2018年04月23日

日本語入力は Google音声入力と物理キーボードの組み合わせが現状では最強

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


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冒険家の皆さん、今日も追いかけてくる悪漢の通り道にバナナの皮を落としておいて、すってんころりんと転ばせていますか?

さて、今日は Twitter に以下の投稿をしてからちょうど6年目です。この時はエジプトのカイロに住んでいて、モロッコに出張中でした。




これを書いてから Apple やそれ以外の日本語入力もだいぶ進化したので、今日は現状をまた改めて振り返ってみたいと思います。

僕は現在、カナダのアルバータ州政府から貸与されている iPhone とiPadと、同じくアルバータ州政府のオフィスにある Windows のデスクトップ型のパソコンと、自宅では家族の共有物であるクロームブックを使っています。クロームブックというのは僕のブログをあまり読んでない人には初めて聞く言葉かもしれませんが、 Google が作った OS が動くパソコンです。パソコンの面倒を見たりするのが嫌な人にはとても向いている OS だと思います。

ですので結果的に、キーボードで入力する環境としては、Microsoft の日本語入力と、 iOS の日本語入力と、 Google 日本語入力を場所によって切り替えているという感じです。

この中で一番使えないのがマイクロソフトの MS IME です。 本来なら職場のデスクトップのパソコンにも Google 日本語入力をインストールしたいのですが、これをインストールするためにはアルバータ州全体の公務員が利用しているパソコンを管理している部署に働きかけないといけないので、実質的に他の選択肢はありません。

ただ、ブラウザはありがたいことにクロームを使うことができるので、 Google ドキュメントを使って音声入力で日本語を書くという裏技を使うことができます。 日本語を入力する時に新たに空の Google ドキュメントを立ち上げたりするのは非常に効率が悪いので、職場では常に音声入力用の空白のドキュメントを立ち上げておいて、そこで Google 音声入力を使って日本語を入力するようにしています。また Chrome ブラウザーに VOICE in という拡張機能を入れておくと、それ以外の多くの場所でも Google の音声入力が使えるようになります。ただし、ごくまれにこれが機能しない Web ページもあります。

iPhone ではほぼ例外なく iOS の音声入力を使って日本語を書きます。 iOS の場合は時々変換ミスや取りこぼしがあるので、それを修正する時にキーボードを使うぐらいです。とはいっても、6年前のレベルに比べるとはるかに進化していて、今では iPad だけで出張に行くこともあります。今日まで意識していなかったのですが、その意味では6年前の夢が叶った感じですね。

なぜ iPhone で Google 音声入力を使っていないのかと言うと、実はさっきまでそれができるということを知らなかったからです。昔の iOS は入力ソフトの切り替えが出来なかったので、最近は他社のキーボードが使えることを想定もしていなくて、調べてもいませんでした。それがたまたま勝間和代さんのブログに iPhone で Gboardというアプリを使って Google の音声入力をしているということを読んだので、僕もついさっきインストールしてみたところです。まだあまり使っていないのですが、少なくとも iPhone で長文を書くのなら Google 音声入力が良いのではないかという気もします。SNS で1行か2行のコメントを書くとか、メッセンジャーでやり取りする時などは、もしかしたらまだ iOS の音声入力を使うかもしれませんが、これはまだインストールしたばかりなのでよく分かりません。もしかしたら iPhone でも全て Google 音声入力でできるようになるかもしれません。ちょっと気になっているのは Google 音声入力では句読点が入力できないので、 iPhone の小さなキーボードでは編集が効率的にできるかどうか心配があるからです。勝間和代さんはもう割り切ってしまって、 LINE などでは句読点は入力しないと決めてしまったそうです。

ではなぜiOS の音声入力の方に決めてしまわないのかと言うと、6年前に比べればはるかに良くなったとはいえ、やはり Google の音声入力に比べると、アップルの音声入力は語彙の数も少ないし、取りこぼしなども多いのです。取りこぼしというのはなぜか話しても文字にならないのが時々あるのです。これに関しては勝間和代さんも同じ意見のようで、ブログで以下のように書いていらっしゃいます。

「明らかにGoogle 音声入力は、iOS よりも音声入力で選んでくる単語の精度が相当良く、音声入力に極端な間違いが少ない」
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2018/03/31/003033

自宅のクロームブックでは、 OS 自体が Google のものなので、 Google 音声入力は Google ドキュメント以外のところでも全てにわたって使うことができます。家にあるクロームブックのうちの2台は閉じた状態からモニターを360度開いてキーボードと背中合わせにするとタブレットモードにもなります。 また、 Chrome OS を搭載したキーボードがないタブレットも販売されています。元々キーボードがない状態でも使えるように、 Chrome OS には iPhone や iPad などと同じようにタッチパネル上に表示されるソフトキーボードが搭載されているのです。

それではクロームブックではもうこれで万事解決かと言うと、実はそうでもありません。なぜなら、先ほども申し上げたように Google 音声入力では、現時点では句読点が入力できないのです。そのため、句読点だけはキーボードで入力する必要があるのですが、タッチパネル上に表示されるソフトキーボードは、 Google 音声入力と併用ができないのです。句読点を入力したいタイミングでソフトキーボード上の句読点のキーをタイプすると、その都度音声入力が停止してキーボード入力に変わります。その後で音声入力を始めるには、ソフトキーボード上のマイクのボタンをタップしなければなりません。これが意外と面倒くさいんですよね。

このように、 Google 音声入力は Chrome OS のソフトキーボードとは併用ができないのですが、ハードウェアとしての物理キーボードとは併用ができます。つまり、 Google 音声入力で入力しながら、句読点を打ちたい時に物理キーボードで句読点を打つと、音声入力が停止しないでそのまま喋り続けて入力をすることができるのです。今のところ僕にはこれが一番ストレスなく長文を入力できる方法です。

ところがこれにもひとつだけ短所があって、実は Chrome OS においてソフトキーボードを使わないで音声入力ができるのは、 Google ドキュメントだけなのです。他の例えば Twitter や Facebook などでは、音声入力をしようとするとソフトキーボードの一部としての音声入力を使うしかないので、句読点もソフトキーボードを使って、その都度、音声入力を停止させながら書くしかありません。

ということで、結果的に現状では、 Chrome OS でも Windows でも、 Google ドキュメントを使って Google 音声入力で長文を書くというのが、冒頭の Twitter の当時から6年経った現在の僕の日本語入力の基本的なスタイルです。

Google 音声入力も英語版では句読点入力や改行もできるので、おそらく近いうちに日本語でもできるようになるのではないかと思います。 そうすれば少なくとも Chrome OS では Google ドキュメントを使わずに、ほぼ全ての局面で Google 音声入力だけで日本語を入力することが普通になるのではないかと思います。

そして冒険は続く。

【参考資料】
むらログ: 実用レベルに達している日本語音声入力
http://mongolia.seesaa.net/article/455988231.html

むらログ: 音声入力しながら音読して発音チェック
http://mongolia.seesaa.net/article/456189945.html

むらログ: Chrome OSなら音声入力がどこでもできる
http://mongolia.seesaa.net/article/456830265.html

しばらく音声入力を、Googleの音声入力に統一してみる方法を試してみたいと思います。 - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2018/03/31/003033

iOSとGoogle音声入力の違い。サクサクだけれどもとりこぼすiOS VS 重いけれどもより正確なGoogle - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2018/04/04/003642

結局、なんだかんだ言って Google 音声入力で一気に入力してしまうのが、ブログの更新も原稿書きも一番早くて楽だということがわかりました - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2018/04/09/093405

Google の音声入力の方がストレスが少ない理由が分かりました。それは、必ずキーボードを併用するからです。 - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2018/03/31/100523

VoiceIn
https://chrome.google.com/webstore/detail/voicein-voice-typing/pjnefijmagpdjfhhkpljicbbpicelgko/related
(Chromeの拡張機能で、 Google ドキュメント以外の例えば Twitter などでもパソコンから音声入力ができるようになるツールです)

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posted by 村上吉文 at 06:58 | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加