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2012年06月14日

レポートのコピペ問題は「編集履歴」で一発解決!

僕はレポートのコピペ問題を技術で解決するというのは好きではないし、今の仕事ではそれほど悩まされていないのですが、悩んでいる人もいるようですから一つアドバイスを。

問題は成果物そのものではなくて、その「過程」にあるということなら、その過程が分かればいいわけです。そして、その「過程」というのは「編集履歴」とか「変更履歴」とかいう名前で保存することが可能です。

MSワードのような時代遅れのソフトではできるのか分かりませんが、たとえば僕が常用しているGoogleドキュメントではメニューの「ファイル」から「変更履歴の表示」でかなり細かく編集の過程を確認することができます。

例えば僕が今日このブログを書いている履歴も以下のように一目瞭然。
history.jpg
(クリックすると大きくなります)

今日は14:00(日本時間)に作業を始めて、ここまで来るのに6分も費やしていることが分かります。(意外と生産性が低いな、というのは後にしましょう) なお、編集履歴が長すぎる場合は、最初は簡略版が表示されますが、右下の「詳細版を表示」というリンクを押せば、それこそ分刻みの履歴を見ることができます。(画像では「簡略版を表示」と書いてある部分です)

もちろん、学生には最初から一つのファイルで作成するように指示したほうがいいですね。
つまり、別のファイルで作成してから貼り付けちゃ駄目よ、と。

なお、レポートをグループで書かせるとコピペ問題が軽減されると聞いたことがありますが、この場合もGoogleドキュメントは非常に便利です。というのも、履歴には「誰が編集したのか」ということも記録されるからです。

例えば以下の画像では、ピンクと水色とオレンジの三人が編集に関わっていることが分かります。個人名は消してありますが、それぞれの色の右側に編集した人物の名前も表示されます。
seo.jpg

このようにすれば、誰か優秀な一人だけが書いて他のメンバーは何もしていない、というような状況も丸わかりなので、前もって「履歴をチェックする」といっておけばそのあたりの問題もほぼ解決することができるのではないかと思います。

さて、最初にも書きましたが、僕はこういった問題を技術で解決するのは好きではありません。本来なら「盗用は泥棒である」という価値観をきちんを教えるべきですし、そもそもコピペすれば済むような課題を出す教員の方もどうなの、という疑問があるからです。

ただ、現実的には組織や時間の問題もあり、そういう本来論が通らないこともあるでしょう。その際には、コピペを見破るためのソフトに四万四千円も支払うぐらいでしたら、無料で先進的なソフトを学生に使わせる方がよほど教育的なのではないかと思います。

【参考】
企業・教育機関の方へ【コピペ判定支援ソフト コピペルナーV2】:翔泳社
http://www.shoeisha.co.jp/biz/soft/cpv2s#kakaku


タグ:仕事術 google
posted by 村上吉文 at 14:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
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