2017年08月06日

オンラインフェスに出展しました!

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


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冒険家の皆さん、今日も親方の家に海賊たちに追い詰められて、空から落ちてきた女の子といっしょに裏口からこっそり逃げていますか?

さて、前回お知らせしましたとおり、オンラインフェスに出展しましたが、これ面白かったですよ!

キックオフから打ち上げの乾杯!まで全部オンラインなんですが、リアルタイムで顔が見えて声も聞こえるので、ハグとかする関係でない限りそれほど違和感はありません。

このオンラインフェスではZoomというオンラインサービスを使いましたので、まずこれについて説明しますね。

【Zoomとは】
Zoomはスカイプやハングアウトと同じで、いわゆる「テレビ電話」とか「テレビ会議」の道具です。でも、他のツールと違うのは、まず「場」があって、そこにみんなが参加してくるという点です。電話やスカイプは必ずIDが必要で、相手を呼び出す必要がありますよね。ですから、基本的に知っている人同士でしか使えません。しかし、ZoomはURL(場)をシェアすると、そこに人がやってくるんです。ですから、知らない人とどんどんつながることができます。

以前は事前にソフトをインストールする必要がありましたが、今ではリンクをクリックすると自動的にプログラムがダウンロードされてそこからZoomに入ることができます。お硬い省庁のコンピューターからもなぜか入ることができます。うちの場合、普通は日本語入力プログラムすらインストールできないのですが。

ZoomがHangoutなどの他のツールともっとも違うのは、同時に参加できる人数が最大50人というところです。ハングアウトでは無料版では10人、有料版でも15人ですから。

あと一つ、ブレークアウトといって、小グループに分ける機能も便利です。語学の授業ではペアワークなどが簡単にできます。もちろんHangoutなどでもあらかじめURLを準備しておいてそれぞれの参加者に割り振ってそのURLを開くように指示すれば同じことができるのですが、Zoomの場合はそれが自動的にできるんですね。また、シャッフルして割り振り直すことも1クリックでできます。

さらに詳しいことは参考文献のリンクをご覧ください。

【オンラインフェスとは】
で、このZoomを使ったオンラインフェスですが、前回の記事に書いたとおり、オンラインのお祭りです。最初は「エイエイオー!」でキックオフしますし、最後はみんなで乾杯します。人狼ゲームをする会場や、僕のようなワークショップをする出展者もいます。出展者は全部で30人で、5つの会場に分かれて、日本時間の朝9時から夜の9時まで行われました。

参加者は少なくとも150人ぐらいはいたのですが、正式な数はまだ分かりません。モンゴル人のオユンさんという学生さんもいましたし、スイスやインドや台湾などの海外在住の日本人も多数参加していました。映画監督、漫画家、修行僧、風水師などの個性的な人たちも多かったですね。僕みたいなおじさんもいれば、17歳の高校生が出展者の中にいたりもしました。

参加費は「投げ銭」という形式を取っていて、自分の経済状況と満足度によって後から自分で金額を決めてお金を払うのも面白いところかもしれません。参加してみたけど得るところがなければ、もちろんお金を払う必要などありませんし、出展者も参加者に「金返せ!」とか言われる心配がないのでお仕事モードではなく、それこそお祭りの屋台のような感覚で参加することができます。

さらに出展者として言えば、希望すればテクニカルサポートがつきますし、会場が常に5つ動いていて、自分のところが失敗したらお客さんは他の会場に行くこともできるし、そもそもオンラインなのでネットを切って自分の仕事に戻ることも客さんには可能なので、そういう意味でもかなり敷居は低いです。わざわざ会場まで足を運んでもらったら、お客さんの労力をムダにしないためにも、失敗はできませんよね。このイベントではそういうプレッシャーがすごく低いのです。

【教育現場で使うには】
初級前半ではまだ難しいかもしれませんが、それ以降であれば、クラスで出展者として参加するのがいちばん面白いんじゃないかと思います。特に海外の日本語教育現場の場合は、「地元在住の日本人」じゃなくて、日本やその他の地域に住んでいる日本人に対して発表したりする機会はほとんどありませんし、普通の来場者からすれば、一つの会場のドアを開けたらそこはインド人ばかりが日本語で話している異次元空間だったりするのも「どこでもドア」っぽくっていいですよね。

もちろん、一人の参加者として顔を出してみるだけでも日本語の勉強にはすごく役に立つとは思います。

【僕のワークショップ】
僕のワークショップは「学びの冒険のはじめ方」というタイトルで、みなさんの学習スタイルなどの条件によってどのように最適な学習方法を見つけるかという、まあ要するに村上の「いつもの話」なわけですが、ご関心がありましたら参考文献のスライドをご覧ください。ワークショップには13人ぐらいの人が参加してくれました。今までZoomは客として参加したことしかなかったので、ホストとしてワークショップが実施できたことは大きな収穫でした。こういう新しいツールはやっぱり未経験で業務として使うにはちょっとリスクがあるので、こういう機会を今後もどんどん活用していきたいと思っています。

【これからのオンラインフェス】
次の開催時期はまだ決まっていなくて、「次は秋ですよね?」というツッコミに主催者の田原さんは「いや、それでは体が持たないし」とか言っていましたが、少なくとも今後も継続して実施されるのは既定路線のようです。もちろん、参加したい教育機関でスケジュールなどが合わなければ、自分たちで主催して呼びかけることも可能でしょう。

フェスの最後の打ち上げで、スイスの栗崎さんから「24時間フェスにするのはどうか」というアイデアが出されていました。実は日本時間に合わせると、ヨーロッパや南北アメリカなどではどうしても自分の参加したいイベントが深夜に来てしまったりするんですよね。僕もぜひ人狼ゲームに参加したかったんですが、カナダ時間では深夜だったので寝落ちしてしまいました。でも、ヨーロッパや南北アメリカに拠点があってそこからホストするようにすれば、24時間でも充分に対応できるわけですね。そのほうが海外の日本語学習現場も参加しやすくなりますし。もっとも、日本語話者のお客さんが日本時間の深夜にどのぐらい来てくれるのかは考えなくてはなりませんが。

さて、僕は昨年は出展者ではなく一人の参加者としていろいろな会場を見て回ったのですが、やっぱりこういうお祭りはお客さんとして見て回るよりも、出展者として参加するほうがずっと楽しいです。それが今回の大きな学びですね。あと、ホスト側に回るとZoomもまったく違って見えるところがあり、それを知ることができたのも収穫でした。

今回は参加できなかった皆さんも、次回は是非ご参加ください!

【おしらせ】

最後に重要なお知らせがあります。日本語教育関係の皆さんのための、同じZoomを使ったイベントがあるのです。8月13日の日曜日、日本時間で午後9時からです。ここは「いきいきしていること」というのがいつもテーマで、必ずしもポジティブなことばかりでなくてもいいのですが、気軽におしゃべりする会です。僕ももちろん参加します。皆さんの学習者にもぜひお声かけください

「世界のみんなと日本語で話そう」
https://www.facebook.com/events/1791295247554876/
JLPTのN5ぐらいだとキツいかもしれませんが、N4ぐらいから大丈夫だと思います。

そして冒険は続く。

【参考資料】
Web会議室Zoomが選ばれる7つの理由 | Zoom革命
http://zoom-japan.net/?p=165

Zoomの有料版と無料版の違いは?値段とプラン別の機能も解説 | Zoom-Lab | Web会議ソフトZoomの研究所
http://zoom-kaigi.com/zoom-yuryo-muryo/

「学びの冒険のはじめ方」
http://goo.gl/f7vZLC
(村上のワークショップのスライド)

【コメントはソーシャル・メディア上の記事別ページヘどうぞ!】
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posted by 村上吉文 at 09:07 | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加