2014年08月23日

実は意外に多いかもしれない独習者

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


冒険家.png
photo by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia

冒険家の皆さん、今日も流砂に沈みながら、鞭で樹の枝に脱出していますか?

さて、このブログでは「自分で計画を立て、失敗を厭わず、世界に一つだけの自分だけのカリキュラムで勉強する人」を「冒険家」と呼んでいますが、実はこういう人たちって僕が想像していたよりも多いのかもしれないと思い始めています。

最初に「何じゃこりゃ?」と思ったのは、Facebookの「日本ハンガリ会話サークル」というところで、僕の業務に関するアンケートを行った時のことです。ここは公開グループなのでリンク先でオリジナルが読めますが、こんなアンケートを取ってみました。
みなさん、こんにちは。
国際交流基金ブダペスト日本文化センターは、今年の秋から「自律学習」という日本語のコースを開く予定です。
自分で日本語を勉強している人を支援するためのコースです。
それで、日本語を勉強しているハンガリー人のみなさんにお聞きしたいのですが、大学や学校などで日本語を勉強して「いない」人はどのぐらいいますか? 皆さんの役に立てるコースにするためにご協力ください。https://www.facebook.com/groups/nikkoukaiwa/permalink/10152561472899976/


すると、驚いたことに13人中の12人が「主に自分で日本語を勉強している」と回答し、「主に大学や学校などで日本語を勉強している」というのはたったの一人しかいなかったのです。単純に考えれば、国際交流基金の機関調査で捕捉している日本語学習者の12倍もの学習者がいる可能性があります。
Screenshot 2014-08-22 at 20.56.36.png
しかしこれはハンガリーだけの現象かもしれないし、あるいはこのサークルにそういう人が集まっているだけということなのかもしれません。

それで、今度は 「The nihongo learning community」という4,000人を超えるメンバーのいるfacebookグループで同じような質問をしてみました。
こちらは非公開グループなので画像で貼り付けますが、「自分で」と回答した人が41人、「学校で」と回答した人が20人で、要するにこのコミュニティには自律的に学習している「冒険家」が機関学習者の倍以上もいることが分かったのです。
Screenshot 2014-08-22 at 21.03.26.png
僕はイメージとして、機関学習者の1割か2割ぐらいしか冒険家はいないだろうと思っていたのですが、もしかしたらそれをはるかに上回る数の冒険家が、今この瞬間もそれぞれの方法で日本語を学んでいるのかもしれません。

こうした冒険家の増加の背景には、もちろん
・日本語学習のオンラインリソースの増加
・アニメなどを通した日本文化の普及
・学校を卒業しても学習を続けなければならない高度情報化
などの時代背景があるものと思われます。

日本語教育の目的が「日本が世界と友達になる」ことだとしたら、組織や教師を支援するだけでなく、こうした独習者たちを支援することも必要になりそうですね。

そして冒険は続く。
posted by 村上吉文 at 04:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック