2007年06月29日

ブログの営業力

「ブログは営業力になる」ということを実感しています。

梅田さんの「ウェブ進化論」で引用されたりして、かなり有名なエントリーですが、fladdictさんの開発者の為の実装系webマガジンCodeZineという「情報を公開しするメリット」についての文章があります。
まず個人にとってのオープンソースとかブログとは何か。それはポートフォリオであり、面接であり、己の能力と生き様をそのままプレゼンテーションの装置として機能する。リファラーやTBは、業界内のリテラシーの高い人間の位置を教えてくれるし、記事を書き続けることで人との繋がりも生まれていく。転職活動をする場合、相手が読者ならば自己へのコンセンサスがある状態から交渉を始めるアドバンテージを得られる。それだけのものが、金も人脈も後ろ盾のない人間が手に入れる唯一の手段が、情報の開示なのだと思う。
http://www.fladdict.net/blog-jp/archives/2005/04/webcodezine.php

あるいは、昨日ご紹介した小飼弾さんもこんなことを書いていますね。
今やプロ^2グラマーをリクルートする側は、ちゃんと応募者のblogを見ている。blogか、少なくとも作品としてのWebサイトがないと、相手にすらしてもらえない。極論してしまえば、履歴書でまともに目を通すのはblogのURLだけだったりする。そんな時代に、すでになっているのである。
『404 blog not found』
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50767723.html

他には、今検索したところではエイベックスの松浦勝人社長から直々にオファーが来たなんていうのもあります。その結果がこれ。


実は、私の所にはまだエイベックスからは連絡がないのですが(あっても困るが)、このブログを通して「取材をしたい」とかいうお声をいただいていまして、この「ブログの持つ営業力」というものには驚いています。

ということで、ご紹介です。「みどごんぱぱの手抜き術 今日から使えるアイデア帳」という仮のタイトルで、月刊日本語の十月号に6ページほど書かせてもらえる予定です。

その他にも、近いうちにいくつかご紹介できるものがあるかもしれませんので、お楽しみに!

みなさん、買ってくださいね。

(このリンクは七月号で、私の記事は載っていません)

ところで、今授業で使っている有頂天ホテルという映画に、西田敏行がしゃべるこんな台詞があります。
アハハ・・・。まあね、いいもの持っていればね、神様は必ずこう見ててくださいますから。
しかし、私はそんな風には思っていません。まあ、もしかしたら神様は見ていてくれるかもしれませんが、私を評価してくれる人が見ていなければ意味がないのですから。

私が二十代の頃に海外で苦戦していた頃のことを評価してくださる方もいらっしゃるのですが、実は私と同じぐらい頑張っていた人もたくさんいるんですよね。忙しくて報告書に書けないとか、そういう人もいました。私はむしろ報告書を書く時間があっただけ、がんばっていなかったのかもしれません。もちろん、後で評価されることを念頭に置いていたわけではなく、単にルールで決まっていたから書いていたのですが、後になってみると、実は報告書を書いていなかった人はせっかくいい仕事をしていても、あまり評価されていなかったのです。もちろん、評価する方法がないのだから当時のトップを責めることはできません。しかし、もし「上は何も分かってくれない」と嘆く人がいたら、まずは自分で情報発信できているかを検証する必要はあると思います。

書いていたらSatoshNakajimaさんが「ぐはっ」とくる台詞を書いていました。
サメと同じで、エンジニアは泳ぐのをやめてしまったら呼吸困難に陥る。波間にただようマンボウにだけはなりたくない。
サメであり続けるには、ブログは必需品ですね。
posted by 村上吉文 at 08:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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