2006年10月13日

日本語教育におけるICTの活用

 昨日は中国から日本へ研修に来ている大学の先生方に、「ICTの活用」についてお話する機会がありました。主な内容は以下の通りです。

「ブログについて」
ブログとは WEB2.0の旗手
その社会的意義 個人が情報発信できる時代へ
国際社会にとっての意義 日中友好への礎
だからこそ普通の中国人が日本語でブログを!
大学にとっての意義 マーケティング
日本語教師にとっての意義
あなたにとっての書く意義
名刺代わり
自己成長
ブログの短所(社会問題)
有名人のブログの例
ブロガーとして有名になった例
日本語教師のブログポータル
中国で日本語を教える日本人のブログ
ブログの見つけ方
ブログに必要なこと
ブログの作り方

「SNSについて」
SNS(social networking service)とは
地域SNS
MIXIの機能による特性(根来龍之)
結果的にもたらされるSNSの特性(根来)
SNSと従来のネット共同体
SNSの今後と「六次の隔たり」

参考文献
梅田望夫「ウェブ進化論」ちくま新書
FPN「アルファブロガー」SHOEISHA
根来龍之「mixiと第二世代ネット革命」東洋経済新報社
大橋悦夫「手帳ブログのススメ」SHOEISHA

ブログの「ブ」さえ知らなかった五年前に日本を離れていた身としては、この日のためにかなり勉強しなければならないことばかりでした。でも、その勉強のおかげで、この五年間の遅れがだいぶ取り戻せたような気がしています。

午後は、おなじ受講者に対して、mixiの使い方を紹介しました。午前中の真剣な顔つきとは打って変わって、楽しそうに話しながら、パソコンを操作していました。こちらから言う前に顔写真をアップロードしたり、おたがいにコメントしあっていたりしました。専用のコミュニティも作ったのですが、すぐにイベントがいくつもアップロードされ、トピックも新しいものができていきました。

皆さん大学の先生ですから、日本に研修に来ている人たちの知的レベルが非常に高いうえに、その中でも「ICTの活用」を受講しているのは上の25%の人たちですから、本当に吸収が早いんですね。帰国したらみんな中国の各地に散っていくわけですが、それでもネット上のコミュニティを利用して交流を続けていこうと言ってくれていました。

ところで、彼らの顔が曇ったのは、googleニュースで「中国人」と検索したときのことでした。最初に表示される10本のニュースのうち、六つまでが中国人の犯罪に関するものだったのです。もちろん、こちらはそうなることを予想した上で敢えて検索したのですが。

モンゴルに関しても全く同じことが言えますが、中国に関しても普通の中国人が普通に暮らしていてもほとんどマスコミには露出しないのですよね。その意味でも、もし彼らのように知的で日本語の上手な中国人が、日本語で普通の中国人の暮らしをブログに書いてくれたら、日本と中国のお互いにとって、いい結果を生むのではないかと思っています。

もちろん、中国語のできる日本人が中国語でブログを書いてくれても同じことが言えるわけですが。
タグ:日本語教育
posted by 村上吉文 at 14:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーをはてなブックマークに追加
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