この映像はどこの局が何という番組で放送したのか分からないのですが、youtubeにアップロードされていたものを例としてご覧いただきたいと思います。
「Asa Suspended For Soccer」
ご覧になれない環境の方もいるかもしれませんので、静止画像と文字でもご紹介しますが、こんな感じです。
まず最初に、朝青龍がサッカーをしている動画が普通のスピードで流れます。そして次に、スローモーションで転倒するシーンを再生し、左手が地面に触れた瞬間で静止画像になります。以下の画像です。

この画像に次のナレーションが流れます。
例えばこのシーン。足を滑らせた次の瞬間、148キロにも及ぶ巨体を支えたのは左手だった。しかし、朝青龍は脱げたスパイクを手にして、おどけたポーズ。痛そうな様子は感じられない。
これで視聴者はどんなイメージを抱くでしょうか。
倒れて、手をついた瞬間にピタッと静止画像になる。これでは、確かにこのナレーションは正しいようにしか見えません。
さて、ここでもう一度、最初に流される普通のスピードの映像をみてください。よく見なくても、分かりますよね。もちろんあの姿勢のまま静止しているわけでもないし、倒れる速度が減速しているようにすら見えません。これで「148キロにも及ぶ巨体を支えたのは左手だった」という描写が正しいと言えるのでしょうか。
単に、「左側に転倒し、胴体よりも左手が先に地面に触れた」というだけのことではありませんか。
しかし、その後、あの映像が自然な速度で流されることはありません。視聴者は、「148キロにも及ぶ巨体を支えたのは左手だった」というナレーションに疑問を抱いたとしても、それを検証する機会は与えられません。
考える時間すら与えられず、昨日もご紹介した井上病院の井上毅一理事長の
走るときも手は必ず使うんですよ。そのときだって激痛が走るはずなんですね。だから本当におかしければ、そんなに緊急の手術を要さなければならないのなら、あんなにサッカーをすること自体がおかしいんですよというコメントがたたみかけます。(それにしても井上氏、この状態の身体で優勝していることを知らないんでしょうか。)
それでも、このシーンはまだマシな方です。少なくとも一度は自然な速度で再生されているのですから。youtubeにあがれば、こうして最初の部分をもう一度みて、検証することもできますよね。
動画の後半(39秒あたり)では、ヘディングシュートのシーンが出てきますが、ここではこんなナレーションがあります。
朝青龍はヘディングシュートの際にも手で身体を支え、左手で髪の毛を直し、ペットボトルを普通に持つ。
このシーンなどは、最初はほぼ自然な速度で再生していながら、数秒の間にどんどんスローモーションになっていきます。これでは、手で支えることによって、身体が倒れる速度が減速しているようにも見えますが、一度も自然な速度で再生されないので、録画をみても検証することすらできません。
サッカーのシーンが放送されているテレビ番組の動画は、今のところyoutubeに二つしか上がっていないようです。二つしかないうちの一つが、こんな偏った内容のものなのです。(もう一つの方も、コメントの部分であきらかに事実に即していないものです)
そして、こんな報道が、何年もずっと続けられてきたとしたら・・・。
これらの報道により形作られてきた朝青龍の悪役イメージは、実像に即していると言えるのでしょうか。
「朝青龍は悪いヤツだからバッシングしていいのだ」という潜在意識が私たちの行動に影響しているのだとしたら、私たちには、そのイメージ自体を再構築する努力が必要なのではないかと思います。
8月22日追記:コメント欄で「左手で支えてるから仮病だ」「いや支えてない」といった議論がなされていますが、この件は既に決着が付いています。何度も書いているように、相撲協会が診断書は正当なものだとして認めており、仮病疑惑は明確に否定されています。私がこのエントリーを書いたのは、あくまでもイメージ操作を指摘するためであり、仮病疑惑を検証するためではありません。
相撲が好きで、今の両横綱のファンです。
こんな映像ではなく、相撲の方を見てほしいですよね。
横綱ともなれば、もっと尊敬されてしかるべき人たちだと思いますね。
映像拝見しましたが
>単に、「左側に転倒し、胴体よりも左手が先に地面に触れた」というだけのことではありませんか。
の様には見えません、体が転倒したらまず手が先に出るのは人間の身体として極自然な事です。あそこは左腕で身体を支えてるで間違いはありません。
朝青龍関を擁護したい気持ちはわかります、僕はマスコミ嫌いなのでイジメとも思える報道と言う名のショーは気持ち悪いですが。このエントリーも管理人さんが危惧する印象操作の域に入るのではないでしょうか?
もちろん管理人さんがそういうつもりで無い事は存じていますが、管理人さんが文中でも言っているYOUTUBEを見れない方々は僕のように自己で判断できず『そうなんだ』と思う事しかできない内容だと思います。
潜在意識の話をされていますが、その見方は『そんなはずは無い』と言う潜在意識から来ているのではないですか?
つまり
「健康体なんだから手で支えてるだろう」
という根拠から
「手で支えてるんだから健康体なんだろう」
という結論を導き出してしまっているんですよ。
イメージ操作で潜在意識を刷り込まれている典型的な例ですね。
いいえ、違いますよ。
健康であろうとそうでなかろうと、たとえ腕を怪我していても、反射的にその腕が出てしまうのですよ。人間の体とはそういうものです。
だから幻さんは「左手で体を支えようとしている」と考えることが自然だと指摘している訳です。「だから健康だ」などとは別に主張されていませんよ。
どうも「幻さんへ」さんこそ、妙な先入観をお持ちのように見えてしまいます。
朝青龍を応援されることは大変結構なことだと思いますが、この記事を書かれた管理人様の視点は、ちょっと強引だと思います。
あまり無理やりな論理展開で記事を書かれると逆効果だと思いますよ。それこそ印象操作とか、管理人様の批判するマスコミと、やっていることは同じになってしまいます。
もう少し冷静になられることを願っております。
完全に骨折していれば、ちょっと動いただけで激痛が走ります。
ヒビぐらいなら、ただ動かすぐらいならあまり痛くありません。でも力がかかると痛いです。
上記どちらも、受傷時は結構シビレていたりします。でも受傷直後から腫れて痛みも増えてきます。
で話題の疲労骨折は、
足首の疲労骨折のとき「最近ランニング中、足が痛むな」「運動後に少し腫れる」程度でした。
靱帯でも痛めたかと思い、診察を受けると疲労骨折と診断されました。(靱帯を痛めたほうが大変なのでかえって安心した)
ほんとに普段歩いているだけなら、ほとんど無症状でした。
負荷が大きいときだけ痛む感じです。
朝青龍さんの場合も、相撲のぶつかり負荷(あの巨体がぶつかるからどれだけの負荷か想像できないくらい大きいと思う。)
と芝の上のサッカーで自分で転倒した負荷は比較にならないとおもいますよ。
横綱にまでなるトップアスリートですから、自分の体の状態は把握していると思います。
朝青龍さんは自分で「相撲は少し休もう」「リハビリぐらいの運動ならOK」との判断をしたのだと思います。
大体、骨折の際、西洋医学のあてにならないこと(総合病院通ってもレントゲン捕るだけ。スポーツ医学専門病院はよいところもあった)。 接骨医の方がスポーツを続けるための、治療方針方法についての経験が多くよっぽど当てになりました。
もっというなら日本人の外人嫌いがここに極まりって気がしますね。 まったく異文化を認めない!
日本社会の思考構造が世界中通用すると思ったら大間違いです。 国技に外人を入れる決意をした時点で異文化を認める努力が必要です。
できないなら安易に外人に頼らないことです。
ここでは肘の話をしてるので
(腰の)疲労骨折を持ち出すのは完全に的外れ
youtubeなら、URLを示せるはずです。でなければ、該当の部分は削除すべきです。
→そんなに緊急の手術を要さなければならないのなら、あんなにサッカーをすること自体がおかしいんですよ
事実
→手術の必要はなかった
結論
→先生は何ら間違ったことは言っていない
Asa Suspended For Soccerで検索したらすぐ
でてきますよ。
幻さんへさん補足ありがとうございます。
幻さんへさんへさん
>怪我をしていても支えられるなら、この映像からは仮病だと言えませんでしょ?
失礼ですがおっしゃっている事の意味がわかりません、負傷している左腕(肘)で身体を支えられてる事が槍玉にあがっているのではなかったですか?
「幻さんへ」さんへ です。名前変えました。
>怪我をしていても支えられるなら、この映像からは仮病だと言えませんでしょ?
えぇ、そうですね。おっしゃるとおりです。
・・・???
なんでここで「仮病」とか言い出すんだろう?そんなこと幻さんも私も言ってないのに。
論点はそんなことじゃないのに。
って感じです。
余計かもしれないけど、もう一言。
仮病とは言えないのは確かですけど、
仮病じゃないとも言えませんよね。
全然どちらとも言えない、ということです。
念のため。
補足謝礼は幻さんへさんへさん改名 眠さんへで
後のは幻さんへさん ・・・へでした
気がつかないで試合に出て、がんがんパワープレーして、なんか変だと思っていたけれど、
ずっと後になって骨折してたってわかったけど、結局部活はそのまま続けました。
草サッカーなんてへの河童
>8月22日追記:コメント欄で「左手で支えてるから仮病だ」「いや支えてない」といった議論がなされていますが、この件は既に決着が付いています。何度も書いているように、相撲協会が診断書は正当なものだとして認めており、仮病疑惑は明確に否定されています。私がこのエントリーを書いたのは、あくまでもイメージ操作を指摘するためであり、仮病疑惑を検証するためではありません。引用終わり。
支えてる、えないの議論を吹っかけたのは私です、管理人さんはなぜ私が書き込みをしたのか理解されてないようですね、そして流れも。
私もそれを補足してくれた眠さんも主張しているのはこのエントリーの強引さとイメージ操作の恐れがある事です。仮病云々を言い始めたのは私へ返信して下さった『幻さんへ』さんだけです。そして私も眠さんも仮病疑惑が議論の対象ではないと この コメント欄で指摘しております。お忙しいのは理解していますがちゃんとコメント欄を読んで頂きたかったです。失礼ですが、これは僕らが求めていた回答ではありません。
僕らが言っているのはインターネットで記事を書くと言う事は公に発信すると言う事、規模は小さくてもあなたは記者の様なものです。マスコミを批判するのはけっこうですが管理人さんもこのエントリーで同じ鉄を踏んでいませんか?ということです。
ここに反論を書いたからと言って全員が全員仮病疑惑について議論しているわけではない事を イメージ で決めつけず理解して頂きたいです。この後のエントリーも読ませて頂きましたが、やはり強引な主張という印象を持ちました。私もマスコミを快く思わない者ですがどうか同じ穴のムジナにならず冷静に分析して頂きたく思います。
>で、朝青龍は横綱として適切なんでしょうか。
この質問でリンク先に「@nifty投票」を設定してみました。ご参照ください。