2007年06月22日

提言「今後2−3年以内に日本語学校を世界100カ所以上に設置」提出

おととい、麻生太郎外務大臣に海外交流審議会の、例の提言が提出されたようですね。「政府主導で今後2−3年以内に日本語学校を世界100カ所以上に設置する」というものです。

まず、提言を提出した「海外交流審議会」はこちらです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/shingikai/koryu/index.html

提言の本文はこちら。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/shingikai/koryu/pdfs/h18_teigen.pdf

麻生大臣が指示したのでしょうか、マンガ好きの外相らしくて面白いのは「提言1」。
日本文化ボランティア制度の新設
○世界的なポップカルチャー人気は対日関心を高めるチャンス。これを活かして、日本語や日本文化を発信するためのボランティアを海外に派遣する制度を新設する。
「ボランティアでポップカルチャー」という発想はなかなか斬新です。ボランティアといっても青年海外協力隊とは別組織になるそうです。これは、青年海外協力隊が発展途上国のみとなっているので、先進国も対象にしたいからでしょう。ということは、「オタク海外協力隊」みたいな感じになるのでしょうか。私はオタクではありませんが、二十年前だったら参加してましたね、きっと。

で、「提言2」が日本語教育の部分です。
提言2:日本語教育拠点を100カ所以上に展開、日本文化「ふれあいの場」を新規展開
○「フランチャイズ方式」などを通じた現地教育機関との連携により、在外日本企業の人材確保の必要性も配慮しつつ、2、3年以内を目途に日本語教育拠点を世界100カ所以上に展開する。
○現代日本文化の魅力を雑誌、CD、DVD 等で気軽に体験できる海外拠点「ふれあいの場」を現地団体と協力して新規展開する。
現地と「負担を分担しながら」としていますが、基本的に日本の広報活動なので、ここのところが難しそうですね。
国際交流基金が中国で実施している「ふれあいの場」というのがモデルのようで、四川省の「ふれあいの場」はこちらで見られます。
http://www.chinacenter.jp/japanese/news/news023.html

その他の提言は以下のようになっています。
提言3:IT・メディアを通じた政策メッセージの外国語発信強化
提言4:知的交流と知日派育成により日本の有識者の声を世界に反映
提言5:若手指導者に対する対日理解促進プログラムの導入

その他、ゲスト・スピーカーの添谷芳秀慶応義塾大学教授の
日本は、戦後のトラウマから脱却して、戦後の日本の姿や考え方を臆せず積極的に近隣諸国に発信していくべきである。
という部分は、まったく同感です。

posted by 村上吉文 at 06:34 | Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
コメント、ありがとうございました。
100箇所以上の日本語教育拠点、負担を相互でというのがおっしゃっているのに一つのポイントですよね。
現地のニーズがあれば、なんとか回るとは思うのですが、日本人が多い地域であればわざわざ作る必要がない(すでに何かがある)でしょうし、日本人が少ない地域であればニーズ自体、高いとは思えませんし。
Posted by AWA@TELLまいにち管理人 at 2007年06月22日 08:53
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「日本の発信力強化のための5つの提言」(外務省海外交流審議会)
Excerpt:  外務省の海外交流審議会が、20日に以下の文書を公開した。日本の発信力強化のため
Weblog: Takodori's Self-brainstorming How to Promote Shogi Globally
Tracked: 2007-06-22 17:48