2008年03月24日

国際交流基金で標準とされているらしい研修スタイル

 今週はずっと国際交流基金の主催する研修に泊り込みで参加しているんですが、ほとんどの研修で共通する枠組みがあります。基金内で「これを標準とする」という内規があるのかどうかは分かりません。講師同士が情報交換して結果的に共通スタイルになっているのかもしれません。しかし、少なくとも基金内部では「効果的だ」と共通に認識されているようですので、ここでご紹介しておきます。

 研修は、まず「目標の提示」から始まります。つまり、その日の研修が終わるころには何ができている(はず)か、明示されるわけですね。ほとんどの場合、検証可能な形で示されます。

 次に、参加者同士で体験の共有化が行われます。たとえば「読解」とか「聴解」などのテーマの場合は、その授業を自分がどうやって実施してきたかを少人数のグループに分かれて紹介しあい、場合によっては、その後、クラス全体に発表します。これは、参加者の関係性を作るために実施されているようです。まあ、先日ご紹介したアイスブレーキングみたいな活動ですね。

 三つ目に事例紹介とか理論的背景などが紹介されます。これは、この後の「体験の機会」のための準備です。

 そして、「体験の機会」です。これが体験型研修のメインイベントですね。たとえば読解指導法の教師研修だったら、直前に紹介された理論や実例に従って、実際に教案を書き、模擬授業までやります。時間的にも、この部分が一番長いです。

 最後に「振り返り」があります。グループに別れて、今回の研修で役に立ったことや、そうでないことを話し合い、クラスに発表します。アンケートが回収されることもあります。私は無記名で書かせる方が効果的だと考えていますが、基金は記名式でした。もちろん、記名式のメリットはいくつもあります(無責任な回答が減る、など)。

 研修のどこに入れるかは担当者によって違うのですが、「現場への適用」ということも考えられているようです。たとえば、作文指導法でしたら、前述の「体験の機会」のところで実際に学生の作文を採点し、それをそのまま学生に返却することなどが考えられます。

 で、そういう構成のプレゼンをパワーポイントで作りました。内容は「テーマ」という部分を、皆さんが扱うテーマの言葉に全置換すると、かなり簡単に使えるようになります。


「テーマ」という言葉を全置換で自分の扱う内容に換えると簡単です。
なお、最後のページに背景写真の著作権者の名前が明記されていますので、これだけは消さないでください。

国際交流基金関係者は、基金用のデザインで作ったものがありますので、こちらをご利用ください。

(余計なお世話かもしれませんが、内容が練り込まれている割にプレゼンのデザインには無頓着な人が多かった印象があります)
posted by 村上吉文 at 06:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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