2012年05月10日

GoogleがUSTREAMになった!



「こいつも暇だな」とか思う人がいるかも知れませんが、これは職場で買ったウェブカメラと同じく職場の出張用のパソコンのテストです。明日からの出張のために家に持ち帰ってテストをしているところなんです。ハードウェアのテストなんですが、ついでにGoogole+のハングアウト(テレビ会議システム)がUSTREAMのように中継できるようになったということで、そのテストも兼ねてみました。

ハングアウトのオンエアについては、Googleの作った説明ビデオがこちらにあります。音声は英語ですが日本語の字幕付き。

ただし、僕が今朝やってみたときは、他のサイトに埋め込むとためのコードを取得する画面がなかったように思いますし、また、「配信開始」のボタンもありませんでした。後から録画を見るとハングアウトを始めたところから録画が始まっているようです。

それから、想定外だったことは、上のビデオの後半でGoogleドキュメントがどうのとかスピーチコンテストがどうのとぼそぼそ言っている部分は、実は送信側の画面には自分の顔でなく、Googleドキュメントの資料やyoutubeの動画が写っていたのです。ですから、僕は当然それが配信されているかと思っていたのですが、録画を見てみると自分の顔が写ってますね。しかも海賊コスプレ。

さて、Google+のハングアウトについて説明する前に「Google+」について書いておきますが、「Google+」はGoogleの運営するSNSです。mixiとかfacebookとかの発展形と考えればいいと思います。で、その「ハングアウト」というのは要するにテレビ会議システムで、今のところ「3人以上で参加できる無料のテレビ会議システム」として、世界で唯一なのではないかと思います。もちろん、小さな会社が運営している例はあるかもしれませんが。二人だけでやるテレビ電話なら、スカイプなんかも有名ですよね。

今回は、その「3人以上で参加できる無料のテレビ会議システム」が、USTREAMのようにライブ中継できるようになったというのが大きなニュースになりました。2日前のことです。

ASCII.jp:Google、ハングアウト オンエアを一般公開
http://ascii.jp/elem/000/000/692/692027/

これが日本語教育関係者にどう使うというと、たとえば日本の大学などが日本への留学を考えている海外の学生たちを対象に、留学説明会をオンラインで行うようなこともできますよね。アジア太平洋大学(APU)とかはこういう先進的な取り組みに積極的だから、すぐに始めるような気がします。

あと、個人で日本語を教える人なら、普段のオンライン授業は非公開にしておいて、サンプル授業だけ公開にすることもできます。広報にすごい効果がありますよね。(というか、こんな時代になってしまったらサンプル授業をネットに公開しない教育機関は淘汰されちゃいますよね)

また、非公開にするにしても、youtube(録画はyoutube内に保存されます)の公開設定を「限定公開」にしておけば、学習者と教員のみが録画を見られるようにできます。教員にとっては自分の仕事を客観的に反省できる機会になりますし、学習者にとっては復習の材料として最高です。僕自身がアラビア語の勉強をオンラインでしていて、その画面をキャプチャーしてUSTREAMに保存しているんですが、やっぱりすごく勉強になりますよ。

こうしたことが業界全体にどう関わるかというと、今のように画一的な授業よりも、専門的な日本語教育がずっとやりやすくなるということです。以前「日本語教育のロングテール」」というタイトルでこのブログに書いたことがありますが、「銀行の窓口業務の日本語」などいったニッチなニーズには、一つのクラスとして採算の取れる人数を集められる可能性がほぼ皆無だったわけですが、ハングアウトでは世界各地から9人まで学生を集めることができます(10人同時に参加できるので、教師も入ると学生は9人)。しかも、教室代も交通費もかかりません。教材はオンラインのものを使うでしょうから、当然コピー代もかかりませんよね。そして授業料をPaypalで払った人だけをこのハングアウトに招待するわけです。だったら、充分にビジネスとして成り立ちそうな気がするんですがどうなんでしょう。

とりあえず、「NARUTOで学ぶ中級日本語」ぐらいだったらそれほど広報しなくても学生は集まるようなきがするので、誰かやってみませんか?

【関連する記事】
むらログ: 日本語教育のロングテール
http://mongolia.seesaa.net/article/143480648.html

むらログ: Googleハングアウトで相手の画面を見せるとパソコン指導に便利
http://mongolia.seesaa.net/article/260004313.html
タグ:google Ustream
posted by 村上吉文 at 15:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
こんにちは。ハングアウトもそんなことになっているのですね!

私はSkypeでオンラインレッスンをしているのですが、必ずホワイトボードアプリを使用しています。G+でやろうと思うと、やはり無料のオンラインホワイトボードサイトなどを利用しながら、ということになるのでしょうか?
2サイト並行利用ってちょっと大変なのでG+がそこまでやってくれないかななんて密かに思っています(笑)

NARUTOで中級日本語……年甲斐もなくNARUTOが大好きな私はむしろ受講したいくらいのレッスンタイトルです…!(笑)
Posted by ローラ at 2012年05月10日 16:13
ローラさん、ご無沙汰してます。
もし、学生に見せるだけなら、スカイプでもハングアウトでも「画面の共有」というのを使うといいと思いますよ。自分の顔の代わりにパソコンの画面が表示されるので、そこでパワポなりワードなりで例文を見せればいいわけですね。
もし、学生も書き込めるようなタイプなら、Googleドキュメントの「図形描画」というのがいいかもしれません。あるいは、googleドキュメントの「文書」でどんどん書き込んじゃうのもいいかもしれませんね。二人で同時に書き込めて、楽しいですよ。
Posted by 村上吉文 at 2012年05月10日 17:27
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