2008年02月27日

サイコーな工人舎

日本語教師がパソコンを使うとき、一番たくさん使うのはテキストエディターではないかと思います。というか、私はそうなんです。しかも、字が下手で、書くのが遅い。
そういう人間にとって、きちんとしたキーボードがついて入力ができる電子機器は必要不可欠です。しかし、最近は携帯で何でも入力できますし、w-zeroのシリーズのようにフルキーボードのついた機種も出てきていますよね。でも、私のような不器用な人間には、あれはとても実用的なものではありません。ケータイ小説の作者に女性が多いのも、男では携帯サイトに入力しにくいからというのもあるんじゃないでしょうかねえ。

私にとって、つい最近まで、携帯できる入力機器はVAIOシリーズのc1というモデルでした。これは2000年ぐらいに発売されて私は2001年に買ったのですが、その時点でも14万円もしました。七年もよく頑張ってくれたのですが、先週、お亡くなりになってしまいました。合掌・・・。

でも、実はこれはOSが不安定で有名なWindowsMEで、特にスタンバイからの復帰が非常に不安定でした。ということは要するにいちいち起動しなおさなくてはならず、通勤途中などでさっと開いて思いついたアイディアを文章にしたりするには、かなり敷居が高かった印象があります。

もちろん、これが自分の初めてのサブマシンだったら「こういうもんだ」という諦めもついたのですが、その前に使っていたNECの「モバイルギア」があまりにも素晴らしいツールだったので、自分の中で「使いにくいやつだな」という気持ちは常にありました。

私が使っていたモバイルギアは、画面は白黒で動画の再生なんてもちろんできませんでしたが、テキストエディターはさくさく動き、日程管理もしっかりできるし、単3電池二本で一週間以上も使えました。折りたたむと自動的に電源が切れ、開くと一秒で復帰する、まさに使いたいときに手帳感覚で使える強力なツールだったのです。実を言うと、このブログの古い時代に収納されているサウジアラビア時代の書き込みは、ほとんどすべてがモバイルギアで書かれています。

お亡くなりにあったばかりのVAIOには申し訳ないのですが、VAIOを使っている間、いつも心のどこかでモバイルギアと比べてしまっている自分がいました。逆に言うと、モバイルギアを失ってから何年間も、ずっとモバイルギアの代わりを探し続けてきたといえるでしょう。

私が望んでいた条件は、それほど多くありません。
 きちんとしたキーボード
 さっと起動する
 テキストエディターがさくさく動く
 パソコンと同期できる
 乱暴に扱って万一壊れてしまっても諦めのつく値段
 毎日かばんに入れられるぐらいの携帯性
ところが、これらの条件を満たす機種が本当になかったのです。VAIOも起動は遅いし、簡単に持ち運びできる値段ではないので、これには該当していませんでした。「機能を削ぎ落とした」と宣伝している機種でも、私から見ればゴテゴテといろいろな機能がついていて、値段も高いものばかりでした。シンプルに手帳代わりに使えるデジタルツールが、どうして何年もずっと出てこないのかと、私はこの間ずっと不満でした。

 と書いてきてやっと本題なのですが、お亡くなりになったVAIOの代わりに買った工人舎のSA5シリーズ、なかなかすごいんですよ、これが!

 OSがXPなので休止状態からの復帰も早いし、テキストもさくさく作成・編集できます。この文章を打っているのも新しいマシンです。おまけに値段が正規価格で79,900円。VAIOの半額です。

 ホント、長い間ずっと探していたツールに出会えた感じです。とにかく、こうして文章を書くのが楽しくてしょうがない。工人舎ありがとう!

 思っていた以上に楽しいのは、液晶パネルが回転したままキーボードの上に折り畳めること。いわゆるタブレットPCなんですが、これでPaintなんか使うと、子供には大受けです。最近ようやくクレヨンで絵を描き始めたばかりの娘にとっては、画用紙とタッチパネルの区別なんかどうでもいいらしいんですが、塗りつぶしツールでドバッと色が塗れるとキャッキャいって喜んでいます。

 学習者にとっては、レイヤーつきの画像ソフトで、文字をなぞる練習なんかにも使えそうですね。

amazonには上級モデルしかないかもしれませんが、店頭にはSA5シリーズもまだあると思います。
タグ:便利ツール
posted by 村上吉文 at 06:26 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
私も自分のノートPCが壊れて早1年。
でも、仕事場ですべて用を済ませることができたので(1日の大半は仕事場なので)買わずにすんでいました。
でも、今回8月ベトナムに行くことになり、授業などでも使うことを考えたらどういうのがいいんだろうと考えていたところでした。
大変参考になりました!
ありがとうございます!
Posted by phuc vinh at 2008年02月27日 08:43
えーっと、8月に行かれるということは、もしやイチローに似ている日本語教師のお知り合いの平○さんですか?

本文に書くのを忘れていたんですが、モバイルギアやVAIO-C1より、工人舎のSA5シリーズが優れている点の一つに、プロジェクターやモニターなどへ出力するRGBケーブルのポートがあることです。
画像で言うと、こういうヤツ。
http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/guide/guide/image/tool/RGB.JPG

ですから、モバイルギアやVAIO-C1では無理でしたが、このSA5シリーズはphuc vinhさんのお書きになったように、授業に使うこともできます。

Posted by 管理人 at 2008年02月28日 00:06
申し訳ありませんが、先生が思われている方ではありません。私はつい先日メールを差し上げました、国際交流基金からハノイに助手として派遣される者です。

前任者の方にメールでお尋ねしたところ、教室ではラジカセ、ビデオデッキ、テレビがいつでも使用することができ、スクリーンとプロジェクターも許可を得て借りることが出来るとのことでした。

とはいえ、ここのHPを拝見して「これ授業でやってみたい!!」とは思ってはいても、私自身、PCを使用しながらの授業はほとんど無いので、これから練習がかなり必要だとは思いますが。。。

でも楽しみです。
Posted by phuc vinh at 2008年02月28日 13:08
あー、それで「phuc」なんですね。

ところで、私が想像した人からは、実は一週間前にメールが来ていました。(迷惑メールフォルダーに入っていて昨日まで気がつかなかったんですが・・・鬱)

よろしかったらご紹介しますよ。(メールになりますが)

Posted by 管理人 at 2008年02月29日 05:20
コメントいただいたのに、返信が遅れて申し訳ありません。その方はハノイの方ですか?

私はハノイには、それこそ知り合いが一人もいませんので、もしよろしければ、お時間のあるときにでもぜひご紹介ください。

最近、こういった個人のHPの可能性って大きいなと感じます。僕も、少し落ち着く4月からあらためてはじめるつもりです。

Posted by phuc at 2008年03月04日 21:05
分かりました。ご紹介しておきましょう。
といっても、だんだん研修自体が近づいてきてしまっていますが。

四月に個人サイトを始めるとのこと、楽しみにしています。海外に行くと、また書きたいこともたくさんできますしね。まあ初めての国じゃない場合は新鮮な驚きはないかもしれませんが。

アルファブロガーの中島聡さんが「ブログでゆるコミュニケーション」というエントリーを書いていますが、
http://satoshi.blogs.com/life/2005/07/post_3.html
海外にいると、さりげなく近況を知らせるという意味でもブログは重宝しますよ。
Posted by 管理人 at 2008年03月05日 21:39
そうそう、前のコメントに書こうと思っていて忘れていたことを、一つ。
教室にテレビが常備されているんだったら、パソコンのRGBケーブル用の出力ポートから、テレビに入力できる信号に変換するアダプターも市販されています。プロジェクターを借りるのにいちいち許可がいるのでしたら、テレビで見せることも考えておくといいかもしれませんね。
Posted by 管理人 at 2008年03月05日 21:44
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