2008年03月01日

ほぼ語彙を入れるだけで英中韓訳語彙表と復習テストを同時に生成

ご注意:最後に追記があります。



以前、手抜き日本語教師の半自動・語彙表作成方法というのをご紹介しましたが、そのバージョンアップです。今度は何と、復習クイズも同時に完成しちゃいます。

今回も例を作ってみました。動画に出てくるものです。ユーザーがするのは、以下のように教えたい語彙をエクセルテンプレート「がんくつロボ」に入力するだけです。
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
日曜日
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
今日
明日
明後日
今月
来月
あ、失礼、これだけじゃなかった。その後、Webの自動翻訳サイトに流し込むという作業もあります。でも、これはゆっくりやっても一分半です(私自身の計測)。あ、それと、ここに出した語彙はあくまでも例なので、「明後日」とか適当にスルーしてください。

さて、これだけで、語彙表ができるのは今まで通りです。語彙表には以下の項目が含まれます。
・ふりがな
・英訳
・中国語訳
・韓国語訳
実例はこちらです。翻訳には、今回もyahoo!を使いました。あ、エクセルテンプレート内に、主な自動翻訳サービスへのリンクをつけたのも、改良点の一つですね。yahoo!の他、OCN、nifty、エキサイトなどへの翻訳サービスへクリック一つでアクセスできます。どのサービスも、「がんくつロボ」の発想の原点である「テキスト翻訳に句点をつければ語彙リストの一発翻訳として使える」という点からは、応用可能です。

されに、今回のバージョンアップでは、ここから自動で以下の復習クイズプリントができてしまいます。
・ひらがなを示して、漢字を書かせるプリント。実例
・英中韓語訳と日本語を左右に並べて、線で結ぶ練習用のプリント。実例 (あ、この練習は、何もしないと訳語と日本語の順番がそのままなので、線を結ぶのはただひたすら水平線ばかりひくことになってしまいます。使うときは上の動画で紹介したとおり、データの並べ替えを行ってください。降順の並べ替えだと空白欄があっても問題ありません。)
・英中韓語訳の横に空欄をもうけ、学習した語彙を記入するプリント。実例
・全語彙を上記三種類に分け、一枚に収めたプリント。実例は以下の通りです。

Read this doc on Scribd: gankutu05

エクセルをPDFに変換するときに2ページなってしまいましたが、エクセルのままプリントしたら一ページに収まります。

ところで、こういうものを使うときに留意してほしいことがあります。私が考えていることに非常に近いことが「モチベーションは楽しさ創造から」の「段取り名人になる為の10のチェックポイント」というエントリーに見つけたので、念のため、引用しておきます。
まずは80%の品質を目指せ
80対20の法則で考えると、80%の品質であれば、全体の20%の時間で完成させる事ができます。
80%の品質のものをまず集中して作り上げ、残された時間で、残り20%を仕上げていくという段取りが、効率の良い仕事につながってきます。

逆に、最初から100の品質を目指して、仕事に取りかかると、納期遅れを招いてしまう場合が多いのです。

まずは、スピードを重視して、早く80%までの品質で完成をさせる。そして残り20%の品質仕上げる為にに、「たっぷりとかける時間」を残しておく事が、段取り上手な仕事の仕方ではないでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/favre21/20080226

私のこれらのツールも、これだけでも「やらないよりはマシ」ではあるかもしれませんが、完成度として100%とはとても言えません。英語だって、今回の例では「月曜日」が「on Monday」になっていますよね。語彙表としては「on」を削除した方がいいことは多くの方にとって明らかでしょう。(ちなみに、エキサイト翻訳などでは「on」は出てきません)

特に、上級のクラスで時事用語を教えるような場合には、けっこう手で修正しなければならない部分が出てきます。

つまり、手動で修正することも、特に上級のクラスでは前提にしてほしいと思っています。

ただ、それでも80%ぐらいは自動化できるわけです。「まずは、スピードを重視して、早く80%までの品質で完成をさせる。そして残り20%の品質仕上げる為にに、「たっぷりとかける時間」を残しておく」という考えは、こういうツールを使うときにも役に立つのではないかと思います。

実を言うと、このツール自体も、まだ改善の余地はあるんですよね。特に、漢字の練習の部分で「漢字があったら漢字で書け」としている点。エクセルのコード関数を使えば漢字かどうかの判定はすぐにできるし、それをrankで順位付けしvlookupで参照すれば、「漢字があったら」でなく「次のひらがなを漢字で書け」とか「漢字をひらがなで書け」という問題もできるわけですよね。

ま、その辺は「残りの20%」なので、次のバージョンでご紹介します。っつーか、そんぐらいできる人、いっぱいいるんだから、だれかやってよ。

さて、冒頭でご紹介した利用場面は、ご覧いただけましたか。ゴキゲンなBGMは前と同じくtaitai studioさんによる、「tribute to Pachelbel」です。以下のページの17番です。
http://www.taitaistudio.com/mp3/

仕事って楽しいですよね。こういうノリノリな感じで使っていただければ、とっても嬉しいです。

ダウンロードはこちらから。
GankutsuROBO

(3/7追記:バージョンアップしました。こちらです。
http://mongolia.seesaa.net/article/88562598.html  )

posted by 村上吉文 at 10:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
むらかみさん。

前の語彙表作成ツールもさっそく利用させていただきましたが、今度は復習問題つきで、もう脱帽です。また利用させていただきますね。おまけに紹介ビデオまででで、。
あと「80対20」の法則ですか。そうですね。ほんとにそのとおりです。

では、週末お待ちしています。

みうら
Posted by miuratakashi at 2008年03月05日 16:09
三浦さん、こんにちは。
今回のは、まだ「80」なんですけどね。もうすぐ「100」に近いものもご紹介しますので
ご期待ください!

あ、そうそう、ここ数日、三浦さんのサイトのリンクからこちらへ来る人がけっこういるんですよ。

では、今週末、お会いできることを楽しみにしております。

Posted by 管理人 at 2008年03月05日 21:56
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