1997年11月30日

砂の国の日本語教育10

11/28
 同僚のF先生の家に招かれた。主任のK先生もお隣なので、夫妻でいらした。

 たとえご主人の前でも、人妻と食事をするなんてこの国では御法度だが、F先生もK先生も奥様が日本人なので、「超法規的措置」を勝手に取るのである(^^;) 料理はスキヤキ。来るときの飛行機で和食を食べそこなって以来だ(俺ってしつこい奴だな)

 しかーし、やってしまった大失敗。

 F先生のお宅に到着して食事前のお茶を飲んでいると、お祈りの時間になった。

さりげなく「ソファに移動しましょうか」と言われたのだが、そちらではキブラ(メッカの方角)になってしまうと思って、慌てて「いえ、ここで結構です」と答えた。今思うと、その時の何となく気まずい感じを真剣に考えるべきだったのだが、お祈りが始まって、さあ、びっくり。なんと俺はキブラの方角を180度勘違いしていたのである。あー、どうしよう、と思ったがもう遅い。部屋の中には他にスペースがなく、F先生とK先生は、ほぼこちらを向いて礼拝をすることになってしまった。

 いやー、もう身の置き場がないと言うのは、まさにあんな感じを言うのだろうな。お祈りのあとで、冷や汗タラタラ、方角を勘違いしたことを釈明した。 

 まあ、お二人とも紳士なので「お気になさらず」と言って下さったが、とんだ失礼をしてしまったのは間違いない。帰る前のお祈りの時間には、こちらから神妙にソファの方に移動した。

 しかし、モンゴルにいた時には、もうちょっと冴えてたんだけどなあ。

 あの一種の「気まずさ」でピピッとマナー違反を感知してたんだけど。異文化から離れていると、こういう勘も鈍るんかなあ。それともヤキがまわったのかな。

posted by 村上吉文 at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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