2008年01月04日

効率化の三つの視点 2-1 近道を通る

 前回は仕事の効率化について「繰り返さない」という視点で書きましたが、今回は「近道を通る」「近道を作る」という面から書いてみたいと思います。

 前回ご紹介したように、ワードを使っているときにコントロールキーを押しながら「y」キーを押すと、前回の作業を繰り返すことができます。これはショートカットキーと呼ばれるもので、これらを使いこなすことができると、物理的に以下の点で近道になります。
1.キーボードからマウスまで手を移動させなくて済む。
2.メニューの深い階層にある機能を一瞬で呼び出すことができる。
そして、2.に関しては、メニューの深い階層を「目で探さなくて済む」というのも大きなメリットです。無駄なことを考えなくて済むので、その分、教材の内容などに集中できます。

それでは具体的にどのようなショートカットがあるか見ていきましょう。ここではワードを使っていることを前提にしますが、日本語教師が教材を作るときに、だいたい以下のような機能を利用しているのではないでしょうか。

 「新規作成」で白紙の状態の画面を開く。
 タイトルを行の中央に持ってくる。(中央ぞろえ、センタリング)
 タイトルの文字を拡大する。
 学習者が自分の名前を書く欄を右に寄せる。
 重要項目の語彙や漢字を太字にする。
 難しい漢字にルビを振る。

これらはどれもマウスを使わずに実行することができますし、覚えてしまえば一秒以内にすべてできますので、非常に効率的です。たとえばワードを起動した状態で
 コントロールキーを押しながら「n」とタイプすれば新規作成。
 コントロールキーを押しながら「e」とタイプすればセンタリング。
 コントロールキーを押しながら「r」とタイプすれば右寄せ。
ができます。
 また、拡大したい文字を選択した上で、コントロールキーを押しながら「」」のキー(括弧を閉じる記号)を押せば、文字が拡大します。この場合、画面を見ながら拡大していけばフォントサイズが何ポイントかなど考えなくていいという意味でも楽です。もし拡大しすぎてしまったら、括弧を開く記号(「)で縮小することができます。
 さらに、文字を選択した上でコントロールキーを押しながら「b」とタイプすれば、太字にすることができますし、ALTキーを押した後に「O」、「L」、「U」とタイプすればルビを振ることができます。

以下は日本語教師に限定しなくても使えるショートカットで、知っている人が多いと思いますが、念のため書いておきます。
 コントロールキーを押しながら「S」で上書き保存。
 コントロールキーを押しながら「X」で切り取り。
 コントロールキーを押しながら「C」でコピー。
 コントロールキーを押しながら「V」で貼り付け。
 コントロールキーを押しながら「A」で全選択。
 コントロールキーを押しながら「Z」でやりなおし。
これらは秘密でもなんでもなく、「ファイル」「編集」などのメニューを開くと、どれも「コピー(C)  CTRL+C」などの形で書いてあります。ここでの「CTRL+C」というのは、コントロールキーを押しながら「C」とタイプする、という意味です。

なお「編集(E)」メニューには「貼り付け(P) CTRL+V」と書いてある部分があります。これは何もしていない状態ならコントロールキーを押しながら「v」とタイプせよ、という意味でもありますが、「ALT」キーをタイプから「E」で編集メニューに入り、さらに「P」をタイプしても同じように貼り付けることができるよ、とも教えてくれているのです。

このように二つの方法があるのは、コントロールキーによる近道はよく使われる機能にしか割り当てられていないからです。ALTキーからだと、ほんの少しだけ遠回りにはなりますが、コントロールキー経由の近道が存在しない機能(ルビ振りなど)にも到達することができます。特に、ALT、O、L、U(ルビ振り)は日本語教師なら誰でも使う機能でしょうから、指が勝手に動くぐらいに体で覚えてしまっている人が多いと思います。

さて、実は近道には「近道を通る」以外に「近道を作る」という方法もあるのですが、これに関しては、まだ次回にでもご紹介させていただこうと思います。

posted by 村上吉文 at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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