2008年03月04日

当ブログ管理人の葬儀について

平成20年2月29日未明、札幌東病院にて当ブログ管理人の義父が亡くなりました。

故人の意志で、ちょっとした内輪のお別れ会になるはずが、ふたを開けてみると会場に入りきらない弔問客で立ち見まで出ていました。お骨はお寺に納骨するのではなくて、沖縄の海に散骨するのだそうです。それで、会の名前も「○○家葬儀」ではなくて「沖縄の海への旅立ち」でした。

会は、故人が立ち上げに関わった恵庭南高校体育学科の一期生の人たち(もうみんな60歳近い)が仕切っていまして、臨終の際にもその人たちが駆けつけてきていたそうです。その一期生の人たちを見ていて、何というか、故人はすごく幸せな人生を送ったんじゃないかなあ、と思いました。喪失感とか悲しみというより、そういう「すごいなあ」という感慨で泣きそうになりました。

私自身も教育に関わる仕事をしていますが、しょうじき義父には負けたと思いました。昔の教え子で今でも付き合いのある人はもちろんいますが、こんな家族のような関係ではありません。まして、日本語教師という仕事柄、今までの教え子との空間的な距離は、義父の比ではありません。

それで思ったんですが、もし私に何かあった場合、ネット上で弔いをしていただければ嬉しいです。「むらログ」がそのときまだ残っていれば、今日のこのエントリーに私との思い出を一つずつ書いてもらいたいのです。そして、それが皆さんの間で共有されることになります。最高ですよね。

私に限らず、日本語教師が死んだ場合、実際に弔いたいと持ってくれる人の、ほんの一部しか葬儀の場には来られないでしょう。そういうときには、こういう形式の弔い方が一般的になるのではないでしょうか。ブログを持っていない場合は、喪主がWikiを立ち上げるとか。

いや、日本語教師だけではありませんよね。フラット化した世界での人の付き合いは、ますます狭い地域から全地球上に解放されるはずです。たぶん、アルファブロガーと呼ばれている人たちにそういう時が来たら、今でも実際にそのブログ上での弔いということが起きるのではないでしょうか。

(2018年08日に、もう少し詳しく希望を書いてアップデートしました。「むらログ: 当ブログ管理人の葬儀についてA」 : http://mongolia.seesaa.net/article/463116148.html
posted by 村上吉文 at 06:01 | Comment(5) | TrackBack(1) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
面白いアイディアですよね。

葬儀と関係あるかどうかわかりませんけど
映画「マトリックス」が
かなりアイディアを得たと思われる
ギブソンの『ニューロマンサー』に
出てくるようなバーチャル世界が構築された後
人間が物理的に死んでも
機械的信号として
脳に直接「ジャックイン」した人間の記憶と
人格が残るとしたら、
仮の自分がいつまでも生きているような世界も
可能なのかもしれない
そんな世界は来るだろうかと
先月、祖父がなくなった私は
夢想したりしてます。


Posted by samandabadra at 2008年03月04日 08:07
ブログへの「弔問」
書かせていただきます!(笑)
もちろんそれまでには、まだまだ先生にはがむばってもらわねば!!です。
いつも「かなわないなぁ・・・」と思いながらブログを拝見しています。これからも更にご活躍のほどを!
Posted by Grusha at 2008年03月04日 20:13
それまで私が生きていることが前提でした(爆)
うむ、行きねば(笑)
Posted by Grusha at 2008年03月04日 20:14
それまで私が生きていることが前提でした(爆)
うむ、生きねば(笑)
Posted by Grusha at 2008年03月04日 20:14
>samandabadraさん
たしか攻殻機動隊のラストにも、そんな描写がありましたよね。ところで、犬が亡くなったのは聞いていましたが、ご家族にも不幸があったんですね。ご冥福をお祈りします。しかし、この年まで祖父がいたというと、かなりのご長命だったのでは?

>Grushaさん
samandabadraさんと並んで書き込みがあるところがセレンディピティというか不思議な感じですが、お互いの正体は知っていますよね?
そろそろそちらのブログのURLを教えてくださいな。


・・・なんていう「生前」の書き込みも、弔問客は見ることになるわけか。不思議な気分だ。
Posted by 管理人 at 2008年03月05日 21:31
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