1998年02月10日

砂の国の日本語教育30

 長いラマダンも終わり、イスラム教国では「イードル・フィトル」というお祭りの時期がやってきました。ラマダン自体がお祝いなのに、それが終わってまたお祝いをするわけです(^^;) まあ、ここはサウジですから祝い事はできませんが。

 というわけで、バハレーンに行ってきました。

 やはり、赴任途中に見たバハレーンと、サウジから出かけるバハレーンはずいぶん印象が違いました。今回目に付いたのは、やはり女性の姿でした。一人歩きやアバーヤ(全身を覆う黒い布)なしはおろか、ミニスカートの女性、運転している女性、働いている女性・・・ サウジではどれも信じられないような光景でした(^^;)

 しかし、そういう女性達の姿を見て、いちばん興奮していたのは、F先生の奥さんでした。好きな服もきれず、一人では運転も外出もできない在サウジの女性の方が男性よりも大変なのは、考えてみれば、すぐ分かりました。

 同行したのは、F先生一家(先生と奥さんと10歳の女の子)、親日家サウジ人のアリー。僕を含めて五人の旅でした。

 バハレーンでは女性達の姿だけではなく、いろいろと目に付いたことがあります。

 中でも一番印象的だったのは、遊園地でした。F先生のお嬢さんの希望で寄ったところなのですが、歓声を上げて喜ぶ人達なんて、本当に久しぶりに見ました。たとえ自分がその中に入らなくても、見ているだけで何というか、心が和むものです。

 サウジの厳格なイスラムも、ま、確かにこんな国が地球に一つぐらいはあってもいいとは思いますが、しかし、人間の本質的な部分を無視しているような気がします。

 遊園地の前で、人々の歓声や音楽が聞こえてきたとき、「ああ、これが人間なんだよな」と思ってしまったものです。

posted by 村上吉文 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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