2006年11月13日

海外中心の日本語教師のキャリアパス

 先日の「シンポジウム終わりました」に書きましたとおり、よくあるパターンの日本語教師のキャリアパスを書いてみます。
 海外が中心の場合、国際交流基金などの専門家と呼ばれるステータスになると、「メシは食える」と言っていいでしょう。そのためには、おおざっぱに言うと三段階のキャリアステージを経ることになると思います。
 まず、最初は勉強するステージ。これには大学での専攻や420時間の養成講座、日本語教育能力検定などがあります。この段階で基本的に「出口」と言っていいのは、日本語教育振興協会の有資格者になることでしょう。特に、養成講座の場合は悪徳業者としかいいようのないものも派手に宣伝していますから、注意が必要です。とりあえず、検定にも合格できないし、420時間の規定も満たしていない(420という数字だけではなく、内容も規定があります)ようなものは、避けておいた方が無難です。

 次に、最初はボランティアとして海外に派遣されるステージがあります。JICAでは青年海外協力隊日系社会青年ボランティアなどがありますし、国際交流基金では海外日本語教育指導助手という制度が始まったばかりです。
 協力隊の場合は、最近はウェブで一次試験するんですねー。過去の語学試験も公表されています。
 また、日系の場合は、職種の過去の問題も公表されています。

 三番目のステージは、上に挙げたボランティアのOBやOGがよく派遣されるポストで、JICAなら協力隊のシニア隊員、国際交流基金ならジュニア専門家といわれるものです。協力隊員の「シニア隊員」とは、シニアボランティアとは全く別のもので、JICAの用語集には以下のように書いてあります。
シニア隊員
シニア隊員とは、JICAの青年海外協力隊事務局
が行うシニア資格試験の合格者で、再度派遣され
る青年海外協力隊員のOB・OGのこと。

 国際交流基金の専門家は最低でも修士が必要ですから、これらの職歴の間のどこかで、さらに二年間は大学院に在籍することになります。ただ、借金などがなければ、協力隊の場合でも積立金が支給され、二年の任期を満了すれば二百万ぐらいの資金は手にできます。それらを学資にする場合が多いようですね。
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