2014年04月16日

反転授業をやってみた。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


by bruno.padilha

冒険家の皆さん、今日もジャングルの中で蔦にぶらさがって樹から樹へ飛び移っていますか?

さて、実は昨日、初めて反転授業をやってみました。と言っても、反転授業が今までと違うのは動画で予習してくるという点なので、授業自体は「導入部分がなく、口頭練習などにその分時間が取れる」というだけで、教室の風景に劇的な変化があるわけではありません。

動画の配信はまずYouTubeに動画をアップロードし、それをFacebookのクラス運営用のグループに投稿しました。ここで非常に役に立ったことは、Facebookのグループページでそれぞれの投稿について「14人が読みました」というような表示がされることです。しかもその表示にポインター(マウスで動かせる矢印)を合わせると、読んだ人一人の名前が表示されるのです。まあ、厳密にはFacebook上の投稿を読んだだけですので、実際にYouTubeの動画を見たかは分からないのですが、教室で訊いてみると、見てこなかったのはFacebookでの投稿を見ていなかった学習者一人だけでした。反転授業の動画は長いものは少ないし、実際に昨日の授業用に作った動画も3分のものが2つだけだったので、「動画を見てくること」という課題に気がつけば、ほぼ全員が見てくると考えてもいいのではないでしょうか。

なお、見てこなかった学習者は授業開始の15分ぐらい前には教室に来ていたので、教室で見てもらいました。

教員が「反転授業」と聞いて「予習してこなかった学習者はどうするのか」というのが最も大きな疑問ではないかと思いますが、それは実はそれほど大きな問題ではないのではないかと思います。僕のたった一度の経験の他にも、2012年から反転授業をしている田原真人さんが先月書かれた以下の記事も参考になるでしょう。

反転授業で予習してこない生徒への対策 | 反転授業の研究--思索と実践の記録
http://flipped-class.net/wp/%e5%8f%8d%e8%bb%a2%e6%8e%88%e6%a5%ad%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e8%80%83%e5%af%9f/%e5%8f%8d%e8%bb%a2%e6%8e%88%e6%a5%ad%e3%81%a7%e4%ba%88%e7%bf%92%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%93%e3%81%aa%e3%81%84%e7%94%9f%e5%be%92%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%af%be%e7%ad%96/

もう一点、気づいたことは、急なスケジュール変更で文型を一つ扱えなかったようなときでも、余計な課題を宿題にできるということです。実は、昨日は担任の教師が変更になったりした事情もあり、テスト返却などの当初のスケジュールには入っていなかったことを授業中にしなくてはならず、文型が一つ練習できませんでした。こういうときに、教室で導入してから口頭練習などをする場合には、もうお手上げですよね。でも、導入用のビデオがあればそれを見てから文を作るなどの課題を行うことも可能です。昨日の宿題は何人がやるかは現時点ではまだ分かりませんが、時間があったらご紹介しておきたいと思います。なお、宿題はFacebookのグループで投稿することになっているのですが、今回のグループは今までの教師主導型のクラス運営グループではなくて、学生が自主的に立ち上げたもので、ここもまたいろいろと新しい発見がありますので、後ほど皆さんに共有したいと思います。

実は、昨日僕が教えたクラスは、一度だけ代講で入ったことがあるのですが、正式な担当として入るのは昨日からでした。ですので、「同じクラスなのに反転授業にしたらこう変わった!」というような発見はありません。

ただ、少なくとも導入の部分をしなくて済むので、口頭練習にたっぷりと時間を取ることができるのは確かですね。あと、今まではテキストを読むような予習を宿題として課すのも半ば諦めていたような面もありましたが、「テキストは読まなくても3分の動画なら見る」という点は確かにあるように感じています。

今後も反転授業について気づきがありましたら、その都度、ご報告していきたいと思っています。

そして、冒険は続く。
posted by 村上吉文 at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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