2019年09月12日

VRの勉強をして海外ルーツの子どもたちの日本語教育を支援しよう!

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス




冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

引用させていただいた方などにはもうすでにお知らせしておりますが、このブログで7月と8月に固めて書いた VR 技術と教育の関係についての十本の記事を、まとめて Kindle の本にしました。

この本の収益の全額(定価の70%)を、いつものように「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクール(青少年自立援助センター) に寄付いたします。

まずこの本の「はじめに」にどうして僕がこの本を書こうと思ったのかを説明していますので、そのまま引用させていただきます。

この本を手に取っていただき、ありがとうございます。ただ、もしあなたがこの「はじめに」を読んでいるのが、東京オリンピックより後だったりすると、もしかしたらこの本の内容はもう時代遅れになっているかもしれません。僕がこの本を書いているのは2019年の夏です。 仮想現実技術(以降「VR」と表記します) の世界は非常に進歩が早いので、1年も経っていればおそらく状況は大きく変わっていることでしょう。もしこの本以外にも、 VR と教育に関するもっと新しい本があれば、そちらを購入することをお勧めします。

はじめに自己紹介をさせてください。僕は現在カナダのエドモントンというところで、アルバータ州の教育省に勤めています。カナダは日本と違って国全体の教育をつかさどる省庁がないので、日本の文部科学省にあたる機関はそれぞれの州が運営しているのです。 カナダでは外国語教育の分野での VR 技術の応用が進んでいて、例えば僕の住んでいるエドモントン市の教育委員会は、フランス語の授業専用の VR ゴーグルを300台購入し、市内の公立学校に貸し出しています。VR 技術は未来の話ではなく、すでに教育の現場に普及し始めているのです。実際に英語圏では、 VR と教育に関する Podcast や、 Twitter のハッシュタグ などが非常に盛り上がっていて、 一般の教師の手の届くところにもたくさんの情報が溢れています。

僕がこの本を書かなければいけないと思ったのは、こうした海外の状況や、日本も含むVR ゲームなどの盛り上がりと、日本の教育関係者の間の無関心の間の深い断絶を感じたからです。 VR と教育に関する日本語で書かれた書籍が今ほど切実に必要とされている時代はないでしょう。実を言うと僕自身は教育省でコンサルタントのような仕事をしており、VR の開発者でもなければ、研究者でもありません。しかし、開発者の皆さんはやはりプロダクトを作るのに忙しく、研究者の皆さんも論文を書くのに忙しいようで、なかなか VR と教育に関する一般向けの本を書いてくれません。そこで、むしろこうした内容を一般書としてまとめるのは、 コンサルタントがやるべき仕事なのではないかと思ったのです。

この本は、2019年の夏に自分のブログ「むらログ」で10回にわたって書いた内容を、電子書籍化したものです。 そのため、動画などのリンクも文中にたくさん貼ってあります。もしかしたら電子書籍の専用端末ではなく、タブレットやスマホなどで読む方が適しているかもしれません。

A4にして50ページ程度の薄い内容ですが、この本が少しでも多くの教育関係者の目に留まり、日本の教育や日本語教育の世界が前進する手がかりとなってくれることを祈っています。

なお、タイトルの「異世界転送の用意はいいか?」は VR 技術と教育に関する内容を中心に構成されている「VR Podcast」のオープニングでいつも流れる「Prepare to be transported.」へのオマージュです。

2019年のこの本の収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールに寄贈されます。

2019年9月8日 トロントのバックパッカー用ホステルにて



「むらログ2018」と同じように、こちらもソーシャルメディアなどで書評を書いてくださる方にプレゼントをさせて頂ければと思います。ご関心のある方はぜひ、以下のリンクからお申し込みください。
https://forms.gle/2WfVYfaDE8E1g5577

そして冒険は続く。

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【参考資料】
村上 吉文 『異世界転送の用意はいいか: 語学教師のためのVR入門』
https://amzn.to/30d933Q

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【『冒険家メソッド』と電子書籍「むらログ」シリーズを購入して海外にルーツを持つ子どもたちを支援しよう!】
2014年以降のこのブログの内容はKindle本にもまとめられています。2019年中にこちらの本をご購入になると、その収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールに寄贈されます。ココ出版の『冒険家メソッド』は初版の本体価格の5%が同センターに寄贈されます。
https://amzn.to/2RiNThw

posted by 村上吉文 at 22:09 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加