2007年02月10日

日本への留学率ランキング国別

スリランカにいらした吉田さんからご質問をいただきましたので、こちらの方でご説明します。僕の専門とは違う面からの質問は大好き、大歓迎ですので、他の方もご遠慮なくどうぞ。
さて、まず「躍進」とは何か、ですが、単位人口あたりの日本への留学率の面で、モンゴルとスリランカが非常に目立っているんですよね。以下のグラフをご覧ください。
ryuugakuritsu.jpg
クリックすると、大きい画像が見られますが、テキストでも下に書いておきましょう。
順位 国名 母国の人口一万人あたりの日本への留学生数の順です。

1 モンゴル 3.9260
2 韓国 3.3807
3 台湾 1.8478
4 マレーシア 0.8251
5 スリランカ 0.5811
6 中国 0.5401
7 ネパール 0.3945
8 タイ 0.2778
9 ベトナム 0.2549
10 カンボジア 0.2014
11 オーストラリア 0.1716
12 スウェーデン 0.1509
13 ミャンマー 0.1411
14 バングラデシュ 0.1054
15 カナダ 0.0953
16 インドネシア 0.0716
17 フランス 0.0676
18 フィリピン 0.0653
19 アメリカ 0.0636
20 イギリス 0.0562
21 ウズベキスタン 0.0523
22 ドイツ 0.0477
23 ラオス 0.0474
24 エジプト 0.0363
25 イラン 0.0347
26 トルコ 0.0237
27 ロシア 0.0233
28 ブラジル 0.0186
29 メキシコ 0.0146
30 インド 0.0051

これで見ると、二位の韓国、三位の台湾は戦前は日本の一部だったわけですし、四位のマレーシアも南方特別留学生の時代からの長い歴史があるわけですが、満州という日本語も公用語だった地域を抱えている中国や、同じ南方特別留学生の対象だった他の国などを抑えて経済交流もそれほどではないモンゴルが一位、スリランカが五位に入っているっていうのは、スゴイと思いませんか? 

この辺から考えると、やっぱり宗教面と言語面の日本との親和性が留学率に関係ありそうだな、と想像できます。逆に言うと、あの日のメインテーマとは反対の結論になるわけですが、実は経済交流よりも文化的な親和性の方が、国際交流のキーポイントになるのではないかとも思うわけです。あのときは時間がなかったので、そういう、議論をひっくり返すようなことを言うのは遠慮しておきましたが。


なお、数字はJASSO発表の2006年留学生数を、外務省の「各国・地域情勢」の人口で割ったものです。人口調査の時期は国によってわずかな差異があります。
posted by 村上吉文 at 07:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
またまたコメントさせてもらいます。
個人的な意見ですがモンゴルの方って英語わかる人少ないですよね?スリランカの場合、義務教育で英語がほぼ必須でして英国等の英語圏に留学する人が増えています。
実際2004年以降、日本の入管もスリランカ人に対して厳しくなったようですし、これからは減っていくのでは・・・と個人的に思っています。
Posted by 吉田 at 2007年02月14日 23:07
コメントありがとうございます。
入管というのは、もしかしたら失踪者の数が増えたとかいうことでしょうか。だとしたら、モンゴルも何度かそういう時期がありました。2003年頃も厳しかったですね。モンゴルはそういう時期を乗り越えて今の状況があるわけですが、スリランカについても見守っていきたいと思っています。
Posted by 管理人 at 2007年02月15日 04:33
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