2007年09月26日

さくさく読めそうな本

先週から始まっている読解の授業では、速読用のリソースとして、以下の十冊を教室に置いておくことにしました。どれも、うちの本棚から持ってきたものです。つまり日本語の母語話者が自分のために買った本、ということになります。

なお、「速読用」というのは、速読のスキルを科学的にアプローチするという意味ではなく(そういうものは別の教材を使います)、「短いものを細かく読む精読」の反対として、つまり細かい意味はわからなくても内容が理解できる程度に大雑把に速く大量に読むことです。

ここにある本は、どれも字が大きく、余白も広めで、文章も短く分かりやすいものばかりです。特におすすめは『最初のデートでプロポーズ?』で、これは翻訳ものなのですが、とにかく読みやすいです。内容もマーケティングの本なので、大人でも楽しめます(専門家にとっては簡単すぎるだろうとは思いますが)。成人後に読んだ本の中で、おそらくこれ以上に「読みやすい本」というのには出会ったことがありません。

なぜ読みやすいのかというと、新米が問題に遭遇して先輩に聞く、というパターンがどの章でも共通していることと、そのパターンのおかげで会話文が多いということなどが原因として考えられます。

と書いてみると、資産運用が対象だった「金持ち父さん貧乏父さん」のパターンをマーケティングの内容にしただけとも言えなくもありませんが、こうしたパターンを応用した日本語教材って、あまり見られないような気がしますね。
posted by 村上吉文 at 04:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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