2018年09月03日

第12回 #日本語教師チャット をまとめました。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


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冒険家の皆さん、今日もデススターの溝の中をXウィングで疾走していますか?

さて、一週間ほど前に第12回日本語教師チャットを行いました。今回もトピックは公募で、皆さんの投票の結果、「外国人就労の拡大(骨太の方針)」に決まりました。

今回は海外の、送り出し国になる地域以外の先生にとってはあまりに身近なトピックではなかったせいか、参加者の数は40名とあまり多くなかったのですが、アメリカ大陸の日本語の非母語話者の方が初めて参加してくださったので、今後も参加者の地域的な広がりが進んでくれるといいなと希望しております。日本の他にも、カナダ、アメリカ、フィリピン、韓国、インドネシア、台湾と、少なくとも計7カ国からの参加がありました。

いつもの通り、togetterでまとめていますので、ぜひご覧ください。

第12回 #日本語教師チャット「外国人就労の拡大(骨太の方針)」 - Togetter
https://togetter.com/li/1260625

今回参加してくださった皆様は以下の39名です。

@Midogonpapa @CadenaSensei @NihongoLC @okmymiki @sota_mikami @wanderon100 @zuzuneko @saitamalily @natusakiyuzu @takarobin @ky0ntmut @rei1125 @ponntakoji @skypeyamane @Fns3wO17VZYr9vy @shirogb250 @saeriwakabaya78 @satotasdotcom @chacha08848530 @eiko921228 @Hayato_Sato4989 @chickenheart18 @DirtyTeacher @hassymei @MMI_tori @hirokonihongo @K9367050200 @matuhideki @sun_flower_hk @goyou @jptwabe @2049chinese @taekon2001 @isosojp @tokuniunigasuki @neo_kix @satoyan3 @tredecimjapan @naonaonihonngo

自己紹介の後、まず「関心があるか」ということを聞いてみたのですが、「関心はあるもののあまり情報を追うことができていない」という声が多かったですね。 そもそも関心がない人は今回のチャットには雑貨しないでしょうから、 多くの方が「関心はある」と答えたのは当然の結果でもあります。

その次は日本社会に対してどのような影響があるかということを聞いたのですが、これに関してはやはり、経済的には強くなるだろうというメリットと、文化的な軋轢や人権や労働法を無視したブラック企業による問題の両方が指摘されました。個人的には僕が予想していたよりもメリットをあげる人が多かったですね。僕がブログで最初に移民問題を考えようという提案をした10年近く前に比べたら、大きく状況は変わりつつあるようです。

4番目には日本語教育業界にとってはどのような影響があるかということを質問しました。国内の日本語学校に勤めていらっしゃる方の中には、やはり就労目的で来ていた留学生が日本語学校に来なくなるので淘汰が進むことを懸念されている声もありましたが、その一方で、働くために来てみたらやはり勉強もしたいという流れで日本語学校に入る人もいるだろうという声もありました。また、技能や専門別に多様なコースが開発されることを予想される方もいらっしゃいました。このチャットに参加される方はそれなりにネットワークもあるからだろうと思うのですが、やはり前向きですよね。(普段はもう少し危機感で焦っている人も多いように思っているので)

そして最後に、搾取や差別を防ぐために、日本語教師として何ができるだろうかということを質問したのですが、以下のように沢山のご意見をいただきました。
理解者になる
外部とつなげる
日本人に彼らの存在を知ってもらう
様々な分野の専門性を持つ(それぞれの仕事の分野でということだと思います)
ブラックな日本語学校は教員として支えない
多様化に対応できるように個人授業のアプリに登録する
多様化に対応できるように Skype などの ICT のツールに慣れておく
権利や義務を発信する
日本語学習者の声に耳を傾ける
自分自身の時給の交渉や待遇改善を求める
日本のルールはルールとして説明する
外国人労働者を正当に扱う企業の製品を買って応援する
ソーシャルメディアで外国人の情報を発信する


僕は個人的には搾取や差別に対して戦う方法を日本語のコンテンツとして教える必要があるのではないかと思っています。 僕自身は、幸か不幸かあまりブラックなところで働いたことがないので、労働基準局などでどういう話をするのか(どんな情報を提供する必要があるのか、など)などをよく知らないのですが、そういう行動リストがあったら、みんなでどんどん教材を作っていけるのではないかと思います。

今回の日本語教師チャットは、政策に関わるトピックなので、 目の前の授業をすることだけで精一杯の若い先生にはちょっと身近ではなかったかもしれませんが、そのぶん濃密なやり取りができたのではないかと思っています。

次回は9月22日の日本時間で午後9時からを予定しています。トピックは未定で、今のところ前回の候補の中に入っていて落選したものと、新たにリクエストがあった「行動中心アプローチ」を候補にして、 ご投票いただこうと思っております。あと一週間程度でしたら、まだトピックも受け付けますので、 ご提案のある方はコメントやメッセージなどをいただければ幸いです。

そして冒険は続く。

【参考資料】
第12回 #日本語教師チャット「外国人就労の拡大(骨太の方針)」 - Togetter
https://togetter.com/li/1260625

#日本語教師チャット 公式サイト
https://sites.google.com/view/jt-chat/

むらログ: 日本語教育は奴隷制度を支えるのか
http://mongolia.seesaa.net/article/459787592.html

むらログ: 新潟県が他県からの転入を禁止したら?
http://mongolia.seesaa.net/article/451994716.html


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posted by 村上吉文 at 09:12 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加