2019年03月27日

スピーカーノートの使い方

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス




冒険家の皆さん、今日もケッセルランを12パーセクで飛んでいますか?

さて、先日「#Google スライドの冒険」という体験会をオンラインで行ったことをこのブログに書きました。その時の無記名のアンケートで「スピーカーノートの使い方を教えてほしい」というリクエストがありましたので、今日はそのことについて書いておきたいと思います。

ただ、これはパワーポイントなどもほとんど同じことができますので、特に Google スライドに特化した機能というわけではありません。

まずスピーカーノートというのは何かを説明します。 Google スライドやパワーポイントなどでは、一般的に編集中の画面では左側に上から下にスライドの一覧が並んでいて、そのうちの一つをタップすると、右側に大きくそのスライドが表示されるというレイアウトになっていると思います。そしてその右側の大きく表示されたスライドの下側に、何もない空白のスペースがありますよね。 ここに色々なメモを記入することができます。これがスピーカーノートです。小学校や中学校の教師がよく「虎の巻」と呼ばれる教師用指導書を持っていて、 ページの中央に子供たちが持っている教科書と同じ内容が印刷されていて、その周りにたくさん注釈などが書いてありましたが、それと同じような事がプレゼンテーションでできるわけです。

スピーカーノートの使い方は、一般的には講演会のように原稿を読み上げながらスライドを見せるような場面がほとんどだと思います。日本語教師のように、目の前に学習者がいて、インタラクティブにスライドを見せたりする時には、予定調和の世界ではないので、あまりこの講演会の原稿のようなスタイルのスピーカーノートは活躍しません。ですから僕も最近までは、日本語教師にとってスピーカーノートはそれほど大切だとは思っていませんでした。しかし2012年に反転授業がブレイクしてから、 日本語教師にとってもこの機能は重要になってきています。なぜなら、反転授業のビデオを作る時には日本語学習者は目の前に存在せず、あらかじめ文字で書いておいた原稿通りに話すような機会が多くなるからです。

【表示方法】
スピーカーノートに文字を記入するのは、スライドの内容を作るときと全く変わりませんから難しいことはないでしょう。しかし、表示するときはちょっと違います。ここではパワーポイントではなく Google スライドを例にとってご紹介します。

スピーカーノートを使ったことがない人は、 スライドを始める時に画面の左上にある「プレゼンテーションを開始」というボタンをクリックして始めることが多いと思います。これではスピーカーノートを使うことはできません。スピーカーノートを使うには、そのボタンの右側にある下向きの小さな三角形をクリックします。そうすると出てくる、 「プレゼンター表示」という選択肢を選ぶと、スピーカーノートを使うことができるようになります。 Google スライドの場合はその先に「ユーザーツール」と「スピーカーノート」の二つの選択肢がありますので、この場合はスピーカーノートを選んでください。ちなみにユーザーツールの方を選ぶと、「#Google スライドの冒険」の報告を書いた時のブログ記事でご紹介した、「Q&A」の機能を使うことができます。

【使える2つの環境】
このスピーカーノートの機能が活躍する環境は主に二つあります。

一つは、パソコンとは別に液晶プロジェクターなどでスクリーンにスライドを投影する時です。もしパソコンのハードウェアが対応していれば、自分の手元のパソコンではスピーカーノートを表示して、スクリーンにはスライドだけを表示するということができます。

もう一つの環境はオンラインで画面を共有する時です。ズームやハングアウトなどのテレビ電話のシステムでは、自分のパソコンの画面を共有する時に、「パソコンの画面全部を共有する」選択肢と、「特定のウィンドウだけを共有する」という選択肢があります。いくつかのアプリを切り替えながら、それらのアプリを全部、他の参加者に見せたい時は、パソコンの画面全部を共有する選択肢を選ぶといいでしょう。この場合は皆さんが見ている画面がそのまま他の参加者にも全く同じように表示されます。

しかし、今回ご紹介しているようにスピーカーノートを見ながらスライドだけを表示させる時は、もう一つの「特定のウィンドウだけを共有する」という選択肢を選ぶといいです。その場合はスピーカーノートは自分だけが見て、他の参加者はスライドだけを見るということになります。テレビ電話ではありませんが、「#反転授業の冒険」というオンライン体験会でご紹介した Loomという、画面を撮影するツールでも同じことができます。

まだ何か説明しなければいけないことがあるかもしれませんが、とりあえず今の段階でスピーカーノートに関して思いつくのはこのぐらいです。これから朝ごはんの時間ですので、今日はこの辺までにしておきたいと思います。もしご質問がありましたら以下のTwitter や Facebook などのページでご質問をお願いします。そういう質問は実は僕にとっても教師研修のネタになるので、大変ありがたいのです。ご遠慮なさらずむしろボランティアとして「村上のために無料で質問してやる」というぐらいの偉そうな態度で質問してみてください。よろしくお願いします。

そして冒険は続く。

【参考資料】
むらログ: #Googleスライドの冒険
http://mongolia.seesaa.net/article/464435722.html

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posted by 村上吉文 at 22:24 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加