2007年05月04日

秀丸エディターのアウトライン機能

映画日本語教育について語ろうとしているところでしたが、日本語hacks!的なエントリーです。シナリオの文字起こしの時に、みなさんは何を使っていらっしゃいますか。

文字起こしの専用ソフトとしては「おこしやす」が無料で使えますが、これはDVDフォーマットに対応していないので、私は今のところPowerDVDというDVD再生ソフトと秀丸エディタというテキストエディタを使っています。PowerDVDは再生速度が変えられるのが(授業でも便利ですが)文字起こしに非常に便利です。また、映画まるまる一本分のシナリオを文字起こしするとなると、ワードや一太郎などのワープロソフトなどでは重すぎて使いにくいために、軽快なテキストエディタを使っています。テキストエディタなら、何十万行とかでも平気で開けますからね。

ただ、テキストデータが長くなってくると、訂正したりプリントしたりするときに、その利用箇所を探し出すのがだんだん面倒になってきます。

そこで重宝するのが「アウトライン解析」。これを使うと、長文の構成が一目で分かります。
outline.jpg
画像の左側が入力や編集をする部分で、右側に「チャプター」として見出しがリストアップされているのが分かるでしょうか。画面ではチャプター5を修正しているところなので「チャプター5」という見出しが白く表示されています。つまり、全体の中で自分が今どこにいるかがすぐに分かりますし、移動したいときも見出し名をクリックするだけで済むわけです。秀丸エディタの第六版が出るまでは、それぞれの見出しを「マークアップ」としていちいち設定しておかなければならなかったのですが、今では自動的にアウトラインを解析してくれますので、非常に便利になりました。つまり、ある条件の文字列を「見出し」として自動的に認識してくれるので、こちらはいちいち設定しなくてもいいのです。この場合は、「行頭にチャプターという文字列があれば、それを見出しとして認識する」という条件にしています。

秀丸エディタのヘルプが、この解析設定についてちょっと不親切なので、ここに書いておきますね。

秀丸version6以降のアウトライン解析の設定方法
メニューの「その他」→「ファイルタイプ別の設定」→設定の対象の部分で「アウトライン 解析」→アウトライン解析の方法を「ツリーモード 通常」→ツリー表示の定義の部分で「追加」→種類を「行頭の文字列」にして、文字列を「チャプター」

ここで、文字列を「第n章」などとすると、数字が入って「第1章」「第2章」などと表示させることができます。複数指定できますから、「章」に加えて「節」なんかも一緒に使えますね。日本語教師は大学院まで行かないと食っていけないのが現実ですが、論文を書いたりするときには、これは非常に便利です。というか、私が院生だったときにこれがあればどれほど楽だったことだろうと思いますよ。当時はテキストデータでもちょっと長くなるとメモリーが一杯になってしまったりしましたから。

秀丸のアウトライン機能では、右側の欄で見出しをカット&ペーストするだけで、その見出し以下の本文も同時に移動できます。まあ、シナリオの文字起こしの時には必要ありませんが、教材や論文の編集などには便利です。

最近までは、Microsoftのワードのアウトライン機能を長い間重宝させてもらっていました。でも、ワードでも自動的にアウトラインを解析してくれるわけではないので、いちいち見出しを設定しなければならないのが秀丸第六版以前と同じでした。秀丸がここまで進化してしまうと、画像を使った文章以外では、ほとんどワードは使わなくなってしまいそうです。


なお、テキストエディタって何?という人はこちらを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF

秀丸エディタについてはこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%80%E4%B8%B8%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF

また、文字起こしの専用ソフトについてはITmediaの記事が参考になります。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0608/07/news082.html
posted by 村上吉文 at 06:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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