2007年04月01日

オタクでないあなたへ。

昨日は、日本語教育の勉強をしていたときの仲間と久しぶりに会いました。20人いた同級生のうち、一人は既に亡くなっていますが、19人のうち7人と、主宰者側の方も一人来てくれました。半数がまだ日本語教師を続けていて、これってこの厳しい世界ではかなり珍しいことなんじゃないかと思います。

そこで話題になったのが、学生のオタク化。とにかく日本のサブカルチャーに詳しく、授業中にネコ耳をつけてきたりするのもいるとか。で、教室はコスプレ会場じゃないっ!と注意するよりも、それを授業のネタにした方が学習効率は高くなると思いますが、実は教員の方が日本のサブカルチャーをあまりよく知りません。そんな人にお勧めなのが、この二冊です。オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか

学習者の視点というのは、要するにオタク文化の海外にいる消費者の視点に他ならないわけですが、このオタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史は、まさにそこから書かれています。日本語訳もかなりこなれた口語訳になっていて、電車の中で爆笑してしまわないように注意した方がいいでしょう。表紙がちょっとアレなので、買うときはカバーをつけてもらった方がいいかもしれません。
「情報考学」の橋本さんが詳しく書評を書いているのでご紹介しておきます。
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004823.html

もう一冊の萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったかは、アメリカで日本のコミックを販売する会社を起業した人のプロジェクトX的な自伝です。本文ももちろん面白いのですが、巻末の書籍リストがとても勉強になります。参考文献ではなく、この人の出版した書籍リストで、どういった作品が海外で読まれているかが参考になります。書籍の表紙がビジュアルに並んでいるのですが、シゴタノ!で言われている「走馬燈メソッド」で、非常に印象に残りますね。

ということで、私も「働きマン (1)」を買ってしまいました。まだぱらぱらとページをめくってみただけですが、日本で働くことを考えている学習者には、かなり勉強になりそうです。

2007/04/14追記:「本読め東雲読書日記」でもオタクinUSAが紹介されています。TBいただきましたので、ご紹介しておきます。


posted by 村上吉文 at 08:12 | Comment(1) | TrackBack(1) | 書評 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
TBさせていただきました。

オタク的な知識に疎いもんで、読み進むごとに目からウロコでした。
Posted by タウム at 2007年04月13日 21:13
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アメリカのオタクにびっくり  パトリック・マシアス著 「オタク・イン・USA 〜愛と誤解のAnime輸入史」
Excerpt: いまや世界中で、日本の漫画やアニメが楽しまれているのは誰もが知るところ。 しかし、今日の本を読むとアメリカにおいて日本のマンガやアニメが、どう扱われて、どう受けとめられていたかが良くわかる。 ..
Weblog: 本読め 東雲(しののめ) 読書の日々
Tracked: 2007-04-13 21:19