2007年07月18日

ビジネス日本語のためのニーズ分析に威力を発揮するツール

さいきん流行のBPMNについて、JALアカデミーのセミナーで触れることになりそうなので、ちょこっと調べてみました。

BPMNというのはBusiness Process Modeling Notationの略で、要するに業務フローを可視化するときの表記方法です。2004年に Business Process Management Initiative (BPMI)という非営利団体が最初のバージョンを発行したのですが、ウィキペディアの記事によると、今はBPMIはObject Management Group (OMG)に吸収されて、OMGの方が管理にしているんですね。

これがどうして日本語教師に必要なのかというと、日本語教師が特定企業の外国人ビジネスマンに日本語を教えるときに、相手がどんな日本語を話さなければならないのかを把握する必要があるからです。

こういうときに学習者に向かって「あなたの会社では何を話さなければなりませんか」などと聞いても、漠然とした答えしか返ってきません。なぜなら普通のサラリーマン(特に終身雇用型の)は、体系的に自分の仕事を説明する訓練を受けていませんし、その必要もないからです。

しかし、例えばBPMNを見ながら、「ここの見積もりの段階では、金額以外にどんな項目を提示しなければならないのですか」などと質問すれば、顧客とどんな情報をやりとりしているかは把握できます。そこから先は、好感を持たれるきちんとした話し方を身につけさせるだけですから、普通の日本語教師なら難しくないわけですね。

最初はDFD(データフローダイアグラム)に出会って、「これは便利だ」と思っていたのですが、DFDは静的な描写になるので分かりにくい部分があり、エンジニア用のUMLの一つ、シーケンス図というのが分かりやすいのではないかと思っていました。シーケンス図では、時間の経過に伴って描かれますので、同じ相手と何度もやりとりする場合などには、DFDよりもずっと分かりやすいです。

しかし、最近ではこのBPMNが標準となりつつあるようです。


(atmarkitの記事を参照しています)

BPMNの書き方はビジネス プロセス モデリング表記法が正式なもののようですが、「プロセス モデリング表記法とワークフロー パターン」という書類も分かりやすいです。

Microsoftのvisioなんかも、BPMNを強力にサポートしているようですが、ワードのオートシェイプの「フローチャート」と「コネクタ」を使えば、誰でも簡単に書くことができます。

posted by 村上吉文 at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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