードショートカットです。ワードなどで作業をしているときにコントロールキーと「S」を一緒に押すと上書き保存ができるというアレです。
この英単語帳のキーボードショートカットはいろいろあるんですが、以下の二つを覚えるだけで急に効率的になります。
キーボードショートカット一覧より
→ 答えを表示・次へ
↑ 学習状況を「覚えた」へ変更
つまり、問題が表示されたら答えを考えてから「→」で答えを表示し、その時に自信があったら「↑」で「学習状況」の設定を「勉強中」から「覚えた」に変更します。そして、「→」で次の問題を表示します。答えが分からなかったときも、同じ「→」で答えを表示できます。分からなかったときはもちろん「↑」を押さずに「→」ですね。
つまり、基本的に「→」を押し続けて、「もう復習しなくていい」という時に「↑」も押す、という感じですね。
ただし、これで効率的に練習するには、その前に1つだけやっておくことがあります。
復習方法の設定(http://uwl.weblio.jp/review-index)で「表示する単語の種類の設定」を「覚えていない英単語(「覚えたマークがついていない英単語」)」にしておくのです。
このように「もう覚えたから復習しないでいい」と思う単語を「覚えた」にすると、次からはそれが出題されなくなくなるのです。繰り返しますが、「覚えた」に変更するにはキーボードの「↑」の矢印を押すだけです。
ただし、一度覚えた語彙でも定着させるには間隔をおいて復習する必要があり、一週間か二週間に一度ぐらいは覚えたつもりの語彙も総復習する必要があります。やり方は「表示する単語の種類の設定」を「該当のフォルダの全英単語」にするだけです。こうして「覚えた」も含むフラッシュカードを表示させる復習をして、もし覚えたはずなのに思い出せない単語があったら、すかさずキーボードの「↓」を押しておきましょう。そうすると「学習状況]を「覚えた」から「学習中」に変更することができ、次に復習するときにも出題されるようになります。
間隔をおいて復習する効果はその名も「間隔効果」と言われていて、エビングハウスの忘却曲線と一緒に出てくることが多いですね。関心のある方は以下の参考ページをご覧ください。
【参考】
weblio英単語帳
http://uwl.weblio.jp/word-list
むらログ: セミナー「最新語彙習得論」のスライドと音声を公開
http://mongolia.seesaa.net/article/143477059.html
(ここで紹介しているスライドの9枚目に間隔効果の図があります)
むらログ: 今月の進捗報告
http://mongolia.seesaa.net/article/249323940.html