2006年10月24日

ウェブ進化論

 この「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」は簡単に言うと、今は「インターネット・チープ革命・オープンソース」という三つの要素が社会を大きく変えていく途中で、例えばgoogleやamazonのような新しい会社は、今までのマイクロソフトやIBMとは本質的に違うということが書いてあります。
 作者は梅田望夫で、ベンチャーキャピタルを運営している人です。他に「シリコンバレーは私をどう変えたか―起業の聖地での知的格闘記」などの著作があります。
 私がこの本を読もうと思ったのは、モンゴルから帰ってきて日本のIT技術の発展(というより「浸透」といった方が近いかもしれません)に驚いていたときに、ちょうどいくつかの新聞や雑誌でこの本が紹介されていたからです。
 勉強になったところはたくさんありましたが、中でも以下の三点は特に面白かったです。まず、誰もが情報や芸術的表現の発信者になれるという点。それから、すぐれた内容には自然に多くのリンクが張られるので、googleなどの新しい検索技術によって、すぐれた内容だけが民主的に注目されていくという点。それから,googleなどの会社はそのシステムを既に経営に取り入れていて、それが会社の力の源になっているのだという点です。
 私もブログなどを通じて皆さんの役に立つようなすぐれた情報を発信していきたいものだと思いました。
 この本はインターネットを通じて情報発信しているすべての人に役立つと思います。特に、ブログやmixiなどについてもその社会的意義などが書いてあります。とにかく興奮する本ですので、IT技術に興味のない人にもおすすめします。ただ、大きく社会が変わるといっても、それには長い時間がかかるということですから、社会の今までのあり方で十分だという年配の人には、あまり役に立たないかもしれません。
posted by 村上吉文 at 08:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | 書評 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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日本語教育の現場 書評の書き方
Excerpt: 実は、先ほどアップした「ウェブ進化論」の書評は、外国人に対する日本語教育の授業で書評の書き方を教えたときに作った例文です。 まず最初に例文を読んだ後、授業は以下のように進みます。
Weblog: むらログ
Tracked: 2006-10-24 08:52