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2008年05月17日

アンパンマンと学ぶひらがな

うちの娘がDSのアンパンマンとあそぼ あいうえお教室でひらがなを勉強している動画をyoutubeにアップしておいたら、けっこうアクセスがありました。こちらにも載せておきます。

動画でははっきり見えないんですが、はじめから薄い色で字が書いてあって、娘がなぞっていく先を、光りながらくるくる回るマークが先導しているのです。そのマークを追いかけながら線を書いていくと、自然に字が完成しているわけですね。字が完成すると、画面から助婦称してくるような感じで、その光るものが大きくなって消えます。これがきれいで、字を完成させたご褒美になっています。感覚的な部分がなかなか考えられています。

この勉強コーナーのほかにゲーム編もあって、ひらがなと絵をケーブルで結んでロケットを正しく飛ばすとか、宇宙空間を漂ってくる荷物の中から、指定されたひらがなのついているものをドラッグして宇宙船に取り込むとか、遊びと学習が結びついたゲームが楽しめます。

それで思ったんですが、これは、本当にすごい武器になるんじゃないでしょうか。タッチペンでズリズリとドラッグしていくという直感的な体験が、キーボードやマウスを通したパソコン操作とは全く違うんですよ。まさに直感的です。画面の上で、そのままドラッグしたり、なぞったりするんですから。知識でなく感覚として学習言語が入ってくる感じなんですよね。それも、頭に入ってくるんじゃなくて、体に入ってくる感じ。

それから、学習者を引きつける力も大きいと思います。画面の中でものが動いたりするだけで、これは全然違うんですよね。たとえば、以下の動画を見てください。


ひらがなが、画面を横切ったり蛇行したりして、短い時間で画面から消えます。これを、動きのない以下の画面と比較してみてください。



おもしろさが全然違いますよね。上の動画では、ただ単に黙って画面に出しただけでも、初等中等教育の現場なら「ほ!」とかひらがなを叫ぶようになると思います。

今はまだ途上国で気軽に買える価格ではありませんが、日本では国の支援で中学校が600台購入したという事例などもあるようです。
ゲーム機で英単語力、5か月使用で4割前後増える…京都・八幡の男山東中
現場の教師は「普段より3、4倍は集中して取り組んでいるように見えた」と評価。市教委は「2年生の段階で中学英語教育に必要な単語をすべて覚え、少しでも余裕を持って高校受験に取り組ませたい」と、2年生全員に拡大して使用することを決定。国の支援を受けてゲーム機600台を購入した。
http://osaka.yomiuri.co.jp/edu_news/20070524kk02.htm

途上国の人も、国際交流基金の教材助成プログラムなどで購入してみることを検討してもいいのではないかと思います。

なお、うちの娘が遊んでいるアンパンマンのソフトはこちらです。



本ブログ内の関連するエントリー
「さらば、教科書の時代。日本語学習者向けDSソフト一覧」
http://mongolia.seesaa.net/article/57795613.html

posted by 村上吉文 at 07:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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