2006年11月13日

シンポジウム終わりました。

昨日のシンポジウムでは、生活条件の厳しいところでは、まず第一に「そこに居続けること」が大事で、それができた上で「学習者の目標やモデルになること」を提言しました。以下は簡単なレジメです。


1 生き残ること(そこにいること)
1.1 肉体と精神の健康
1.1.1 風土病の知識(免疫の持続力など)
1.1.2 笑い話にできるか、いつか笑い話になると信じられるか
1.1.3 憂さ晴らしの方法
1.1.4 精神状態を客観的に見ること
1.2 専門性
1.3 社会的能力
1.3.1 処世術(妥協できるか)
1.3.2 タブーを察知する感性
1.4 生活力
1.4.1 現地の言語
1.4.2 一人暮らし経験(できればビンボーな)
1.4.3 自己管理力(掃除洗濯、防犯、炊事など)
2 魅力的であること
2.1 人間性
2.1.1 異文化を受け入れられる柔軟性
2.1.2 違う価値観を楽しめる明るさ、楽天性
2.1.3 喜びや悲しみを共有できる共感力
2.1.4 ホスピタリティ:喜んでもらうとうれしい!
2.2 リソース(引き出し)の数。
2.2.1 正面突破よりはプランBを。「手を替え品を替え」
2.2.2 自分の専門分野以外でも日本の情報を調べられること。何となく知っていることを、確かな出典を示して紹介できること。
2.2.3 自分にできることとできないことを把握する。できないことを頑張るよりも、できることでカバーする方法を身につける。
2.2.4 高い志
3 バランス感覚
3.1 志と妥協
3.2 仕事と健康
3.3 現場と組織(授業か報告書か)
3.4 リーダーシップと権限委譲

ああいうシンポジウムだと、反応がナマで見られるのでいいですね。上記レジメで反応がよかったのは、「1.3.2のタブーを察知する感性」で、このブログにも書いているサウジ時代のエピソードをお話ししました。

もう一つは、日本語教師のキャリアパスについての質問に答えたときで、これは「プロジェクトめくにけ!」でこれからも具体例を書いていきたいですが、一般論としてまとめるエントリーも明日ぐらいには書いてみようかと思っています。

会場では、すべてのご質問に応えることができませんでした。何かご質問がある方は、この記事にコメントする形でお書きいただければ、私に答えられる範囲でお答えいたします。
posted by 村上吉文 at 06:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
たしか、このシンポジウムでのパネリスト一人の持ち時間は15分・・と聞いたような気がするのですが、15分の間にこれだけのことをお話できた・・・というわけではないですよね?
じっくりと1時間くらい(いや、もっと?)かけて聞きたい話だと思いました。
・・・というか、上記のレジュメを見ると、どんなことが話されたのかは手にとる様によくわかるのですが、それをどんな言葉で語りかけたのか・・・ということにも興味があります。
やはりこういうのには実際に参加して、ほかの参加者の反応も見ながら貴重な時間をき共有したいものですねえ・・・。
Posted by 残念ながら参加できなかった主婦 at 2006年11月14日 00:21
15分とは言っても、実際には20分以上マイクを持っていましたねー。カラオケでもシンポジウムでも、マイクを離さない人というのはいるものです。いや、カラオケじゃおとなしくしてますけど。

で、内容ですが、実は年輩の方が大勢いらしたので、処世術とか、人間性とかいう部分はとばして、肝炎で帰国したエピソードとか、リンクでご紹介したサウジのエピソードとかを中心にお話ししました。

そうそう、インドネシアの先生もいらしてましたよ。
Posted by みどごんパパ at 2006年11月14日 06:55
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック