2019年02月03日

オンライン音声編集

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


Screenshot 2019-02-02 at 4.23.56 PM - Edited.png

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、皆さんは音声編集というのはやってみたことがありますか? 冒険家メソッドの本にも書きましたが、映画などの音声を繰り返し聞くことによって聴解力を伸ばすCBLL(Content-Based Language Learning)では、アクションシーンなどのセリフのない部分は繰り返し聞いても語学の習得には結びつかないため、そうした部分は削除してセリフの所だけを何度も繰り返して聞くように僕はおすすめしています。最近では、佐久間さんがクメール語の学習に音声編集を利用している例をブログに書いていらっしゃいました。

「冒険家メソッドでクメール語を学ぶ@」 – さくまログ : http://shirogb250.com/2018/11/30/kumer-benkyo1/

そのためには音声編集ソフトが必要なのですが、これには色々なタイプのものがあります。僕がクロームブックに移行する前は、 Windows のAudacityというフリーソフトを使っていました。ハンガリー語などはこのソフトで映画の音声を何本も編集して繰り返し聞くことに使わせてもらいました。

その後カナダに来てからは、ハンガリー語よりも英語の聞き取りを伸ばす必要があって、英語の場合はハンガリー語よりももう少し聞き取りもできるので、映画の音声を繰り返し聞くよりも、 Podcast をたくさん聞くようになっていました。おすすめの Podcast についてはまた 改めてご紹介したいと思います。

それでいつのまにか音声編集はやらなくなっていたのですが、初級から中級にかけての第二言語の習得に関しては、やはり音声編集ができることが非常に重要になってくると思います。

ところで、 音声編集をやらなくなってしまった原因の一つに、 Chromebook で使える音声編集の Web サービスなどがあまりなかったこともあります。ご存知のようにChromebookというパソコンは Chrome というブラウザしか入れることができないので、 Windows用のAudacityなどを扱うことはできません。 ちょうどハンガリー語の自分用の音声教材を作り終わったあたりに僕は Windows のパソコンからChromebookを使うようになったので、それ以降しばらくの間音声編集をやっていなかったことになります。

ちなみに僕は Windows から chromebook に移行する時にこんなことを書いていました。

なお、MSオフィスのことはボロクソに書いたりしましたが、Audacityについては僕は非常に敬意を払っておりまして、ハンガリー語の聴解教材を作ったりとか、自分自身の成長にも非常に役立ちました。Audacityで編集した教材は今でも毎日聴きこんでおります。今、時代はローカルからクラウドに変わりつつありますので、ぜひAudacityのオンライン版を開発していただきたいと思っております。「むらログ: ハードウェアからの解放、それがクラウド」 : http://mongolia.seesaa.net/article/372306114.html


当時の僕にとっては Windows から chrome book に変わることはそれほど大きな変化ではありませんでしたが、音声編集だけがちょっとまだクロームブックではうまくできていなかったのです。

ところが先日、台湾の阿部さんからこのAudacityがオンライン化されていることを教えてもらったのです。それで早速、今朝それをクロームブックで使ってみたのですが、ローカルの音声ファイルを取り込むことがなぜかできずに、今はまだ使えずにおります。 Chrome ウェブストアの評価を見ても、同じようなエラーは結構頻繁に起きているようですので、今のところ皆さんにお勧めできるという感じではないのかもしれません。

ところが、Audacityを Chrome に追加した時に、同じ拡張機能のアイコンから、こんな Web サービスへのリンクが貼られていたのです。

RedcoolMedia Audio Editor : https://www.redcoolmedia.net/build/audiostudio.html
(5時間後に追記:もしかしたらこちらが本家かもしれません。 https://beautifulaudioeditor.appspot.com/app )

これはAudacityに比べるとフェードインやフェードアウトなどの効果をつける機能がないように見えるので、それほど高機能というわけではありませんが、 音声ファイルの中の不要な場所を削除したり、切り取ってペーストしたりと言った基本的な操作はできます。しかも Web サービスなので、ブラウザがあればすぐに利用できます。上記でご紹介したAudacityのような、アプリのインストールなども必要ありません。また機能が少ないので、わかりやすいボタンを押すだけで、基本的な操作ができます。少なくとも教員が自分の教室で学習者に聞かせたり、あるいは自律的な学習者が自分の勉強のために映画などの音声を編集したりするには、これで十分と言えます。

僕も実際に音声編集をしてみたので、よろしければこちらの音声をお聞きください。5分ほどで最近読んだ本について話しています。


https://clyp.it/vaw0wtoq

ちなみに Podcast っぽく話をしていますが、よくあるポッドキャストの真似をしているだけで、僕自身は Podcast というのはやっていません。でもこれだけ簡単ならもうやってみてもいいんじゃないかなと思いますね。

ちなみにこの音声の中で使われているジングルは以下のウェブサイトからご利用させていただいております。

ジングル素材 | フリーBGM・音楽素材 MusMus : http://musmus.main.jp/jingle.html

ということで音声編集も何のソフトも使わずに Web サービスだけでできるようになりましたし、何度も言うように自分の語学習得や、学習者のための教材編集としても、こうした音声編集というスキルは非常に重要だと思いますので、もし一緒にいじってみたい方がいらっしゃいましたら、来週日曜日の朝9時から一緒にズームでやってみませんか? お住いの地域での時刻はこちらでご確認できます。

https://www.timeanddate.com/worldclock/fixedtime.html?msg=my+first+sound+editing&iso=20190210T09&p1=248&ah=1

ご興味のある人は、Slack か Twitter か Facebook かGoogle+でご連絡下さい。上記の Web サービスがどのような環境でも機能するかなどは検証していません。もしかしたら「私には使えなかった」というようなこともあるかもしれませんが、その点はご了承くださいませ。

参加者が5人以上集まったらやります。 ご連絡くださった方にズームのアドレスをお知らせします。

そして冒険は続く。

【参考資料】
RedcoolMedia Audio Editor : https://www.redcoolmedia.net/build/audiostudio.html

むらログ: 聴解データを編集してみた : http://mongolia.seesaa.net/article/133929880.html

Audacity(僕が編集しているところの動画です) - YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=C0Ge4Uyj1pQ

むらログ: 超字幕で聴解用の音声ファイルを作るとすごく簡単。 : http://mongolia.seesaa.net/article/268739827.html

むらログ: ハードウェアからの解放、それがクラウド : http://mongolia.seesaa.net/article/372306114.html

むらログ: 語学教材としてのドキュメンタリー作品の利点 : http://mongolia.seesaa.net/article/272819956.html

むらログ: 日本語教師用のICレコーダーの選び方 : http://mongolia.seesaa.net/article/137707919.html


【コメントはソーシャル・メディア上の記事別ページヘどうぞ!】
https://adventurers-hideout.slack.com/archives/CB8S4GS6R/p1549151993000200
https://plus.google.com/+YoshifumiMURAKAMI/posts/5uPtGUfBtHf
https://twitter.com/Midogonpapa/status/1091848431360864256
https://www.facebook.com/murakami.yoshifumi/posts/10217660948257505

【『冒険家メソッド』と電子書籍「むらログ」シリーズを購入して海外にルーツを持つ子どもたちを支援しよう!】
2014年以降のこのブログの内容はKindle本にもまとめられています。2019年中にこちらの本をご購入になると、その収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人青少年自律援助センターに寄贈されます。ココ出版の『冒険家メソッド』は初版の本体価格の5%が同センターに寄贈されます。
https://amzn.to/2RiNThw


posted by 村上吉文 at 08:48 | 便利ツール | このエントリーをはてなブックマークに追加