2019年06月26日

世論を変えるために僕たちにできること

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス





冒険家の皆さん、今日もチョコボに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、ここ数日NHKの「日本語がわからない子どもたちが増えています。考えていきませんか、子どもたちの未来。」というツイートに対して、「くそリプが多すぎる」という投稿を多く見てきました。日本語教師の方だけではなく、英語教育の関係者や、教育とは関係ない海外在住の方など、おそらく10人以上の方が僕の目に見える形でシェアしていらっしゃったのではないかと思います。

まず最初に、そのように共有してくれたことを評価したいと思います。僕はNHKのアカウントをフォローしていないので、皆さんが共有しなければ、僕はそれを知ることができませんでした。それだけでも価値のあることだったと思います。

皆さんお忙しいでしょうし、面倒臭い議論に巻き込まれたくないのは普通ですから、そこでこのツイートにぶら下がっている多くのクソリプに対して反論しないのはよくわかります。

その上で、もし多少なりとも時間をさきたいと思ったら、それなりの根拠を持って反論すると、「クソリプが多すぎる」とコメントをつけてRTするよりはずっと大きな社会的な効果があるのではないかと思います。なぜなら、皆さんのフォロワーは多かれ少なかれそのようなクソリプをする人たちとは違い、皆さんと同じような価値観を持っていることが多いからです。

もちろん、そのようなクソリプをつけている人たちに皆さんが反論したとしても、直ちに相手が考えを改めるという事はあまり考えにくいでしょう。しかし、そのようなことを公開された場で書いても何の反論もされない場合と、きちんとした根拠を持って反論された場合では、今後はあまりレベルの低いクソリプをすることが少なくなるのではないかと思います。明らかな間違いを書き込んでそれを周知されてしまうのは恥ずかしいですからね。

しかし、それはあまり重要ではありません。クソリプをする人は、やはり基本的な情報収集能力に問題がありますし(改正入管法のことすら知らないんですから)、攻撃的な性格も少なからず持っています。これらの問題は、皆さんが反論したところですぐに解決できるものではありません。

むしろ、皆さんがこのような反論によって効果を与えることができるのは、何も言わない多くの読者、いわゆるサイレントマジョリティーなのです。おそらく、NHKぐらいの有名なアカウントでしたら、クソリプをつけてくる人の何百倍、あるいは何千倍という人がそれらのコメントを読んでいるはずです。そしてその多くは、日本語や英語の教育に関わっていたり海外に住んでいたりするわけでもなく、クソリプをつけてくるような攻撃的な性格と極めて低い情報収集能力を兼ね備えているわけでもないでしょう。要するに、専門家でも馬鹿でもない普通の人たちです。その人たちに対して、語学教育の専門家や、海外在住で自分の体験としてNHKの報道を理解できる人たちが働きかけることは非常に重要です。

働きかける方法はいくつかあります。

最もモチベーションが高い場合は、きちんとした根拠をリンクとして紹介しながらご自分の意見を複数回にわたって対話をしながらコメントすることでしょう。論破するのではなく、相手を理解しようと努めながら、理性的に働きかけるのです。

しかし、それほどモチベーションも時間もない場合は、自分の意見を言うだけでも良いでしょう。論破するためにコメントするだけでも、少なくとも第三者として見ている読者には何が正しいかが分かりますから、大きな影響があります。ただし、相手を変えることはできないでしょう。

さらにモチベーションも時間もなく、リスクも取りたくない場合は、論破モードで自分の意見とその根拠となるリンクを貼って投稿し、その直後に相手をブロックしてしまえば良いでしょう。少なくとも同じIDでログインしている限り、相手は皆さんの投稿を読むこともできませんし、したがって、さらに反論してくることもできません。

それよりさらにモチベーションも時間もないときにもできることは、これらの多くのコメントの中で、クソリプではない、まともなコメントに対して賛同のコメントを投稿することです。これらは、クソリプをつけているユーザに対して直接反論をしているわけではないので、新たなクソリプをコメントされるリスクはほとんどありません。しかし、物言わぬ読者に対しては少なからぬ影響があるはずです。

さらにモチベーションも低く時間もなくリスクも取りたくない場合は、これらのコメントの中で、賛同できるコメントに対して「いいね」をつけることです。Twitterの場合は「ファボ」と呼ばれていますね。

もちろん、その場の議論に全く関わりたくないと言う人は、冒頭でご紹介したようにそれを自分のタイムラインでコメントをつけて共有することだけでも大きな意味があります。なぜなら、まっとうな見識を持っていて、かつモチベーションもある人がその議論の場の中に入っていて、ここで挙げたような対応をすることができるようになるからです。

以上のように、ご自分の持っているモチベーションや時間やリスクの許容量などによって、やれる事はいくらでもあります。1番よくないのは、これらのクソリプを見ておきながら、何もしないことです。ぜひ行動しましょう。社会を変えていくのは、こうした小さな行動の一つ一つの積み重ねなのですから。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
NHKニュース on Twitter: "日本語がわからない子どもたちが増えています。考えていきませんか、子どもたちの未来。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。 https://t.co/Bbj3DEjsCj #外国人子ども… "
https://twitter.com/nhk_news/status/1141911289461182470

【ネットで話題】Twitterで「クソリプ」が話題に!クソリプってなんぞや? - NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2141139205213551401


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posted by 村上吉文 at 21:07 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加