2012年01月24日

僕たちは世界を変えることができる




先週「20年前にモンゴルで日本語を学び始めた当時の小学2年生は今。」という記事を書いたんですが、その最後に「世界の飢えを無くすことはできないけどこのぐらいの意味はある」というようなことを書きました。こういうことを書いた背景には、実は飛行機の中で見た「僕達は世界を変えることはできない」という映画が頭に引っかかっていたからということがあります。

映画の内容自体は、なかなか面白かったと思っています。最初はお馬鹿な大学生が薄っぺらい動機から途上国の支援(カンボジアの小学校建設)に関わるようになり、いろいろな問題にぶつかりながらも成長していく話で、まあ、自分の恥ずかしい過去なんかも思い出したりしながら、どちらかと言うと「懐かしいな」という感じて見ていました。

いや、むしろ税金を使わずにダンスパーティを開いて資金を集めるアイデアとか、僕なんかよりずっと素晴らしいことをやっているとさえ思います。

ただ、違和感があるのは、そのタイトルなんですよ。

僕から見れば、彼らは充分に世界を良い方向に変えた。確かに世界中の飢えをなくしたわけではないし、世界中の核兵器を廃棄させたわけでもないけど、彼らが作った小学校で学ぶカンボジアの子供たちにとってはとても大きな意味があることだし、その子供たちだってこの世界を構成している一人ひとりなのです。

彼らは充分に世界を変えたし、その意味で僕たち一人ひとりは少しずつ世界を変えることができると思うのです。世界の大きさに比べればそれはあまりにもちっぽけな成果ですが、そうしたちっぽけな努力が集まって世界はまだ何とか存在しているのであり、それらがなければ世界はずっとずっと暮らしにくいところになっているのではないでしょうか。

とか思っていたところに、なんだかぴったりの歌が公開されたので、ご紹介します。(1/19公開)

「平凡 DEMO SESSION 20110817 馬場俊英×須藤晃」プレPV中編

「昨日転ばないで歩けたのはもしかしたら偶然じゃないのか」「今日も地球を回しているのは平凡な僕たちじゃないのか」という歌詞がいいんですよね。ちなみに歌詞はすべて画面に表示されるので、日本語教材としても使えます。ただ、そこも面白いことは面白いんですけど、歌が始まるまでの前置きが1分40秒ぐらいもあります。

この歌にある通り、世界を維持していくだけでも多くの努力が必要な大変なことで、もちろん、それだけでも価値のあることです。でも、今日ご紹介した映画に出てくる主人公のようにそこから一歩踏み出せば、世界を更に良いところに変えることもできるはず。それは小さな成果かもしれませんが、一生をかけるだけの価値はあると思います。


(それにしても、あのチャラい本田ってやつがシンケンレッドの松坂桃李だったとは、さっき予告編を見直すまでぜんぜん気が付きませんでした)
posted by 村上吉文 at 12:30 | Comment(6) | TrackBack(0) | 主張 | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
いや、いや、いや、いや・・・!!

「レッド」でしたよ!!
そう言われてみたら、目の辺りとか完全に
「シンケンレッド志葉丈瑠」で、おののいてしまいました!\(◎o◎)/!

将来が非常に楽しみな役者さんですね^^
(メインの内容に全く関係のないコメントで失礼!)
Posted by やもり at 2012年01月24日 16:13
いや、別におののかなくても・・・。
Posted by 村上吉文 at 2012年01月24日 18:00
ご紹介ありがとうございます。私は最初の1分40秒に深く感心させられました。社内公用語が英語というのに、英語で質問されることの意味のなさ。それは試験を受けている人の能力をひきだすためのものではありませんよね。最後のシーン、彼は英語を生きていくだろうという予感、頑張ってねと思いました。遅ればせながら今年もよろしく。
Posted by 内田陽子 at 2012年01月25日 17:57
内田さん、お久しぶりです。
まあ、彼は本当は歌手みたいですから、前半はパロディか何かだと思うんですが、意味の分からない世間のいろんなことに引っ張りまわされて人生が進んでいくという現実と、その現実の中にも意味があるということを言いたいんでしょうね。
今年もよろしくお願いします。
Posted by 村上吉文 at 2012年01月25日 22:27
 私は「変えることはできない」のほうがいいと思います。世界は広くて自分はちっぽけな存在だと認めるところから、すべての第一歩があると思うから。
 でも、「変えることはできない」から何もしなくていいんじゃなくって、そこから何かしなきゃって考えればいいと思うので、村上さんと結論は同じ感じなんですが…。センスが違うのかなー。でも「できない」のほうが言葉に力というかインパクトがあると思うんだけどなあ。
Posted by hako at 2012年01月26日 22:20
僕のようなものぐさの人間には、「できない」と思っていることには挑戦できないんですよねー。もともと謙虚なので世界に対する自分の小ささなんて見に沁みているし(^^)
Posted by 村上吉文 at 2012年01月26日 23:13
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