1997年12月18日

砂の国の日本語教育18

 ここのところ、しばらく連載が止まっておりますが、実は早くも問題に直面しています。

 日付は一週間前にさかのぼるのですが、日本語専攻コースが所属する学部の学部長であるH氏が、日本語コースにとんでもない要求を突き付けてきて、それが実現しないなら日本語コースはつぶす、と言ってきたのです。 その内容たるや

・スポンサーを見つけて学生の全員を毎年夏休みに日本へ送る。

・МОНГОЛ!と同じ資格の日本人教師を二名に増員する。

・日本語コースのエジプト人教師の給与を日本側が負担する。

という、無理難題でした。 この一週間の間に、話はさらに拡大し、第4、5レベルは夏休みだけでなく一年間の日本留学を実現させよ、というような条件まで出はじめ、それだけでなく、イタリア語コースと、うちと同じ学科のウルドゥ語コースは、なんと正式に閉鎖が決まってしまいました。

 イタリア語コースはこのセメスターに開設されたばかりで、はじめのセメスターが終わらないうちにもう閉鎖が決まってしまったわけです。これを「決断が速い」というか「ビジョンがない」というかを判断する材料が僕にはありませんが、とにかく、あっという間に閉鎖になってしまいました。 日本語コースはさらに、来セメスターは新入生を取らないことと、今の第1レベルの学生を次のセメスターには他の専攻コースに転科させることも決まりました。今の第6レベルの学生は今セメスターで卒業ですから、つまり、次のセメスターは第6レベルの学生(現第5レベルの二枚目タイプとムタッワタイプ)が二人だけ残り、その二人も夏には卒業になります。そして、来セメスターから日本語教師陣に加わるはずだったエジプト人との契約もキャンセルになりました。

 大学側を動かすことができない場合、僕も当然、遅くても夏には帰国するということになってしまいます。

 このような状況でもありますし、それから今は試験準備期間で授業はなく、書くネタがあまりないので、その意味でも報告の頻度が落ちるかも知れません。あしからず。
posted by 村上吉文 at 07:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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