2010年12月11日

刺激と環境は学力にどう関係するか。文部科学白書の統計が明示すること。

「平成21年度文部科学白書」で見つけたんですが、これ、すごく面白いです。

毎日子供に「勉強しなさい」という親に育てられた子供、親に勉強を見てもらっている子供は、学力が低いのです。一方で「子供が英語や外国の文化に触れるように意識している」「家には本がたくさんある」「親が言わなくても子供は自分から勉強する」と回答した親に育てられた子供の学力は高い。

図表1-1-7 親の子どもへの接し方と子どもの学力の関係


(グラフがきちんと表示されていない場合はこちらを見てください。別画面で開くことができます。)

要するに、好奇心を刺激して、本などの環境を整えれば、みずから学ぶ姿勢ができて、学力が上がるわけですよね。逆に、強制的に厳しく勉強させても学力は上がらないわけです。

僕も二児の父であり、教育に関する仕事をずっとしている人間ですが、この調査結果は非常に納得できます。次のセミナーの時にぜひ使わせてほしいな。

ここでまた、田尻悟郎氏の例の言葉を引用させていただきます。
下手な教師は教える。上手い教師は学ばせる。そして、素晴らしい教師は生徒の心に火をつける

なお、上で紹介したデータは文部省の白書ですが、これは文部省がお茶の水大学に委託した研究からの抜粋で、お茶の水のオリジナルはこちらにあります。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/045/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/08/06/1282852_2.pdf

【本ブログ内の関連するエントリー】
田尻悟郎氏の「下手な教師は」とWILL-SKILLマトリクス
http://mongolia.seesaa.net/article/110023711.html
タグ:教育 動機 環境
posted by 村上吉文 at 14:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語hacks! | このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック