2017年04月10日

EdCampTokyoに参加してきました!

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


冒険家の皆さん、今日も世界冒険家協会の主催する研修会に参加していますか?

教師研修の新しい形としてここ数年大きく注目されているEdCampが昨日、東京であったので、早速参加してきました。Twitterの#edcamptokyoで振り返りながらどういうイベントだったのかをみなさんにシェアしたいと思います。
まず、定刻の9時にK-International school of Tokyoの体育館に集まりました。ここで主催者の1人のBart Millerさんから予定の簡単な説明がありました。(EdCampTokyoには英語話者が中心のものと日本語話者が中心の二つがあり、今回は英語話者のみなさんが中心で、このあたりの説明も英語でした)




体育館には折り畳んだ卓球台が壁のように並べてあって、その壁に模造紙が貼ってあります。そして、その模造紙に自分の聞きたい話をトピックとして書きます。僕がブダペストでやっていたときは初めての体験で心配だったのであらかじめGoogleフォームで申し込んでもらいましたが(チキン野郎なんです)、ここではその日の朝に始める形になっていました。




一般的にEdCampでは、主催者は会場を押さえたりお茶やコーヒーを準備したり、広報を行ったりといった準備はしますが、話し合いの中身については完全に参加者の自主性に任せて、口を出さないということになっています。そのため、参加者は当日までどんな内容の話し合いが行われるかは分かりません。こういうアドリブ感というかライブ感にわくわくしないで不安に思ってしまう官僚タイプの人は、ぜひ一度参加してみることをお勧めしたいと思います。きっと世界観が変わりますから。

さて、次に、模造紙に書かれた様々なトピックに対して、参加者全員で投票が行われます。投票といってもそのトピックの下にマジックペンでチェックマークを記入していくだけです。他の人もみんな見ているので1人でいくつもチェックを入れたりはできませんし、もともとお互いの信用が前提のイベントなので、「ズルする人がいるんじゃないか」とかいうツッコミを入れる人もいません。この投票はトピックが多すぎるときに優先順位をつけるために行われるようです。投票が進むうちに、投票の多いトピックには全面に斜線が引かれますが、これは「当選が確定したのでもう投票しなくていい」という意味だったのかもしれません。(違っていたら誰かコメントでツッコミを入れて下さい)




ちなみに、僕は「教育関係者をソーシャルメディアの世界に引き込むには?(in Japanese)」というトピックを立てましたが、今回は英語話者の多い方のEdCampだったので、日本語のトピックはこれだけでした。僕を含めて4人しか投票しませんでしたが、何とか生き残りました。




セッションは全部で4回あり、それぞれの回で4つぐらいのセッションがあります。最初のセッションは10時からで、僕の立てたセッションも第1回目の中にありました。どのセッションがどの回に開かれるか、どの部屋で開かれるかは主催者が決め、公式サイトからリンクが張ってあるGoogleドキュメントで共有されます。(こちら

ちなみに、会場のK-International School of TokyoのWi-Fiは普通は一般には公開されていないのですが、この日だけは一日だけ有効の特別なパスワードで使わせてもらうことができました。このあたりも主催者のご尽力のおかげですね。

さて、時間通りに指定された部屋に行ってみると投票数どおり、僕も含めて4人の参加者が集まりました。Facebookなどでいつも交流のある同業者の石野さん、同じく同業者の佐藤さん、そして都内の高校で情報科を担当していらっしゃる小池さん。小池さんにお会いするのは実は初めてでしたが、Google+のコミュニティ「Google Educators Group 新宿」などでオンラインの交流はありました。小池さんは情報科の担当だけあって、Chromebookの利用などに関しても僕よりずっと知識が深い方です。

EdCampは学会の口頭発表やポスターセッションではなく、むしろ「みんなの意見を聞く」という方向なので、もちろん僕は何も用意していません。実をいうと、最初に模造紙にトピックを書く直前まで何も決めていませんでした。他に日本人が少なそうだから日本語で何かトピックを立てようとは思っていましたが。主催者にもよりますが、「セッションリーダー(トピックを提案した人)は最初にプレゼンをしてもいいが長くても10分まで」などと指定されていることもあります。前述のように僕はそういうプレゼンはまったく用意していなかったので、トピックどおり、「どうしたらもっと教育関係者にソーシャルメディアの世界に入ってきてもらえるんでしょうねえ」と聞いてみました。話は「ソーシャルメディア以前にテクノロジーを使ってもらうこと自体から大変」と言った現場の声から「トップダウンで指導すべき」「終身雇用の人より機関雇用の人のほうが成長のために投資しやすい」「1人で全体と戦おうとすると病むので、2人目、3人目を育てるのに注力すべき」などと言ったアイデアをいただくことができました。時間は60分あったのですが、60分では話し足りないぐらいですね。

これが終わった時の写真です。



僕が立てたセッションはこれだけだったので、2コマ目と3コマ目は他の人のセッションに参加しました。2コマ目は「Social Media for PD(Professinal Development)」という、僕とかなり似た内容のセッションでしたが、こちらは英語でした。

3コマ目に僕が入ったのは「Teaching Japanese」というセッションで、まあ、僕の専門でもありますし、楽しく参加することができました。内容は主に読解で、人工的な多読の本には興味を持ってくれない学習者にどうすればいいかというようなことが話し合われました。僕からはrikaikunのゆおうな読解支援ツールを紹介したり、他には本の紹介動画を映画の予告編のように作るコンテストなどの紹介もありました。

ちなみに、このセッションはセッションリーダーがフランス語の母語話者だったので英語が非常に分かりやすく、しかも途中で唯一いた英語母語話者の人が抜けてセッションリーダー以外は日本語の母語話者ばかりになったら、セッションリーダーみずから「じゃあ日本語でやりましょうか」ということになって、後半は日本語になりました。

ディスカッションの内容とはまったく関係ありませんが、お昼は事前に申し込んでおいたので900円のベジタリアン用スパゲティを食べることができました。以下が会場のランチルームです。ここでは真面目なディスカッションとは別に、いろいろ楽しい話を伺うことができました。



4コマ目は実は家庭の事情で出席しなかったのですが、3コマだけでも充分に楽しく学ぶことのできた1日でした。日本語が中心のEdCampもありますが、英語話者が中心の方も別に日本語で話すことが禁止されているわけでもない自由な雰囲気のイベントです。日本にいる教育関係者のほとんどが日本語の母語話者であることを考えると、このように日本語話者が少ないというのはかなり偏りがありますよね。英語が苦手な人もぜひ積極的に参加してみてはいかがでしょうか。運営者の中には日本人も何人もいますので、英語が苦手な日本人が多くなれば、日本語での案内もされていくものと思います。

そして冒険は続く。

【参考資料】
EdCamp Tokyo 公式サイト(の英語話者が中心の方)
https://edcamptokyo.wordpress.com/

時間割など
https://docs.google.com/document/d/1a3gQ5k8EZD5Eyu3InL0g-AXI2c-4y6ZdWkM06QfbVh0/edit?usp=sharing

僕のセッションの記録
https://docs.google.com/document/d/1gqksjfn5ns2Gx7WHHCH42ycQbowSaqwO-oG46r1gZSk/edit

ハッシュタグ「#EdCampTokyo」
https://twitter.com/search?f=tweets&vertical=default&q=%23edcamptokyo

EdCampTokyo参加者による発言 - Togetterまとめ
https://togetter.com/li/1098950

日本語話者が中心のEdCampTokyo。今回とは別の人達です。
http://www.edcamptokyo.com/

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posted by 村上吉文 at 00:03 | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加

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