2018年07月13日

オンラインEdCampをやってみた!

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス




冒険家の皆さん、今日もオアシスのキャンプで世界中の冒険家たちと冒険談を語り合っていますか?

エドモントンから成田に戻る途中、カルガリーの空港で乗り継ぎの時間が1時間ほどありましたので、これを書いています。
この一時帰国のために、仕事を詰め込みすぎてしまって、先週はブログを更新できませんでした。その他にもいろいろ不義理をしております。

さて、昨日、念願だったオンラインEdCampを行いました。

カナダやアメリカはもちろん、ドイツや台湾、ハンガリーなどからも多くの方に参加していただくことができました。皆さんありがとうございます!

この方法はこれから日本語教師の自主的な勉強会の形として、非常に有効なのではないかと思いますので、備忘録として反省点などを記録しておきます。
本題の前に、「そもそもEdCampって何?」という方もいらっしゃるかと思いますが、そういう場合はこちらをご覧ください。

むらログ:EdCampTokyoに参加してきました!
http://mongolia.seesaa.net/article/448875563.html

むらログ:オンラインでEdCampができる!
http://mongolia.seesaa.net/article/455466573.html

で、昨日のオンラインEdCampですが、まず、皆さんがやってくるとひとりひとりを共同ホストに指定しました。これは僕1人では手が回らないのではないかと思ったのですが、実は早めに来る人も遅れてくる人もいるので、全く大変ではありませんでした。片手間でも十分にできます。

ちなみに、昨日の参加者は26名だったのですが、そのうち2名はなぜか共同ホストに指定することができませんでした。共同ホストに指定するには参加者を管理するアイコンをクリックしてから、その参加者の名前をクリックすると、いくつか出てくるメニューの中に「共同ホストに指定する」と言う選択肢があるのでそれをクリックします。

しかし、そのお二人に関してはなぜか名前を右クリックしても共同ホストに指定するという選択肢だけ表示されないのです。共同ホストではなくその1つ上の権限のある「ホスト」に指定することはできるのですが、なぜか共同ホストにだけ指定することができません。

この件に関してはなぜそうなるのか分からないので、原因を調査調査中です。ただ全体の1割以下の人数なので、これはそれほど大きな問題ではありません。

そもそもどうして参加者を全員共同ホストにしなければいけないかと言うと、共同ホストはブレイクアウトルームの中を自由に移動できるからです。EdCampの原則の1つとして「二本足の法則」というのがあり、どこに行きたいかは自分の足で決めることができるのです。もちろんオンラインですから部屋と部屋の間を自分の足で歩くわけではありませんが、部屋の間は移動できなければEdCampと呼ぶことはできないでしょう。しかし、自分で好きな部屋に入ることができないとは言っても、メインルームに戻って、ホストにどの部屋に行きたいかを伝えれば結果的には移動できるので、全体の1割以下ぐらいでしたら大きな問題とはならないのではないかと思います。

ただし、そこで手痛いミスが発生してしまいました。参加者の名前をクリックすると表示されるメニューが、なぜか急に極端に少なくなってしまったのです。これは実は、1人の参加者を共同ホストにするつもりだったのが、間違ってホスト(メインホスト)にしてしまったからだったのです。そうすると自動的に自分はホストの権限を失ってしまいますから、他の人を共同ホストにすることもできなくなってしまいます。この時は、間違えて僕がホストにしてしまった人に「僕をホストにしてください」とお願いして事なきを得たのですが、実はその他にも解決方法はあります。それはあらかじめ「ホストキー」というものを調べておくということです。このホストキーというものを知っている人はホストになることができます。もちろん僕もこのホストキーは知っていたので、その人が僕をホストにする方法を知らなかったら自分でホストに戻ることができたのですが、その時はすぐにホストに戻してもらったのでこのホストキーは使えませんでした。

EdCampではセッションという名前の小グループに分かれた話し合いが中心になります。この話し合いのトピックを提案する人がセッションリーダーと呼ばれて、セッションリーダーは話し合いの要点などを記録しておくことが求められるのですが、この点をきちんと僕の方で説明できていなかったのも反省しなければいけないところです。

それから、一旦ブレイクアウトルームという小さな部屋に分かれてしまうと、自分がどの部屋にいるのかは分かりにくくなります。ブレイクアウトルームというアイコンをクリックすればそれを確認することができるのですが、何もしないと画面上には自分のいる部屋の番号等が表示されないので、自分が行きたかった部屋とは違う部屋にいても気がつかないことになるのです。

そしてこれがまた1つの小さな混乱の原因になるのですが、実は今回はブレイクアウトルームにランダムに散ってもらって、その後で好きなブレイクアウトルームに移動してもらうという方法を取りました。これはこの他に方法がないと思っていたのですが、もしかしたら、最初にホストがマニュアルでセッションリーダーだけをブレイクアウトルームに移動させて、その他の参加者はまだメインルームにいる状態でブレイクアウトルームを始めることができるかもしれません。

セッションリーダー以外の参加者はみんなメインルームに残っている状態で、各自がブレイクアウトルームのアイコンをクリックして自分の行きたい部屋にジョインするという方法をとれば、今回のようなわかりにくい事は起きないのではないかと思います。ここも次回は改善したいですね。

また、事前に申し込むときにトピックを提案したいかどうかを質問したのですが、その時はかなり反応があって希望するセッションが全部開けないのではないかと心配していたのですが、実際にEdCampが始まってすぐにトピックの申し込みを受け付けてみると、申し込み時のデータから予想できるよりずっと少ない数のトピックの提案しか出なくてちょっとびっくりしました。

これは事後アンケート等から見ると、申し込み時に提案をいただいていたトピックを候補にして投票してもらって、その中の多くのものをセッションにするという方法でもいいかもしれませんね。こうした投票にはカナダやアメリカの教育関係者の間ではパドレットというウェブサービスを使われることが多いので、次回の申し込みのアンケート時には「パドレットを使ったことがあるか」どうかも聞いてみたいと思います。パドレットには簡単な投票機能もあるのでこうしたときには非常に使いやすいのではないかと思います。

あと、これはどこでも言われることなのですが、イヤホンをしない人がいると、ハウリングの原因等になるのでこの事は強調してもしすぎることはないのではないかと思います。

最初にも申し上げましたが、EdCampは教師研修の方法として非常に有効で、現場に近いことを話し合うには最適な形式です。また、主催者がコンテンツを準備する必要もないので気軽に行うことができます。大変なのは会場を押さえることだけですが、これをオンラインにしてしまえば、それですら全く問題になりません。

今回はグローバルなイベントになりましたが、もしかしたら地域限定のオンラインEdCampというのもいいかもしれません。これをオンラインにするだけで、育児中の人や病気の人も参加できるようになりますし、交通費などもかかりません。もちろん、交通のための時間も無駄にしないで済みます。あまり知らない人といきなり話し合うのが苦手な人もいらっしゃいますから、そういう人たちのためにはこうした地域限定のオンラインのイベントを行うのも意味があると思います。また、こうした地域限定のイベントを通してこそ、普段はオンラインの世界に入ってこないアナログな人たちを、オンラインの学びの環境へと誘うことができるので、非常に大きな社会貢献にもなると思います。

できれば月15ドル程度の有料アカウントにしたほうがいいかとは思いますが、無料アカウントでも40分まではZoomを使えますから、セッションを40分未満にすればそれほど大きな問題はありません。実は今回のセッションも1回35分でした。ですので、最初にチェックインや参加方法等の説明を5分で済ませることができれば、無料バージョンでも今回と同じ35分のセッションを行うことができます。そして、40分が経ったところで自動的に会議が終了されますからその時点で、もう一度最初のURLを開けば結局メインルームに戻ることができ、そこから第2セッションを始めることができるわけです。

(7月14日追記:Zoomのヘルプによると、共同ホストを指定できるのは有料バージョンだけのようですので、無料アカウントでは参加者に自由にブレイクアウトルーム間を移動してもらうのは難しそうです。)

ではそろそろ搭乗時間なので本日はここまでといたします。

EdCampはとても面白いし、それをオンライン化してどこにいても参加できるようにすると、更に多くの人に現場の問題を解決したりする機会を提供できるようになるんじゃないかと思いますので、おすすめですよ!

そして冒険は続く。

【参考資料】
公式サイト
http://jftor.org/event/edcamp180711/

むらログ:EdCampTokyoに参加してきました!
http://mongolia.seesaa.net/article/448875563.html

むらログ:オンラインでEdCampができる!
http://mongolia.seesaa.net/article/455466573.html

【コメントはソーシャル・メディア上の記事別ページヘどうぞ!】
https://www.facebook.com/MurakamiTheAdventurer/posts/2107074772913663
https://twitter.com/Midogonpapa/status/1017463716772605955
https://plus.google.com/+YoshifumiMURAKAMI/posts/htST3Yh6txH

【電子書籍「むらログ」シリーズを購入して外国にルーツを持つ子どもたちを支援しよう!】
2014年以降のこのブログの内容はKindle本にもまとめられています。2018年中にこちらの本をご購入になると、その収益は全額が「外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人青少年自律援助センターに寄贈されます。電子書籍はスマートフォンのアプリでも読むことができます。
http://amzn.to/2mfh46q


posted by 村上吉文 at 02:31 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加