前回と、前々回はスティーブ・ジョブズのスピーチを材料にしていたのですが、その教材化の話ばかりで、スピーチ自体のことはほとんど触れてきませんでした。
このスピーチは2005年のスタンフォード大学の卒業式で行われたもので、ちょっと時間が経ってしまっていますが、今ベストセラーになっている梅田望夫さんのウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
というか、youtubeで見たら、私自身も泣きそうになりました。うーん、この「言葉の力」って、何なんでしょうね。たとえば「Follow your heart」なんていうベタな言葉が何回も出てくるんですが、それが全然ベタじゃないんですよ。マジにカッコイイです。超オススメです!(いきなり文体が変わってすみません)
ここ24時間だけでもスティーブ・ジョブズのスピーチを引用しているブログがいくつも見つかりますので、ご紹介しておきます。
好きなことをやれば、失敗してもそんなに気にしないし、成功するまでpassionを持ってやり続けることができる。常に、「Keep Looking, Don't Settle」でい続けたい。
http://d.hatena.ne.jp/takuya514/20080405/1207391604
とある演説風景をみました。
アップル社の共同設立者である
スティーブ・ジョブズのスピーチ。
感銘を受けたスピーチでした。
『STAY HUNGRY STAY FOOLISH』
http://www.4-fusion.jp/worker/2008/04/10.html
カリフォルニアの青く澄み渡る美しい空の下、
ジョブズの発したメッセージは、
非常に力強く、どこまでも清々しく、そして、泣けてきました。
http://blog.goo.ne.jp/bostonlife2007/e/2d450a308440f138af6567d6d47407dc
スティーブ・ジョブズのスピーチ
アップルコンピュータの創始者であり、現在のCEOでもあるスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。長いですが、本当にいい文章なのでここに載せます。
http://anasui11.blog62.fc2.com/blog-entry-39.html
Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.
http://d.hatena.ne.jp/maki_lax/20080408/1207655494
その他、先月の一ヶ月間に、「Stay hungry, stay foolish.」(ジョブズのスピーチで引用される言葉)をタイトルにしたブログだけでも、以下のようにたくさん見つかります。
http://d.hatena.ne.jp/essence/20080328
http://songtree.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/stay_hungry_sta.html
http://shinsuke-terazawa.blogspot.com/2008/03/stay-hungry-stay-foolish.html
http://www.musabi.com/ichiro/archives/2008/03/19_0321.php
http://yoshi-aba.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/stay_hungrystay_cd39.html
で、こういう気持ちを起爆剤にすると、語学学習というのは効果が高いんですよね。それで、今までご紹介してきたツールなどを使って、英語学習用に役に立ちそうな教材に仕立てあげました。独学用でも、教室用でも構いません。ご自由にお使いください。
教材
では、まずはテキストと動画をご紹介します。これは人によって違うので、好きな方からアクセスしてみてください。
テキスト原稿はこちらです。
http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
実際のスピーチの動画はこちらです。
もう百六十万回以上も再生されているんですね。
翻訳もいろいろ出ていますが、私のお薦めは山口浩訳です。
http://www.h-yamaguchi.net/2006/07/jobs_2f1c.html
同じページに数段落ごとに英語と日本語が交互で出てくるので、見た目も分かりやすいです。大学の先生は、やっぱりこういう「おもてなし」も上手ですよね。
スピーチに日本語字幕をつけた動画も公開されています。
「ジョブズの卒業式スピーチを字幕で」
http://applembp.blogspot.com/2008/01/blog-post_12.html
で、私が動画を見たときに、ちゃんと聞き取れなかったのが以下の語彙です。
commencement 学位授与式
unwed 未婚の
adoption 養子
relent 折れる
tuition 学費
Hare Krishna ヒンズー寺院の名前
stumble 偶然見つける
typography 活版印刷術
subtle 繊細な
Board of Directors 取締役会
dawn はっきり見える
diagnose 診断する
tumor 腫瘍
pancrea 膵臓
biopsy 生体検査
endoscope 内視鏡
intestines 腸
sedate 鎮静剤を打つ
intuition 直感
notion 知見
anew 新たに
これらを、Web問題作成ツールを使って作成したのが、これからご紹介する教材です。(今ググってみたら「Web問題作成ツール」の検索結果は、一位が本家のサイトで、二位が移転前の本家のサイトで、三位が「むらログ」でした。私は、このツールを一番活用している人間の一人かもしれませんね)
では、簡単な順にご紹介します。
最初は、英文を見て、それに該当する日本語訳を四択で選ぶ問題。
Steve Jobs s1.htm
次に、和文を見て、それに該当する英文を四択で選ぶ問題。
Steve Jobs s2.htm
そして、英語の単語を見て、それに該当する日本語の単語を四択で選ぶ問題。
Steve Jobs v1.htm
その反対で、日本語の単語を見て、それに該当する英単語を選ぶ問題。
Steve Jobs v2.htm
英文のあなうめ問題。
Steve Jobs a1.htm
その反対で、英単語を見て、それにふさわしい文脈を選ぶ問題。
Steve Jobs a2.htm
これに使ったツールは、上にご紹介した「Web問題作成ツール」と自作の「英語忍者の分身の術」です。「分身の術」は「Web問題作成ツール」用に誤答用のダミーも一緒に並べてデータを作ります。
「英語忍者の分身の術」はこちらでダウンロードしてください。「語彙表」の部分にジョブズのスピーチからの語彙と例文が入っていますが、このシートの内容を変えれば、他のシートのデータにも反映されます。
eigo_ninja.xls
「分身の術」シリーズを初めて使う方は、以下のエントリーの動画の後半を見れば分かると思います。
http://mongolia.seesaa.net/article/85833490.html
要するに、「語彙表」シートに入力して、「v1」などの他のシートを開き、コピーして(コピーすべき部分は既に選択されています)、「@」のマークをクリックしてWeb問題作成ツールのサイトに行き、データを流し込んで「入力完了」をクリックします。
語彙表の入力さえ終われば、今日ご紹介した六つの練習問題を作るのに、合計でも2分か3分しかかかっていません。
背景
さて、こういうものを作っているのも、実は先日書いた「インターネット自体が巨大なe-ラーニングシステムになりつつある」というのと関連があります。
「iKnow」が流行り始めたときにも簡単に触れたのですが、「コンテンツは自分で探すから、それで学ぶフレームワークがほしい」と私は思うし、「iKnowはだめだ。と独学マニアはぼやいた」でhashさんが強烈に主張しているように、そういう思いはわたしだけではないと思うのです。
最近流行の「自律学習」などでも、教師が提供するのは学習のコンテンツ自体ではなく、その探し方や使い方だったりします。つまり、必要なのはフレームワークなわけですよね。
ということで、私が目指しているのも、その「フレームワーク」です。コンテンツ自体は、スティーブ・ジョブズのスピーチでもいいし、ハリウッド映画でもいいし、日本語学習者なら日本のアニメでもいいのです。そのコンテンツを、こういうフレームワークに乗せて、ガンガン勉強してほしいと思います。
Hashさんに使っていただけるかどうか分かりませんが、お役に立てるようだったら、どうぞ他の人もご遠慮なくお使いください。
なお、この方向性にご賛同いただけて、でも学習者のITリテラシーが低くて「分身の術」は使えない、という方がいらっしゃいましたら、練習プリント作成用の「がんくつロボ」をご利用ください。



大きな転換点でした。
そして今私のパートナーが別の大きな岐路に立たされています。
Your time is limited.
スピーチを見てちょっと泣いてしまいました。
今更ながら、2006年11月4日の記事を拝見しました。
あら、ジョブズさんと同じことを書いてらっしゃるじゃあないですか。
みなさん考えることは同じなのですね。
http://mongolia.seesaa.net/article/26767623.html
と思ったら、こちらでしたか。
http://mongolia.seesaa.net/article/26751221.html
「けっこう、そのときは何気なくしていたことが、後から思うと、その後の仕事につながっていったりするんですよね。」うっわー、ほんとだ。まさにconnecting dots.ですね。自分で書いておきながら、まったく覚えていませんでした。
教えてくださり、ありがとうございました。我ながらビックリです。