2008年02月22日

動画ニュースって、どうやって授業に使うの?

今までニュース動画をダウンロードする方法というエントリーを書いたりしていましたが、ダウンロードしてから具体的に教室でどんな授業をするのか知りたいという声がありましたし、某所でお話しする機会もありましたので、公開しておきます。まず、授業の材料はネットからダウンロードしたニュース動画と、それをプリントした紙(文字資料もネットにあるので、自分で文字起こしする必要はありません)、それにパワーポイントのスライドと、ネットのツールで自動生成された練習ソフトウェアです。

ニュース動画はさすがにここで公開はしませんが、プリントとパワーポイントスライドは、こちらにあります。

まずは、パワーポイントの資料。
最初は目次ファイルで、他の全てのファイルは、ここからリンクされています。


詳しい手順は下の方で紹介しますが、最初は画面を見ないで音声だけでニュースを聞く練習です。その後で、内容確認のために以下の質問をします。


次に、画面を隠さないで見せます。ニュースの場合、キーワードが文字になって画面に表示されるので、聞き取れなくても内容把握はずっと簡単になります。見た後で、もう少し細かい内容把握の質問です。


次に、プリントを配布します。
http://www.scribd.com/doc/2080353/
アナウンサーの読む内容は全部ここに書いてありますので、かなり細かいところまで分かります。

その後で、一番細かい内容把握質問です。


この後、文法などについて教える場合は、こういったスライドを使います。(が、私は今回の授業では使いませんでした。)

一文ずつニュースの原稿が表示されますので、細かく教えるときには便利です。今回の私のクラスは、一級合格者もいるレベルの高い人が多かったので、ちょっと時間をとって、自分たちで電子辞書などで意味を確認してもらいましたので、このスライドは使いませんでした。もちろん、質問はいくつか出ますので、それにも対応します。

そのあと、動画ニュースのリピートをします。ポーズのボタンが重宝しますね。少し流しては一時停止し、リピートしてもらいます。

次に、音読練習。みんなそれぞれのスピードで読みます。

その後に、シャドウイングです。ポーズボタンは押さずに、流しっぱなしにして聞きながらリピートする練習です。

そして、漢字を読む練習。下線部を読んでもらいます。このページではアニメーションが再生されませんが、ダウンロードしてもらえれば、分かると思います。問題を見せて、学生が読んだら答えを表示する、というタイミングですね。


あなうめ練習も同じパターンです。


そして、最後に関連ニュースを視聴します。同じニュースを別の局が作ったものなどは非常に役に立ちます。これは、今回の授業で身に付いた表現が、初めて見るニュースでも応用(といっても受動的な視聴ですが)できるかを確認することが目的です。

教室の授業はここまでですが、授業後にメールなどで練習用ソフトウェアを配布します。
動画ニュースあなうめ練習01.htm
動画ニュース漢字練習01.htm
動画ニュース漢字練習02.htm
動画ニュース漢字練習03.htm

以上、ざっと紹介しましたが、もうちょっと詳しい配付資料も作りましたので、ご興味のある方は以下をご参照ください。これらの教材を作るのに使った材料や道具についても、最後に短く触れています。


で、実際に聴解の授業としてはここまでなのですが、これを二時間目の意見文の読解につなげます。二つのグループに分かれてこのニュースに対する賛成か反対の資料を読み、グループ内で内容を確認した後に、賛成派と反対派のグループから一人ずつのペアを作り、お互いの資料を口頭でまとめて紹介し合います。そして、ペアとしてはどちらに賛成するかを話し合って決めます。どう決めたかは最後に短く口頭で発表してもらいます。

意見文の資料はこちらです。ここに賛否の両方とも一緒に保存しています。


二時間目の読解でいろいろなことを感じたはずだし、その一部はクラスで口頭発表しているわけですが、口頭発表は時間が短いので、それを文章化してもらいます。授業中にできないものは翌朝までの宿題。メールで提出してもらい、受信した私が出勤前にネットにアップロードしていきます。翌日は、その意見に対してコメントをつけたり、他者からのコメントに対応したりします。実を言うと、この部分が一番楽しそうでした。

今回の授業で使った仮設ブログはこちらです。
http://jfjli.seesaa.net/


posted by 村上吉文 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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