2020年08月23日

「移民歓迎派は自宅に宿泊させてみろ」?

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


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冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、Twitter では標記のような主張をしている人を多く見かけますので、どうしてこうした主張が間違っているのかを簡単に書いてみたいと思います。端的に言ってしまうと、こういう主張する人は「自分は外国人労働による利益だけ享受して、そのコストは負担しない」というフリーライダーだからです。

【主張の実例】
まず最初に、こうした主張の例をいくつか挙げてみたいと思います。Twitter では「移民反対 自宅」「パヨク 移民 自宅」などのキーワードで検索すると、いくらでもこういう投稿を見ることができます。















【間違っている理由】
なぜこうした主張が間違いなのかと言うと、当たり前ですが、こうした主張をしている人たちも、一人残らず全員が外国人労働者のお世話になっているからです。

外国人労働者は日本の社会にとって必要で、コロナ禍の現在ですら、コンビニなどで外国人が働いていることは頻繁にありますし、逆に特定技能のビザで来日するはずだった外国人労働者をコロナの影響で受け入れることができずに困っている農家なども多く報道されています。

日本農業新聞 - [農と食のこれから 人手不足の産地 1][解説] 外国人労働力頼みの日本 問われる自給の未来 https://www.agrinews.co.jp/p51354.html

日本農業新聞 - 外国人実習生4割入国できず 「特定活動」でしのぐ 長野・野辺山高原 https://www.agrinews.co.jp/p51431.html

日本農業新聞 - [農と食のこれから 人手不足の産地 1]<実習生来ぬ春 群馬県嬬恋村 下> 「働かせて」悲痛な叫び https://www.agrinews.co.jp/p51349.html

【新型コロナウイルス】コロナ禍で不足する外国人労働力 これが消えるビジネスだ|日刊ゲンダイDIGITAL https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274093

新型コロナ直撃、技能実習生不在に地方苦悩 入国規制で人手不足 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200320/mca2003200500003-n1.htm

「コロナ鎖国」で働き手が来ない農業 外国人頼みの現場、危うい持続可能性:朝日新聞GLOBE+ https://globe.asahi.com/article/13603091


繰り返しますが、ツイッターでヘイトを撒き散らしているネトウヨの皆さんも、日本で生産された農作物を食べている限り、移民の皆さんのお世話になっているのです。仮に輸入食品だけで何とかするにしても、流通や小売の過程でも外国人がいなければもう成立しませんから、外国人労働者のお世話にならずに日本国内で住むということはできません。

もしネトウヨの皆さんが「移民推進派は移民を自宅に宿泊させろ」、つまり「コストは自分たちで負担しろ」というのでしたら、その代わりにネトウヨの皆さんも一切、外国人労働者のお世話になってはいけないのです。外国人労働者が作った農作物は食べてはいけないし、外国人労働者が運んだり売ったりしている商品やサービスも利用してはいけないのです。

そういう覚悟もなく、自分たちは外国人労働者がもたらす利益を享受しておきながら、受け入れのコストは負担しないと主張しているから、「タダ乗り」とか「フリーライド」と言われているのです。

どうしても外国人労働者のお世話になりたくなければ、ネトウヨだけで村を作って、自給自足の生活をしてみるといいでしょう。食料や電気や水のコストは今の何倍にもなり、すぐに破綻することが分かるのではないかと思います。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
むらログ: 移民政策のことを考えてみませんか? (2010年5月)
http://mongolia.seesaa.net/article/151628170.html

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posted by 村上吉文 at 13:18 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加