2018年06月07日

言い訳のできる時代はもうとっくに終わっている

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス



冒険家の皆さん、今日も机の引き出しから猫型ロボット一緒に過去にタイムスリップしていますか?

出勤前で時間がないのですが、慌ただしく一つだけ投稿します。まずはこの記事を皆さん読んでください。

むらログ: こんなこと言われていていいんですか?教育関係者のみなさん
http://mongolia.seesaa.net/article/99676501.html

このブログを書いたのが、もう10年前の今日です。ここでは主に3つの点を挙げていて、1つはPowerPoint、1つはウィキシステム、そしてもう一つは正解コピー型ではない教育方法に関してです。

このブログを読んで、これが10年前であることに驚く人もいらっしゃるのではないでしょうか。2018年に書かれたとしてもあまり違和感がない人もいるのかではないかと思います。ウィキシステムという言葉自体については「共同編集」などの他の呼び方が普及した影響もあり、ちょっと古いイメージがありますが、それらがほとんど利用されていないという意味では、10年前も今もほとんど変わりません。

10年前のこの高校生は、その後、東京大学に進学しましたが、現在どうしているのでしょう。2013年に同じ名前の人が1000speakersというイベントで基調講演をしていたらしい記録も検索すると見つけることができます。

それにしても、この10年の間に旧態依然の保守的な教育機関から輩出されてきた何百万人もの若者がかわいそうでなりません。そしてさらに残念な事は、10年前の高校生だった世代が新しい教育観などを知らずにそのまま大学を出て教員として教育現場に戻り、同じようにアナログで正解コピー型の教育を行っていることです。ま、それも当然です。だって正解をコピーすることしか教わってないんですから。自分が行ってきた教育方法に何の疑問も持たずにそのまま次の世代に与えているのです。

この一週間の間にも、プロジェクターが必要なのに買ってくれない学校とか、 Google フォームを使えば自動で集計してくれるはずのアンケートを500人分もアナログなままやっていたりとか、 旧態依然の前時代的な教育方法を嘆く声を Twitter で何度も見かけました。

2006年からのウェブ2.0のブームのときには、「これから凄い時代が始まるぞ」というワクワクした期待感があったのですが、それから10年以上たった今、当時のブログを振り返ってみると、10年間で何も変わっていないことに気づき、ひたすら失望、落胆しかありません。

僕たち教育関係者がもっと頑張っていれば、この10年間の間に子供たちに与えられていたはずの素晴らしい時代を築くことが僕たちができていません。そのことに関して、今の20代の人たちにひたすら申し訳なく思います。

もちろん教育関係者のみなさんが仕事をサボっているなどと言うつもりはありません。本来はやらなくてもいいはずの部活動の指導や、モンスターペアレントと言われる保護者等への対応で教育現場が疲弊していることは改善しなければなりません。しかし、そうした疲弊の原因の一つが、アナログのアンケートを手で集計したり、地毛証明を集めたり、スカートの長さを測定したりするような前時代的な仕事ぶりにあることも否定できないのではないかと思います。

また、今この瞬間にも、今日も今週も、教育機関では 現代的な環境で学べるはずの子供たちが、停滞した社会の中でその機会を与えられないまま10年前と変わらないような日々を過ごしているのです。 このようなことはあってはならないことだし、 今僕たちが変わらなければ、明日も来週も来月も来年もそしてこれから10年間も、 同じような非効率的で正解をコピーすることだけを目的にした環境で日々を送ることになってしまいます。10年前に高校生すら指摘していたような問題を、僕たちは未だに解決できていないし、それを解決するどころか、解決することに反対する老害すら強い力を持ったままです。

今日は何の結論もない記事で申し訳ないのですが、10年前の記事を読んで、もう言い訳ができる時期はとっくに過ぎているということだけは、声を大にして強調しておきたいとお思います。

そして冒険は続く。

【参考資料】
むらログ: こんなこと言われていていいんですか?教育関係者のみなさん
http://mongolia.seesaa.net/article/99676501.html

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posted by 村上吉文 at 22:22 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加