2007年08月31日

これは終わりではない。落としどころでもない。:朝青龍バッシング

こちらもそろそろ新学期だし、某出版社への仁義もあるのでそろそろ日本語教育関連のエントリーも書こうと思っています。

しかし、違和感があるのは朝青龍のモンゴル帰国が実現したことをもって「決着がついた」とか「落としどころも見つかったし」とか「騒動も一段落」などとする報道が多いこと。

先日ご紹介した「疑惑の銃弾」で殺人疑惑をかけられた三浦氏が最高裁で無罪を勝ち取るまで20年かかりました。

コメントで「むしろこちらに近い」と言われている「松本サリン事件」でさえ、オウム真理教が捜索されて松本サリン事件の真相が明らかになるまで半年もかかっています。

実際、実業家だった三浦氏から見れば、あんな報道をされたら商売もできないだろうし、20年という時間は帰ってこないので、最高裁で無罪判決が出たとしてもそれを「落としどころ」とは到底言えないでしょう。

松本サリン事件で犯人扱いされた河野さんも同じ気持ちのはずです。

まして、朝青龍はいまだに犯罪者扱いされていて、たとえば昨日のスポーツ紙にはトップでデカデカと「朝青龍遁走!」という見出しが躍っていました。

こんな状況を「落としどころ」などと思えるわけがありません。

ということで、これから日本語教育関係のテーマにも戻りますが、朝青龍の件も、これをもって終わりにするつもりはありません。
posted by 村上吉文 at 14:16 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
いつも拝見させて頂いております。
朝青龍騒動でマスコミのパッシングがヒートアップにつれて、嫌蒙嵐が吹き荒れる世の中を見てかなり心配しました。マスコミの煽りで世論が一方向に向かって突っ走るこの国の恐ろしさも身を持って体験しました。そんな中こちらのブログを拝見させていただき、勇気と希望を頂きました。一人の人間として、心より感謝しております。
それに本当に疲れ様でした。

今後もこちらにお邪魔させていただきます。
ありがとうございました。
内モンゴル人
Posted by モンゴル人 at 2007年09月01日 00:08
こんちは!

>朝青龍に関する報道

なんだか、ここまでのゴチャゴチャ報道で
論点がぼけてしまったような気がします。

これまでの事も心情的にあるのかもしれませんが
現時点の報道って、それらが表に出過ぎている。
本来の議論は、骨折を理由に巡業を休み帰国するも
母国でサッカー大会に出ていた事で
「本当に怪我をしていたのか?」が議論の争点でしたよね。

祖国のお願いを断れなかったかもしれないけど
力士にとって本場所の為の営業的意味を持つ「巡業」を休んで
怪我を治す為に帰国したのだから
少なくとも、怪我を悪化させるような行動は
控えるべきだと思う。
それにモンゴルの英雄ならば、サッカーの試合に参加せずとも
子供達と一緒に観戦したり、記念写真などで
求められている役割は果たせたような気がするが…
少なくとも、それを助言する人が
朝青龍には居なかったのかもしれませんね。

しかし、現在はの論点は
精神的な病や帰省する事に関するもので
決して、巡業休んで怪我した体でサッカーをした事ではない。

ちなみに私の解釈が正しければ
「落としどころ」という言葉は
妥協しつつも周囲も納得できる状況の時に
使われる言葉ですよね。
しかしこの場合は、
問題定義事態がズレているのだから
「落としどころ」なんて日本語が出てくる事態
オカシイ!

以前、mixiの日記にも書いたネタですが
産休・育休と退職の意味を理解できていない記者が
とりあえず言葉を並べた感じの記事が出ていた事に
異論を唱えた事があったけど
こう考えてみると、最近の記者のレベルって
すごく低いのかしら?って思えてしまう。

自分の記事や報道ひとつで
下手をすれば、傾かなくても良いお店が
閉店に追い込まれるような影響力がある事を
理解していないからなんだろうけど…。
Posted by ぱからん君 at 2007年09月01日 00:34
大げさな事をいう様ですが、
今のマスコミにに欠けているのは「正義感」と「倫理観」ではないでしょうか。

今でも朝青龍は犯罪者扱いされています。
成田でモンゴル行きの搭乗までの道のりを「とぼとぼ歩く姿の朝青龍」

テレビカメラはしつこく追ってます。何の意味があるのでしょう。
鳥後俊太郎氏は「あの顔は病気じゃないね」と発言しますし、
朝青龍モンゴル行きの一連の行動について
コメンター川村氏は「朝青龍ペースにならないか」と懸念し、鳥越氏と同じ日には「出来レース」ではないかと発言
彼らは、「正義感」と「倫理観」の欠けた人だったのでしょうか。

もし、解離性障害が本当だとしたら、例え土俵に上がれるまで回復しても、

「記者会見」が出来るまでの回復はさらに時間がかかるのではないかと思います。

しかし朝青龍の復帰は「記者会見」を前提としてなされる方向の様です。

犯罪的なバッシングが全てのマスコミに対し、
朝青龍がなんで
自分を痛めつけた犯罪者集団に対し、
会見など「強要」されなければならないのでしょうか
まだまだ「リンチ」は続くようです。

事態は朝青龍問題一つにとどまらず
日本社会の病理現象まで浮き彫りにしたと思います。
日本社会から、イジメをなくしてください。
心からそう叫びたい。
Posted by かっちゃん at 2007年09月01日 14:22
>解離性障害が本当だとしたら、例え土俵に上がれるまで回復しても
解離性障害が治らない間は土俵に上がるのは無理でしょ。

>会見など「強要」されなければならないのでしょうか
妄想もここまで来ると酷い。
Posted by 非常識人 at 2007年09月01日 18:30
 マスコミや解説者たちが朝青龍をどのように扱おうと構わないですが、解離性障害と診断された人が、診断前と変わらず普通であることに違和感があります。
Posted by ASA at 2007年09月01日 20:49
私は、解離性障害にくわしくないので、教えて欲しいのですが。

解離性障害は、歩いている外見を見て、「そうでない」とわかる特徴でもあるんでしょうか?
Posted by かっちゃん at 2007年09月06日 18:08
本当に、日本のマスコミはどこまで暴走する気でしょうか。もうえげつなさを通り越している報道振り。過去にこれほど、非のない人間を袋だたきにしたところを見た経験はありません。

自分達が痛めつけ、弱った病人を、揶揄、嘲笑、冷笑する事が平気なんですね。私は理解できません。
朝青龍の病を疑い、「病気かよ、お前は」などといい、

「出て来い、出てきて謝れ」というマスコミ人たちは、じゃあ、病気が本当だったとわかったとき、自分達のやった事をどう思うんでしょうか。
Posted by かっちゃん at 2007年09月10日 00:44
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